アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NFL/Pro Football

スーパースター不在でも史上最多視聴者数を突破できるか

Super Bowl XLが今日開催。例年と比較すると盛り上がりは低めにも感じる。理由ははっきりしていて、Super Bowlを中継するNBCが冬季五輪の放送に忙しくてSuper Bowl番宣に全力を注ぎ込めていないからです。このかぶりは痛い。

一時代を築いたNew England PatriotsのSuper Bowlへの新装帰還と、Seattle Seahawks側から見ればPatriotsがSeahawksを逆転勝利目前のゴールラインでのINTで下した2015年のSuper Bowl XLIXでの名場面のリベンジマッチ。Seahawksの優位と私にも世間にもそう見えるカード、Seattleのリベンジ優勝はあるか。

PatriotsはTom Brady、そしてBill Belichickと去ったあとにこんなに早くSuper Bowlに戻ってこれたのは出来過ぎぐらいの上出来。NFLには32チームがあり、万遍なく登場機会があるとすればSuper Bowl登場は16年に一度程度のはず。Patriotsが最後に優勝及びSuper Bowl登場したのが2019年なので7年ぶり。Belichickが退任したのが2023-24シーズン後なので、Belichick退任後たったの2シーズンでのSuper Bowl帰還。現HC Mike Vrabelの初年度での成功。いろいろ出来過ぎです。

先日のPatriotsオーナーRober KraftとBelichickの殿堂入り投票での落選でも見られるようにアンチPatriotsという層は存在する。アンチというかやっかみというかその層のPatriotsの憎み方はなかなか激しいようです。アンチもファンのうちという表現がありますが、それもあってその層は今夜のSuper Bowlを見ないではいられないでしょう。

Seahawksの方は相手がPatriotsになったことであの11年前のゴールライン&逆転勝利も目前にしてのプレーコールの疑問が蒸し返されてます。今更かよ、という気もしますけど、それも長いドラマの一部として考えれば蒸し返しも楽しみのうちかなとも思います。

Super Bowl XLIX最終盤、Patriots 28-24 Seahawks。試合は25秒残りでSeahawksがPatriotsゴールラインに迫る1ヤードラインでの2nd & goal。Seahawksにはまだタイムアウトが1つ残っていた。そこでスラントパスでTDを取りに行ったのをPatriotsのCB Malcolm Butlerが割り込みINTで決着。

当時パワー型RB Marshawn LynchがSeahawksのスター選手でもあったので「なぜ1ヤードなのにMarshawnのランに行かずにパスに行ったんだ」という批判が渦巻きました。今から思えばSeahawksファンだけでなくアンチのPatriotsファンの悲鳴でもあったか。しかし歴史は残酷でまたもPatriotsの優勝に終わった試合でした。

Marshawn LynchもQB Russell WilsonもSuper Bowl制覇1度は達成しているんで、まだ良いのですが、1度優勝と2度優勝は選手のレガシーという面では大きな差で、もうほんの1ヤードの差でSuper Bowlが逃げたあの場面はSuper Bowl史上に残る名場面ではあります。

NFLでは11年も経つと当時のメンバー・スタッフはすっかりいなくなってますけどファンは忘れていないはず。移籍1年目のQB Sam Darnoldと鉄壁のディフェンスで勝ち上がってきて今回こそはPatriotsにリベンジできるか。Darnoldってとこが熱心なSeahawksファン以外にとっては盛り上がらないところでしょうが。Darnoldファンというのがいるのかどうか知りませんが、長い苦難の旅の末のSuper Bowl制覇となればある種のアンダードッグストーリーってことになるのか。

Sam Darnoldもそうだし、PatriotsのDrake MayeもNFLファン以外の一般には無名に近いんでどうなのかと思っていたんですが、事前の業界の期待ではSuper Bowl史上最多視聴者数も見込めるんだとか。ハーフタイムショーのBad Bunnyも視聴者数面ではかなり貢献するとされてます。

プエルトリコ出身のBad Bunny。なんでも全曲スペイン語の楽曲が予定されているとかで、それはSuper Bowlハーフタイムショー史上初。ホワイトハウスやトランプ支持層はそれに反発して、ハーフタイムショーの同時刻に裏でKid Rockがライブをやるそうです。

もうひとつ余談。昨夜のNBA Golden State Warriors@Los Angeles Lakers戦の終わったあとのコート上のインタビューでLeBron Jamesが「明日のSuper Bowlはどっち?」と問われて「いや、どっちかを言うとあちこちから反感かうから」とにやっとして回答を回避。他局なのにインタビュワーは食い下がりもう一度問うもLeBronは回避を貫いて去ってました。LeBronさんのような人でも面倒くさいファンもどきが大量に群がってウザいぐらいなのがSuper Bowlなんだなあとちょっと感心しました。

現殿堂が破綻し、NFLが自身の新殿堂を作る可能性

前項でBill Belichickが殿堂入り投票で落選したという話を書きました。これが良い潮時なのでNFLがPro Football Hall of Fame(以下殿堂)との縁を切る可能性まで出てきてると思います。NFLに縁を切られたら殿堂は確実に破産することになるでしょう。早ければ2026年シーズンのプレシーズン開幕戦のHall of Fame GameへNFLがチームを派遣しない可能性がある。それをやられると殿堂は詰む。その可能性をちゃんと殿堂経営者や投票者たちは理解しているかどうか。
過去に何度かHall of Fame GameはNFLの意向で行われなかったことがあるので前例がないわけではないです。一度はフィールドコンデイションが劣悪という理由でキャンセルされたこともある。

私はPro Football Hall of Fameを訪れたことがあります。展示物などはあんまり感心しなかったです。こんなもんかと思いました。私は他にもNational Baseball Hall of Fame and Museum、Naismith Basketball Hall of Fameも訪れてます。Cooperstownは別格ですね。抜群に良い。Hockey Hall of Fameは残念ながら行ったことがないです。昨今はToronto・カナダを訪れる機会がすっかりなくて一生いけないかもなあとか思うとよく行っていた時期に気づいて行っておけばよかったと思うことしきりです。
Cooperstownの次に良かったのはIndyかな。

今回のBelichickを故意に落とした投票者グループがいるらしいという話が出る前から一部の引退選手や関係者から殿堂に対する不満は出ていた。それが今回の事件で一気に表面化して、もうあんな殿堂とは手を切った方が良いというところまで一気に関係者の議論が沸騰している。ということは以前から内心不信感を持っていた関係者が多かったということなのでしょう。
上述のフィールドコンデイションの不良でHall of Fame Gameをキャンセルしたのも今から思い返せば殿堂側のフィールド管理がずさんなのに不信任を突きつけたという意味だったのかもなとも思えます。

投票者グループについては不毛っぽいので今回は詳細に触れませんが、50人の投票者中11人以上で徒党を組んでいれば候補者の生殺与奪権を握れるという仕組みがまずい。

殿堂は今となっては建物の周りにウォーターパークや観覧車が立つ遊園地みたいな場所になってるそうです。その開発費用で殿堂の財務状況も悪く、IPOでカネを調達してみたが目論見通りにはカネが集まらず、今年になってその株式が暴落してその後上場廃止とかなんとかという、驚いちゃうようなレポートが出てます。
今回の事件がなくても静かに破綻していた可能性があった。

そんな組織が殿堂入りというフットボール人の名誉の顕彰を担っていたというのですから困ったものです。Hall of Fame Gameがこの夏に行われずその収入がないとすると一気に破綻して、Bill Belichickの来季の殿堂入りどころかその時期までに殿堂が消えている可能性もありというところまで踏み込んで考えるべき事案と捉え直した方がよさそうです。

そこまでひどいのかとにわかには信じられないほど組織の最終段階に最後っ屁のようにBelichick落選という混乱をぶっ放したという結末になるかもしれないんですね。NFL本体は当然それを一般人よりも先に察知していたでしょうから、今回のBelichick落選を期に一気に殿堂の腐敗ぶりや放漫経営をマスコミにリークし晒して、ファンに殿堂の挿げ替えやむなしなのだと納得させようというフェーズに今まさに入ってるのかもしれません。

アメスポ最強のNFLには財力はありますからやると決まれば自前の殿堂施設を建てることは難しいことではない。
但しNFL本部はニューヨーク市のミッドタウンであんな世界の一等地の近辺には採算性の大したことのない新殿堂施設は向かない。実際に10年ほど前にタイムズスクエアにNFL Experience Times Squareという体験型施設をオープンしたんですけど、1年も経たずに終了。NFLのような組織でもムリと即座に撤退したということです。

NFLは西海岸Los Angeles Rams/ChargersのホームSoFi Stadiumに遠くないところに第2本部をかまえていて、その近隣に新殿堂を自前で作って、自前殿堂の新Hall of Fame Gameをやるというところまで考えれば美麗スタジアムが直ぐそばにあるその立地がより良さそうです。

ニューヨークでのNFL Experienceの失敗でその手の体験型施設のノウハウは吸収したと考えてそういう要素も含めてSoFi Stadium周辺に新殿堂というのは悪いアイデアではないような。SoFi StadiumはChargers/Ramsの両軍が使うんでシーズン中の稼働率は高い。NFLファンが常に行き来する場所にあれば、早めに来たファンが寄っていくという相乗効果もあるでしょう。

尾を引きそうなBelichick殿堂落選

Super Bowl6度制覇の元New England Patriots HC Bill Belichick 73歳がPro Football Hall of Fame(以下殿堂)の殿堂入り投票で落選したとの報道に強い反発が出ていて、その選考システムの問題まで深堀りして報ずるスポーツマスコミが出ているし、何人かの関係者から強い批判の言葉も出ておりこの問題は尾を引きそうな様子になってきてます。

NFLシーズンでは毎年プレシーズンの冒頭にNFL Hall of Fame Gameが行われる。出場チームは新たに選ばれた殿堂入りメンバーの出身母体のチームとなるのが通例なので現時点では未定です。
Belichickが落選したのは引退選手を選ぶのとは別のカテゴリと仕組みなので、仮にBelichickが選ばれていたとしてもPatriotsがHall of Fame Gameに呼ばれたかはわかりませんが、PatriotsはSuper Bowlにも進出を決めており、Hall of Fame Game側としても魅力のある候補だったでしょうけど今回の騒動でとてもじゃないが呼べないでしょう。呼んでもブーイングの嵐になることは確定的です。

元Dallas Cowboyなどで指揮を執ったJimmy Johnsonは特に批判が鋭く「投票内容が非公表になるのに隠れてBelichickに投票しなかった臆病者は名乗りでろ。名乗り出ておまえが何に不満で投票しなかったか言ってみろ」と激怒。

それもあってKansas City Chiefsの地元記者が自分はアンチBelichickで、またはアンチPatriotsでオーナーRobert Kraftに投票しなかったわけではない、他の3名に自分の手持ちの票を入れたかったのだと自身の行動を弁護しています。だからSpygateは自分の投票に影響していないとも。

以下投票の仕組みやそもそもどうやってこれらの候補が投票対象になったのかも説明しますが、それでもPatriotsに恨みを持ってそうなKansas Cityの地元記者がそう言い訳しても額面通りには聞こえないのが痛いでしょうね。公開弁解に踏み切った当人もそれは自覚してるようです。

これから他にも同じようなことを言って名乗り出る投票者が出るかもしれませんが、少なくとも11名いる。それがどこの誰なのかつまびらかになって並べてみたらAFCのPatriotsに苦杯を飲ませられ続けられたチームの地元記者ばっかりじゃんとなったら、彼らの言い訳への疑義はさらに深まります。
この分だと全員は名乗り出ないでしょうから、関係のない投票者から辞任する人も出てくるぐらい尾を引く事態になりそうです。今年のHall of Fame Gameでも、来季分の候補発表の時期も繰り返し蒸し返される話になりそうです。

殿堂入り投票というとなぜかMLBの選手投票が一番話題になるので、その仕組を元に理解している人は多いはず。MLBの殿堂は現役引退5年後に10シーズン以上の選手活動歴のある選手は全員投票対象とされ、足切りはあって瞬殺される人がほとんどですが、足切りを逃れた場合は10年目まで連続で繰り返し投票対象になるわけです。獲得票数も公表され、年数と獲得票数で自動的に動く。誰かの意図は介在しない。

しかしPro Footballの殿堂の貢献者投票対象(オーナーがこれ)はそういう仕組みではない。投票者には3票が与えられていて、毎年発表される5人の候補のうち最大3名に投票するという仕組み。その候補は毎年変わり、前年の落選者が翌年も戻って来るという保証はない。二度と戻ってこない場合の方が多い。つまりは過去の実績のあった方がこの候補の中に取り上げられること自体が一種のステータスになっていて、昨年だかは100年前にNFLが創設された時期に辣腕をふるって選手にサラリーを一切払わない仕組みを作ったなんとかという方がその5名に含まれていました。その方が候補になるまで私はNFLが選手にカネを払わない仕組み作りで始まったことを認識していませんでした。

Belichickは73歳。現在カレッジでNorth Carolina Tarheelsを指揮して苦戦中。私生活は24歳のガールフレンドとラブラブで元気そうなんですが、心配なのはRober Kraftオーナーの方でしょう。84歳。何年か前にフロリダで性的マッサージのサロンを訪れたときに摘発されるという醜聞がありました。有能な弁護士を駆使して処罰はほぼ免れました。当時で既に70代だったはずで元気でけっこうなことだとは思っていたんですが、その後は老いが目立つ。この分だと存命中は殿堂入りできず、死後初年度に殿堂入りとかありそうなほど。

あの死後表彰というのはなかなか残酷です。最近だとMLBでPete Roseが死後にMLBの追放を解除されて将来の殿堂入りに道は開かれましたが本人は知る由もない。Kraftもこれにされちゃうのかというおそれがあったのですが、今回の騒ぎで来季または近い将来にBelichickとともに殿堂入りが果たされる可能性は増えたような。

オーナーとしてはCowboysのJerry Jonesは既に殿堂入りを果たしている。これひょっとしてその5名の候補に選ばれるために賄賂行為が裏で発生しているというところまで疑えそうです。候補を選んでいる人たちのほとんどは殿堂の所在地オハイオ州Cantonの地元のビジネスマンだそうで、なぜこの一握りのNFLに関係もなくエキスパートでもない人間が候補選びの権限を持っているのかわからない、というところまで掘り下げての批判も出そうです。

当時もちょっと思いましたが、今改めて考えてもKraftオーナーがマッサージ店で摘発されたのもDolphinsファンの通報だったかもですよね。さあ@Miamiの投票者=記者は名乗り出られるか。

Billsの後任は内部昇格

Super Bowlを待つ時期のNFL。Shedeur SandersがSuper Bowl行きで辞退となったDrake Mayの代替でPro Bowlに出場するというふざけたニュースはスルーしておきましょう。

Buffalo Billsの後任のHCが決まっています。昨季までOCだったJoe Bradyを内部昇格で新HCに。Joe Bradyには他のHCの空きのあるチームからHC候補として声がかかっており、BillsはJoe Bradyを引き止めるためにはOCのままではムリでBillsのHC職へ昇格させるほかに手がなかったと思われます。
Joe Brady引き留めをQB Josh Allenが望んだのだと考えて良いでしょう。QBとOCがうまく一体化して機能しているときにQBはOCを変えたがらない。

数日前にFOXの解説を務めるTom BradyがNew England Patriotsで6度のSuper Bowl制覇のシーズンでオフェンス側の頭脳として組んでいたPatriots OC Josh McDanielsを絶賛してました。最も密にコミュニケーションをとるパートナーに近い存在だったかもなと思えます。
McDanielsも今回のJoe Brady同様に他のチームでのHC職の勧誘があり、実際に転出。偶然なのかどうかMcDanielsの不在期間中はあのTom BradyもSuper Bowlに勝てていない。あの絶賛ぶり、Tom Bradyにとっては偶然じゃないのだろうな、HCだったBill Belichickよりもより親密な関係だったのかもしれないなと思わされました。

その辺の事情と似たことを今回のBillの昇格人事では感じました。
Tom BradyはいくらMcDaniels残留を望んでもBelichickとMcDanielsを入れ替えることはできないのは理解していたでしょうから組織内でもそれは口に出せなかったでしょう。でも今回のBillsの場合はHCのSean McDermottはプレーオフ敗退後に速やかに更迭されHC枠が空いてました。その状況ならJosh AllenからBills上層部にJoe Brady引き留めを言ったとしたらありうる話かなとは思えます。

ただ本当にAllenからの引き留め依頼がMcDermott更迭後だったかはわからない。順番が違っていたかも。以前からそこはかとなくMcDermottへの不満やJoe Bradyへの絶賛などをBills組織が伝えられていてそれが速やかなMcDermott更迭に繋がった可能性も否定できないような。

McDermott政権下の9年間は8度プレーオフ出場もプレーオフでの戦績は勝率5割の8勝8敗、AFC決勝進出は2度にとどまり、Super Bowlへは出場はできませんでした。それが停滞感につながっていたのは否定できません。

ハードサラリーキャップ制のNFLではチームの戦力は毎年の選手の入れ替わりで一定するものではない。Allenの気の済むようにオフェンスを整えるとディフェンス側に投資できなかったりするのは当然のことです。
それは例えばCincinnati BengalsがフランチャイズQBのJoe Burrowの希望通りにオフェンスの要の選手ばかりに高給を出して引き留め、ディフェンス側のスター選手に不満を抱かれるという事態を引き起こしてます。BillsもAllenの好みのHCを雇って、オフェンスを優先で整備したら似たようなことが起こり得る。
証明されたスター選手の引き留めではなく新人を含め戦力になる若手を次々と開発しないと常に勝てるチームにはなれません。それを長年続けたNew England Patriotsは立派だったし、そのPatriotsでHCとGMを兼ねていた立場のBill Belichickはもっと評価されて良い。(しかしながらBelichickは殿堂入り投票の1年目で落選となってます)
より最近ではKansas City Chiefsが遂に今季はプレーオフを逃しましたがそれに近いことをやってなんとか10年ほど常にコンテンダーとしての地位とSuper Bowl3度制覇という結果を残してます。

BillsはJosh Allenが30歳で来季を迎える。ケガにも強い選手ですし、昨今はアスリートの現役年齢も伸びてるんで焦り狂うほどの年齢ではないですが、この先いくらでもチャンスがあるという年齢でもない。
Mahomesは今辞めてもリング3個、BurrowはリングはないですがSuper Bowlには行ってる。その2人ともまだ同じAFC側にいるし、ドラフト同期のLamar JacksonもAFC側でSuper Bowl初出場を目指している。
それどころかBillsが今季プレーオフで敗れた相手のDever Broncosはずっと若いBo NixがQBを務めます。Allenに残された時間はあっても見通しの良い状況ではありません。

とにかくJoe Bradyと5年契約でHCで引き留めたのですから向こう数年はJoe Brady+AllenでSuper Bowl制覇を目指すことになります。

Seahawks x PatriotsのSuper Bowl

NFL NFC決勝はオフェンスの火力比べの殴り合いとなりましたがホームのSeattle Seahawksが制してSuper Bowl LXへ駒を進めています。Seattle Seahawks 31-27 Los Angeles Rams。

Rams所属時代にSuper Bowl MVPを獲得したWRのCooper Kuppも良いところでキャッチしてましたがそれ以上の出色となったのはWR Jaxon Smith-Njigba。NFLのトップレシーバーは超人レベルですね。ターゲットに12回で10度のキャッチ、153ヤード。涼しい顔で立ち上がってくる様子は惚れ惚れします。
SeahawksのオフェンスではRB Kenneth Walker IIIもまた超人クラス。RamsのWR Puka Nacuaは今日は画面から見えないところも含めてマークされまくっていたのかこれまでの試合よりは成功率は低かったですがそれでも165ヤードを稼ぎ出してRamsの追走を支えてました。

先に終わっていたAFCの決勝がロースコアゲームで両軍のディフェンスの冴えが効いた試合だったのと打って変わった試合展開で、Super BowlでもNew England Patriotsのディフェンスと、それをSeahawksのオフェンスがどれだけこじ開けられるかが勝敗を分けるか。

Patriots x SeahawksのSuper Bowlといえば逆転に迫るSeahawksをMalcolm ButlerがゴールラインでINTしたあの名場面のSuper Bowlです。今日のNFC決勝の解説はそのときのMVP Tom Brady。試合が決着してカードが確定したあとに古巣のPatriotsについて述懐。「元のチームメイトのMike VrabelがHCに就いてどうなるか気にしていたけど素晴らしい結果」と称賛、Bradyの出身地元での開催でもあり「私の地元開催のSuper BowlにPatriotsが来るなんて巡り合わせ。会場で観戦するよ。」と言外にPatriots愛をにじませました。
BradyはLas Vegas Raidersの共同オーナーという立場もあるのであまり大っぴらにPatriots愛は語れない立場。喜び爆発というのは抑えてましたが、やっぱり愛着はあるんだなあと。そりゃそうですよね。

BradyはPatriotsで6度、Tampa Bay Buccaneersで1度のSuper Bowlチャンピオン。現HCのMike Vrabelはそのうち3度の優勝をBradyとともにしてます。

おもしろいなと思ったのはBradyがさらに続けてOCのJosh McDanielsをベタ褒めしてたんですが、私の感想ではホントにAFC決勝の試合見てたの?と。今日のPatriotsオフェンスは大苦戦だったでしょう。ただ昔の自分のパートナーとも言えるMcDanielsへの親近感を表現したってことか。Josh McDanielsはリング6個持ち。BradyがPatriots所属期間中にMcDanielsはHC栄転で2度転出しながらHCをクビになるとPatriotsのOCに出戻りして、結果的にはBradyの6度のPatriotsの優勝の6度ともPatriots所属だったことに。なのでもし今年のSuper BowlでPatriotsが勝つと優勝回数ではBradyに並べるたぶん唯一のスタッフだと思います。優勝回数でBill Belichick超えできる。

Seahawksが勝って人生が暗転しなくて済んだのはCB Riq Woolen。あれはヤバかった。第3Q終盤でSeahawksが31-20でリードの場面。Ramsのオフェンスを止めて4th & 14としたタイミングでWoolenがRamsベンチに挑発的発言をしたとかで15ヤード罰退+1stダウン更新を許し、その直後のプレーがRamsのTDパスが決まり31-27となった。そのカバーをしていたのがWoolenで悪目立ち。ベンチに帰ってからもチームメイトに苦言を呈されたであろうところで言い返して口論と、この勝負どころでチームの内輪揉め状態に。
結局はそのまま第4Qは両軍得点なくSeahawksが逃げ切ったのでまあ良かったのですが、あれで負けてたら一生後ろ指さされるレベルの失態だったかと。

ここまで書いても一度も触れられないQBのSam Darnold、遂に苦難のキャリアを経てSuper Bowlに出場できるところまで来ました。昨季もあれだけ勝ってもMinnesota Vikingsに引き止められなかったほどNFL全体から信用がなかった扱いだった選手のSuper Bowl出場。相手のQBは順調2年目でSuper Bowlにたどり着いたDrake May。苦労して回り道というかクビになって消えていてもおかしくなかったDarnold。晴れの舞台でその苦労は報われるか。

遭難レベルの天候急変

高地のDenverなら今日の試合は天気は良好な方と先行して書きました。そしてそれは第3Qの途中までは事実だったと思います。「軽い降雪があるかないかぐらいの予報」とも書きました。しかし山の天気は変わりやすい。解説のTony Romoもこんなの見たことないと感嘆するほどの急な降雪、それに加えて画面右から左の強風。それもスタジアム内で風が巻いているとレポートがありパスどころかキックもパントもまともにいかない状況に。
こういうの見ると山は怖いなあってあらためて思います。

この荒天がこなくても7-0でリードしていた前半のFG圏内の4th & 1でFGを蹴らなかったDenver BroncosのHC Sean Paytonの判断は悔やまれます。バックアップQBで戦っていて好チームのNew England Patriotsをディフェンスががっちり押さえている時点で10−0でなんの不満があるんだと思えたんですが4thダウンの勝負が失敗。結果的にはその差が最終スコアの差に。
New England Patriots 10-7 Denver Broncos。PatriotsはNFL最多の12度目のSuper Bowl進出に成功です。

Patriotsの唯一のTDはDenverのQB Jarrett Stidhamが自陣深くでのパスで粘りすぎ、倒されるときに本人は前パスを出したつもりだったのでしょうが、本人が背走していた分ボールに前への推進力がなく結果はバックパスと判定され、ターンオーバー、Denver陣12ヤードからドライブ開始で難なくTD。

完全模様替えなったPatriotsがSuper Bowlに戻ってきます。(OCは昔馴染みの顔ですけどね)

NFLカンファレンス決勝は天候に恵まれる

今日開催のNFLのAFC・NFCの各カンファレンス決勝戦は天候に恵まれそうです。AFCの方は@Denverで、高地のDenverはこの時期になると豪雪の大変なコンディションとなることがありますが、今日の試合は軽い降雪があるかないかぐらいの予報となってます。試合開始時の気温は摂氏-5度で、この時期のDenverであれば通常の気温です。New England Petriots@Denver Broncos戦。

この週末はテキサスから東海岸の北東端まで北米大陸の半分、人口ベースで言うと2/3ほどが豪雪など荒天の週末になっている。19州(これでも減った)で非常事態宣言がでてます。停電でTVが見られないご家庭もかなりでるかもですが、在宅率では過去最高の週末になりそうな勢いです。よってNFLの視聴率は伸びることが予想されます。

NFCの方は@Seattle 摂氏7度、天国ですね。
カードはLos Angeles Rams@Seattle Seahawksの今季3度目の顔合わせ。

2ポイントコンバージョンに行かないの

NFLディビジョンラウンドの最後のLos Angeles Rams@Chicago Bearsが終わったところです。延長戦の末、Ramsが勝って次週NFC優勝戦で@Seattle Seahawksとの決着戦へ。1ヶ月前の紙一重の激戦の記憶もまだ遠くない両チームでのNFCの勝者を決めるのは最もふさわしいカードでしょう。

今日Bearsが負けたのはしょうがない。あれだけターンオーバーをして、勝負どころのゴール前の攻めで決めきれなかったのですから。ただ勝つ一瞬のチャンスはレギュレーション最後に追いついたTDのシーン。2ポイントコンバージョンに行くべきだろと思ったんですが、あっさりキックで17-17同点で延長戦へ。

まあその直前の4thダウンのプレーでQBのCaleb WilliamsがRamsディフェンスに追い回されて記録上14ヤードTDパス、実際は45ヤードほどのヘイルメリー風TDを投げ、倒されたばかりだった。その前のオフェンスのドライブがゴールライン直前をランもパスも決められずショートヤードの手持ちのプレーが尽きていたのかもしれません。それともそもそもコーチ陣が手持ちのプレーに自信を持てなかったとかか。でも確率からしたらあそこは行って欲しかった。ほぼ負けの試合をあの奇跡的な14ヤードヘイルメリーで引き寄せたのですから、そこを引き寄せる気概が欲しいでしょう。
行かなかった理由についてはきっと試合後の記者会見で質問が出るでしょうけど、なんかおかしい。なにか外からわからない理由があるのか、それともコーチ陣のビビリかとか考えてしまいます。


今日はその前のHouston Texans@New England Patriots戦もINT祭り。試合中ずっと積雪はなかったので日本語でみぞれでいろいろ困難はあったんでしょうけど、TexansのQBのC.J. Stroudは先週に続いてチームの足を引っ張りまくり。先週も今日もTexansディフェンスが持ちこたえてくれたので終盤まで点差はつきませんでしたけど、2試合連続のコレは地元ファンだけでなくNFLファン全体に末永く記憶されてしまいそうです。Stroudに汚名を晴らす将来の機会は訪れるか。

NFC優勝戦は最強2チームが残った感じなので期待感がありますが、AFC優勝戦はホームとなるDenver BroncosがQB Bo Nixを足首骨折で失っての試合になるんで、BroncosがPatriotsのディフェンス相手にろくに前に進めない一方的な試合になる危険を感じます。
バックアップQBでSuper Bowlに勝った懐かしのJeff Hostetlerとかもいますけど、Patriotsディフェンスは相手が悪いような。そこまで遡らなくてもNick Folesもそうか。

Broncos 延長戦でBillsを振り切る

てんこ盛りのすごい試合になりました。ディビジョンラウンドの最初の試合となったBuffalo Bills@Dever Broncos。いやあ観戦するだけで消耗しました。次のSan Francisco 49er@Seattle Seahawks戦を見られる体力が自分に残ってるのかどうかわからないです。
(今、Seahawksが試合開始のキックオフリターンTD。そっちもすごいことになりそう。)

最後はBillsディフェンスのPI連発でこときれた結末ですが、そこに至るまでの道程が大変でした。スタッツ的にはINTがいくつも出たんですけど、キャッチとINT紙一重のプレーもあり、ロングFGをプロのキッカーたちが次々とど真ん中に通していくとことか、3rd or 4thダウンコンバージョンの安定感とか、試合が重厚というかプロフェッショナルで、観戦がしんどかったです。

結果はJosh Allenはまたもここで消えることになりました。Allenが悪かったとは言いにくい。ファンブルロストもありましたし、延長戦の結果的にINTになったのもあったんですけど、贔屓目なのか責められないかなあと。

今年はAFCのMVPクラスのQBのPatrick Mahomes、Lamar Jackson、Joe Burrowが揃ってプレーオフ進出に失敗。一人残ったAllenにとってはチャンスとも思われたんですが、敗戦した相手が世代の異なるBo NixのBroncosというのが不吉かなと。次の世代に抜かれちゃうとJosh AllenのSuper Bowl出場の可能性のシーズンが残り少なくなってきた感があります。
試合後の記者会見ではJosh Allenは涙目。

Bo NixはAuburn時代の1年目から見てる選手なので個人的にはNFLの若手というより長い馴染みの選手ではありますが、こんなにすっぽりHC Sean PaytonによるBroncosの長期低迷期からの脱出再建プロジェクトにうまくハマるとは想像できませんでした。

カレッジのときはAuburnの初年度は良さげだったのが2年目3年目に伸び悩みして、どうなるかわからなかったあの時期があって、それが今Super Bowlコンテンダーで堂々Billsとの激戦を制する将来ですか。
2024年ドラフトの6人目のQBだったのはまあカレッジでの内容からすればそんなもんだと思いましたが、今から振り返れば2024年のQBたちはめったやたらに豊作だったことになります。今の段階で同じ年のドラフト指名だったDrake MayeもCaleb Williamsもプレーオフに残ってるんだし、昨年意外な活躍でプレーオフで暴れたJayden Danielsもいたわけで。

2024年組に阻まれるJosh Allenというのは来季以降もひとつのテーマになるかもですね。


追記:試合1時間後にBo Nixの足首が折れているという発表が出てます。これもショッキングですね。次週のAFC優勝戦には出場できない。
Broncosの次戦の先発QBはJarrett Stidhamになります。あの元New England PatriotsのStidhamですよ(他にここ)。このニュースが出たときにはFOXが試合の放送中で、解説はTom Bradyがやっていたんですが、BradyのPatriots末期のバックアップ新人だった彼がAFC優勝戦に出場できる巡り合わせに。BradyからStidhamに激励のメールが放送後に行くのかな。
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