MLB Cincinnati Redsが1970年代の黄金期のメンバーでもあったPete Roseが球界追放が解除された翌日の試合を「Pete Rose Day」として祝っています。動きが早いのか内々にMLBからは知らされていたのかはわかりません。Pete Roseは地元では有名人でしょうからRedsからしたら用意周到にその日を設定して開催した方が儲かる。今季も現在負け越し中ですからペナントレース脱落した後に本格的なPete Rose絡みのイベントデーを設けた方が利益にはなるはずです。
RoseはReds球団の殿堂入りしています。しかしMLBから追放されていたので試合日(=MLB主催)にはPete Roseの名は一切使えなかった。MLBの試合が行われる球場内にRoseの名前を掲示することも不可だった。よって球団殿堂入りも試合日ではなく、球団主催のファン感謝デー(MLBの主催ではない)で試合でないときに祝っていた。
それが今回球界追放が解除されたことでMLB主催の試合日にPete Roseの名前を出してよくなったわけで、それを即実行したってことです。
追放が解除になったことで話題としてはRoseのNational Baseball Hall of Fame入りの可能性が話題に上がってます。時期が過ぎてしまっていることで通常の選手としての投票にはRoseは加われない。よって Classic Baseball Era Committeeというレガシー審査を経て殿堂入りがなるかどうか、ということになります。通常の投票では選ばれなかった方が、時代を経て審査基準も変わり世相も変わり、その辺も鑑みて再評価される可能性を残しているということです。
なので例えば他の件、Roger ClemensとかSammy Sosa、Barry Bondsなどステロイド期に違反選手と認定されて記者投票で殿堂入りできなかった名選手たちもレガシー審査で将来殿堂入りできる可能性は残ります。
Roseの場合は野球賭博が追放の理由で、当時とは異なり多数の州でスポーツ賭博が合法化された現在。状況は異なるので現在の目で見直しの機会はあっても良いのかもしれませんが、合法化後でも当然ながらMLBの選手や関係者はスポーツ賭博に関われば永久追放を含む大きなペナルティを負うのは変わりません。Roseは野球賭博に関わったことは自身で認めているので苦しいんじゃないかなとも思います。
Classic Baseball Era Committeeのメンバーも野球報道のベテランで構成されていますが、現行のメンバーにはRoseのBig Red Machine時代のチームメイトのTony Perezも含まれているんだそうで、きっとPerezさんはPete Roseの擁護をしまくるんだろうなあと想像されます。
通常選出と異なり毎年選考が行われるのではなく、次回の審査会議は2027年の12月に予定されています。Perezさんは83歳。そのお歳だと2年半後に存命か、出席できるほど健康かはわかりません。Perezご本人は2000年に殿堂入りを果たしています。
2027年の12月というタイミングはなかなかに微妙ですね。今回のPete Roseの復権はトランプ大統領の強力な後押しがあってのこと。2027年12月というとトランプ大統領の任期があと1年で切れる時期であり、次期大統領選まで11ヶ月の時点。レイムダックにはまだなっていないのできっとまたホワイトハウスから Classic Baseball Era Committeeに対しても口撃・圧力がかかることが予想できますが、古株の野球記者で構成されるその会議のメンバーがトランプの圧力をどう感じるのかはわからないです。いまから想像しても楽しそうです。
RoseはReds球団の殿堂入りしています。しかしMLBから追放されていたので試合日(=MLB主催)にはPete Roseの名は一切使えなかった。MLBの試合が行われる球場内にRoseの名前を掲示することも不可だった。よって球団殿堂入りも試合日ではなく、球団主催のファン感謝デー(MLBの主催ではない)で試合でないときに祝っていた。
それが今回球界追放が解除されたことでMLB主催の試合日にPete Roseの名前を出してよくなったわけで、それを即実行したってことです。
追放が解除になったことで話題としてはRoseのNational Baseball Hall of Fame入りの可能性が話題に上がってます。時期が過ぎてしまっていることで通常の選手としての投票にはRoseは加われない。よって Classic Baseball Era Committeeというレガシー審査を経て殿堂入りがなるかどうか、ということになります。通常の投票では選ばれなかった方が、時代を経て審査基準も変わり世相も変わり、その辺も鑑みて再評価される可能性を残しているということです。
なので例えば他の件、Roger ClemensとかSammy Sosa、Barry Bondsなどステロイド期に違反選手と認定されて記者投票で殿堂入りできなかった名選手たちもレガシー審査で将来殿堂入りできる可能性は残ります。
Roseの場合は野球賭博が追放の理由で、当時とは異なり多数の州でスポーツ賭博が合法化された現在。状況は異なるので現在の目で見直しの機会はあっても良いのかもしれませんが、合法化後でも当然ながらMLBの選手や関係者はスポーツ賭博に関われば永久追放を含む大きなペナルティを負うのは変わりません。Roseは野球賭博に関わったことは自身で認めているので苦しいんじゃないかなとも思います。
Classic Baseball Era Committeeのメンバーも野球報道のベテランで構成されていますが、現行のメンバーにはRoseのBig Red Machine時代のチームメイトのTony Perezも含まれているんだそうで、きっとPerezさんはPete Roseの擁護をしまくるんだろうなあと想像されます。
通常選出と異なり毎年選考が行われるのではなく、次回の審査会議は2027年の12月に予定されています。Perezさんは83歳。そのお歳だと2年半後に存命か、出席できるほど健康かはわかりません。Perezご本人は2000年に殿堂入りを果たしています。
2027年の12月というタイミングはなかなかに微妙ですね。今回のPete Roseの復権はトランプ大統領の強力な後押しがあってのこと。2027年12月というとトランプ大統領の任期があと1年で切れる時期であり、次期大統領選まで11ヶ月の時点。レイムダックにはまだなっていないのできっとまたホワイトハウスから Classic Baseball Era Committeeに対しても口撃・圧力がかかることが予想できますが、古株の野球記者で構成されるその会議のメンバーがトランプの圧力をどう感じるのかはわからないです。いまから想像しても楽しそうです。