アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Olympics/World Sports

日本敗退も大物の斬られ役として貢献としたい

準々決勝が終了したWorld Baseball Classic。日本代表は逆転負けで準々決勝で敗退。ベネズエラにあれだけ先頭打者に何度も何度も出塁されてはよく8失点で済んだぐらい。
2023年と比較すると日本の投手陣は大谷、ダルビッシュ、今永、佐々木と何人も主戦投手がいなくなってるんで仕方ない結果でもあるでしょう。

まあ毎大会日本が勝つと大会としては他の国にとっておもしろくない(日本のファンは違うでしょうが)のでバラエティがあるのは良いです。優勝の可能性のある国が2カ国、多めに見積もっても3カ国の競技とか、ヘタすると1カ国の国際大会もある(例えば女子バスケ)。そうなってしまうと魅力が下がりますから、優勝候補の日本が8強で消えるのもまたWorld Baseball Classicの発展に貢献しているかなと思います。「日本に勝ったベネズエラ」というのはカナダに勝った米代表より勲章になっているでしょう。

明日の準決勝第1試合のドミニカ共和国 x 米代表はWBC史上最強打線同士の激突となります。Paul Skenesが先発する米代表の方に分がありますが、Skenesが何球投げる予定なのかわからず、その後続がドミニカ共和国の強力打線をどれほど抑え込めるか。その時点までに米打線がドミニカ共和国の投手陣を捉えられているか。楽しみな一戦となります。

もう一方の準決勝(月曜日)はベネズエラ x イタリア戦。イタリアの打線はまたも8得点で準々決勝を突破。好調を持続しています。打線はベネズエラの方が迫力はあるんですが一発勝負ではわからない。

尚、今大会はLA28(=2028年Los Angeles五輪の野球競技)への米州予選を兼ねており、プエルトリコやカナダが準々決勝で敗退したためベネズエラとドミニカ共和国が五輪出場権を得てます。米州からは2028年3月までに開かれる世界最終予選でもう1カ国出場できるかどうか。

準決勝に進出したイタリアはプレミア12には出場権がないようですから可能性があるのはこれも世界最終予選だけかな。ただ今大会のイタリアチームにどれだけイタリアのパスポート保持者がいるのか不明なので、World Baseball Classicでは躍進もパスポート主義の五輪では選手が揃わない可能性があります。


LA28はNFL選手がフラッグフットボールで登場する可能性があり、次週末にNFLのスター選手を揃えたフラッグフットボール大会がありFOXが放送します。実際にそれらのスター選手がLA28に出場するかは確定してませんが可能性が残る。
MLBは今年末に労使協定の失効があり、新協定の中で五輪へのMLB選手の参加も確定していくと思います。労使はモメてはいますがどちらもLA28への選手派遣という部分では対立していないとされ、MLB選手の登場の可能性は高い。そしてNBAはいつも通りNBAのスター選手が出場する。よってアメスポトップ3が総出演する特別なアメスポ三昧な五輪となることが見込まれてます。

ついでに言うならアメスポ第5位を伺う女子バスケもWNBA選手を派遣し、そのメンバーはCaitalin Clark、Paige Bueckersを含む新鮮な顔ぶれに変わる初の五輪となる。アメスポの上位が総出演でのLA28となることになりそうです。今ちょうど女子バスケの五輪予選をWBCが終わったばかりのプエルトリコでやってます。数百人の観客規模で。

今はアメスポは男女カレッジバスケットボールが各カンファレンスのトーナメントをやってる時期で、今年はさらにWorld Baseball Classicも重なっているんですが、それでもあの女子代表のメンバーならしこしこと米国内でやれば米代表戦はけっこうな集客になるだろうにプエルトリコで数百人の観客。もったいない気がします。特にWNBAのフランチャイズがない都市で開催したらCaitalin Clarkの初登場で動員も見込めたのに、持ち回り制で興行を優先できません。

Peacockがすぐに五輪オンデマンド分をなくしてしまう問題

無事ミラノ五輪が閉幕。NBC系列のPeacockがストリーミングで多くの放送を担当していたんですが、どんどん消えてます。そもそもPeacockは試合分は放送するけど試合後の表彰式部分の放送がなかったり構成がTV分と異なっていて不満だったのですが、さらにストリーミングサービスの特徴・特典でもあるまとめ見もできない仕様のようです。

ホッケーはそれでも数日はオンデマンドの見返しができていたと思いますがフィギュアスケートは大変なペースで消えていて不満の声があがっている。一説にはフィギュアスケートは使用楽曲の著作権の侵害問題があるのでという解説もされているようですが、それは現時点では憶測のはず。NBCもIOCもそのような公式声明を出しているわけではない。

スポーツ放送は例えばNBAやNHLの放送もオンデマンドにはならない(試合中に見始めれば試合開始時点に戻れる仕様の場合はありますが)など制約がある場合はしばしばなので、五輪に限ったことではないですが、フィギュアスケートを好んで見る層って年中スポーツ番組を見ているのと異なる層である可能性が高い。ドラマなどをまとめ見をするつもりでストリーミングサービスを楽しんでる人たちだとあっという間にに消えてしまっていたフィギュアに非難轟々、消されるとわかっていたらもっとすぐに見たのに的な苦情が出てるようです。

それに対応したのかGalaの分は今はPeacockで見られるように戻ってる。戻ってるってことは言われていた楽曲の著作権が云々とか、IOCとの放映権契約のせいではなかったということなんですかねー。戻ってはいるんですけどPeacock上の少しわかりにくいところで私は見つけたので、よく意味はわかりません。

ホッケーだと男女とも決勝戦(いずれも米代表対カナダ戦)はまだオンデマンドで見られます。戦ってる本人たちは眼の前の試合に忙しくて画像で見る機会が少なさそう。この分じゃ自宅についた頃には自分の演技をTVで確認する方法としてはPeacockは役に立たないのかもです。

NHL選手で構成された男子米代表はチャーター便でニューヨークに向かって帰る予定だったのが東海岸がブリザードで欠航便が続発して近隣の空港が混乱するのが必至ということで、急遽エントリーポイントをフロリダ州マイアミに変更。そこからそれぞれのNHLチームの次戦のへ向かうことになる流れに。
雪で荒れるメトロポリタンエリアでの試合はリーグ再開戦では2試合のみ予定されているようです。決勝でゴールデンゴールを決めたヒーローのJack HughesはNew Jersey Devils所属でホームゲームが待ってるんでマイアミからスケジュールの荒れたニューヨーク(たぶんNewark)に向けて移動が待ってることになります。火曜夜か試合当日のニューヨーク入りなら天候も運行も改善しているはず。
試合の再開は水曜日とすぐです。さすがに日曜日まで戦ったメンバーはリーグ再開初戦は出場に手心を加えてもらえるのかそれともフル回転なんですかね。五輪に出場してないメンバーは2週間リフレッシュ休暇の後でコンデイションの差が大きいですが。


ちなみにPeacockで私が毎年今頃見ているラグビーの6 Nationsも現在進行中ですが、Super Bowlの週末に開幕した開幕戦の3試合も含め全試合がオンデマンドで見られます。つまりはオンデマンドの状況は契約次第。でもフィギュアスケートへの苦情には急遽対処したって感じなのかな。

6 Nationsは米国内での報道がゼロなのでこっちから探しに行かない限り試合結果をまったく知らないままで後追いで全編を観戦できます。五輪中は消化が進みませんでしたが、World Baseball Classicが始まる前には6 Nationsも追いついておかないと。WBCにMarch Madnessとイベントが続くので見る機会が失われますから。ただ今季の様子ではフランスがぶっちぎりそうで最終週まで見なくてもいいのかもしれないです。

米代表男子ホッケーが3度目の金メダル

ミラノ冬季五輪の最後のイベント、男子アイスホッケー決勝。苦しい試合を耐えて延長戦で制したのは米代表でした。2−1。米代表男子の金メダルは3度目。過去2度は自国開催だったので国外での優勝は初。

先制したのは米代表でしたが、その後の試合の流れはカナダ。試合中に米代表のBrady Tkachuk(NHL Ottawa Senators)が自軍のメンバーにさかんに檄を飛ばしてましてました。明らかに劣勢で後ろ向きのスケーティングが多く切り替えての反攻も勢いがない。縦の圧力の強いカナダに米代表は守勢の時間帯が長くなり厳しい展開に。
カナダ側から言えば準々決勝、準決勝に続いてリードされてから試合のペースを握って追う展開。

米代表のゴーリーConnor Hellebuyck(Winnipeg Jets)のセーブが米代表を救い続けて1-1のまま試合は終盤へ。この時点でもカナダの攻勢は続いていたのですがそこで大きな転機が。
カナダ側のハイスティックがダブルマイナーと判定されて4分間の米代表のパワープレー(PP)に。残りが6分半。ここが押されまくりの米代表の最大のチャンスとなりました。期待の展開。

ところがここでも米代表ほとんどシュートを打つところまでいけない。4分もあるのでPPの前の方は数的優位を保って時間を消費、相手を疲弊させた上でゴールできればそれが一番良い展開なのはそうなのですが、そうはならない。カナダのペナルティキリングが冴えて10秒、20秒とカナダのポゼションが続き4分もあると思ったPPの時間はあっさり減っていく。

そうこうしているうちになんと今度は米代表側のハイスティック、その上コールがディレイ。カナダはGKを引き上げて自陣でパックを悠々とキープしてダブルマイナーの時間は減っていくし、その後はカナダのPPとなるのが見えてるという、一転米代表がピンチに直面する展開に。そのカナダのパックを米代表が走り回って追い回さないのでその後のPPの時間交換分が悪くなる一方。その辺をみても米代表のメンバーたちが相当に走り疲れていたのでしょう。

4人対4人の時間が40秒ほどあった後に、今度はカナダのPP、米代表、ここで事切れるかもという展開です。
しかし耐えきって延長戦へ。ここを凌いだのが勝因でしょう。

延長戦になってしまえば3人対3人、それも製氷タイム後でしっかり休んだ後ですから、レギュレーション内の5人対5人でカナダに押されまくっていたのよりは五分五分に近いチャンスとなるはず。そして最後はJack Hughesがゴールデンゴールを決めて決着。
準々決勝では兄のQuinn Hughesがスウェーデンを相手に延長戦でゴールデンゴールを決めてますから兄弟で五輪のゴールデンゴールを決めて金メダルを獲得したことになります。

米代表はこれで男子・女子ともホッケーでカナダを決勝で下してダブルゴールド。さらに冬季五輪の一番人気競技のフィギュアスケート女子シングルスでも金と五輪期間の最後の数日においしいところを連取でのフィニッシュとなってます。放映しているNBC歓喜の展開ですね。

カナダは準々決勝で負傷してその後出場のなかったSidney Crosbyもユニフォーム姿でメダル授与式には参列。16年前にバンクーバー五輪での決勝でゴールデンゴールを決めたのは若き日のCrosby。出場は叶いませんでしたがケガにも関わらず帰国せずチームに帯同していましたが険しい顔。

カナダのエース格Connor McDavidが試合後速攻でネット上でファンに叩かれているのが気の毒です。なにそれって。確かにMcDavidは期待ほど今大会活躍できませんでした。そして彼はNHLでも最高の選手と言われながら優勝に手が届いていない。熱心なカナダのファンの失望を受けてしまうのかもしれません。確かにMcDavidが失意の顔をしているエンディングというのは私も何度も見たことになるんですけど、批判に値するでしょうか。ちょっとひどいなと。


あれはマズい 写真も出ない

Epstein疑獄の吹き荒れる中、あれはマズいんだろうなあという写真が日本では出回っている。当然ながらスポーツ放送最大手ESPNも五輪独占放映権を持つNBCのNBC Sportsも出してないです。

フィギュアスケートの最終日の恒例エキシビションGalaで女子シングルス銅メダルの日本の17歳Ami Nakaiのロリータポーズの写真はとてもアメリカ国内では(特にそれを選んで)サイトに掲載する勇気は担当者は持てないでしょう。掲載したら荒れるの必至です。クビすら覚悟かも。

五輪は4年に一度しかないですから出場の年齢制限のタイミングも考えたら17歳は未成年者だからヤメロとは言い難い。調べたらあと2ヶ月で18歳になられるようですし、2ヶ月足りないからは酷な批判になりかねない。細かいことを言えば五輪参加国には18歳以下で法律上の成人となる国もあるわけですから否定はできない。
それに次の大会では21歳になってしまうわけですし、いまの年齢と容姿に合った演技のチョイスは個人的には良いとは思うんですが、なにせアメリカ国内はEpstein疑獄でピリピリしているし、それ以外の部分でも昨今はキリスト教関係者の性的ニュアンスのあるコンテンツの検閲・糾弾活動はさらに高まっているので、今のアメリカの空気からするとマズいという判断になると思います。


冬季五輪がアメリカの都合でSuper Bowlが終わったところで開幕し、夏季五輪はNFL開幕前に終わるように糞暑い時期に開催される。アメリカも一参加国なのになぜアメリカの都合ばかり通るんだという不満が他国から出るのはしょうがないところ。実際アメリカの都合です。

米国内で長年五輪の独占放映権を維持しているNBCは2025年にIOCと4年間の契約延長を結んでます。$3 Billionで4年間=2034年のSalt Lake Cityの冬季五輪と、2036年の夏季五輪(開催地未定)分です。冬季五輪も夏季五輪も基本的には17日間のイベント。一部の競技は開幕式の前に始まりますから、それを含めて多めに20日間と換算しても冬季・夏季併せて40日間の放映に$3 billionです。開催日一日当たりで$75 million(現在の交換レートで118億円)を支払っている勘定になります。一日当たりですよ。ダントツの最高額です。

2位は日本で今回のミラノ冬季五輪から2032年の夏季五輪までの2サイクル4大会分でドル換算$700 millionを放映権料で支払うことになっているとGoogleは言ってます。
4大会分の合計が$700 million。欧州各国よりも高い第2位なのに発言権を考えると割高な気もしますが、日本での五輪人気は米国以上かなと私には肌感覚でわかるのでそんな金額が払えるんですね。
すごい金額ですが、でもアメリカはそのざっと8倍も払ってるんで、一参加国でもありますが同時に五輪の大タニマチでもある。夏季五輪の灼熱の季節の開催を要求するアメリカの都合が通っちゃうんですね。

フィギュアスケートのGalaもメダリストでない(チームでは金ですが)女子のAmber Glennや、男子ではフリースケートで完全崩壊したIlia Malininも出場するのもタニマチのアメリカの意向が反映していると考えて良いのだと思います。それにゴールドメダリストのAlysa Liu、アイスダンスで疑惑の判定ともモメた銀のMadison Chock / Evan Bates組の合計4組の出場。

5組送り込んでる日本は米国よりも多く国別出場者で最多です。全員が非チームイベントのメダリストなので堂々たるもの。個人非メダリストを2人含んだ米選手とは異なる。
女子シングルスのフリースケートの前の段階では日本女子による史上初の金銀銅独占の可能性がありましたが、その場合6組もGalaに出場できたのかな。

残りは欧州と韓国に気を配って配分って感じ。個人参加扱いのロシアの選手もGalaに出場をさせたのは次のサイクルからのロシアの五輪復帰へのシグナルでしょうか。五輪開催中にパラリンピックにはロシアとベラルーシが国家として参加できることを目立たないタイミングで発表していました。

やはり女子シングルスが冬季五輪の華

ミラノ冬季五輪も終盤。今日は米国東部時間の午後に女子のアイスホッケーが苦しんだ末にエンプティネットの6人攻撃でカナダのゴールをやっと破り、延長戦の末に優勝。その直後の時間帯がフィギュアスケート女子シングルスの最終組の前ぐらいの時間帯となり、そちらで20歳中国系のAlysa Liuが金メダルと女子スポーツファン&五輪放映局のNBCが歓喜の展開となってました。

女子シングルスのメダルは2006年のSasha Cohen(銀)以来、金メダルは2002年のSarah Hughes以来とか。勝ったLiuは生まれていない時代からアメリカって勝ってなかったんですね。よくそんなに長期間勝っていないのにフィギュアスケートの人気がアメリカで落ちきらなかったものだと逆に感心してしまいました。それだけジャンル自体には魅力があったということになる。

Alysa Liuは父親が天安門事件でのデモに加わっていた人でその後米国に亡命。十代で一時引退するも復帰して今回金メダル。明るい性格・使う語彙・ボディランゲージがいまの20歳のアメリカ人のどこにでもいるような感じなのが好感度や商業的な価値が高いのかなとも思います。

出身地はカリフォルニア州Oaklandとなってます。San Franciscoや対岸のOaklandは中華系の市長が選ばれていて一時期中国の海外領みたいな状態になっていた時期がありますが、彼女が生まれ育ったのもその辺りに当たるんじゃないかな。

NBCのフィギュアスケートの解説はずっと長野五輪の金メダリストのTara Lipinski(とクロスドレッサーのJohnny Weir)がやってるんですが、やっと将来の後継者ができた感じでしょうか。4年前に比べてTaraの声がずいぶんおばさんぽくなっていて今回気になっていました。JohnnyとTaraのコンビは掛け合いも良く人気があると思うんですぐにって話ではないと思いますが。


女子ホッケーの方はカナダが第2P序盤にショートハンドでの急襲で先取点。それを守りきるか、という試合時間残り2分まで行きました。今大会圧勝の連続だった米代表の焦りも画面から伝わってくる試合になりましたが、早めにゴーリーを引き上げて6人攻撃。ゴール前での股に来たパックに角度を加えたのが技ありで決まって同点。
延長戦は男子の方でも書きましたけど3人対3人だと両軍交互にシュートの撃ち合いになる。カナダはポゼション持ってもSOGまでもっていけない中、米代表が押し気味に進めて、そのまま決勝点。最後は順当という感じではありました。その前の負けちゃうのか、というサスペンス部分が番組的にはおいしかったでしょう。

四大プロスポーツがやっていない日

その昔、こういう表現がありました。MLBオールスターの翌日が一年でアメリカでメジャースポーツが試合のない唯一の日だ、というものです。これは長い間事実でした。いわゆる四大スポーツというのはNFL、MLB、NBA、NHLで、NFLは週末型興行ですから意味合いが異なりますが、他の3つは平日も興行を行う。近年になるまでは3ジャンルはシーズン中は隙間なくレギュラーシーズンの試合を開催していたし、シーズンも重なっていたのでNBAもMLBもNHLも試合がない日というのはMLBのオールスター戦の翌日だけだったというわけです。

それが近年は各ジャンルで労使協定で選手の待遇改善としてオールスター前後の休養日が伸びたため合間が空いてきている。
昨日2/15/26の日曜日がNBAのオールスター戦で、NBAのレギュラーシーズンが再開するのは2/19。通常年ならその合間にはホッケーNHLが試合をしていたので空き日はなかったのですが、今年は冬季五輪にNHL選手が参加しているのでNHLも興行をしておらず、よって今日月曜2/16から2/18までの3日間はアメスポメジャースポーツの開催がない日になってます。MLBオールスターの後日だけではなくなった。
カレッジバスケは行われているので五輪以外なにも見るものがないというわけではないですが。

NHL選手は冬季五輪に出てますがそちらもチーム全員がNHL選手のカナダ代表と米代表はノックアウトの一回戦(五輪用語ではプレーオフと呼ばれてます)を回避して準々決勝に進んでいるので2/18まで試合がない。それをメジャースポーツ開催日にカウントするとしても2/16と2/17はアメスポメジャースポーツなしにほど近いことになります。
アメスポの選手の待遇改善によりメジャースポーツのない日が増えているとも言えます。そこへ何かを突っ込めるほどの大きなギャップではないですが、隙はあることに。

女子の五輪ホッケーはカナダ代表・米代表とも今日試合をしてました。カナダ代表がスイスに粘られて2-1で準決勝を突破。SOGが5倍ぐらいカナダ側が打っていたのでゴール差は僅差でもカナダ側の優位は明らかだったんですが、この決定機に決められない様子と、グループでの対戦での大敗と考えると来る米代表との女子決勝戦は米代表の完勝になっても不思議じゃないかもです。カナダの期待はスター軍団の男子ホッケーひとつにかかってきそうです。バンクーバー五輪の再現か。

そういえばこの週末、五輪ホッケーの男子米代表の対ドイツ戦に、サッカー男子米代表のエースChristian Pulisicが観戦に来ていました。Pulisicは現在AC Millan所属なので試合がなければ市内で開催されている五輪ホッケーはさっと観戦できるわけで、ああだから来てるんだと。アメスポはジャンル間の垣根が低いのが良いですね。

カナダのスポーツマスコミサイトを見る

冬季五輪が開催中、そして男子のホッケー競技も始まったのできっと北の国カナダのスポーツマスコミも盛り上がってるのかなと思いチェック。Sportsnet.caを眺めてみると男女のホッケーとともにカーリングが注目競技のようで画面上部にホッケーとカーリングだけ直リンがある状態になってました。ホッケーはともかくカーリングが特別待遇。そういうものなんですね。こういうのはお国柄があって良い。

先日フィギュアスケート・アイスダンスでカナダのペアが銅メダルととっていたと思ったんですがトップページには写真もない。アイスダンスはニッチな新し目の競技ではあります。今の今はアメリカ国内では米代表ペア(銀メダル)を不正に低評価したフランス人審判への批判の話題が大きく、3位のカナダは眼中にない感じですが、カナダ国内のマスコミなんだから何か書いてあるのかなと思ったら(掘ればあるのかもでしょうが)ぱっと見たところ言及がない。ホッケーとカーリングが圧倒的に多く、他の競技の話題はほんの少しです。

カーリングは日本では冬季五輪の種目の中では人気競技になっていると理解してますが、アメリカではまったくそうではない。そしてカナダでのカーリング人気は日本よりさらに高いかのようにも見えます。
ところが今大会世界ランク1位のカナダ代表女子チームが期待に反して負けているのが現在。10カ国参加・総当りで現在1勝3敗の8位。アメリカ代表にも敗れてSportsnetがブチギレそうな記事を掲載している。ブチギレるってことはそれだけその競技に情熱があるってことなので、カナダでの(少なくともSportsnet社の)入れ込み方はマジなんだなあと感心しました。

この先、カーリングで惨敗して、ホッケーでも男女とも金メダルを取り損なったらカナダ全体が鬱になるぐらいのことかもしれない。男子ホッケーが本丸として、ホッケー女子の方はグループでの直接対戦では米代表が5-0でカナダに圧勝してました。本番の決勝は別ですが。

あまり良く見てなかったのですが今日のアメリカ国内の五輪ダイジェスト番組ではカーリングの男子代表がガッツポーズをしている映像を見かけましたから男子も米代表はいいとこいってるのかも。

次回冬季五輪@フランスはサッカー場でホッケー

その後いろいろ読んでいて呆れたのですが、次の2030年の冬季五輪はフランス・ニースで開催で、アイスホッケーはサッカー場でやるそうです。無言になってしまいますね。本気で言ってるのかと。
サッカー場にホッケーリンクを二面作って試合と練習とやらせるらしい。舐めてんのかなと。NHL選手の参加は期待できないように私には思えますが、NHLの場合、NHL本体よりも選手会が出たがってるので、行くのかも。その次の3034年が米国内Salt Lake Cityでの開催なので文句無しのコンデイションで開催できてNHL選手も出場するでしょうからもうそっちで良いでしょと言いたいNHLチーム首脳も多そうです。

NHLは野外試合を毎年開催してます。初期は寒冷地を選んでましたが臨時の製氷設備に自信を深めた後はかなり温かい都市でも野外試合を開催してます。ただそれはNHLの野外試合設営部門がノウハウを蓄積したからでしょう。ろくにホッケーの設備もないフランスが、国内で一番温暖な地中海岸フレンチリビエラのニースのサッカー場で付け焼き刃で、それもコスト節約のためアリーナすら建てないでホッケーやれとか、根本的になにか勘違いしていると思いますね。それを承認するIOCもたいがいです。


先日も書きましたがミラノ冬季五輪のアリーナはまだできてないんで工事中のまま女子の試合は開始になりそう。
女子代表選手に言わせると、彼女たちは普段から男子より劣悪なリンクで試合をすることが多いのであまり気にしてないと言ってます。けが人が出ないことと氷のコンデイションが良いことを祈るしかない。

ところでミラノの新設アリーナですが、リンクのサイズが短いそうです。3feet=1m弱。以前に書きましたが国際サイズがNHLサイズに数年前に寄せたので今回の新築のアリーナはNHLサイズで作れば良かったはずで、実際リンクの幅はNHLサイズになってるんですが、なぜか新設なのにリンクの長さはNHLサイズではないというお粗末さ。なぜそうなったのか。
でも原因究明なんてやってる場合じゃなくて建設推進が一番なので今は誰も短さに文句は言わない。五輪が終わったらもう誰ももうそのアリーナのことは思い出さないから今に至ってはどうでも良いですけど、観戦していてニュートラルゾーンが短い気がすると思われた方がいたらそれは錯覚じゃなくて実際短いのです。

ホッケー国じゃない国にはもう冬季五輪でNHL選手に参加を期待しないで欲しいような。NHL選手が出場しなくても熱くプレーして貰えれば熱戦は生まれるものですから。アイスホッケーという競技にはそれだけの力があると思います。

五輪リンク・会場はちゃんと完成するのか

NHL選手が参加して行われる冬季五輪ミラノ大会のアイスホッケー用のアリーナがまだ完成していません。本番は女子のトーナメントが2月5日に始まるのであと10日ほど。男子の方は2月11日から。

イタリアは南北に長い国でミラノはスイス国境から遠くない北寄りの都市なのですがどうも観客席付きのアイスホッケーのできるアリーナというものが存在しなかったようで新築。
しかし2023年に着工したのにまだ工事が終わっていない。開幕1ヶ月を切った段階=1月上旬にやっとテストイベントを実施したところ試合中に氷に穴が開いて試合が中断したと米マスコミで報じられてました。イタリア側に言わせると小さな穴、アメリカから先乗りで取材に行っていた取材者に言わせると大型のステーキぐらいのサイズの大きな穴だったと、表現は異なりますがプレーに支障が出たのは事実のようです。

最後にNHL選手が参加した2014年ソチ五輪のときはさすがにホッケー国のロシアがホストだったのでホッケー会場は1年前にテストイベントを完了、会場については文句がまったく出なかったそうですが今回は不安でいっぱいらしい。試合の行われるリンクの氷に穴が開くというのはNHLでも急造リンクの野外の特別試合ではしばしばあることです。その場合粉状に砕かれた氷をカップで持ってきて穴に入れて、手で均してスプレーかけてみたいなことをやってる。
ただそういうNHLの野外試合は試合が行われるのは1試合のみ。五輪のリンクは連日3試合を消化する予定でどうなることか。

そもそも2023年に着工してなんで2026年にテストイベントで不具合が出るのかわかりませんが、お国柄でしょうか。さらに隣接する練習用のリンクはテストイベント段階で利用できる状態ではなかったとか、ロッカールームも全然できてないとかいろいろ大変なようです。女子のスケジュールが先行しますが女子の競技期間中も工事が続くのはほぼ確実。ヘタすれば全スケジュールを終了しても完成しないかもしれないぐらいのことが起こり得るらしい。

2014年ソチ五輪以来12年ぶりのNHL選手参加の五輪なので最悪でも氷だけしっかりしていて選手への危険がなければロッカーの問題ぐらいなら試合は行われるし、意気込んで準備してきた高額サラリーの選手たちも参加するでしょうが、それが保証されているとは言い難いのが現状。久しぶりのNHL選手の参加の大会で不安がある会場というのはもったいない話ですが、イタリア人には関係ないのか。

他のレポートではスコアボードの設置されている位置が高い位置で普通にプレーしていたら残り時間の時計が見えないところにあるという指摘もありました。ホッケーの場合、各ピリオドの終わりだけでなくパワープレーの終わりのタイミングも大事です。

次回の冬季五輪2030年はフランス、その次が2034年でアメリカ・ソルトレイクシティ大会。2034年はNHL選手の参加はほぼ間違いないでしょうがフランス大会は微妙。2038年は開催地未定ですがスイスが立候補をすると言う噂で、スイスはホッケー国なので今大会のような施設の不始末はないかもですが、フランスはそうじゃないからミラノ大会のリピートになりそうな要素があればその次のソルトレイクシティは確実なんだから選手の拠出をしないかも。

何年前だったかNFLがメキシコでの試合を直前になってグラウンドコンディションが悪いと判断してキャンセル、米国内の本拠地での試合に振り替えたことがあったかと思います。あれはNFLの試合なので試合地を変えて試合自体は問題なく行われました。
NFLの場合、試合が行われない本拠地も予備に必ず他のイベントを入れず空けておくのが運営ルールになってるのでそういうことができた。ハリケーンが来るとかあると急に開催地を変えたりすることがありますが、それができるのもそういう危機管理を念頭においた運営ルールがあるから。

今回の冬季五輪は主催がIOCでNHLの権限は及ばないから氷のコンディションにダメ出しが出たら選手を引き上げるしかないんですよね。その場合は米代表やカナダ代表だけでなく他の各国のNHL選手が引き上げられてしまう。そんなことが起こらないことを祈ります。マジちゃんと準備はしてくださいよ。
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