うむぅと唸ってしまう様なESPNの動きが続いてます。ESPNは今季を最後にMLB放送から撤退することは書きました。その代わりとはとても言えないのですが別の野球放送を開始します。Savannah Bananasがスタジアムツアーをしていてその放映権を獲得したとか。つまりどういうことかと言えばMLB放送からは撤退するけれど野球とのつながりは維持していくのかあという、微妙な動きです。
Savannah Bananas。過去に書いたような気がしたのですが今当ブログ内を検索したら記事にはなっていなかったようです。コメント欄のどこかに書いたのかもしれませんが、コメント欄は検索できません。
なので基本的なところから押さえると元々はSavannah Bananasは全米の各地にある群小のマイナーベースボールチームでした。Savannahは南部ジョージア州の大西洋岸にある小都市です。特に旅に行って見るべきものもないところ。それがショーマン派のオーナーが次々と奇策で盛り上げ、地元で毎試合満員になる名物化。その後それはBanana Ballという特別ルールに昇華され確立。各種のTVで取り上げられるようになりました。
昔からバスケットボールにはHarlem Globetrottersというサーカス的な存在があって長年全米をツアーしてます。1926年から存在するのでもうじき100周年です。きっとGlobetrottersの100周年記念特番みたいなのも来年は見られそう。
BananasはほぼGlobetrottersのベースボール版と言ってよい。ただバスケはトリッキーな動きを長年開発していて、興行を維持する盛り上げの技術があって、予定調和でも成り立ってたんですが、ベースボールにはそういう前例はなかった。それを今のオーナーが一から立ち上げて、遂にこの度ESPNでの全国放送までたどり着いちゃったということです。起業家精神というのはアメリカにおける経済活力の源ですが、Savannah Bananasはアメスポ版のその成功例でしょう。
私は以前にも何度かBanana Ballの通しの試合をTV観戦しているので中身は知ってるつもりでした。元々は地元Savannahや以前にマイナーベースボールチームとして所属していたリーグで敵地で試合をしていたのが、今はBanana Ballルール専門で、それが昨今はスタジアムツアーでどこも売り切れまくり。以前からBanana Ball World Tourと称して、しかしながらWorldって言ってるだけで国内ツアーなんですけどとにかくそういう大げさな表現もお茶目のうちというそういう興行です。
最近はMLBのスタジアムや巨大フットボールスタジアムとかでも興行をしていてそれでも売り切れ続出の状態。Banana Ballでの試合自体もそうですが、それ以外の演出も手が込んでる。マイナー時代に鍛えたカネをかけてなくても楽しませる工夫は立派。ここまでエンタメに振り切ってそれで毎試合成立させてしまうその熱意とアイデアは素晴らしいです。あまり単純に類型化すべきではないですがアメリカ人の明るさをここまで引き出したのは美徳の域かと。
さらに今回それをESPNが放送する、それも1試合ではなく今季10試合も放送するというのです。ESPNも馬鹿じゃないですから毎回同じの予定調和だけならそんな回数を放送するわけはない。ESPNの視点で見て繰り返しての中継に耐える中身だと認定されたという意味に私はとってます。それもまたすごいかなと思います。
Banana Ballの試合に行ってみようと思う家族連れ客はベースボールファンとは微妙に属性は異なるのでしょうが、しかしながら野球への親和性がゼロということもないはずです。Savannah Bananasが成立するのはまだまだアメリカ国民のベースボールへの愛着と親和性が基礎にあってこそサーカス的な野球がこれだけ人気になりうる理由ではあるはず。
野球の人気が停滞・低下している云々という話はここ30年ぐらい継続してあって、それはそれで事実でもある。ただそういう低下傾向の話はそれとして、野球が意識から消えているわけでもないからBanana Ballという野球のバリエーションでも広く楽しく見てもらえているという意味でもあると思います。
わざと引っ張りましたがBanana Ballの中身については、私が口で四の五の言うよりもYouTubeでたくさん上がってると思いますからその様子は見ていただく方が良いかと思います。公式サイトからつながってる紹介のビデオはまだマイナースタジアム時代の映像ですね。
Savannah Bananas。過去に書いたような気がしたのですが今当ブログ内を検索したら記事にはなっていなかったようです。コメント欄のどこかに書いたのかもしれませんが、コメント欄は検索できません。
なので基本的なところから押さえると元々はSavannah Bananasは全米の各地にある群小のマイナーベースボールチームでした。Savannahは南部ジョージア州の大西洋岸にある小都市です。特に旅に行って見るべきものもないところ。それがショーマン派のオーナーが次々と奇策で盛り上げ、地元で毎試合満員になる名物化。その後それはBanana Ballという特別ルールに昇華され確立。各種のTVで取り上げられるようになりました。
昔からバスケットボールにはHarlem Globetrottersというサーカス的な存在があって長年全米をツアーしてます。1926年から存在するのでもうじき100周年です。きっとGlobetrottersの100周年記念特番みたいなのも来年は見られそう。
BananasはほぼGlobetrottersのベースボール版と言ってよい。ただバスケはトリッキーな動きを長年開発していて、興行を維持する盛り上げの技術があって、予定調和でも成り立ってたんですが、ベースボールにはそういう前例はなかった。それを今のオーナーが一から立ち上げて、遂にこの度ESPNでの全国放送までたどり着いちゃったということです。起業家精神というのはアメリカにおける経済活力の源ですが、Savannah Bananasはアメスポ版のその成功例でしょう。
私は以前にも何度かBanana Ballの通しの試合をTV観戦しているので中身は知ってるつもりでした。元々は地元Savannahや以前にマイナーベースボールチームとして所属していたリーグで敵地で試合をしていたのが、今はBanana Ballルール専門で、それが昨今はスタジアムツアーでどこも売り切れまくり。以前からBanana Ball World Tourと称して、しかしながらWorldって言ってるだけで国内ツアーなんですけどとにかくそういう大げさな表現もお茶目のうちというそういう興行です。
最近はMLBのスタジアムや巨大フットボールスタジアムとかでも興行をしていてそれでも売り切れ続出の状態。Banana Ballでの試合自体もそうですが、それ以外の演出も手が込んでる。マイナー時代に鍛えたカネをかけてなくても楽しませる工夫は立派。ここまでエンタメに振り切ってそれで毎試合成立させてしまうその熱意とアイデアは素晴らしいです。あまり単純に類型化すべきではないですがアメリカ人の明るさをここまで引き出したのは美徳の域かと。
さらに今回それをESPNが放送する、それも1試合ではなく今季10試合も放送するというのです。ESPNも馬鹿じゃないですから毎回同じの予定調和だけならそんな回数を放送するわけはない。ESPNの視点で見て繰り返しての中継に耐える中身だと認定されたという意味に私はとってます。それもまたすごいかなと思います。
Banana Ballの試合に行ってみようと思う家族連れ客はベースボールファンとは微妙に属性は異なるのでしょうが、しかしながら野球への親和性がゼロということもないはずです。Savannah Bananasが成立するのはまだまだアメリカ国民のベースボールへの愛着と親和性が基礎にあってこそサーカス的な野球がこれだけ人気になりうる理由ではあるはず。
野球の人気が停滞・低下している云々という話はここ30年ぐらい継続してあって、それはそれで事実でもある。ただそういう低下傾向の話はそれとして、野球が意識から消えているわけでもないからBanana Ballという野球のバリエーションでも広く楽しく見てもらえているという意味でもあると思います。
わざと引っ張りましたがBanana Ballの中身については、私が口で四の五の言うよりもYouTubeでたくさん上がってると思いますからその様子は見ていただく方が良いかと思います。公式サイトからつながってる紹介のビデオはまだマイナースタジアム時代の映像ですね。