アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Sports Business/ジャンル比較

San Diego Padresの売却

MLBがSan Diego Padresの売却を承認してます。シーズン中なのにって感じもありますが売却の背景を聞くとまあそんなものなのかという感じでもあります。売却額はMLB史上最高額の$3.9 billion。
それまでの最高額は2020年のNew York Metsの$2.4 billion。New York市の第2チームではあっても巨大な都市圏であるNew Yorkを地元とするMets。それを6年後で1.6倍の額で市場規模の限られるSan Diegoで売れるというのですから景気の良い話です。

ちなみについ最近NBAの名門Los Angeles Lakersが売却された額は$12.5 Billionですからチームの資産価値はMLB PadresとNBA Lakersではかなりの差があります。Lakersは特別高いでしょうが。

Padresが売却に至った事情はこうです。
オーナーが3年前に63歳で死去。アメスポのオーナーは長寿の方が多いですからその年令で死ぬつもりはなくまだ10年20年とPadresを経営していく気持ちがあったのかもしれません。

余談ですがスポーツオーナーに限らず世界のビリオネアの方々はHGHや成分輸血はじめ最先端のアンチエイジング治療などを日常的に受けているはずで、63歳での死去はかなり早いのは確かです。

オーナーの死後、相続人の意思統一ができず球団経営に支障をきたして売却して換金することになり売りに出た物件です。端的に言えば明確な経営後継者を定めていなかったとも言える。その辺もまだ死ぬ気がなかった傍証かも。
そんな状態ですからシーズン中の売却でも球団に愛着もないステークホルダーは気にもしなかったということかなと推測できます。タイミングより金額の大きさにホクホクというところでしょう。今年の12月に労使協定が切れて労働争議が始まる前に決着できたのもステークホルダーにとっては満足なところのはずです。

それにしても景気の良い話です。San Diegoは西海岸の南端、メキシコ国境沿いの都市。北はLos Angelesまで1時間半。LAにはカネに糸目をつけないDodgersがある(Angelsもありますが)。つまり北にも南にもファンを開拓しにくい窮屈な土地柄なのに、New York Metsより遥かに高く売れちゃうんですね。その辺はさすがにMLBということになるのか。ピッチクロック導入以来各種の数字も伸びてるしPadres自体も地元の支持は高いようですから。

いまSan Diegoに残ってる4大スポーツのチームはこのMLB Padresだけ。元San Diego Chargers(NFL)もSan Diego Clippers(NBA)も手狭なSan Diegoから商圏の大きいLAに移転しています。ChargersはともかくClippersなんてLAに移転して長いですがいまだにLakersの陰のまま、どんなにカネをかけても強くならない。

San Diegoには他にはサッカーMLSの30番目のチームとして$500 Millionの参入金を支払ってSan Diego FCがSan Diegoに近年入ってきてます。
この判断はなかなか微妙です。外国人資産家オーナーがMLSの「最後の拡張チーム」として購入したチームです。MLSとしては史上最高額の参入金で手狭なSan Diego商圏で事業を始めてみようというのがさすが外国人って感じですけどね。アメリカ人投資家なら手を出したくなかったのでは。
それに最後の拡張というのはMLSの詐欺みたいなもんで、過去何度もその殺しセリフで参入金ゲットビジネスを展開してきたのは過去当ブログでも何度か書いています。

San Diego FCの$500 Millionの参入金のおかげで他のMLSチームの近い将来の予想売却最低額もそれ以上まで上がってるんで他のMLSのオーナーにとっては悪いことばかりではないんですが、San Diego FCはほぼ確実に単年赤字でスタート。San Diegoでサッカー専用スタジアムもなく(地元大学のフットボールスタジアム間借り)そのキャパも動員実力以上に大きいのでチケット価格も上げられない。転売価格も上がらないのでシーズンチケットの売上も伸びない。この$500 MillionはMLS全体がよほど人気を上げて資産価値のゲインが出ないと回収できない金額でしょう。外国人の方はねー、毎度毎度ですが「アメリカのサッカーはこれからビッグビジネスになってこの投資も回収できるはず」っていう、50年前から同じことを繰り返してるんですけど、さあSan Diego FCはどうか。

それはマイノリティの不安感なのか

前回WNBAネタを書いたのが意外にも人気でたくさんコメントをいただきました。アクセスも多い。何が興味を呼ぶのかわからないものですね。
その後に起こった新事態にプラス、前回の記事のコメント欄に私もいくつか文章を書いたのでそれの回収を兼ねてまとめを書いてみたいと思います。

これがネット上で拾ってきた2026年のWNBAオールスターの投票結果になっています。ガードは上位4名がオールスター先発選手として当選、フロントコートは6人が当選という仕組みです。

WNBA 2026 voting

前回にも書きましたがWNBAの経営を劇的に転換させたCaitalin Clarkがファン投票で2位、記者投票で3位、選手間投票で11位というギャップがすごいという話。

ClarkだけでなくClarkのチームメイトであるFever所属のKelsey Mitchellや事実上のClarkのボディガード役のAliyah Bostonもオールスタースターターに当選してますが、それぞれ選手間投票での順位が低い。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いみたいなものなのか投票結果の表で眺めてもFeverの選手の票が低く出てるように見えます。なにがそんなに嫌われているのはよくわからない。

公平を期して言うと今月はBostonはケガで欠場がちだったので得票が下がるべき理由は少しありました。Bostonは顔が少女っぽくておっとりしてる感じでYouTubeで露出してたりでファンへの露出は多めの選手です。Mitchellの方は実力派で、オールスター前までのスタッツで得点でリーグ2位。現在13試合連続20得点以上と得点力ではClarkを上回る1−2パンチ状態のバックコートでのコンビです。
なのでBostonは落選しても文句は言えなかったかもで、ClarkとMitchellは成績からすれば当選で順当のハズのところMitchellが7位、Clarkが11位と選手たちからの支持を得られてないということになります。

またガードのファン投票は1位Bueckers、2位Clark、3位Mitchellときて4位がAzzi Fudd。FuddはDallas WingsでBueckersのチームメイトでありUConn時代からのBueckersの交際相手でもあるという方です。つまりBueckersとClarkとそのコンビでファン票上位は固まっちゃったということです。ファンの意識はこの2人を中心に回ってるということになります。なんでもかんでもClark1人だけが人気の中心よりはBueckersと2分・分散している方が健康的とも言えるかなあとは思います。
ただしAzziは記者投票15位、選手間投票28位となっている。繰り返しになりますがWNBAは今季からの新チームも含めて全15チーム。各チームに2名先発ガードがいるとして30人のうちの28位ってことは最下位にほど近い。これだとWingsのチームメイトもAzziに投票してないのだろうという順位ですね。Paige人気のおこぼれ的な微妙な心理状態が感じられる結果と言えましょう。

ついでに言うとWNBAの選手間投票のファン投票からの乖離には前科もあります。
Sabrina Ionescu(白人・性的ストレート)が3ポイントシュートで突出して、NBAオールスターでStephen Curryと男女3ポイントシュート対決を企画されるぐらいに実力を発揮していた時期がありました。それが2023年のWNBAのオールスター投票でファン投票6位、メディア投票6位、選手間投票19位となってます。これはちょうどCaitalin Clark効果でWNBAの注目が上がり始めるまさにその前年の話です。
いろいろ見方はあって良いとは思いますから、性指向や人種は関係なくIonescuもClarkも選手間投票でたまたま評価されなかったという風に思う方もいても絶対に違うとは言い切れない。選手の心の中を確定的に言うことはできないのですけど、2度も同じ結果がでちゃう・やっちゃう。やっぱりソレが理由なんじゃないの?という疑問は沸く経歴だと思います。

IonescuのときはClarkがドラフトされる前年。まだWNBAの視聴者が一般大衆に開かれている時期ではなかったので今回のClarkの11位ほどの批判も起きなかった。ファン層自体が狭かった。零細の赤字のニッチリーグだったから。以前からのWNBAのファンと選手の意識でIonescuを当時12チームしかないのに19位まで落とせる選手間投票だったのです。ファン投票でも性的ストレートを表明していると不利だった可能性があります。

ちなみに最近になって性的ストレートを表明してNBA Miami HeatのBam Adebayoとの交際を公表したリーグMVPのA'ja Wilsonですけど、A’jaは今のストレートのスター選手が増えてきたトレンドになる前は個人的なことを語らず性指向も明らかにしていなかった。今の流れになってやっとBamとの交際を公表、ストレートなのをカミングアウトした形になってます。性的にストレートなのを隠さないといけないとしたらその環境はかなり倒錯していたと言えるのかもしれません。ちなみにA’jaとBamは五輪のときに知り合って交際し始めたそうです。


さてWNBAの新たなネタ投下。Seattle Stormの試合会場で、トランスジェンダーの選手の女子スポーツ参加に反対の意思表示ととられるシャツや、その趣旨に沿った「Sophie(Indiana Fever所属Sophie Cunninghamのこと)私たちのために声をあげてくれてありがとう」というサインボードを持っていた少女2名がいたところ、Stormの共同オーナーの方がその2人とところへ行ってFワードを含む強い言葉で非難したという案件がありました。
WNBAは速やかにその共同オーナーに罰金と5試合の出入り禁止を発表してます。WNBA本部側の動きとしては迅速で延焼を防ごうという意図での行動としてはほぼ正しいのでしょう。

ただこれはファンといさかいを起こしたことへのペナルティです。元々の摩擦はWNBAが長年強くトランスジェンダーアスリートを支持していることがWNBAコミュニティの常識となっていたことにあるように見えます。現在WNBAには自身がトランスジェンダーであることを表明している選手はいない。但しSophie Cunninghamがああいう言い方をしたということは内々にはそういう選手がいるのを示唆しているようにも聞こえます。

WNBA自体は抱合性を理由にトランスジェンダーアスリートの女性スポーツ参加には賛成の立場を変えていない。但しアメリカの世論調査だとほぼ8割が明確に反対しているので、以前はWNBAと歩調を合わせていたNikeなんかも数年前にもうその件については目立つところでは語らなくなってます。それ以前はNikeはトランスジェンダーアスリートの女子スポーツへの参加の支持と支援のTVコマーシャルを大量に打っていたものでしたが、世論調査からしてまったく逆転や拮抗の見込みがない圧倒的に不人気な案件とわかった時点で企業としてのダメージを避けるためにその問題から距離を置き始めました。Nikeの公式サイトを見るとまだ支持のページは残っていたはずですが、あの大々的にコマーシャルを打っていた時期からは関与は大幅に後退してます。

最近は既に高校や大学では明文規定で男性として生まれたトランスジェンダーアスリートの女子スポーツへの参加は禁止されている場合が大半となっており、完全に潮目は変わっています。

WNBAがマイノリティをサポートするのは思想の自由だしそれを語るのは言論の自由です。だからいまでもそれを支持するのは構わないのですが、問題はClarkやIonescuへの選手間投票でのイジメ行為とか、今回のSophie Cunninghamへの猛烈なブーイングが全国放送の試合中継で流れてしまうのはいかがなものかなというその辺ですよね。そこにSeattle Stormのオーナーが参戦してFワード込でストレート支持(米国の圧倒多数の意見)のファンに詰め寄るとなると、それは言論の自由とか、WNBAが長年言ってる抱合性、性指向や人種に関わらず皆を含めて社会正義を実現しようという物言いとは逆のことをして排除志向になってないかという問題があるんですよね。

WNBAは創設以来常時赤字リーグで男子NBA側が稼ぐお金を補助金として経営危機を招かず存続してここまで来た。ここ数年で予想外のビッグウェーブが来て急に黒字リーグにのし上がったわけですけど、それ以前は様々なニッチ需要を取り込むことでなんとか支持を維持していた。泡沫スポーツリーグだった時代の狭いニッチなところを取り込む傾向が大きくなった今も残ってるから今の状態になっていそうです。

Caitalin Clark効果で突然WNBAがビリオンダラー規模の放映権契約を結びビッグ・ビジネス化してしまうとニッチとマイノリティを相手に商売をしていた時代と話が変わってきてしまう。会場は少女ファン、女性ファンで溢れ満員。以前のようにレインボー旗がスタンドのそこかしこに見えLGBTQのサンクチュアリ的な空間だったのは大半の試合でもう消し飛んでいる。観衆がマイノリティ中心から一般大衆に開かれたものになればファン層のトランスアスリートへの意見も世論調査のそれにほど近くなるのは当然でつまり80%の不支持にどんどん近づいていっているはずです。

WNBAは成長してファン層も変化したのにたぶんStormの共同オーナー氏はまだニッチだった頃の気分のままでいるからこういう騒動が起こっちゃうんだろうなあという風に見えます。Sophie Cunninghamにブーイングを飛ばしたのも@Portlandでの試合で、Portlandは全米でも特に進歩的(という表現が適当かはともかく)な思想で知られる都市で、レインボー旗が揺れる観客席はCaitalin Clarkを見たくて満員が続く他都市とはかなり状況が異なっていたように見えます。

カナダの山火事がプレーに影響する可能性

アメリカ東部がカナダの山火事起源の煤煙にすっぽり包まれてます。私の地元はAQI(エアクオリティインデックス)が不健康レベルに達したとして健康に問題のない一般市民も野外での活動を控えることを推奨。またガソリン使用による排気を控えるよう勧告というレベルになってます。これはFIFA W杯の決勝の行われるNew York / New Jerseyエリアも同じ。
一晩で一気にPM2.5の粉塵が南下して人口集積地を直撃状態となりました。2−3日前から天気予報では南下してくる可能性には触れていたのですが、ここで一気に来ました。

決勝に進出するスペインは既にニューヨーク入り、昨日の段階で野外で練習。準決勝が一日遅かったアルゼンチンの方は今日金曜日の午後から練習を再開という予定になってますが、アルゼンチン側は不健康とされるレベルの空気の中での練習再開にならざるを得ません。
一日短い準決勝と決勝の間のハンデの上にカナダの煤煙直撃下での練習再開とはアルゼンチン側に不利な条件となりそうです。
ここまでの大会の試合ではアルゼンチンは終盤や延長戦に立て続けにゴールをねじこんでの逆転勝ちや抜け出しでのドラマチックな勝利が多いのですが、空気のコンデイションが悪いとその時間帯まで体力が持たない可能性が否定できません。

試合当日の日曜日までの間にニューヨーク方面では降雨があると予報が出ており、空気中の煤煙がそれで減ることも期待されますが、こればっかりはFIFAの会長でもアメリカ大統領でも天任せにしかなりようがない。
30分もやるというハーフタイムショーが批判を浴びてますが、この長いハーフタイムが空気汚染に苦しむ選手たちにとっては福音になる可能性が否定できません。

それもそうですがハーフタイムショーがつつがなく行われるかどうかも気がかりですね。出演歌手はほぼ口パクと考えて良いとは思いますからたぶん大丈夫でしょうが、大道具の移動は人力が予想されるし(Super Bowlなどでもそう)たぶん大量のダンサーなども登場することはほぼ確実で倒れる人とか出たりする事態も想定しておくべき。空気汚染だけでなく当日の予想気温は28℃/85°F。ここのところの熱波からすれば低めですが湿度は高いことが予報され山火事煤煙とのダブルでコンデイションは良とは言えないことになる可能性もあります。

ニューヨーク近辺ではオールスター明けでシーズンを再開するMLBがLos Angeles Dodgers@New York Yankees戦3連戦が今夜から。土日はいずれも全国地上波放送が予定されており、W杯からアメスポマスコミの流れを取り戻すべくMLBが計画していたゴールデンカードなのでしょう。しかし土日はともかく今夜の試合は強い影響を受けそうです。DodgersがRoki Sasaki、YankeesがGerrit Coleの先発。野球という競技でどれぐらいこの空気の質の問題が影響するものか、ちょっと気になりますね。カードが良いだけにチケットを持ってるお客さんもAQIが悪いとは言っても観戦には来られるでしょうが。

同じくシーズン中となる他のアメスポはサッカー国内リーグのMLSは今週週中に既にシーズンを再開、W杯の空き日の昨日木曜日に再開、今日金曜日に2試合のみ開催して週末はW杯のフィナーレを見守るモードですね。今日の試合も東部の煤煙問題と関係のない都市での開催。難を逃れてます。同じくシーズン中のNASCARはノース・カロライナでのレースなので山火事煤煙の被害圏外。まあそもそもNASCARとか普段から自身の車から出る煤煙の中でレースを戦ってるみたいな競技ですから関係ないのか。

トップ選手のサラリー自主抑制

昨日の記事でAustin ReavesがMaxサラリーではなく総額で$5 million分を減額した契約を結んだことを書きました。Reavesはドラフト外でNBAに入ってきて努力で生き残ってここまで上り詰めた選手なので若いうちはあまりお金を貰っていない。遂にNBAのサラリーキャップ制の環境下での最高額に達する前は他のスター選手(後述するWembanyamaとか)よりも少ないお金でプレーしていたので減額に応じるべきなのか少々状況が違う。

San Antonio SpursのVictor Wembanyamaもこのオフシーズンに契約延長をしています。5年で総額$250 million。高額ではあるんですが、実はこれは大幅なディスカウントになってます。Wembanyamaの場合は個人タイトル獲得などのボーナス点が加わるので本人が最高額を望むのならばさらに$53 millionの上乗せが可能だった。現行だとチームのサラリー総額の25%までしか1選手は受けとれないのが、30%まで伸びる。しかしこれを取らず、$250 millionで契約。単純に言ってシーズン当たりSpursは約$10 millionの予算を他の選手に振り分けることが可能になってます。

チームの顔となるスター選手がサラリーの減額を受け入れて、実質自らの取り分を他の選手に分配することでチームのクオリティを維持して長期にわたって優勝を争えるようにする。フランチャイズ選手がチームの経営者に強化を約束させるという意味でもあります。

今回のWembanyamaもそうですし、優勝したNew York KnicksのJalen Brunsonもそうですね。他の競技だとNFLのTom Bradyがそうでした。Bradyの場合は当時の奥様がスーパーモデルのGisele BündchenがBradyより稼ぎが良いと言われていてお金にこだわる理由が薄かったという事情もありますが、NFLのサラリーキャップは他の競技より厳しいハードキャップ制を採用しており、Bradyが長年に渡って市場価格以下での契約にとどめたこととNew England Patriotsが王朝を築けたのとは無関係ではないでしょう。

似たような例だとMLBだとLos Angeles DodgersのShohei Ohtaniの契約は巨額だが長期後払いを受けたことと引き換えにDodgersが常に優勝を狙える戦力強化をすることをチームに約束させた(とされる)例などがあります。
MLBには現行サラリーキャップ制がありませんがぜいたく税制がありますのでチームの当面の強化の助けになるという意向は同じ方向と言えます。
但しMLBは今季後に労働争議が待っていて最悪の場合にはOhtaniの先払い契約がチャラになる可能性はないわけじゃないです。前例としてはNHLの労働争議で長期高額契約の選手の契約がキャップ制にフィットするように切り捨てられたというのがありますから。

Ohtaniの場合も、Wembanyamaの場合もプレーで稼ぐカネよりもプレー以外での収入が大きくなるのが見えているのが強みです。Ohtaniには日本、Wembanyamaの場合はフランスという経済力のある母国での圧倒的な支持があるのでそちらから流れ込んでくるお金の方が選手契約より大きい。目の前のサラリーで最高額を目指すことよりも優勝したりMVPを獲ったりすることから増えるフィールド外、コート外での稼ぎのアップの方がデカいと計算がつく。だから眼の前の契約更新であくせくしない。

これがTom Bradyだとそうでもなかった可能性があります。Patriotsは悪役に近かったから、今のPatrick MahomesほどTV CMに出まくりということはなかった。Mahomesは好感度が高い。Bradyと同時代のQBでもPeyton Manningの方がフィールド外ではBradyより稼いでるでしょう。
また例えばバスケのスター選手はシグネチャーシューズで稼ぐというのがあるのでNikeその他からの契約が大きいのですが、フットボール選手はこれがないんですよね。NFLがアメスポ最強ジャンルでも個人でフィールド外ではバスケより稼ぎにくい。
そういう事情を全部考えるとBradyが減額でプレーし続けたのは奥様の稼ぎが大きかったかなと言われてしまうところですね。

さてそれはさておきWembanyamaやBrunsonの減額問題。NBAはサラリーキャップもありますが、労使の収入シェアリングもある。NBAの場合は全収入の51%を選手側が取ると決まってるので、トップ選手が減額を飲んでも全選手合計の取り分は変らないという仕組みでもあります。よって他で稼げると判断できるトップスター選手が自らのサラリー減額を飲むと他の選手全体の取り分は増えるはず、となるわけです。

WembanyamaはわかるんですけどBrunsonはどうなのかなと考えてみる。堂々優勝したからKnicksファン界隈では一生レジェンドとしての扱いは確定でしょうけど、全国区ではそうでもないかもしれない。性格的には真面目そうですが派手さはほぼ皆無。
しかし冷静に眺めるとニューヨーク市メトロという経済圏はそれだけでGDPの比較でイタリア一国、カナダ一国よりも大きな経済圏なので全国区は無視してニューヨークのレジェンドになっただけで別にアメリカの全国区でトップの人気にならなくても十分にサラリー減額の元はとれるぐらいの地元収入になってるのかも知れません。

Mahomesはあちこちに出没する

先日FIFA W杯のKansas Cityでの試合を観戦していたのが目撃されたNFL Kansas City ChiefsのスーパースターPatrick Mahomes。他にも各地でW杯の試合が開催されているスタジアムを本拠地とするNFLチームのレジェンドクラスの選手が来場しているのが多数目撃されていることを報告しました。アメスポファンが見知った彼らがこぞって現地観戦していることでアメリカ国内向けにW杯がメジャーイベントなのだとアピールすることになっている。純粋に見に来ているというよりもFIFAなり米サッカー協会なりが宣伝のために招待しているというのが私の見立てです。

大会前にもNFLのGOATであるTom Bradyを宣伝に使っていたことも当ブログでは書きました。そういうのも込みでW杯の露出にNFLの過去のスター選手たちを雇ってサッカーを普段意識しないスポーツファンにもアピールするきっかけにしているというのが正しい判断に思えます。

さてPatrick Mahomesですが、昨日はW杯ではなくNASCARのCup戦のロードコースを観戦に来てました。場所はSan Diegoの海軍基地内の特別コースで。昨日もW杯は各地で試合をしていたわけですからもしMahomesがサッカーファンなのだとしたらNASCARには来てないかなという気がします。

このオフMahomesはあちこちに出没するものの、以前はオフシーズンもよく行動をともにしていたChiefsのTE Travis Kelceとつるんでいない。Kelceの方は婚約者の歌手Taylor SwiftとNBAプレーオフに観戦に来ているのが目立ったりしてます。でも過去のようにMahomes夫妻と4人でという場面はがっくり減った。Kelceが婚約者べったりで、Mahomesはダチを失った感じにも見え、若干寂しそうに見えるのは私の気のせいでしょうか。

KelceはW杯の@Kansas Cityの試合には来てなかったのでTaylorがサッカー観戦につきあうのを望まなかった可能性もありますね。彼女はKnicksの武勇伝的試合となった29点差をひっくり返したNBA Finals第4戦をコートサイドで女友達4人で観戦、大はしゃぎ。その前にはCavaliersのプレーオフの試合も観戦(Kelceがオハイオ州出身で地元アミューズメントパークビジネスに投資が理由と推測)。以前にもKelceとNHLの試合観戦にきていたり、スポーツ観戦は全体には好きなように見えますがW杯はパスです。

せっかくNASCARの話題でもあるのでレースのことも書きます。現在のNASCARではニュージーランド人ドライバーのShane van Gisbergenがロードコースには圧倒的に強く、この日も前半から最上位で余裕の展開。上位につけていればそのうちにトップになってまたSVGの勝ちかなという展開でしたが中盤のトップ争いの1位2位が接触、その真後ろを走っていたSVGも巻き込まれてあえなくリタイア。本命不在のレースとなりました。

この海軍基地内での特設レースは今年がアメリカ建国250年でもう2週間ほどでその建国記念日が来る、それに向けてアメリカ国内は祝賀を意識したイベントが続いておりアメスポもそのモード。先日UFCがホワイトハウスの敷地内で大会を初開催してたのもその方向のイベント。今日の海軍基地内でのNASCARのレースもそれにちなんで初開催という、そういうものです。

レースの結果は今季冒頭に開幕3連勝を含む5勝と史上に残るスタートダッシュを決めたTyler Reddickが終盤まで若いチームメイトのCorey Heimと競り合うも、痛恨のミスが出てHeimに最終盤で抜け出しを許して、Corey Heimの初優勝となってます。HeimもReddickもMichael Jordanオーナー所有の23XI Racingの所属。Jordanにとっては今季6勝目。後発チームとしては勝ちまくりと表現して良い状況に。NBAのオーナーとしては失敗に終わったJordan、NASCARのオーナーとしては成功シーズンを手にしてます。
Jordanと23XI Racingの共同オーナーであるDenny Hamlinも1か月前近辺に3連勝をしており、Toyota Camryが圧倒しています。

ゴルフに遠慮か

今日のFIFA W杯の試合放送予定を見ると地上波FOXでは1試合のみ。正午からのスペイン x サウジアラビア戦のみ。あとの4試合(東部時間で12AMキックオフだった日本 x チュニジア戦含む)はすべてFS1の放送です。ここまで強気にFOXでの放送を昼もプライムタイムもがんがん流していたのがなぜ急に今日はこうなの、と訝しく思いました。

日本戦は実質前日分の最終便で、東部時間12AMキックオフは全体会通じてたぶんこの試合のみ(もう1試合数日前にあったかも)なので日本のファン向けのFIFAからのサービス放映時刻だったかと思います。日本時間で日曜日のお昼でしたよね。出だしから強者のサッカーで臨んでその通りの圧勝とかすごいなあと感心しての深夜の観戦になりました。

日本戦は良いとして今日の他の3試合はなぜFOXで放送しないのかなと。スペイン戦のあとの時刻にはFOXはIndyCarのウィスコンシン州でのレース。IndyCarとの契約の絡みとかもあるのかもですが重要なレースではない。IndyCarが終わったあとの夕方から夜にかけては通常の番組が並んでいる。なんか変な感じです。ここまではFOXはあれだけ強気だったのにと。

ありうる理由は父の日であることと、あとは他局NBCでゴルフのメジャーUS Openの最終日があることぐらい。他には思いつけない。父の日の外食などでスポーツ観戦の主たる層である男性の在宅率が低いとか?いや考えすぎなような。そんなぐらいでFOXが譲るとも思えず、ゴルフ放送に配慮したのが本当でしょうか。

FOX内でのW杯の放映スケジュール配分は相当前から決まっていたはずですから。FOXで放送されない3試合はうまいことベルギー x イラン、ウルグアイ x カーボベルデ、ニュージーランドxエジプトと大会の大勢に関係なさそうな試合ばっかりが固まってます。人気のあるスペインは正午からのキックオフで地上波放送でも、US Openの最終組辺りがスタートする前に試合は終わりますよね。

ちなみにスペイン語放送の米国内の放映権を持つTelemundoは当然全試合放送します。FOXのような遠慮はしない。Telemundoは大都市圏は地上波でカバーされてるのでFS1に加入してないcable cutting組も地上波放送で見られると言えばそっちで見られます。

ちなみにPGAゴルフは今季の視聴率は好調だという話になってます。というか今季はスポーツ放送の各ジャンルとも好調って話ばかりが多いような。またその辺りは落ち着いたときに考察してみたいです。

NBAロスのスポーツマスコミのトップはNFL予備ドラフトの話題

NBA Finalsのロスが個人的にはかなりきついです。すぐにNBAドラフトがくるんですけど、でももっとやれるんじゃないかと期待していたSan Antonio Spursを昨季その前年と苦杯を舐め修行を重ねたNew York Knicksの4勝1敗でのほぼ圧勝での53年ぶりの優勝。29点差をひっくり返して勝った第4戦の武勇伝も加わって記憶に残る優勝になりました。契約上今季と来季しか半世紀ぶりの優勝のチャンスはないその期間に見事に、それも終わってみれば16勝3敗の圧倒的な戦績でのプレーオフを駆け抜けて、Jalen Brunsonというアンダーサイズの全国区のスーパースターを生んでのフィナーレ。

KobeやJordanやShaqやLeBronと言ったどこから見てもスーパースターという素材ではない。
アンダーサイズのNBAのスーパースターといえばStephen Curryが系譜の中では特異な存在でしたが、驚異的な3ポイントシュートという異能とその物腰やわらかで笑顔の映えるベビーフェイスの絶対の善玉キャラのスーパースターでした。カレッジでの速射シュートでMarch Madnessで注目を集め、NBAでのドラフト時には懐疑の声はありましたがドラフトでは全体7位指名。

しかしBrunsonは違う。カレッジに入る前から疑われ(これはStephもそう)エリート校からはスカウトがこず。Villanovaで二度の全米優勝してもNBAからの評価は低く、二度目の全米制覇を遂げた3年生シーズン後に臨んだドラフトではチームメイトのMikal Bridges(1巡目10位ロッタリー)、Donte DiVincenzoが1巡目全体17位で指名される中、Brunsonは2巡目全体33位指名と伸びず。前年2017年のドラフト入りしていたJosh Hartでも1巡目30位指名でしたから、その後Knicksで再結集するVillanovaの元チームメイトの4人の中で最低の評価でスタートした。

似たタイプを探せばAllen Iverson辺りになるのかもしれませんが、Iversonは不良イメージが強く音楽やファッション面でもそのイメージ通りでしたが、Brunsonは寡黙。喜怒哀楽を表に出さず黙々とプレーする。接触プレーに強い。倒されても常に起き上がってくる。私の個人的なイメージ的で近いのはNFLのJalen Hurtsぐらいでしょうか。本当の生い立ちはそうじゃないみたいですけど、Brunsonの存在感はブルーカラーの勤勉な労働者の寡黙なヒーローに見えます。余計な事は言わない。気の利いたことも言わない。あそこが痛いだどうだも決して言わない。そして勝負どころにやたらに強い。
スーパースターとしての期間はこの先長くないかもしれません。シーズンMVPに輝くようなスタッツは残せないかもしれません。(という具合に今でも疑われる)。でもこの優勝は記憶に残る。長く残る素晴らしい優勝になりました。ニューヨーク界隈・出身者はまだこの件でバズってます。

それでNBAシーズンが終わってしまってロスがきつい。NHL Stanley Cup Finalも翌日に終わってしまったので助けにならない。

それでスポーツメディア最大手のESPN.comはさすがにネタが尽きて他系列FOXの独占コンテンツだけどサッカーW杯の話題が上位なのかなと思って見たら「Texas TechのQBが予備ドラフトに参加を申請した」というのがメインの一番上に来ていて驚きました。NBAの残り香でもなく、サッカーW杯でもなく、Brendan Sorsbyが予備ドラフトに行くかどうかがトップニュース?ホントか?と。

私は見出しが意外なやつが載ってると普段使っていないブラウザ(終了するたびにキャッシュ・クッキーなどが自動消去になりまっさらになる設定)で確認するんですけど、やっぱりそのTexas TechのQB Brendan Sorsbyが‥というのがトップネタ。ホントそんな小ネタ・弱小校のニュースに需要があるのかと驚きです。

Texas Techを弱小校と呼ぶのはいけないかもしれません。今オフのリクルートランクではTexas TechとTexas A&Mが1位&2位で、カレッジフットボールファンの間ではテキサスのオイルが儲かりすぎてカネをばらまいて高校生選手を買い漁っていると揶揄されています。良い高校生をとりさえすれば優勝に近づくほど甘い世界ではないですが、昨季のTexas A&Mの全米準決勝への進出に刺激されてTexas Techの出身者ブースターがものすごく力が入っているのはわかる。
それで入ってくるのが5スターの高校生ばかりになって在学生が押し出されるのもわかる。その過程でBrendan Sorsbyは他の事情もあってNFLの通常ドラフトに参加できなかった云々のことを書いた記事が、NBAロスのアメスポ全体の最大のニュースなんですか。いくらNFLが人気最強のジャンルだとしてもコレはさすがに小ネタに過ぎるだろ。

でまっさらなブラウザで見るとその下にNBAの来季予想ネタがあって、NFLのどこがSorsbyを欲しがるかという予想記事があって、次がMLBで、その次がやっとW杯でした。記事にして6番目ですよ。思いっきり低いなというのが感想。

ESPNってたまに他系列の番組に冷たいところがありますから、ESPNニュース内の序列がそのままアメスポファンの関心と同じだとは言いませんが少なくとも序盤の非ホスト国や今夜のアルゼンチン=Messiの登場試合など非サッカーファンでもわかるような日でないとW杯のESPN内での扱いの序列は高くないようです。

それにしてもSorsby…  カレッジファンしか知らないだろという。Cincinnatiで昨季はプレー、でシーズンが終わってトランスファーポータル入りして転校。Texas Techに決定する前にCincinnati時代のガールフレンドが先行して1月からの学期でTexas Techに転校していたので行先はTexas Techで決まりとされていた選手です。予想通りTexas Techに行ったのですがそれがここに来てハミ出したのかなにかNFL予備ドラフトへ行くことに。ガールフレンドは置き去りでしょうか。ってこんな小ネタですよ!

世界最強イベントW杯であってもアメリカでは簡単にスポーツマスコミの主役にはなれない

とこころでNBA Finals第3戦にSan Antonio Spursが勝ったことで最低でも第5戦まではFinalsは続くことになりましたよね。今夜水曜日に第4戦@Madison Square Garden。
第5戦はSan Antonioに戻って中2日、土曜日に試合予定となってます。

もしここまでのように中1日が続いていて金曜夜にNBA Finalsが開催されたら、FIFA W杯の米代表のグループ初戦の対パラグアイ戦と重なるところになるところでした。
今の盛り上がり方のNBA Finalsに重ねられたら米代表サッカーは視聴率面で大変な目にあっていたでしょう。ですがさすがに融通を効かせているわけですね。

ただ重なりはしないけれど第5戦は存在する。2勝2敗で迎えるか、Knicksが3勝1敗で王手をかけた状態で土曜日の試合を迎える。ファンの量から言ってスポーツメディアの最大の関心事はそちらになるのでしょう。いくら他国では世界最大のスポーツイベントでも、ここアメリカではスポーツメディアがW杯のホスト米代表の試合に全振りになるということはまずない状況でもあります。

NHL Stanley Cup Finalも継続中。2勝2敗なので最短でも第6戦まで行く。他にもUFCのホワイトハウス敷地内での特別興行が今週末にはあります。それは日曜日。過去に類のない見栄えのイベントでもあり、なにかについけて話題性の高いトランプさんのお膝元での興行で話題性は高く、平日の定時ニュース番組(金曜日になるでしょう)でそれが取り上げられるのもまず確実で、W杯のホスト国の初戦が厚いアメスポ各ジャンルと枠を話題の取り合うことになります。

そもそもの話、米代表対パラグアイの試合のチケットが完売してません。あと数日の現時点でも数千枚(Thousands of seats)が残ってるとされます。日本語の数千枚とThousands of seatsは微妙にニュアンスが異なり、1万枚以上残っていてもThousands of seatsなんで、いったい現時点でどれぐらい埋まってるのか誰も知らない、らしい。
例のFIFAのあこぎなダイナミック・プライシングのせいもあって高騰してその高値掴みをしたファンは入るわけですけど、いまの段階でまだ完売じゃないとなると可変価格なんですから金曜日の本番に向けて価格は下がってくるんでしょうか。

既に売れた席にしても転売目的で買ってる人も当然いるはずなんで、転売屋はいまごろけっこう困っている可能性もあります。W杯なんだから完売は必ずすると想定して転売目的で多くの枚数を買っていたらまんまとFIFA大本営にやられたという結果もありえます。

Uniqlo Field at Dodger Stadiumは目立つ

MLBも開幕。日本は実質Los Angeles Dodgersのテリトリと言ってよいので日本のファンはご承知の通り今季から本拠地がUniqlo Field at Dodger Stadiumとなってます。

スタジアム名とフィールド名を別名称にするという手法は各地で行われていてそれ自体は珍しくない。
例えばカレッジバスケットボールの名門DukeのホームアリーナはCameron Indoor Stadiumの名称で長年親しまれてますが、バスケットボールコート自体はCoach K Courtと呼ばれる。Florida StateのフットボールスタジアムはBobby Bowden Field at Doak Campbell Stadiumとなってます。よくあるし歴史も古いもものもけっこうあります。
スタジアム・アリーナ(建造物全体)とプレーフィールドの名称を分けるのは珍しくないですが、それを企業名のネーミングライツとして販売したという例はそれほど多くないはず。思いつくのはNFL Kansas City ChiefsのGEHA Field at Arrowhead Stadiumぐらいでしょう。言いにくいこともあってGEHA Fieldって表現するマスコミはほとんど聞いたこともなく、運用実態は昔ながらのArrowhead Stadiumのままのような。

Uniqloはどうなんでしょう。デカデカと一塁線三塁線脇にUniqlo Fieldと名前を書いて、他にもTVでも目立つところにロゴが立ってる。企業目論見では2027年のうちに全米で200店舗を展開するって書いてありますからその尖兵的な宣伝投資ってとこでしょうか。ジャパンマネーがDodgersの高額サラリーを支えているのがさらに目立って前面に出てきた感じですか。


今月だったと思いますがPayPayがNasdaqに上場してます。そのときの目論見ではカリフォルニア州でまず事業展開するって書いてありました。あー、と。それはDodger Stadiumで日本人客がPayPayで決済できちゃうようになるんだなと即想像。あとはディズニーとかその辺もでしょう。

いまってMLBスタジアムなどメジャースポーツの会場はたぶん全会場完全キャッシュレス化されている。私が個人的にここ数年行ったところで一部でもキャッシュを受けていたとこってないんじゃないかな。当日券を買ったときに紙のチケットを購入したところはたぶんキャッシュでも可だった(クレジットカードで払いましたが)。例外としては年少者向けなどで会場内にキャッシュで場内用カードを購入する機械があるとかぐらいのはず。

んでアメリカのキャッシュレスはNFCがほぼ全てで、QRコードベースの支払いってあまり見かけない。McDとかStarbucksである店舗もあるという話がありますが私はコーヒーを飲まないんで現認したことはないです。日本から来る方はスマホユーザーがほぼ全員と想像される(というかMLBだとMLB Ballparkアプリがないと今ってチケットの事前購入や入場もできない可能性あり)のでスマホのNFCでも困らないとは思いますが、PayPayの方が親和性もあるからそれにすることで高いスタジアムの飲食への心理的ハードルも下がるのかもなと思ってニュースを見てました。

私がたまに日本に帰ると知り合いがPayPayでさまざまな物を支払っていて、へー、という感じでした。そういえば日本以外のアジアの国だと商店どころかホームレスの物乞いもQRコードをかざしてくるぐらい普及してるってのを読んだのを思い出しました。
あれだけ普及してるとカリフォルニア旅行で日本人が行きそうなところはPayPayを受けるようになるんだろうなというのが想像しやすいです。その昔、日本人観光客が来そうな観光地はJCBカードが使えるってステッカーが店頭に貼ってあるからここは日本人観光客圏なんだってわかるってのがありましたけど、それの21世紀版ですね。
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