アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

College Football

全米優勝戦予想 Mendozaを止められるのか

Oregonのターンオーバー連発でIndiana Hoosiersの圧勝になりそうな様子なので、まだハーフタイムですがNo. 1 Indianaが全勝でNo. 10 Miami-FLと対戦する前提で書きたいと思います。

Indianaのハイズマン賞QB Fernando Mendozaは実は昨季、Miami-FLと対戦、Miami-FLが勝利を収めてます。昨季はMendozaはCal所属で、ACCのカンファレンス戦として@Calで。当時のMiami-FLにはその後NFLドラフト全体1位で指名されるCam Wardが率いての試合。最終スコアはMiami-FL 39-38 Cal。
1年後の今、Cam Wardはプロで大いに苦戦して初年度を終了、Mendozaはハイズマン賞を獲得してドラフト全体1位になりそう、全米優勝も狙える立場になるという未来は2024年にMiami-FL@Cal戦が行われた時点では想像もできなかったわけで、今から見ると感慨深いものもありますね。そして地元出身のMendozaが、Miami-FLのホームスタジアムで戦う。どっちが勝っても地元のスーパースター候補か地元校が勝つ試合でもあります。

2024年シーズン当時の実力(Miami-FL 6戦全勝その後9戦全勝まで伸ばした。Cal3勝2敗)ではMiami-FLが圧倒有利だと考えられていたでしょうが、結果はMiami-FLが死にかけからの大逆転勝利。Calが最大38-18とリードしながら第4QにMiami-FLが3TDをあげて逆転。つまり当時の状況からすればCalの大善戦の試合だったことに。大逆転でCam Wardの武勇伝の一部となった試合でもあります。最後にMendozaが再逆転を狙ったドライブがINTとなって試合終了。

Mendozaのスタッツは22パスを投げて11本成功の50%、285ヤード。2TD, 1INT。
この試合のことは優勝戦のカードが確定したあとにはいろいろ検討される試合になるのでしょう。(でも11本成功で285ヤードって数がおかしいような…)

昨日の準決勝第1試合でも指摘しましたが、昨夜のMiami-FLはOle MissのQB Trinidad Chamblissのスクランブルを潰しに行きサックの数は伸びませんでしたが、相手がIndianaとMendozaとなれば思い切って可変ブリッツを含めより攻撃的なディフェンスもありえそうです。ただそれをやってMendozaに1-on-1のターゲットを増やすのがどうでるか。

あと昨日の試合はMiami-FLは反則が多発で、あんな自滅しそうなことをやっていたらとにかくミスが少ないIndianaの圧勝もあるのでは。
これでIndianaはOregonとAlabamaをKO圧勝。その前のBig Ten優勝戦の対Ohio State戦では13−10での勝利と接戦。Miami-FLからすればOhio State戦のビデオは格好の教材になるんでしょう。

ところで今日のPeach Bowlですが実況の目測ではゆうに8割以上Indianaファンで埋められているとか。会場のアトランタは車で8時間ぐらいですからカレッジフットボール的にはファンが車でかけつけられる距離と考えられる距離ではありますが、フットボール校でもないIndianaでもこれだけ圧倒的にIndianaファンで埋められるんですね。

Miami-FL、ホームでの全米優勝戦へ

第4Qだけで4度のリードが入れ替わる大激戦を経てNo. 10 Miami-FL 31-27 No. 6 Ole Miss、Miami-FLが準決勝@Fiesta Bowlを制して全米優勝戦へ進出。優勝戦の舞台はMiami-FLのホームスタジアムであるHard Rock Stadiumで。
カレッジフットボールで現実的に全米優勝戦をホストできるスタジアムをホームとしているのはMiami-FLだけと言って良いので、ホームでの全米優勝戦はたぶん今年が最初で最後になる可能性があります。

試合最後のプレーはOle Missのヘイルメリーパスがエンドゾーンへ。今度はフラッグは飛ばず。

今度は、というのはMiami-FLが最後に全米優勝戦に進んだ2002年シーズン、2003年1月のFiesta BowlではOhio Stateの4thダウンのエンドゾーンへのパスがインコンプリート、Miami-FLが連覇を遂げたと思われた後にPIがコールされてOhio Stateが生き残り、その後Ohio Stateが勝った過去があるからです。あのときはフラッグが遅かったためMiami-FL側の選手や報道陣がフィールド上に出てきてTVも試合終了という理解で進行しかかってから、いや実はフラッグが投げられていた、試合続行となる混乱の全米優勝戦になったのでした。最後は2度目の延長戦で後攻のMiami-FLがエンドゾーン前からのショートヤードを決めきれず敗退。
なのであの時の試合を覚えているファンならMiami-FLとFiesta Bowlと言えばあの場面を思い出さざるをえない。それの再現かもの際どいプレーでしたが今夜はフラッグは飛ばずそのまま試合終了となってます。

あの当時のMiami-FLは34連勝中で同校の絶頂期。前年の全勝優勝もBCS優勝戦でNebraskaを一方的に下しており、Ohio Stateも全勝で優勝戦に来ていたのですがMiami-FLが圧倒的有利という評判だった。Ohio Stateは全勝だったけれどレギュラーシーズン中苦戦の連続だったのもありました。全米優勝戦も勝って35連勝して、翌年も全勝ならカレッジフットボールの史上最長連勝記録を持つ1950年代のOklahomaの47連勝に届くというところまで先走るぐらいの勢いでの絶頂期だったんですが、あのPIで結果的に敗戦して連勝ストップ。その後は全米優勝に絡むことができない長期低迷期に入っていた。
元々が他の強豪校と違って私学で生徒数も少ない学校なのであんな絶頂期があったこと事態がある種の奇跡だったのでしょうが、それがなんとカネで勝負のNIL時代に23年ぶりにMiami-FLが全米優勝戦に戻ってくることに。それも因縁のFiesta Bowlを経て。

両軍ともケガ人が発生してかなりきつい試合となりました。Ole Missの方は前半一方的に押されまくりながらほぼRB Kewan Lacyの1発の73ヤードTDだけで追従、ハーフタイムでMiami-FL 17-13 Ole Miss。そのロングTDの場面でLacyは足に負傷を負った。接触プレーでない部分でケガをしたようなので試合中はよくわからなかったのですが、その長駆TD以降前半は出場せず。後半は少し使われていましたけど、明らかにパワーダウン。QBのTrinidad Chamblissに頼るしかない、攻め手が狭くなる展開に。サックは食わないまでもChamblissのランはMiami-FLのディフェンスがうまく守ってゲインにはほとんどつながりませんでした。サックを狙うとすれ違いでのQBスクランブルを食う可能性が高まるのでMiami-FL側がサックよりもChamblissを囲い込む方に集中した成果という表現でも良いでしょう。

先週のOhio State戦では猛威を発揮したMiami-FLの2枚エッジのRueben Bain Jr.とAkheem Mesidorはほとんど試合中に名前を呼ばれる場面すらなく、Ole Missのオフェンスラインはうまくこの2人をコントロールしていたと思います。

Chamblissは苦しいチーム事情の中、素晴らしい試合をしたと思います。コーチ陣は半分離散状態で片手間、頼りのRB Lacyがケガでほぼ無力化、自分のランにも頼れない。動きながらのパスの精度は良いのは先週のGeorgiaとの準々決勝でも見せていてそれが今夜もほぼ唯一のオフェンスの命綱状態の中、苦しい態勢からのパスプレーで猛追、逆転に持っていった健闘は称えられて良い。Chamblissは野球もやっていたそうで、Patrick MahomesがNFLでニュースターとして出てきたときの頃の、とまで言うと言い過ぎですが、野球出身選手らしい態勢が崩れていても強い球を投げられる様はMahomes的ではありました。

Chamblissは最上級生。FBSではこれがたぶん唯一のシーズン。Ole MissにDiv-IIの優勝校から転校してきたものの、Ole Missではバックアップのつもりで来ているのでNILでも大したお金は貰っていないはず。サイズが小さすぎるのでプロでお金を稼げる可能性はあまり高いとは言えず、できることならあともう1年スターQBとしてOle Missでプレーして、という気持ちもあるでしょうが、どうなるか。可能性としてはキャリア最後の試合に、そしてあのヘイルメリーがキャリア最後のプレーになったか。
Div-IIで優勝してFBSに転校。そしてもしFBSでも優勝戦に進めたらアンダードッグストーリーで映画になりそうなキャリアになったのですが、全米準決勝で力尽きました。コーチ陣に棄てられてもここまでやったのだから、夢舞台ではあったでしょうが。

そして例のLane Kiffinの目のつけどころは良かったということにもなるんでしょう。トランスファーポータルには数千人規模で選手がいる中、Div-IIのQBのプレーのビデオを眺めて、うん、獲ろうという判断をしたのはKiffinでしょうから。Kiffinは仕事をさせたら優秀なのは否定しがたいのでアレだけどこへ行っても問題を起こすのに高額サラリーのお仕事が回ってくるんですよね。

CFP準決勝前に荒れてる

明日の木曜日・そして金曜日にカレッジフットボールのプレーオフの準決勝が開催。
木曜日はNo. 10 Miami-FL x No. 6 Ole Miss。

Ole Missは今季HCだったLane KiffinがLSUに移籍。その時点でOle MissはKiffinをキャンパスから放逐。彼はNFLでもカレッジでも信用ならない人物として良く知られているので、プレーオフの最中もKiffinに指揮なんてとらせたらOle Missの選手を片っ端からLSUに引き抜かれそうというOle Missの判断は妥当だったのでしょう。

問題はLSUに今季後に移籍するのはKiffinだけでなく、Ole Missの現在のコーチ陣から5名がLSUに移籍することが決まっていること。先週の準々決勝に勝ったあともその5名はLSUに実際に移動してトランスファーポータル戦略などをKiffinと膝詰めで検討していたとかで、つまりはOle Missのコーチ陣は準決勝の対Miami-FL戦に向けて集中どころではなく、片手間になっているということです。準々決勝の時点でOle Miss側は準決勝の段階でその移籍する5名のコーチ陣のうち、オフェンスのプレーコールを担当するCharlie Weis Jr.は準決勝でも仕事をすると表明してましたが、学校側は誰が実際に現場に残るのかわからない、と報道陣にこぼすなどひどい有様のようです。
Charlie Weis Jr.の父親はNFL New England PatriotsのOC、カレッジではNotre DameなどでHCを歴任したあのCharlie Weisです。

Charlie Weis Jr.にとっては自身の将来に向けてのレジュメ作りのチャンスでもあり、プレーコール担当は続けると早めに言ってましたけど、それでもLSUでの仕事と両方こなしてるという。もうさっぱりわからないですが、そんな状況下でOle Missはここまで勝ち上がってきてるんですね。

Ole Missファンからは裏切り者のKiffin抜きで全米制覇して、来季以降LSUがうまくいかないことを願ってるという怨念を感じる状況。気の毒なのはOle Missの選手たちです。


LSUは他でも問題を起こしているらしい。らしい、というのはまだ全貌がわからないから。何の話かというと西海岸WashingtonのQBであるDemond Williams Jr.が突如トランスファーポータル入りを宣言したこと。

Williamsは1月2日の時点でWashingtonに残って来季もプレーすることを前提に新しいNIL契約をむすんだばかり。その僅か4日後にトランスファーポータル入りを宣言。Washington側は激怒。この方向転換はどこかからタンパリングが入ったからであり、Williamsの引き抜きに動いてWashingtonとのNILよりも高額をオファーした学校があるはずと非難しています。WilliamsはサインしたNIL契約に縛られるべきなのか、それともそうでないのか。そしてその行き先はどこか。

でそれが倫理のかけらもないLane Kiffinの評判と繋がって行き先はLSUじゃないのかという憶測で今荒れているというわけです。
その行き先は数日中には明らかになっていくでしょうが、今年のトランスファーポータルはQB不作気味でLSUじゃない可能性もあるんですけど、とにかくいの一番に疑われるのがLane Kiffinというわけです。
プレーオフ関連で荒らし、トランスファーポータル関連で荒らしというそういうKiffinの真骨頂の状況です。

NIL契約というのは雇用契約ではない。マーケティング契約だし、歴史の浅い仕組みで、WashingtonがWilliamsを縛れるものなのかどうか判例がない。Washingtonが緊急差し止めを裁判所に求める可能性もありますが、それもまた前例がない。よしんばWashingtonの主張が通ったとして一度こじれたDemond Williams Jr.がWashingtonで全力を尽くしてプレーしてくれるものか、またそもそもNIL契約の額に見合うような地元企業などへの再販のアピール力(アスリートとしての清々しさとか)が残っているのかもわからない。ムリに引き止めてもムダに終わるかもしれません。

だからと言ってそのままなにもせずに移籍されてしまってはトランスファーポータルの期間が始まる直前の時点で大盤振る舞いをしてNILの金額を引き上げたつもりだったWashingtonの面目も努力も水泡に帰すのが前例となってしまう。NIL契約なんてしたってただの次の金満校の引き抜きのための金額のたたき台になるだけになってしまう悪例になってしまいそうなんですよね。

制度を走りながら変えるというダイナミックさはアメリカ社会の強みのひとつではあるとは思いますが、こういう過渡期の混乱も起こり得るのがその強みの裏返しの脆弱さともなります。

CFP準決勝のスポーツ賭博ライン発表

昨日のCFP準決勝3試合の結果を受けて準決勝の組み合わせが確定。スポーツ賭博のラインも出てます。No. 1 Indiana x No. 5 Oregonは、3.5から4.5点差でIndiana有利、昨夜Georgiaとの激戦を制したNo. 6 Ole Missと、 No. 10 Miami-FLは、意外にもMiami-FLが3.5の有利というのが大半の賭けサイトの予想ラインとなってます。

Indiana、あれだけ圧勝で準々決勝を制したのですが意外とOregonとの差が小さい。今季の成績、対Ohio Stateとの全勝決戦となったBig Ten優勝戦での戦いぶり、昨日の対Alabamaをけちょんけちょんにしての圧勝でもこの程度の差しかつかない。Oregonに対する人気と信頼が高いってことですか。今残っている4校の中では近年安定して成績を残しているといえばOregonなのでそういう意味ではわからなくないですが。Indianaは長年弱かったのでこういうビッグマッチにしか参戦しない賭ける人たちからすると「えーIndiana?」みたいな?

シーズン中の直接対決では10点差でアウェイだったIndianaが勝利している。準決勝の場所はPeach Bowl@南部アトランタで中立地。Oregonからしたら大陸横断の遠方ですが、準々決勝もさらに遠いマイアミでのOrange Bowlだったのですからそれは良いでしょう。レギュラーシーズンは試合当日のフライトで会場入りすることが多く、長距離で遠征する側にフライト疲れなど不利が出ますがボウル・ゲームは主催者持ちで数日前に会場都市入りすることが多いので遠征の不利は比較的出にくいです。

もうひとつの準決勝は最下位シードであるMiami-FLに有利と出てるのは意外な感じがしました。相手がGeorgiaだったらMiami-FLのQBのCarson Beckは転校前の元母校との対戦で、Georgiaのコーチ陣はBeckのクセその他なんでも知ってる状態になる、逆にカレッジ6年目となるBeckからすればGeorgiaディフェンスの戦術も知ってるのでお互い手の内を知ってる対戦になるところでしたが、勝ち上がってきたのはOle Miss。

Ole MissのQBはDiv-IIの優勝校から転校してきたTrinidad Chambliss。小型で小回りが効く選手で、Miami-FLが勝ち上がってきた相手であるOhio StateやTexas A&MのQBとは異なるタイプ。Ohio StateもA&Mもドラフト上位指名選手となるであろうMiami-FLの2枚エッジRueben Bain Jr.とAkheem Mesidorを扱いかねたのですが、この2人がOle Missのラインは突破できても小回りの効くChamblissを捉えきれるかはやってみないとわからない。
私の見た範囲の試合ではMiami-FLは良い試合はランオフェンスで相手を押し切ってしまうチームで、他方30点以上のハイスコアの試合に耐えられるほど爆発的な得点力のあるオフェンスではない。Ole MissがMiami-FLディフェンスの圧力をかわしてスコアできるようならOle Missもそうとうチャンスがあるように思えます。Fiesta Bowlで。

Miami-FLはもし準決勝を勝てば全米優勝戦はホームスタジアムである@Hard Rock StadiumなのでThe U復活のシンボル的な試合になるかもしれません。

カンファレンス別ではOregon x IndianaがともにBig Ten所属なのでBig Tenが1校全米優勝戦に進むのは確定。最強カンファレンスとされたSECは準決勝に残ったのがOle Miss1校というのはシーズン前からは想像しにくかったことでしょう。

尚、昨季からの一回戦回避のシード校の全敗はIndianaがやっと止めましたが、Georgiaが敗戦したためシード校の戦績は1勝7敗となりました。

シード組6戦全敗、継続

No. 4 Texas Tech x No. 5 Oregon@Orange Bowl。またも一回戦回避組のTexas Techが敗戦。23-0の完敗です。これで昨年から採用された12校制プレーオフで一回戦回避した上位シードが6戦全敗。このあとの2試合Rose Bowl No. 1 Indiana x No. 9 Alabama、Sugar Bowl No. 3 Georgia x No. 6 Ole Missの結果に関わらず来季以降一回戦回避組の調整の仕方がテーマになるのは確実になったかと思います。

その6戦全敗の試合で敗戦した6校のハーフタイム時の得点合計が21得点。6試合で21点というのは異常といえると思います。一回戦回避組はそれぞれカンファレンス優勝戦から1ヶ月近く実戦を戦っていないので試合勘が云々言われてますが、それにしても、という。それらの試合でハーフタイム後はそこそこスコアはしてるので確かに試合勘の問題はあるのかもしれませんが、ではそれをどう調整するのか。

今日のOrange Bowlで敗戦したTexas Techはオフェンス陣の健康管理・ケガの回復を優先して、フルコンタクトの練習をしていなかったという話になってます。ディフェンスはタックルを力を抜いて練習していた。

で結果を見ればTexas Techのディフェンスは十分に機能していた。Oregonの最終スコアは23得点ですが、そうなったのは13-0と2ポゼション差だった第4QにTexas Techが自陣で4thダウンで勝負に行って二度とも失敗したのが10得点の追加になったのであるし、試合の趨勢を決めた第3QのOregonのTDはTexas Techオフェンスが自陣深くでボールをもぎ取られてターンオーバー、リターンでゴール前に迫られたため。その時点はまだ6-0だったのです。Texas Techのディフェンスはまったく責められるべきではなく、問題は「健康管理」を優先したTexas Techのオフェンスが一切機能しなかったことになる。

シーズン中試合平均42得点を奪ってきたハイスコアリングオフェンスがゼロ封なんですからなんともなりません。健康管理、試合勘の維持、どう臨むべきなのか。ここまで続けばもう偶然ではない。これは来季に向けて優勝を狙おうという上位校はオフシーズンにトレーニングプログラムを考えておかなければいけないぐらいの重大テーマになったように思えます。

Oregonの準決勝の相手はIndiana x Alabamaの勝者と。Indianaならレギュラーシーズンの再戦。10月に@OregonでIndiana 30-20 Oregon。西海岸へ遠征しての堂々の勝利でIndianaへの視線が変わった試合でもあったでしょう。Oregonはその前戦でWhite Outの@Penn State戦で勝利して当時No. 3だったOregonを、当時No. 7 Indianaが終盤に力強く押し切った試合でした。

CFP準々決勝 ディフェンディングチャンピオンOhio State初戦で敗戦

カレッジフットボールCFP準々決勝がスタート。大晦日のナイトゲームCotton Bowl No. 2 Ohio State x No. 10 Miami-FL。ESPNの2026NFLドラフト予想ではこの試合に出場する選手から8名のトップ25指名が出るという、NFLファンにとっても楽しみな試合です。その8名にはMiami-FL側のプレイメイカー・スロットレシーバーMalachi Toneyや、Ohio StateのスターWRJeremiah Smithは含まれません。Toneyは高校で飛び級で入ってきた新一年生なので2028年までNFLドラフトの対象にはなりませんが既にMiami-FLのオフェンス側ではトップスターです。Smithの方はサイズもプロ向き、来年もカレッジでプレーすればすごいことになるんでしょう。凄すぎて来季はプレーせずドラフトを待つという可能性がありそう。

試合前の賭けでは7.5から10.5点ほどOhio Stateの有利で推移。12校制プレーオフになった初年度だった昨年は準々決勝4試合はすべて一回戦から勝ち上がってきたチームが勝ってます。一回戦のMiami-FLはディフェンスは冴えてましたが、オフェンスは相当苦しい試合で勝ち上がってきてます。この試合が初の一回戦回避チームの勝利なるか、という試合でした。

前半終了時点でMiami-FL 14-0 Ohio State。今季Ohio Stateは瞬間最大ビハインドになったのが7点差、14点ビハインドになったのは3シーズンぶり(対Michigan)とか。
最少で3点差に迫ったものの結局は一度もOhio Stateは追いつけないまま両軍のランでのロングドライブ合戦となり、少ないポゼションのせめぎあい。最後はOhio Stateが正しい判断で時間切れを避けるためにMiami-FLにTDを意図的に献上して最終スコアは24-14でMiami-FLが準決勝一番乗り。準決勝の相手はGeorgia x Ole Missの勝者と。
あれ、ゴールライン近くのOhio Stateのセーフティの選手はMiami-FLのランナーをタックルできたのですが、あの場所で倒してしまうと、Ohio Stateはもうタイムアウトが1個しか残っていなかったのでそのまま時間切れ敗戦。Miami-FLは試合最後に6分以上を消費しての勝ちとなったはずです。第3Qもお互いラン主体のロングドライブの応酬でOhio Stateが1ドライブ半、Miami-FLは1ドライブだけで第3Qが終わってしまうというそういう試合でした。

今日のMiami-FLの前半のディフェンスは出色。また試合を通して最強の選手の質とサイズを誇るOhio Stateを相手にオフェンスもディフェンスもライン戦で負けなかったのはすごいと思います。Miami-FLがプレーオフで2勝したことでCFP選抜委員会がNotre Dameを退けてMiami-FLを入選とした判断が批判されることはなくなったのでしょう。
これで12校制導入以来、一回戦回避のシード組は5戦全敗となってます。明日はどっかが勝つんじゃないかと。Indianaか。

James Madison、最後に賭けに勝つ

CFP一回戦の最後の試合No. 24 James Madison@No. 5 Oregonが予想通りの大勝となっています。但し前半を34−6でOregonがリードした以降はJames Madisonが徐々に得点を重ね、試合終了間際の最後のドライブでTD+2ポイントコンバージョンで、最終スコアはOregon 51-34 James Madison。34失点は今季のOregonの最多失点であり、かつスポーツ賭博で概ね21.5点差のハンデの設定だったので17点差での敗戦なのでJames Madisonの方に賭けた方々が勝利ということになってるはずです。
FBS最弱カンファレンス(今季に限ってはPac-12が最弱だったかもですが)のSun Beltの王者として登場。見るからに選手のサイズが小さい中、最後まで闘いきってリスペクトを得た試合になったと私は評価したいです。

OregonのQB Dante MooreはきたるNFLドラフト全体1位も可能という意見もあるトップ5プロスペクト。それを止められなかったのは仕方ないとしてそれで身体も心も潰されずに最後まで戦った姿勢も好ましいです。
これで今後CFP12校制にまた細かいルール変更はあるでしょうが、いわゆるマイナーカンファレンスの中の序列がJames Madisonの健闘で緩んでプレーオフ枠への争いが来季はより激しくなるんではないでしょうか。特にJames Madisonは下位ディビジョンの名門からFBSに昇格して間もなく、トランスファーポータルから利益を得られるわけでもなく恥ずかしくないスコアでシーズンを終われる。カレッジフットボールの異なるアングルの楽しみのうちでしょう。


これで8強戦はSECとBig Tenから3校ずつ、ACCとBig XIIから1校。2強カンファレンスとミッドメジャー2カンファレンスへの配分はほぼ完璧となったか。
Big Tenの3校はばらけているので可能性としては4強に3校が進める可能性もあります。1校も進めない可能性もあります。
SECの方はOle MissとGeorgiaが対戦するので準決勝に進めるのは最大2校、最少でも1校となります。

12校制の初年度だった昨季は一回戦を勝って二回戦=準々決勝に進んだ4校が全勝=一回戦を回避したシード組が全敗したのでした。今年の年末年始の準々決勝はどんな結果になりますか。ここからは実力校同士ばかりでどこが勝ち進むか想像しがたいです。

幻のSEC最強校 惨敗

私は過去たぶん1000試合を超えるカレッジフットボールの試合を見てきていると思いますが、これほどボロボロの両軍ともまともに進めない、キックもまともに飛ばない試合を初めて見たと思います。
試合開始前にホームのNo. 7 Texas A&Mがフィールドに走って入場してくるときにその外に設置されていた特殊効果火炎噴射がものすごく横に火が流れていて近くに立ってるチアリーダーたちは危険じゃないのかなと思えるほどで、強風はわかったし、試合にも影響しそうだなというのはわかっていたんですけど、その心の準備をさらに下回るレベルで試合はグダグダ。前半終了時で0-0。第3Q終了時点でNo. 10 Miami-FLが3−0でリード。
この試合の勝者はNo. 2 Ohio Stateと大晦日にCotton Bowlで対戦するのでOhio Stateの選手たちも見ていて、あまりの試合のひどさに呆れて飽きて寝ちゃったんじゃないかと想像したりもしました。

ESPNの表現を借りると最もグダグダで最も風の影響が強く、第3Q時点でFGを外した数(4本)の方が総得点より多い試合だった。その通りでした。これ、プレーオフの試合だから私も最後まで見ましたけどそうでなければあまりのひどさにチャンネルを変えたくなったでしょう。

最終的には第4QにMiami-FLのランオフェンスが中央突破に成功しだして、それで最後は新1年生のカレッジフットボール界の来季のスーパースター候補の
Malachi ToneyのスピードがついにTDを産んで、10-3でMiami-FLが勝ち進み。前夜のAlabamaに続いてアウェイチームが勝ち進んでます。12校制が始まった昨年は一回戦は全部ホームチームが勝ったのですが、今季はアウェイチームの2連勝となりました。
Miami-FLはオフェンスのコールが奇をてらったコールが多すぎ。正当なランで勝負に最初からいくべきだったのに。試合の最終局面でその原点回帰でなんか堂々勝ったかのようなTDドライブでした。

Texas A&Mは最強カンファレンスのSECで最終週まで全勝だった。最終週に州内ライバルのTexasに敗戦しただけの11勝1敗でプレーオフに乗り込んできたんですが、実態はTexasに敗戦する前から怪しかったのです。11月15日、当時3勝6敗だったSouth Carolinaに前半30-3でリードされ大苦戦。なんとか立て直して31-30と逆転勝ちして全勝を守りました。正直South Carolina@Texas A&Mの試合は注目の試合ではなかったのでその試合ぶりを実際に見た人は少なかったはずで、ランクでも当時のNo. 3ランクから落とされることもなく、大苦戦もなかったことのようになってました。

しかしながらその翌週はSEC恒例の弱小校をボコボコにして最上級生を送り出す試合で圧勝したのはいいとして、その翌週の当時No. 16だったTexasに27-17で敗戦。SEC優勝戦出場を逃しました。そして今日のぼろぼろの試合。ここ1ヶ月ろくな試合をしていないのです。

最強SECで全勝だからと安易にNo. 3まで上り詰めていたんでしょうが、あとからTexas A&Mのスケジュールを眺めると、AlabamaともGeorgiaともOle MissともOklahomaとも対戦していない。この4校とA&Mの計5校がSECからプレーオフに進んでるんですけど、もののみごとに上位4校全部を避けたスケジュールで、SEC内でここまで強度の低いスケジュールは引けないぐらい。SEC全勝という思い込みだけでA&Mは強いと皆騙されていたかのような最後の一ヶ月。South Carolinaにはなんとか勝ってその幻想を継続したし、Texasに敗戦したことでSEC優勝戦に進まず、GeorgiaなりAlabamaなりとの勝負もなく、そこでも幻想が崩れないままでプレーオフに入った。
でも結局はほとんど前に進めないままでの第4QにFGを入れるのが精一杯という、あとから見たらいやファン・関係者・CFP選抜委員会、全員幻の「SEC最強チーム」を評価していたってことになりそうです。

勝ったMiami-FLもそうとうに酷い試合でしたが、それをさらに下回ったTexas A&Mの敗戦という試合だったと思います。

0−17からAlabamaが12校制時代初のアウェイ勝利

両軍のキッカーとパンターがぼろぼろの試合だったため、カレッジっぽいというか拙い感じの試合になってしまいました。昨年から始まったカレッジフットボールのプレーオフ12校制。昨季は一回戦は4試合ともホームチーム=上位シードが圧勝したので、今日のNo. 9 Alabamaの@No. 8 Oklahomaでの勝利が現行制度で初のアウェイチームの勝利となってます。

勝利後Alabamaの選手・監督は薔薇の花を受け取ってました。次戦は全勝No. 1 Indianaと@Rose Bowlで。

序盤はOklahomaが一方的で17-0とリード。このまままたホームチームの圧勝劇かとも危ぶまれたところからAlabamaが息を吹き返す。Oklahomaエンドゾーン前まで迫りながら4thダウン&2ヤード。ここでFGなんか蹴っていたらどんどん離されるかもという危機感のある時間帯だったのもあったので勝負に行って、結果はそれがTD。まだ早い時間帯でしたがこのプレーが試合の流れを変えるキープレーになったかと思います。

最終スコアは34-24,このAlabamaの最初のTD部分からだと34-7でAlabamaが圧倒したことになります。

冒頭にも書きましたがパンターがまともに蹴れていないとか、最後のOklahomaの追い上げの場面で10点差を7点差に縮めようというFGが2本も外れるなど、締まらない感じの残る試合。AlabamaのパンターはあんなだとIndiana相手に大きなボロを出して大敗して転校を余儀なくされるんじゃないかといまから心配してしまいます。
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