アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NHL/Ice Hockey

Panthers 二連覇達成

これで4試合連続でFlorida Panthersは第1ピリオドを2-0以上で試合をスタート。4試合合計で9-0。毎度これではEdmonton Oilersの方には勝機は来ない。今日の第6戦はそのままで決着。4勝2敗でPanthersがStanley Cup二連覇を達成してます。

2-0で膠着していた試合でしたが第2ピリオドの終盤にPanthersの緩いシュートを先発GKに復帰したStuart Skinnerが凡プレーで大きくリバウンドさせて3-0に。この辺でコレはOilersもうライフが残ってない感じになってしまってます。
この時刻、裏でMLBの試合の全国放送(San Diego Padres@Los Angeles Dodgers)が始まる時刻だったのもあって優勝決定試合なのにチャンネルを変えたくなりました。

試合時間が6分以上あった時点でOilersはゴーリーを引き上げ、エンプティネットゴールが早々に決まって4-0。ここで終わってます。最終スコアはFlorida Panthers 5−1 Edmonton Oilers。

これでFlorida Panthersが3年連続Final出場 & 二連覇。その前の3シーズンはTampa Bay Lightningが二連覇と3年連続Final登場をしているので状況タイ。Lightningの方は功労者のSteven Stamkosを放出済み。解体期に入ってしまっているので今の時点では両軍の比較はちょっと難しい。

それよりもホッケーの人気が伝統的に高い東部のチームはどうなったんですか。フロリダの2チームが6年間で4度優勝しているその合間には新興のVegas Golden Knightsも優勝してる。もう1チームはColorado Avalanche。
今年の第5戦はアメリカでは1994年以来の低視聴率だったという数字も出てます。今年はFinalの放映権がTNT/MAXなので地上波で放映される年と比較して不利な年なのはそうですが、それでも寂しいところです。

GK交代したけれど関係ないんじゃ

Stanley Cup Final第5戦、Florida Panthersが今日も出だしから優位に立ちました。2−0で第1ピリオド終了。前戦の第4戦ではPanthersが3-0で第1ピリオドを一方的に攻めまくり。その前の第3戦も2-0でPanthers、3試合トータルで7-0。第4戦はEdmonton Oilersが怒涛の反撃で逆転勝利したんですけど毎試合このスタートでは苦しい。
今日の第5戦ではOilersは先発GKを変えてCalvin Pickardの先発で臨みましたがやっぱりPanthersのダッシュにやられてます。Pickardは前の試合で3−0の時点からリリーフ出場してPanthersを2ピリオド半で1ゴール(試合終了直前の6人攻撃でのもの)に締めたことで先発出場の機会を得たわけですが、でもGKを変えてもやっぱり第1ピリオドのOilers劣勢変わらず、GKのせいじゃない感じが強くなってます。

第4戦とは異なり第2ピリオドでのOilersの反攻もなく双方無得点。今Final無得点に終わったピリオドはこれが2度目。唯一の他の無得点ピリオドは第2戦の延長戦1回目。
3-0となった後でMcDavidのゴールが決まって3-1、地元客はちょっと湧きましたが、その直後にPanthersのゴールも決まってすぐに鎮火。Oilersの方はオフェンスが全然形になってないですよね。形にさせていないPanthersを褒めるべきなんでしょう。


Oilers怒涛の反撃・逆転勝利

このカップルを見かけるのはちょっと間が空いた気がします。Travis KelceとTaylor Swiftが来場してTVに抜かれまくっていたNHL Stanley Cup Final第4戦 Edmonton Oilers@Florida Panthers戦。序盤から攻めまくるPanthersに押されっぱなしのOilers。たまりかねて重ねる反則、それに乗じて第1ピリオドで3-0でPanthersリード。
特に先制ゴールが出色だと思いました。シュートの体勢に入ってから前の自軍&相手軍のメンバーが氷上を流れていくのを待って貯めたところから4番ホールに狙いすまして叩き込んでます。こういう技有りのは見て得した気分になれます。

このままの流れでPanthersが3勝1敗になってしまうと勢いは一気にPanthers。同カードだった昨年はFloridaが3連勝後Oilersが猛爆大量ゴールの連発で3つ返して第7戦まで行ったんで、3勝1敗では終わりではないのですが、それでも拮抗して欲しい。

この前の第3戦の試合前の時点ではNHLファンたちは史上最高のFianlになるかもと大変な勢いで盛り上がってたんですが、第3戦の一方的なFloridaの勝利で消沈。

でしたがOilersが第2ピリオドに3連続得点で状況一転。最終第3ピリオドに豪快なスラップショットが決まってOilers逆転。シリーズをひっくり返す記憶に残る一発が1番ホールに決まってます。
そのままOilersかと見えた試合でしたが、しかし19.5秒残りでFloridaが同点ゴールを決めて今シリーズ3度目の延長戦へ。この時点でまだSwift & Kelceのカップルはまだ会場にいて喜んでました。立派なもんじゃないでしょうか。もう帰っちゃっていても不思議じゃない11PM過ぎの土壇場の同点ゴールまでちゃんと残ってみていたなんて。立派なスポーツファンらしい行動で好感度があがりました。今夜はマイアミ泊まりだとしても。帰っちゃってた一般ファンもたくさんいるのに。

延長戦に入っても激戦は続いて最後はOilers。2勝2敗のタイに持ち込みました。McDavidの第1ラインが惜しいチャンスを逃して退いた直後ですね。早い時間に投入したリリーフGK起用も当たったことに。これで第3戦後に意気消沈していたNHLファンもまた史上最高の…と言い出して復活することでしょう。

Stanley Cup Final 2戦連続の延長戦で1勝1敗

大変な出だしとなりました。第1ピリオドが終わった時点でEdmonton Oilers 3−2 Florida Panthers。ゴールがいっぱい入っただけでなく中身も濃くゴール以外にもいろいろ起こった。インターミッションでの解説陣が「これは過去見た史上最高のピリオドでしたか?」という感想を求められる始末。私のような合間にホッケーを見てるような人間ではなく、ホッケーに人生を捧げた元スターたちから見ても史上最高かもと議論しなくてはいけないピリオドってすごい話です。その全体を見られたのですから幸運です。

最大の名場面となったのは相手を超絶パックハンドリングで3人かわしたConnor McDavidからLeon Draisaitlに渡った高速パスを一発で仕留めたゴール。形の上ではOilers側のパワープレーの場面。ただしOilersの選手が一人スティックを落として自軍ベンチへ戻って換えのスティックを取りに行っていたタイミングで実質は4人対4人。あまりにも鮮やかに決まったのでOilersの自軍の選手がこりゃすごいと頭を抱えるところまで含めて、将来もStanley Cup Finalの名場面として残るプレーになったことでしょう。特にOilersが優勝したら。


NHL Stanley Cup Final開幕前の評判のひとつとして西カンファレンス決勝でのOliers x Dallas Stars戦でOilers側がちょっかいだして相手選手の脛をスティックで打ち据えるようなプレーがあってもDallasは報復をしなかった。しかしFinalの相手であるPanthersはそんなことは絶対に許すようなチームではないので激しいプレーやそれに伴う喧嘩は必至であろうというのがありました。

第1戦は双方反則も少なく小競合いも少なかったですが、第2戦はそうはならず。審判もその様子を感じて大喧嘩に発展しないように早めの手当を心がけて反則のコールも増えたように思えます。

地元Oilersリードの3−2で迎えた第2ピリオドの最大の山はFlorida Panthersのショートハンドからのゴールで逆転4−3としたプレー。元Boston Bruinsでの優勝にも貢献したBrad Marchandによる技ありゴールでPanthersが勝ち越し再リード。昨季優勝したPanthersがオフシーズンに補強したのがこのMarchand。16年所属したBruins時代も試合の良いところでパックに絡んでくる好選手でしたがここでもらしさを発揮。

そのままPanthersが押し切るかに見えた最終盤、17秒残りで6人攻撃からEdmonton Cory Perryが同点ゴールで2戦連続で延長戦へ。

--
ここまで書いていたのでそのままアップしておく手もあったのですが、あとは寝ながら観戦。NHLのプレーオフは5人対5人でサドンデス、永遠に続く可能性があり、ダブルオーバータイムの深くまで言って決着。金曜夜なので見ましたが試合終了時点では1AMを過ぎていたと思います。そのまま忘れて朝になって今アップ。

Stanley Cup Final初戦から延長戦でOilers

Stanley Cup Finalが始まってます。ディフェンディングチャンピオンのFlorida Panthers@Edmonton Oilers。昨年と同じカード。第1戦は反則の少ない見やすい試合になってます。第1戦から延長戦になりましたが第3ピリオドが終わった時点でもまだ東部時間で11PMよりかなり前だったので平日でも続けて見ようと思えました。延長戦もサクサクと進みましたがあっさり最後の2分を切ってきて、これじゃ2OT、これはここで観戦離脱かなぁと思ったところでEdmonton Oilersのゴールが決まってOilersが逆転勝ちで初戦を飾ったことに。

今季はNHLプレーオフの試合をほとんど見ていないので両チームの傾向など気の利いたことは書けません。

昨季と同じくカナダ視点では現役最良選手であるOilersのConnor McDavidがカップに手が届くかどうかがテーマ。一方Florida側のマスコミは3年連続Final到達かつここで勝って2連覇となれば2020年代最強の称号に手がかかるとなかなか大きなことを言ってます。

2020年のパンデミックバブル開催だった2020年からTampa Bay Lightningが2連覇、翌2022年もFinalに到達してるので3年連続出場。Lightning越えを果たして2023年からPanthersが3年連続Final到達、2連覇で実績はLightningに並ぶわけです。ということは地元マスコミ的には勝って来季からまた南国フロリダ州内ライバルのLightningとの2020年代最強争いで煽りたいという意向もあって先走ってそういう方向ってことでしょう。

McDavidの方はNHLの歴史上の事情があり優勝できるかが注目されます。過去のNHLの時代時代のスーパースターたちはほぼ漏れなくStanley Cup Final制覇に成功している事実があるからです。史上最高の選手Great One=Wayne Gretzky、Gretzkyを今季キャリアゴール数で抜いたAlex Ovechkin、Next One=Sidney Crossbyおよび2世代前にPittsburgh Penguinsで優勝したMario Lemieux辺りまでが私が現役のプレー姿を見たNHLの最上位選手たちですが、全員優勝しているんですよね。
NHL公認の「100 Greatest Players」のリストだとRay Bourqueも上位に入っていて、彼も長年在籍したBoston Bruinsでは勝てませんでしたが22年の現役晩年に Colorado Avalancheに移籍して優勝を果たしてます。ディフェンスの選手なので上に並べたスーパースターとは格が違いますが。

そんなわけでMcDavidも一度は優勝しないとNHLの歴史上の最上位の選手として評価するのが躊躇われるという論調が以前からあって、昨年はやっと初のStanley Cup Finalに到達。だが優勝には届かず。連続挑戦となる今季もそれがテーマということになってます。
McDavidはまだ29歳。ケガがなければ今回が最後のチャンスというわけでもないですが、勝てるときに勝っておかないと。


カナダの山火事

ここ何年も毎年大規模な山火事が起こる北米大陸ですが、今年は早めの時期にカナダでやってます。アメスポ的にはNHL Stanley Cup Playoffの西カンファレンス決勝を戦っているEdmonton Oilersが山火事の地方に近いです。Edmonton市の周りは焼けてないんですけど被災地図を見るとEdmontonの東側は全部ガンガン燃えてます。風向きにもよりますが空気の質が落ちてる可能性はありそうです。
アメリカ国内で山火事が起こったときに各地の友人からの直接情報で「煤が降ってる」「焦げた匂いがする」とかなり距離のあるところでも言ってましたから、Edmontonもどんなもんか。ホッケーは空気の質はプレーにかなり影響する競技でしょう。

Oilersは現在3勝1敗でFinal進出に王手で今夜試合。試合開始から飛び出して第1P 3-0でリード、一気に決めてしまおうという勢いです。

東カンファレンスの方は昨夜ディフェンディングチャンピオンのFlorida Panthersが2年連続のFinal到達に成功したところ。もしOilersもFinalに進めば昨年と同カードでのStanley Cup Finalとなります。Panthersは2023年にもFinalに進出(敗戦)で3年連続Final進出。
その前の2020、2021、2022と3シーズン連続でTampa Bay LightningがFinal進出に成功しているのでフロリダ勢が6年連続でFinal到達でもあります。

Florida Panthers x Edmonton Oilersとなると昨年に続いて長距離移動のFinalに。山火事で飛行機の移動も最短距離を飛べず影響を受ける可能性も否定できません。偏西風があるので向きで時間は変わりますがチャーター機でざっと6時間前後のフライトのはずで、それがさらに伸びるかもって話なんですね。

試合を完全に止めて記録達成を祝う

こんなに堂々と試合を止めてしまうのかとびっくりしました。NHLの通算ゴール記録を更新したNHL Wahsington Captals LW Alexander Ovechkinの記録達成と同時に試合は止めるわ、カーペットをアイス上に敷いてコミッショナー、旧記録保持者となったWayne Gretzky夫妻、Ovechkinの家族が氷上に登場。延々とコミッショナー・Gretzky・Ovechkin本人とスピーチして、チーム全体と記念撮影。延々とやってました。時間を測ってないですけど10分どころではないどっちかというと20-30分ぐらい試合が途切れたんじゃないかと思います。こんなのはアメスポで見たことがないです。最近の例だとNBAでLeBron Jamesが通算得点記録でKareem超えしたとき、LeBronがコート上で喋ったりKareemが出てきたのって確か試合後ですよね。公式戦をこんなに延々ぶった切って良いんだ!?と驚きました。

ホッケーはダッシュを繰り返しその合間にどう休んでチーム全体の出力を上げるか考えるスポーツですから試合中断は試合に大きく影響します。Capitalsは東カンファレンスをトップ通過が当確、ホストのNew York Islandersはプレーオフ進出が厳しい立場(がまだ絶望ではない)あまりプレーオフレースには大きく影響しないにしてもです。

既に当ブログで書いた通りこの試合のチケットはプラチナ化していたので観客は喜んでますが、公式戦をこんな風にして良いんですね。このゴールは第2ピリオドの半ば、試合全体の時間ちょうど真ん中ぐらい。堂々止めて全国放送中にこのゴール記録達成を盛大に祝ってます。

まあ野外試合をやってみたりイレギュラーな試合はNHLで他にも行われていますから良いのか。アメスポ第4位(またはカレッジジャンルも入れれば第6位)のメジャースポーツ末席のNHLにとってはめったにない宣伝になるし以前の記事で書いた通りでき過ぎなぐらいの日曜日の全国放送の試合なので試合が途切れるぐらいなんでもないのか。

カレッジバスケットボール本番のNCAAトーナメントの全米準決勝の日と決勝戦の間のこの日。同じくシーズン中のMLBやNBAにはさしたる特別な試合やイベントがあるわけでもない。今日他にあるのはこの試合の後ぐらいに始まる女子バスケのNCAAトーナメントの決勝戦ぐらい。そちらは現最強校であるSouth Carolinaが連覇を狙い、それに対するのは元最強校のUConnでそちらも好カードではありますが、今季の女子NCAAトーナメントは毎試合史上最多視聴者記録を更新した昨年のような話題性はなく、NHLにとってはまさに絶好の露出日和にOvechkinの記録達成になってます。できすぎでしょ。

Ovechkinの氷上スピーチはロシア語での母国へのメッセージはどうするのかな、言うのかなと思ったら、英語のままで母国のファンへの感謝を短く述べたにとどまりました。試合後は別途あるんでしょうが。対ロシアの米国内のイメージはいろいろ複雑ですがおしなべて悪い。下手に観客に何を言ったかわからないロシア語発言はウケが悪いという判断ですかね。

でき過ぎのOvechkinのゴール記録到達目前

明日日曜日の@New York Islanders戦を前にNHL Wahsington CaptalsのLW Alexander Ovechkinがキャリア通算ゴール数で史上最多のWayne Gretzkyに並んでいます。日曜日12:30PMからの試合。前々からGetzkyは記録達成試合には会場に見に行くつもりだと言ってたのがもののみごとにTNTでの全国放送の日にその達成可能な試合が巡ってくるとはGetzkyは現在TNTのスタジオ解説者ですからTNTの仕事のある日だとCaptalsの試合に来場できるかどうかわからなかったのに、TNTでCapitalsの試合の放送日に当たるのですからでき過ぎでしょう。

前夜の試合でOvechkinは2ゴールをゲットして一気にGretzkyの記録に並んでます。この試合1点差でCaptalsが終盤リード。ホッケーではそうなると相手チームはゴーリーを引き上げて6人攻撃になるため、リードしている側はエンプティネットでのゴールの機会が大きく増すのですが、「記録達成はエンプティネットではしたくない」というOvechkinの本人の意向で試合終盤にはアイス入りせず。それで日曜日の全国放送がプラチナ・カード化。今見たところ明日のCapitals@Islanders戦は最低価格で$537(ざっと78,000ぐらい)。最低価格ってアリーナの隅の最後方とかだと思いますがこのお値段。NHLの歴史的瞬間なのでということですね。
ホッケーってそう狙っても毎試合ゴールできるものではないのでこの試合での達成なるかどうかはわからないですが大都市圏内での試合だし日曜日だしで価格が跳ね上がってます。その次戦となるホームでのCarolina Hurricanes戦のチケットも価格がアップしてます。最低価格で$400超。@Islanders戦で達成できなければさらに上がるんでしょう。この2試合の間が中3日あるのでもし@Islanders戦で決められればOvechkinは達成当夜に自宅に帰ってたっぷり酔ってお祝いしても良いはず。

数週間前の時点ではそれまでのゴール生産ペースだと今季末までに記録達成はギリギリ届くか届かないかだったのが、その後ペースが上がって6試合を残してGretzkyとタイ。39歳でのシーズンのうちの達成は余裕の展開になりました。狙ってペースが上げられるなんてのはできる芸当ではない。それをやってのけたのですから立派でしょう。
Capitalsは東カンファレンスのトップでプレーオフに行くのが決まってるのでレギュラーシーズンぎりぎりまでは主力選手たちを酷使して戦いたくなかったはずで、記録達成に余裕のあるゴール生産ペースになってチームも早めの達成を歓迎というところでしょう。

いろいろでき過ぎでの全国放送に達成目前試合をやれるのですから、そのまま決めちゃうのがNHLにとっては最善。ホームの次戦はスケジュールに余裕があるので地元での記録達成祝もできるかも。

StamkosのTampa Bay帰還

World Seriesネタに振っていたので若干時期外れになりますが書いておきたい件です。デビュー以来長年NHL Tampa Bay Lightningに所属、キャプテンを張っていたSteven StamkosがオフにNashville PreditorsにFA移籍。そのNashvilleがTampaにビジターとして登場した今週の試合でLightning側がStamkosへの感謝を込めてのビデオ映像を当日会場で披露。Stamkos本人も長年のLightningのチームメイトたちも大型モニタに目が釘付けで感動的なシーンとなっていました。実質上のLightning退団セレモニーです。

34歳となったFAのStamkosにLightningは年平均$3 millionsというほぼ侮辱的なオファーしか提示せず。Lightningは近年勝ちすぎてサラリーキャップの自由度が欠けていたのでその事情もありましたが。Stamkos本人はその全キャリアをLightningで終えることを希望していたのを逆手に今の日本語でいうとやりがい搾取みたいなオファー。または体よくStamkosの方から出ていくと言わせるための低額オファー。


一方Nashvilleは4年総額$32 million、年平均$8 millionの契約を提示。Stamkosはこれを選んで移籍となってます。アメスポでは移籍はつきもの、全キャリアを1チームで過ごせる幸福な選手とチームの関係はごくわずかの限られた選手だけに許されたものですが、Stanley Cup2連覇を含むLightningの黄金期の中心選手として16年献身した功労者の放出としてはちょっといただけない形ばかりの残留交渉。その辺の後始末もあって渾身のビデオ編集での事実上の退団セレモニーになったようです。本当のセレモニーではないからビジター選手のStamkosがマイクを持って弱酸性の恨み言をファンに向かって言う機会はなかった様子です。


どのジャンルでも年齢が進んだ功労者をどう処遇するかは簡単ではないですね。アメスポ全体を見渡せばNFLのGOAT Tom BradyだってPatriotsで骨を埋められなかった。MLB DodgersのClayton Kershawは幸福の部類ですね。今年の優勝には貢献できませんでしたがベンチ内でうろうろすることは許されていたようでTVにも映ってました。MLBにサラリーキャップがあったらKershawもそうはなれなかったはずです。
記事検索
最新コメント
読者登録
LINE読者登録QRコード
メッセージ

名前
メール
本文