先週のWNBAの地上波放送でIndiana Fever@Chicago Skyの試合が19,496人を集めて盛況。普段の試合会場でなくNBA Chicago Bulls/NHL Chicago BlackhawksのホームであるUnited Centerを利用しての開催で、Chicago Skyにとってはチーム最多動員新記録の試合です。United Centerは巨大アリーナの走りのような古めの会場ですが、定期的に手を入れてあまり古さを感じさせない会場でもあります。
なかなか雰囲気もよく2万人近くを動員したわけですが、ファンのお目当てのFeverのCaitlin Clarkはここのところ腿のケガで欠場中。この日も出場せず(私服でベンチ)。Skyの方のスターであるAngel Reeseも不発でSkyも大敗。試合自体は大観衆の期待にこたえられず。でも売っちゃったチケットはそのままだし、Clarkが出場しないのは事前に報道が出ていたのですがチケット買った方々、こぞって律儀に入場してくれるんですね。動員記録も達成。ひょっとすると普段スポーツを見ない入場者が多くてClarkの不出場を知らなかったという可能性もあるのか。
WNBAは昨季Caitlin Clark効果で視聴率が3倍増。それで今季からはABCとCBSが地上波放送を開始。WNBAの新放映権契約は来季から発動ですが、旧放映権の改変で今季の地上波放送多発につながってます。来季からの放送はNBC系列、Amazon Prime Videoでも放映。11年契約$2.2 Billionというのですから、零細赤字リーグから一気に状況が変わってます。
2028年のLos Angelesでの夏の五輪は男子ではNBA選手は継続出場するであろうのに加えて、女子の方でClarkとその世代となるCameron BrinkやPaige Bueckersなどに一気に世代交代して華やかに注目を浴びるのも確実に見えます。五輪放映権を持つNBCがNBAとWNBAの放映権を手に入れたことで五輪に向けて女子の新世代のスーパースターチームをプロモートしていくのも確実に思えます。次々と波が来てる状態です。
それで表題の件になるのですがWNBAは四大メジャースポーツに次ぐ地位に恒常的に上がったのかという点。このWNBAの急激な地位向上の以前はNFL/MLB/NBA/NHLに次ぐアメスポのプロスポーツリーグは男子サッカーのMLSだと認識されていたと思います。上位、特に上3つとの差は様々な側面で大きいのでメジャースポーツか否かというとMLSを含めて5大メジャーという括りはほとんどありませんが、それでも一時期の危機的状況からは完全に脱しておりMLSは今後も存続していくことは疑いはありません。
ただ第4位のNHLに近づいて5大と呼ばれるようになるにはまだ課題が残っていた状態です。そこへ今のWNBAの急上昇です。
創設された時期も20世紀末でWNBAとMLSは近い。WNBAの方がMLSより人気があったと認識できる時期はなかったと思います。正直どっちも経営的に苦しい時期は長かったですが、MLSの方により展望はあったように私には見えました。
そこからMLSの方が先にリーグ拡張と大口新規オーナーの獲得に成功して先に安定経営に届いた。
その後もMLSは2023年にApple TV+との10年$2.2 Billionの放映権契約を結んで経営の安定感は増していました。そのカネでMessiの獲得にも成功しています。
ただその頃にも当ブログでは何度も書いたのですが、Messiが素晴らしいデビューをしてもApple TV+の囲い込み放送でそれが一般に届かないという問題を起こしました。それは当時のMessi熱が落ち着いた今も続いてます。
それと今の地上波でどんどん放送しているWNBAの様子と比較すると、MLSの囲い込み政策は蛸壺化していないかという危惧を感じます。Caitlin Clarkのレベルの知名度は望めないにしても(第4位ジャンルNHLにもそんな知名度の選手は存在しません)Messi以外の選手で名前が知られている選手はいないと言いきって良い。Messiは37歳、あと何年MLSに貢献してくれるのかわかりませんが、Messi後の展望があるかというと今は見えない。一方Clarkは23歳。同期や一年遅れで入ってきた知名度の高めの選手たちとともにたっぷり新放映権契約の11年を現役で過ごしてくれるでしょう。
いやサッカーには来年のFIFA World Cupの地元開催があるだろう、そこでアメリカでのサッカー人気が伸びるはずという議論につながっていくわけですが‥
なかなか雰囲気もよく2万人近くを動員したわけですが、ファンのお目当てのFeverのCaitlin Clarkはここのところ腿のケガで欠場中。この日も出場せず(私服でベンチ)。Skyの方のスターであるAngel Reeseも不発でSkyも大敗。試合自体は大観衆の期待にこたえられず。でも売っちゃったチケットはそのままだし、Clarkが出場しないのは事前に報道が出ていたのですがチケット買った方々、こぞって律儀に入場してくれるんですね。動員記録も達成。ひょっとすると普段スポーツを見ない入場者が多くてClarkの不出場を知らなかったという可能性もあるのか。
WNBAは昨季Caitlin Clark効果で視聴率が3倍増。それで今季からはABCとCBSが地上波放送を開始。WNBAの新放映権契約は来季から発動ですが、旧放映権の改変で今季の地上波放送多発につながってます。来季からの放送はNBC系列、Amazon Prime Videoでも放映。11年契約$2.2 Billionというのですから、零細赤字リーグから一気に状況が変わってます。
2028年のLos Angelesでの夏の五輪は男子ではNBA選手は継続出場するであろうのに加えて、女子の方でClarkとその世代となるCameron BrinkやPaige Bueckersなどに一気に世代交代して華やかに注目を浴びるのも確実に見えます。五輪放映権を持つNBCがNBAとWNBAの放映権を手に入れたことで五輪に向けて女子の新世代のスーパースターチームをプロモートしていくのも確実に思えます。次々と波が来てる状態です。
それで表題の件になるのですがWNBAは四大メジャースポーツに次ぐ地位に恒常的に上がったのかという点。このWNBAの急激な地位向上の以前はNFL/MLB/NBA/NHLに次ぐアメスポのプロスポーツリーグは男子サッカーのMLSだと認識されていたと思います。上位、特に上3つとの差は様々な側面で大きいのでメジャースポーツか否かというとMLSを含めて5大メジャーという括りはほとんどありませんが、それでも一時期の危機的状況からは完全に脱しておりMLSは今後も存続していくことは疑いはありません。
ただ第4位のNHLに近づいて5大と呼ばれるようになるにはまだ課題が残っていた状態です。そこへ今のWNBAの急上昇です。
創設された時期も20世紀末でWNBAとMLSは近い。WNBAの方がMLSより人気があったと認識できる時期はなかったと思います。正直どっちも経営的に苦しい時期は長かったですが、MLSの方により展望はあったように私には見えました。
そこからMLSの方が先にリーグ拡張と大口新規オーナーの獲得に成功して先に安定経営に届いた。
その後もMLSは2023年にApple TV+との10年$2.2 Billionの放映権契約を結んで経営の安定感は増していました。そのカネでMessiの獲得にも成功しています。
ただその頃にも当ブログでは何度も書いたのですが、Messiが素晴らしいデビューをしてもApple TV+の囲い込み放送でそれが一般に届かないという問題を起こしました。それは当時のMessi熱が落ち着いた今も続いてます。
それと今の地上波でどんどん放送しているWNBAの様子と比較すると、MLSの囲い込み政策は蛸壺化していないかという危惧を感じます。Caitlin Clarkのレベルの知名度は望めないにしても(第4位ジャンルNHLにもそんな知名度の選手は存在しません)Messi以外の選手で名前が知られている選手はいないと言いきって良い。Messiは37歳、あと何年MLSに貢献してくれるのかわかりませんが、Messi後の展望があるかというと今は見えない。一方Clarkは23歳。同期や一年遅れで入ってきた知名度の高めの選手たちとともにたっぷり新放映権契約の11年を現役で過ごしてくれるでしょう。
いやサッカーには来年のFIFA World Cupの地元開催があるだろう、そこでアメリカでのサッカー人気が伸びるはずという議論につながっていくわけですが‥