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バレーボール

バレーボール男子Nations Leagueを米国開催へ

本当にそんなことができるのか、という感じですが室内6人制バレーボールのFIVB Volleyball Men's Nations Leagueが来年2019年から3年間に渡って米国がFinalsをホスト開催することが発表になってます。バレーボール、それも男子ですか、という感じ。
Nations Leagueというのは2017年まで開催されていたWorld Leagueを改称再編した国別対抗の国際大会で、2018年が初年度16カ国が参加したものです。2018年大会は米国は3位。女子の同名の大会も存在します。そちらは元World Grand Prixが同じタイミングで2018年からNations Leagueになってます。

米国バレーボールは男女とも各種国際大会ではまずまずの成績(直近五輪リオ大会だと男子3位女子4位)なのですが、いかんせん米国内で観戦スポーツとしての人気がない。女子の方はまだカレッジの試合が秋シーズンにかなりの試合数がTV放送になりますが、春シーズンに開催の男子の方はぐっと少ない。女子はNebraskaやHawaiiといった大学が独自の人気を集めて数千人単位を集客しますが、男子はそうはいかない。2019年Finalsの米国内の開催場所はまだ発表になっていませんが本当にお客さん入るのかな大丈夫か、という感想です。
2018年のWorld Leagueでは米国はシカゴ郊外で予選ラウンドを開催。それ以前のWorld League時代などではDallas、Los Angeles、 Wichita、Tulsa、 Renoといったところで米国内開催の実績はあるようです。開催各国での2017年のWorld League、2018年のNations Leagueの試合当りの動員は平均3000人程度のようなのでその程度でよければバレーボールの人気があるとは言えない米国内でも達成可能という目算でしょうか。今年のシカゴ開催分の動員のニュースを探せないのですが、きっと手応えのある動員ができたのであろうかと想像します。

米国内でバレーボールのプロ興行といえばほぼビーチバレーのことで、室内6人制は過去何度もプロ化が試みられましたが成功していません。2016年リオ五輪の時期にあわせて何度目かのプロ化の動きがありましたがそれも予想通り立ち消え。国内プロリーグという方法では突破口が見いだせないと見限ってNations Leagueでの男子米代表チームを単一ホームチームとして興行的成功を目指すという方向ですかね。都市名を冠したプロチームを複数作って広い国内を飛び回るよりはコストもずっと低いでしょうし。このNations League Finals開催でのバレーボールのテコ入れ企画に乗ってくれるTV局がどこかあるのかどうか。五輪の独占放映権を持つNBC系列が手を貸してくれればベストでしょうか。

五輪団体競技 男女バスケ・バレー準決勝

五輪の団体球技で男女バスケットボール、男女バレーボールがそれぞれトーナメント準決勝まで進んでいた米代表。バスケの方は男女とも金メダルの本命。特に女子の方は死角なし。バレーボールは女子は優勝候補で、対抗であり苦手だったホームのブラジルが早々に敗戦しているので視界良好。バレーボール男子はGL最終戦に勝ってトーナメント滑り込み、どこまでやれるか、という準決勝が今日から開始。

先陣を切って登場した女子バレーボールがフルセットの末セルビアに敗れて今回も金メダルに届かずとなりました。うーんこれは痛い。トーナメント初戦では日本代表を相手に快勝。反対側の山で相性の悪いブラジルが消えていたのでバレーボール女子五輪初優勝が見えてきたと思っていたんですがセルビアにやられてしまいました。北京・ロンドン五輪では連続銀、今回こそで臨んだリオでも金に届かず。室内6人制バレーボールはプロ化を目指して数年前から勝負を賭けていたのですが、この準決勝敗戦はそちらへの影響でも痛いです。女子団体スポーツではアメリカでの人気は圧倒的にサッカー。実力なら圧倒的にバスケ。こういうことを言ってはいけないんですが、女子サッカー代表はほぼ白人、バスケ代表は黒人で占められており、サッカーが負けたからと言ってそのファン層がバスケに流れる感じはしない。女子サッカーがトーナメント初戦で敗れて得をするとしたら同じく白人選手が多いバレーの方だろうなあと思っていたんですがそのチャンスを活かせず。プロリーグの結成にどう響くのか。優勝候補ではない男子が勝ち進む可能性は低いです。そちらの試合は明日。

バスケの方は男女とも金メダル以外は失敗というハードルが課されている。女子の方はまず大丈夫かと思いますが、男子の方は準決勝スペイン戦も侮れず、好試合が残り二試合期待されます。

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