先日のCFPカレッジフットボール全米優勝戦の視聴率情報が出ていました。3010万人視聴。これはプレーオフ制が始まって以来第2位の高視聴率だそうです。史上最高は2014-15シーズンの3390万人視聴で、今回は11年ぶりの高さ。好試合だったですから。
2014-15シーズンというのはプレーオフ制の初年度で第4シードに滑り込んだOhio StateがNo. 2シードだったOregonを42-20で破った試合です。
そうなるとアレ?ってなります。点差は大きく開いた試合なのにあれが史上最高なのか、と。
試合はよく覚えてます。Oregonがそれまで前シーズンからずっとさっさと自分から倒れてダメージを受けなかったQBのMarcus Mariotaがその試合では序盤から、これが最後だからか数ヤードを稼ぐために突っ込む場面があって、おや?と思わせた試合。Ohio StateのLBも最初のプレーではMariotaが倒れることを予測して距離を詰めなかったのが、今日は倒れないのかと気付いたあとはハードヒットの連続となり、結果Oregonのダメージが蓄積されて最後は大差という試合でした。
あの試合がOregonが一番全米初制覇に近づいた試合だったはずですが結果は完敗。
当時は前年までHCを務めていたChip Kellyの抱腹絶倒の超速オフェンス(本当に見ていて笑ってしまうぐらい速く、ドカドカ得点する)でその時期は疑似Oregonファンぐらいに夜中にかかる遅番の試合でも見ていたものです。
でもあの試合がそんなに視聴率が高かったとは知らなかったです。CFP史上ではAlabamaとGeorgiaの延長戦の激戦とか、初期のClemson x Alabamaの二強時代の接戦とかあったのですが、接戦なだけでは初年度のOhio State x Oregonに視聴率で及んでいなかったのかと意外。
そして今季のIndiana x Miami-FLが史上2位で、あの2017-18シーズンAlabama x Georgia戦より高いのかというのも意外。その試合が史上3位で2840万人だった。そして数字ではけっこう今季=2位と差があります。
ではなぜ今季が高いのか。接戦であったことは確かですが過去の他の接戦の試合よりも高い。ということはAlabamaだGeorgiaだClemson(サウスカロライナ州)の南部の学校同士でやってると全国区での数字にならないということかという解釈も可能です。
Indianaは存命の卒業生が全米最大だということを別記事で書きましたがそれでも80万人であって、桁が3000万人以上の視聴者なので卒業生とその家族係累ぐらいでは上乗せが説明しにくい。インディアナ州というくくりだと前年にNotre Dameが出場してますがそんな良い数字にはなってない。相手がお隣のオハイオ州のOhio Stateだったからこれも中西部同士の学校でやっていたから伸びなかったという説明は可能かも。
プレーオフ初年度のOhio State x Oregonは確かに土地が大きく離れている。今季のIndiana x Miami-FLも土地が離れている。数字を出すためにはSEC一強とか同じ南部のClemsonを混ぜても南部同士ではよろしくないのかも。
そう考えて眺めてみるとSEC対Big Tenの2大カンファレンスの学校によるCFP全米優勝戦での試合って2020-21シーズンのAlabama x Ohio Stateしかないんですね。これなら土地は離れてますが、しかしながらスコアは52–24でAlabamaの圧勝。
確かにあの時期は寡占が進んでいてClemson x Alabamaは何度見たかわからなくてどの場面がどのシーズンのことかごっちゃになるぐらいだったし、その2校に加えてOklahomaもしょっちゅうプレーオフに出ていたので南部にはっきり偏っていた。当時はClemsonはACC、OklahomaはBig XII所属でカンファレンスではバラけていたものの南部連合ですよね。
近年カレッジフットボールの人気が低落傾向だったというのは結局のところSEC偏重、南部偏重で全国区の関心が薄れたということなのかもしれない。
一応日本の方向けに注釈を付けておくとMiami-FLは地理的には南の方にありますがフロリダ州はいわゆる南部には通常含めません。住民の性格・人種がまったく南部的ではないからです。フロリダ州でもジョージア州境や付け根の部分(Florida Panhandleと呼ばれます)は南部に地理的に近いので南部っぽい人も多く混じってる(郡別の大統領選挙結果なんか見ても南部と傾向同じ)んですけど、例えばFlorida Gatorsのある辺りになると南部的な性格はぐっと下がります。ディズニーワールドのOrlandoはブラジル移民の本拠地(ブラジル国外で最もブラジル人の多い都市)。南端のMiami-FL近辺ならさらに異なり、キューバ移民を最大としてスペイン語話者が人口の多くを占めるなど南部の土着的な性格は影も形もない。
なのでCFP優勝戦の視聴率の史上最多ワンツーとなったOhio State x Oregon、Indiana x Miami-FLは、Big Tenの学生数の多いマンモス校対他地区の学校という組み合わせだったと最大公約数をムリに導き出すことも可能です。
が同じBig Ten対他地区というカードでも一昨年のMichigan x Washingtonは2505万人、唯一のBig Ten対SECによる優勝戦2020-21 Alabama x Ohio Stateは1870万人と低い。これは史上下から2番目の悪い数字。
史上最少はアンダードッグTCUが全米優勝戦に進出するも予想通りに大敗した2022-23のGeorgia x TCU戦の1722万人。Alabama x Ohio Stateはパンデミックシーズンだったので一般国民がスポーツ観戦を楽しむ状況じゃない部分もあったかもですが、とにかくBig Ten対SECでもあまり数字がでなかったと。
理由付けはうまくできませんがとにかく今年の全米優勝戦は大ヒットであったという数字の裏付けが出たという話でした。
2014-15シーズンというのはプレーオフ制の初年度で第4シードに滑り込んだOhio StateがNo. 2シードだったOregonを42-20で破った試合です。
そうなるとアレ?ってなります。点差は大きく開いた試合なのにあれが史上最高なのか、と。
試合はよく覚えてます。Oregonがそれまで前シーズンからずっとさっさと自分から倒れてダメージを受けなかったQBのMarcus Mariotaがその試合では序盤から、これが最後だからか数ヤードを稼ぐために突っ込む場面があって、おや?と思わせた試合。Ohio StateのLBも最初のプレーではMariotaが倒れることを予測して距離を詰めなかったのが、今日は倒れないのかと気付いたあとはハードヒットの連続となり、結果Oregonのダメージが蓄積されて最後は大差という試合でした。
あの試合がOregonが一番全米初制覇に近づいた試合だったはずですが結果は完敗。
当時は前年までHCを務めていたChip Kellyの抱腹絶倒の超速オフェンス(本当に見ていて笑ってしまうぐらい速く、ドカドカ得点する)でその時期は疑似Oregonファンぐらいに夜中にかかる遅番の試合でも見ていたものです。
でもあの試合がそんなに視聴率が高かったとは知らなかったです。CFP史上ではAlabamaとGeorgiaの延長戦の激戦とか、初期のClemson x Alabamaの二強時代の接戦とかあったのですが、接戦なだけでは初年度のOhio State x Oregonに視聴率で及んでいなかったのかと意外。
そして今季のIndiana x Miami-FLが史上2位で、あの2017-18シーズンAlabama x Georgia戦より高いのかというのも意外。その試合が史上3位で2840万人だった。そして数字ではけっこう今季=2位と差があります。
ではなぜ今季が高いのか。接戦であったことは確かですが過去の他の接戦の試合よりも高い。ということはAlabamaだGeorgiaだClemson(サウスカロライナ州)の南部の学校同士でやってると全国区での数字にならないということかという解釈も可能です。
Indianaは存命の卒業生が全米最大だということを別記事で書きましたがそれでも80万人であって、桁が3000万人以上の視聴者なので卒業生とその家族係累ぐらいでは上乗せが説明しにくい。インディアナ州というくくりだと前年にNotre Dameが出場してますがそんな良い数字にはなってない。相手がお隣のオハイオ州のOhio Stateだったからこれも中西部同士の学校でやっていたから伸びなかったという説明は可能かも。
プレーオフ初年度のOhio State x Oregonは確かに土地が大きく離れている。今季のIndiana x Miami-FLも土地が離れている。数字を出すためにはSEC一強とか同じ南部のClemsonを混ぜても南部同士ではよろしくないのかも。
そう考えて眺めてみるとSEC対Big Tenの2大カンファレンスの学校によるCFP全米優勝戦での試合って2020-21シーズンのAlabama x Ohio Stateしかないんですね。これなら土地は離れてますが、しかしながらスコアは52–24でAlabamaの圧勝。
確かにあの時期は寡占が進んでいてClemson x Alabamaは何度見たかわからなくてどの場面がどのシーズンのことかごっちゃになるぐらいだったし、その2校に加えてOklahomaもしょっちゅうプレーオフに出ていたので南部にはっきり偏っていた。当時はClemsonはACC、OklahomaはBig XII所属でカンファレンスではバラけていたものの南部連合ですよね。
近年カレッジフットボールの人気が低落傾向だったというのは結局のところSEC偏重、南部偏重で全国区の関心が薄れたということなのかもしれない。
一応日本の方向けに注釈を付けておくとMiami-FLは地理的には南の方にありますがフロリダ州はいわゆる南部には通常含めません。住民の性格・人種がまったく南部的ではないからです。フロリダ州でもジョージア州境や付け根の部分(Florida Panhandleと呼ばれます)は南部に地理的に近いので南部っぽい人も多く混じってる(郡別の大統領選挙結果なんか見ても南部と傾向同じ)んですけど、例えばFlorida Gatorsのある辺りになると南部的な性格はぐっと下がります。ディズニーワールドのOrlandoはブラジル移民の本拠地(ブラジル国外で最もブラジル人の多い都市)。南端のMiami-FL近辺ならさらに異なり、キューバ移民を最大としてスペイン語話者が人口の多くを占めるなど南部の土着的な性格は影も形もない。
なのでCFP優勝戦の視聴率の史上最多ワンツーとなったOhio State x Oregon、Indiana x Miami-FLは、Big Tenの学生数の多いマンモス校対他地区の学校という組み合わせだったと最大公約数をムリに導き出すことも可能です。
が同じBig Ten対他地区というカードでも一昨年のMichigan x Washingtonは2505万人、唯一のBig Ten対SECによる優勝戦2020-21 Alabama x Ohio Stateは1870万人と低い。これは史上下から2番目の悪い数字。
史上最少はアンダードッグTCUが全米優勝戦に進出するも予想通りに大敗した2022-23のGeorgia x TCU戦の1722万人。Alabama x Ohio Stateはパンデミックシーズンだったので一般国民がスポーツ観戦を楽しむ状況じゃない部分もあったかもですが、とにかくBig Ten対SECでもあまり数字がでなかったと。
理由付けはうまくできませんがとにかく今年の全米優勝戦は大ヒットであったという数字の裏付けが出たという話でした。