今週末から女子サッカーのNWSLのプレーオフが始まってます。8チームが出場で今週末に4試合の準々決勝を行うスケジュール。金土の2試合見ましたが(TVに映る範囲内では)意外にお客さんが入っていて立派なもんだなと思いました。日曜日の2試合はNFLの真裏になるのでどうなるかわかりません。
アメスポといえばプレーオフ。そしてドラフトとサラリーキャップが定番です。しかしながらNWSLはドラフトとサラリーキャップの廃止を今年決めてます。決まった年数の選手の拘束期間もなく、契約が満了した選手は全員FA扱いとなります。ずいぶん思い切ったなというのと、外部要因があるのでしかたなかったのだろうという措置です。
ドラフトには拡張ドラフト制度も含まれていて、もし今後NWSLに新チームが参入する場合も既存のチームから選手を拠出しない。新チームは自前で全選手をFAやカレッジ、海外からかき集める必要があります。
なぜこんなことになったかというと、欧州の女子プロサッカーが急速に発展してNWSLよりもサラリーを出すようになったため。これまでやってきたNWSLのサラリー抑制策をやってると欧州クラブに引き抜きされて空洞化が進むからというわけです。
アメスポには多くのプロリーグがありますが、ほとんどのジャンルが最もサラリーは出している。メジャーのNFL/NBA/MLB/NHLもそうですし、ゴルフのPGAもそうですし、変わったところではラクロスなんてのもそうでしょう。女子バスケのWNBAは薄給でしたが例のCaitlin Clark効果でこのオフの新労使協定交渉を経てこれも世界他国のリーグに匹敵するサラリーが出せるようになるはず。
ここで羅列した中で海外でもカネが出るというとゴルフぐらいですかね。欧州ツアーもあるしLIV Golfの創設もあって、一時点でPGAの地位が脅かされる局面もありましたが、事態は沈静化してます。そもそもの話がPGAにはドラフトもサラリーキャップもなかったわけで事情が異なります。
それでNWSLの話に戻ります。アメスポ標準の仕組みでサラリーキャップで支出を抑制して経営していたわけですが、欧州女子リーグが急激にカネを出すようになったことでアメリカのカレッジの選手=ドラフト対象をさらわれた。これにNWSLが危機感を持って突然にサラリーキャップ撤廃やドラフト廃止を受け入れることになりました。
要はアメリカ国外のサッカーの人気が高いというのが根底にあって、女子W杯を通して欧州でのプロ女子サッカーの人気の底上げにつながり、向こうのスポンサー企業もサッカーへの根本的な信頼・親和性があるからお金も集まるってことでしょう。
対欧州リーグという外部要因で急激な変革を迫られたNWSL。少なくともNWSLの視点ではサラリーキャップ制さえやめてしまえばNWSLのチームでも欧州クラブに対抗できるぐらいのカネは好選手には出せるという目算があるからでもありましょう。
もしこれが男子の話だったら、男子MLSには同じことはできるはずもない。海外男子選手のサラリーは高すぎて対抗のしようがないからです。なので緊縮・分をわきまえての経営しかないですが、女子ならやれるということなんでしょう。
そうなるとどうなるかというと、NWSL内の戦力均衡策は消えることになります。アメスポのほとんどが様々な方策でリーグの戦力均衡を保ってきたのが、NWSLではビッグクラブと地方の常敗チームが固定化するのではないか。
今年のプレーオフ8チームには含まれなかったLos Angelesに本拠を持つAngel City FC(男子MLSの美麗スタジアム収容22,000人)辺りはどんどん良い選手を集めるでしょうし、North Carolina Courage(部分オーナーにNaomi Osaka、本拠地キャパ10,000人)なんていう僻地のチームには選手がこないなんていう事態がおこるのは必然に見えます。サッカーの世界では同じリーグ内に常勝ビッグクラブと弱小クラブがあるのは自然でしょうが、アメスポではそうではない。この急な変更でNaomiさんは大変な貧乏くじを引いたように見えます。Angel FCなんかはサラリーも出すだろうし、選手からしても地方都市よりTV出演の機会が多いだの、セレブとお近づきになれる機会も多いだろうとかいろいろ動機は多いはずです。
NWSLはアメスポ市場の中では下位に位置するし、サッカーという米国内外の人気の差が大きい特殊なジャンルなのでこういうことが起こったわけです。特殊例であり、同じ内外格差があるにしても男子はアメリカ国内でサッカーがよほど地位を向上しないと欧州リーグやアラブに対抗するようなサラリーを出そうなんて動きはおきない。
他だとラグビーとかバレーボールはアメリカ国内にプロの足がかりがほとんどないに等しいので海外との競争までたどりつく可能性は薄いですが、遠い将来にはゼロではないかも。なぜなら例えば南の強豪国や欧州のラグビー選手たちって大したサラリーを貰っていないからです。
アメスポといえばプレーオフ。そしてドラフトとサラリーキャップが定番です。しかしながらNWSLはドラフトとサラリーキャップの廃止を今年決めてます。決まった年数の選手の拘束期間もなく、契約が満了した選手は全員FA扱いとなります。ずいぶん思い切ったなというのと、外部要因があるのでしかたなかったのだろうという措置です。
ドラフトには拡張ドラフト制度も含まれていて、もし今後NWSLに新チームが参入する場合も既存のチームから選手を拠出しない。新チームは自前で全選手をFAやカレッジ、海外からかき集める必要があります。
なぜこんなことになったかというと、欧州の女子プロサッカーが急速に発展してNWSLよりもサラリーを出すようになったため。これまでやってきたNWSLのサラリー抑制策をやってると欧州クラブに引き抜きされて空洞化が進むからというわけです。
アメスポには多くのプロリーグがありますが、ほとんどのジャンルが最もサラリーは出している。メジャーのNFL/NBA/MLB/NHLもそうですし、ゴルフのPGAもそうですし、変わったところではラクロスなんてのもそうでしょう。女子バスケのWNBAは薄給でしたが例のCaitlin Clark効果でこのオフの新労使協定交渉を経てこれも世界他国のリーグに匹敵するサラリーが出せるようになるはず。
ここで羅列した中で海外でもカネが出るというとゴルフぐらいですかね。欧州ツアーもあるしLIV Golfの創設もあって、一時点でPGAの地位が脅かされる局面もありましたが、事態は沈静化してます。そもそもの話がPGAにはドラフトもサラリーキャップもなかったわけで事情が異なります。
それでNWSLの話に戻ります。アメスポ標準の仕組みでサラリーキャップで支出を抑制して経営していたわけですが、欧州女子リーグが急激にカネを出すようになったことでアメリカのカレッジの選手=ドラフト対象をさらわれた。これにNWSLが危機感を持って突然にサラリーキャップ撤廃やドラフト廃止を受け入れることになりました。
要はアメリカ国外のサッカーの人気が高いというのが根底にあって、女子W杯を通して欧州でのプロ女子サッカーの人気の底上げにつながり、向こうのスポンサー企業もサッカーへの根本的な信頼・親和性があるからお金も集まるってことでしょう。
対欧州リーグという外部要因で急激な変革を迫られたNWSL。少なくともNWSLの視点ではサラリーキャップ制さえやめてしまえばNWSLのチームでも欧州クラブに対抗できるぐらいのカネは好選手には出せるという目算があるからでもありましょう。
もしこれが男子の話だったら、男子MLSには同じことはできるはずもない。海外男子選手のサラリーは高すぎて対抗のしようがないからです。なので緊縮・分をわきまえての経営しかないですが、女子ならやれるということなんでしょう。
そうなるとどうなるかというと、NWSL内の戦力均衡策は消えることになります。アメスポのほとんどが様々な方策でリーグの戦力均衡を保ってきたのが、NWSLではビッグクラブと地方の常敗チームが固定化するのではないか。
今年のプレーオフ8チームには含まれなかったLos Angelesに本拠を持つAngel City FC(男子MLSの美麗スタジアム収容22,000人)辺りはどんどん良い選手を集めるでしょうし、North Carolina Courage(部分オーナーにNaomi Osaka、本拠地キャパ10,000人)なんていう僻地のチームには選手がこないなんていう事態がおこるのは必然に見えます。サッカーの世界では同じリーグ内に常勝ビッグクラブと弱小クラブがあるのは自然でしょうが、アメスポではそうではない。この急な変更でNaomiさんは大変な貧乏くじを引いたように見えます。Angel FCなんかはサラリーも出すだろうし、選手からしても地方都市よりTV出演の機会が多いだの、セレブとお近づきになれる機会も多いだろうとかいろいろ動機は多いはずです。
NWSLはアメスポ市場の中では下位に位置するし、サッカーという米国内外の人気の差が大きい特殊なジャンルなのでこういうことが起こったわけです。特殊例であり、同じ内外格差があるにしても男子はアメリカ国内でサッカーがよほど地位を向上しないと欧州リーグやアラブに対抗するようなサラリーを出そうなんて動きはおきない。
他だとラグビーとかバレーボールはアメリカ国内にプロの足がかりがほとんどないに等しいので海外との競争までたどりつく可能性は薄いですが、遠い将来にはゼロではないかも。なぜなら例えば南の強豪国や欧州のラグビー選手たちって大したサラリーを貰っていないからです。