スポーツ賭博が合法化するときから選手や審判が関与することは十分ありうること、ということは当ブログでは書いてきたことですが、一発ガツンと大きな事件として発生してます。Portland Trailblazersのコーチを務めているChauncey Billupsが一番のビッグネームですが、その他現役選手など30名以上がFBIに摘発・逮捕されています。
Billupsは現役選手時代にはスター不在でNBA制覇を成し遂げたDetroit Pistonsで活躍、Finals MVPの栄誉も得た古くからのファンにはおなじみの名前だけに、ちょっとしたショックです。他には現在Miami Heat所属のTerry Rozierも逮捕。BillupsもRozierも現時点ではNBAから「leave」離脱指示が出ている状態となってます。処罰ではない、過渡的な措置です。
この大量逮捕の前からちょろちょろと賭博関与で処分されている選手は発生していましたが、今回は人数が大きく組織的だという点と、Billupsのようなよく知られた名前が含まれているので事件が大きくなりそうです。BlazersとHeatの他にもCharlotte Hornets、Orlando Magic、Los Angeles Lakers、Toronto Raptorsが関与していたというのが現時点での発表です。
他の不人気チームはともかくLakersも関与というのはこれから誰の名前が出てくるのか興味が湧きます。
今回の細かい手口はまだわかりませんが、過去に摘発された例では特定の選手が何分出場するかとか何点以上取るかを賭けるもので、その選手が出場後にすぐにケガをしたと申告して退場するというのが常套の手口でした。主力選手ではなくベンチ選手がに対しての賭け。その選手が試合に出場しない場合には賭け自体が不成立となって賭け金が元に戻されるだけですが、その選手が出場してすぐにケガで下がった場合では賭けは成立する。そしてその出場時間でも得点でも賭けレベルに到達しない方に賭けていれば勝ちってことになる、というものでした。
今回の大量摘発でもケガを装ったということは明らかにされているので似たような手口なのかもしれません。
別口で違法なポーカーテーブル(X線で伏せたカードが丸見え)を使った詐欺というのもあったようです。(だとすると全然関係のない犯罪を1度に発表したことになりますが)
スポーツ賭博が全面合法化される前に書いた記事のコメント欄で当時書いたのですが「カレッジの試合は参加選手たちがカネを持っていないだけに簡単に外部からの低額の賄賂になびいてしまいそうなところが怖いですね。」ということを書いてありました。
当時はNIL施行前なのでカレッジの選手たちはスター選手も含めて(表向き)カネを持ってない時代。それが実際にスポーツ賭博が合法になったらプロの選手でも各ジャンルで摘発されている。MLBでも高額のサラリーをふいにしてでも手を染めているのが明らかになってます。
そして今回はNBAで大量逮捕。発表がこの時期になったのはNBAの開幕時期にわざと合わせたというFBI側の意図があるんでしょう。トランプ政権はNBAとは相性が極悪いという過去のいざこざがある。第1次政権のときにNBAのチャンピオンチーム(Golden State Warriors)がホワイトハウス訪問をにべもなく拒否してそれに続いて他のアメスポジャンルの優勝チームがホワイトハウス訪問の拒否雪崩につながりました。
当時の恨みもこのタイミングでの摘発発表と無関係じゃないかも。
Billupsは現役選手時代にはスター不在でNBA制覇を成し遂げたDetroit Pistonsで活躍、Finals MVPの栄誉も得た古くからのファンにはおなじみの名前だけに、ちょっとしたショックです。他には現在Miami Heat所属のTerry Rozierも逮捕。BillupsもRozierも現時点ではNBAから「leave」離脱指示が出ている状態となってます。処罰ではない、過渡的な措置です。
この大量逮捕の前からちょろちょろと賭博関与で処分されている選手は発生していましたが、今回は人数が大きく組織的だという点と、Billupsのようなよく知られた名前が含まれているので事件が大きくなりそうです。BlazersとHeatの他にもCharlotte Hornets、Orlando Magic、Los Angeles Lakers、Toronto Raptorsが関与していたというのが現時点での発表です。
他の不人気チームはともかくLakersも関与というのはこれから誰の名前が出てくるのか興味が湧きます。
今回の細かい手口はまだわかりませんが、過去に摘発された例では特定の選手が何分出場するかとか何点以上取るかを賭けるもので、その選手が出場後にすぐにケガをしたと申告して退場するというのが常套の手口でした。主力選手ではなくベンチ選手がに対しての賭け。その選手が試合に出場しない場合には賭け自体が不成立となって賭け金が元に戻されるだけですが、その選手が出場してすぐにケガで下がった場合では賭けは成立する。そしてその出場時間でも得点でも賭けレベルに到達しない方に賭けていれば勝ちってことになる、というものでした。
今回の大量摘発でもケガを装ったということは明らかにされているので似たような手口なのかもしれません。
別口で違法なポーカーテーブル(X線で伏せたカードが丸見え)を使った詐欺というのもあったようです。(だとすると全然関係のない犯罪を1度に発表したことになりますが)
スポーツ賭博が全面合法化される前に書いた記事のコメント欄で当時書いたのですが「カレッジの試合は参加選手たちがカネを持っていないだけに簡単に外部からの低額の賄賂になびいてしまいそうなところが怖いですね。」ということを書いてありました。
当時はNIL施行前なのでカレッジの選手たちはスター選手も含めて(表向き)カネを持ってない時代。それが実際にスポーツ賭博が合法になったらプロの選手でも各ジャンルで摘発されている。MLBでも高額のサラリーをふいにしてでも手を染めているのが明らかになってます。
そして今回はNBAで大量逮捕。発表がこの時期になったのはNBAの開幕時期にわざと合わせたというFBI側の意図があるんでしょう。トランプ政権はNBAとは相性が極悪いという過去のいざこざがある。第1次政権のときにNBAのチャンピオンチーム(Golden State Warriors)がホワイトハウス訪問をにべもなく拒否してそれに続いて他のアメスポジャンルの優勝チームがホワイトハウス訪問の拒否雪崩につながりました。
当時の恨みもこのタイミングでの摘発発表と無関係じゃないかも。