すごいことになってますね。女子プロバスケのWNBAの人気チームIndiana FeverのHCの試合後の記者会見の発言にインディアナ州の副知事が噛みつきクビ要求に至ってます。そんなことになるのか、という驚きがあります。WNBAですよ。
この副知事は将来の知事選への進出を考えてここは有権者に名前を売るチャンスだと見て発言したのだろうと思いますが、部外者から見てもWNBAの記者会見の内容が名前の売るチャンスに見えるぐらいFeverの一般州民への訴求力があるとみえるからこういう発言になるわけですよね。すごい話です。
この時期っていうのは先週末からNFLのプレシーズンが始まってる。インディアナ州にもNFL Indianapolis Coltsがあるのでその話題が通常ならスポーツの一番の話題でしょう。Coltsが優勝争いに関われないであろうという前評判でもです。または昨季突如全米制覇に成功したカレッジフットボールのIndiana Hoosiersの話題というのもありえたでしょう。
インディアナ州にはMLBチームもサッカーのMLSチームもない。MiLBのチームはありますけど、基本的に夏のメニューには乏しい土地柄だったはずですが、そこへ3シーズン前に女子バスケのIndiana Feverが人々の意識に登場し一気に全国区の人気チーム化。Caitalin Clark加入3シーズン目の今季はWNBAがビリオンダラービジネスになっての初年度。地元インディアナ州では全国区以上に盛り上がってそうです。
3年以上前にWNBAが赤字ビジネスから脱却という予測をしたら鼻で笑われたであろうに、今はビリオンダラービジネスかつ日々その試合どころか試合以外のことでもガンガン報道されてます。こんなことになるとは。
実は学校教育における男女平等を定めたTitle IX(タイトルナイン)が施行されて50年余であることの記事を下書き中なのですが、そっちが書くのが長くなっている間に女子スポーツの現実がどんどん進んでいて、そっちを先に書かないとということで今これを書いてます。
この事態もTitle IXの半世紀の成果の一つと言えるのでしょう。
ところでなぜ今モメてるかというと昨日行われたIndiana Fever@Chicago Sky戦でSkyのDiJonai Carringtonがファストブレイクで得点しようとしていたFeverのSophie Cunninghamの頭部を腕で横殴りしたとしてフレグラント2で一発退場を食ったプレーの余波が大きいためです。
Sophie Cunninghamはつい数日前にも西海岸の連戦でブーイングを食ったり相手選手に突き飛ばされて話題になった選手。「性転換した男子選手の女子スポーツへの参加に反対」という発言をして、その発言に反発する選手やファンから目の敵にされてクローズアップされた方です。一部ではMAGAバービーという呼び名もついたみたいでしたが、Cunningham本人はその呼ばれ方は本意ではないとMAGAとは距離を置いてます。
選手としての立場はFeverの中ではベンチスタートでこの一連の騒ぎが起こるまではFeverのファンは知っていても全国区の選手でもオールスターに出場するような選手でもなかったのが一気に知名度を挙げてしまったという結果になってます。
以前の記事でも書きましたがトランスジェンダー元男性の女子スポーツへの参加については世論調査で繰り返し7割から8割の人が反対しているのが確認されているので世間では決着はついているトピック。それでもWNBA内はどうも世間と風向きが異なっているようでわざわざCunninghamが多数派の意見を明瞭に発言しただけでブーイングとラフプレーでの報復が待っていた。
今年はアメリカは中間選挙の年で11月初旬の投票日まであと3ヶ月。政治的な季節に入ってきていてYouTubeでもTVでも候補者の宣伝が多くなってきている。民主・共和両党とも相手の失点は見逃さないみたいな時期でもあります。
しかしながらWNBA(過去から強固な民主党支持団体状態)の大半は世間の圧倒的な反対もものともせずトランスジェンダーの女子スポーツ参加をまだプッシュしているようです。世間が見えてない、ズレてると言われそうな反発ぶりで、そのせいでベンチ選手のSophie Cunninghamを全国区スターにしてしまった感もあります。
そういうタイミングで昨日も頭部反則攻撃をCunninghamに加えてまたそれがビデオ・クリップにしやすい形で披露。支持派からしたら負け戦の戦線を拡大したかのような行為。
この日のCunninghamは紹介したビデオでは映ってませんがこの反則時のショットは入っていて、中断後のand-1のフリースローを入れただけの3得点の試合。ベンチ選手の3得点の試合がSNS上で大量に拡散され語られる騒ぎ。
しかし騒ぎはそこで終わらず、ファールして退場になった側のDiJonai Carrington(黒人選手です)が試合後に自身のSNSで「白人特権」と一言投稿。ファールを受けたCunninghamは白人選手。私が退場にさせられたのは人種差別と言いたげな投稿です。いやいやいや、貴女明らかに故意のファールしたじゃん、人種関係ないだろと総ツッコミ状態となり、その後SNSを非公開にして撤退してますが、まだ尾を引きそう。意識のズレがすごいというイメージを一般に残してるかなと思います。
それとFeverのHCのクビ問題はもう一つ別で、FeverのHC Stephanie Whiteが試合後の記者会見でCarringtonのファールは意図的じゃなかったと思うと発言した。加害者擁護に聞こえる発言をしたと。これがFeverファンから批判・顰蹙をかった。その挙句副知事がその流れに乗って自軍の選手を守れないHCは要らないなどと言ってクビ要求とまで騒ぎは拡張してます。
なにがすごいって3年前まで常時赤字でニッチの群小アメスポ団体の一つに過ぎなかったWNBAがESPN始めスポーツマスコミの上位ネタに連日載ってしまうもすごいし、政治家まで口出しして乗っかってみようと思うぐらい影響力がアップしてるのがすごい。
今の時期は毎年当ブログでも書いてますがアメスポの夏枯れの時期で話題が薄い時期ではあります。アメスポメジャーでシーズン中なのはMLBだけで、MLBもトレード期限が無事過ぎてかつまだプレーオフの枠争いも煮詰まっていない通常運転時期。NFLのプレシーズンは始まってますが、ご存知の方はご存知の通りNFLのプレシーズンゲームはスターターはロクに出場しないのでおもしろいものではありません。そういう毎年のアメスポの夏枯れ期間にこれからはWNBAが上位ジャンルとして地位を築くんでしょうか。
ついでに付け加えると男子サッカーのMLSが夏場にシーズンを開催するのは今年が最後です。来年2027年から欧州に合わせて秋春制に移行するので夏場を明け渡すことになる。MLSとWNBAはファン層があまり重なるとも思いませんが、MLSもなくなれはさらに夏枯れ時期のメニューは減るわけで、そこへ勢いを増したWNBAが本格的にアメスポ第5位ジャンルとして根を張れる余地はより大きくなるのかもしれません。
この副知事は将来の知事選への進出を考えてここは有権者に名前を売るチャンスだと見て発言したのだろうと思いますが、部外者から見てもWNBAの記者会見の内容が名前の売るチャンスに見えるぐらいFeverの一般州民への訴求力があるとみえるからこういう発言になるわけですよね。すごい話です。
この時期っていうのは先週末からNFLのプレシーズンが始まってる。インディアナ州にもNFL Indianapolis Coltsがあるのでその話題が通常ならスポーツの一番の話題でしょう。Coltsが優勝争いに関われないであろうという前評判でもです。または昨季突如全米制覇に成功したカレッジフットボールのIndiana Hoosiersの話題というのもありえたでしょう。
インディアナ州にはMLBチームもサッカーのMLSチームもない。MiLBのチームはありますけど、基本的に夏のメニューには乏しい土地柄だったはずですが、そこへ3シーズン前に女子バスケのIndiana Feverが人々の意識に登場し一気に全国区の人気チーム化。Caitalin Clark加入3シーズン目の今季はWNBAがビリオンダラービジネスになっての初年度。地元インディアナ州では全国区以上に盛り上がってそうです。
3年以上前にWNBAが赤字ビジネスから脱却という予測をしたら鼻で笑われたであろうに、今はビリオンダラービジネスかつ日々その試合どころか試合以外のことでもガンガン報道されてます。こんなことになるとは。
実は学校教育における男女平等を定めたTitle IX(タイトルナイン)が施行されて50年余であることの記事を下書き中なのですが、そっちが書くのが長くなっている間に女子スポーツの現実がどんどん進んでいて、そっちを先に書かないとということで今これを書いてます。
この事態もTitle IXの半世紀の成果の一つと言えるのでしょう。
ところでなぜ今モメてるかというと昨日行われたIndiana Fever@Chicago Sky戦でSkyのDiJonai Carringtonがファストブレイクで得点しようとしていたFeverのSophie Cunninghamの頭部を腕で横殴りしたとしてフレグラント2で一発退場を食ったプレーの余波が大きいためです。
Sophie Cunninghamはつい数日前にも西海岸の連戦でブーイングを食ったり相手選手に突き飛ばされて話題になった選手。「性転換した男子選手の女子スポーツへの参加に反対」という発言をして、その発言に反発する選手やファンから目の敵にされてクローズアップされた方です。一部ではMAGAバービーという呼び名もついたみたいでしたが、Cunningham本人はその呼ばれ方は本意ではないとMAGAとは距離を置いてます。
選手としての立場はFeverの中ではベンチスタートでこの一連の騒ぎが起こるまではFeverのファンは知っていても全国区の選手でもオールスターに出場するような選手でもなかったのが一気に知名度を挙げてしまったという結果になってます。
以前の記事でも書きましたがトランスジェンダー元男性の女子スポーツへの参加については世論調査で繰り返し7割から8割の人が反対しているのが確認されているので世間では決着はついているトピック。それでもWNBA内はどうも世間と風向きが異なっているようでわざわざCunninghamが多数派の意見を明瞭に発言しただけでブーイングとラフプレーでの報復が待っていた。
今年はアメリカは中間選挙の年で11月初旬の投票日まであと3ヶ月。政治的な季節に入ってきていてYouTubeでもTVでも候補者の宣伝が多くなってきている。民主・共和両党とも相手の失点は見逃さないみたいな時期でもあります。
しかしながらWNBA(過去から強固な民主党支持団体状態)の大半は世間の圧倒的な反対もものともせずトランスジェンダーの女子スポーツ参加をまだプッシュしているようです。世間が見えてない、ズレてると言われそうな反発ぶりで、そのせいでベンチ選手のSophie Cunninghamを全国区スターにしてしまった感もあります。
そういうタイミングで昨日も頭部反則攻撃をCunninghamに加えてまたそれがビデオ・クリップにしやすい形で披露。支持派からしたら負け戦の戦線を拡大したかのような行為。
この日のCunninghamは紹介したビデオでは映ってませんがこの反則時のショットは入っていて、中断後のand-1のフリースローを入れただけの3得点の試合。ベンチ選手の3得点の試合がSNS上で大量に拡散され語られる騒ぎ。
しかし騒ぎはそこで終わらず、ファールして退場になった側のDiJonai Carrington(黒人選手です)が試合後に自身のSNSで「白人特権」と一言投稿。ファールを受けたCunninghamは白人選手。私が退場にさせられたのは人種差別と言いたげな投稿です。いやいやいや、貴女明らかに故意のファールしたじゃん、人種関係ないだろと総ツッコミ状態となり、その後SNSを非公開にして撤退してますが、まだ尾を引きそう。意識のズレがすごいというイメージを一般に残してるかなと思います。
それとFeverのHCのクビ問題はもう一つ別で、FeverのHC Stephanie Whiteが試合後の記者会見でCarringtonのファールは意図的じゃなかったと思うと発言した。加害者擁護に聞こえる発言をしたと。これがFeverファンから批判・顰蹙をかった。その挙句副知事がその流れに乗って自軍の選手を守れないHCは要らないなどと言ってクビ要求とまで騒ぎは拡張してます。
なにがすごいって3年前まで常時赤字でニッチの群小アメスポ団体の一つに過ぎなかったWNBAがESPN始めスポーツマスコミの上位ネタに連日載ってしまうもすごいし、政治家まで口出しして乗っかってみようと思うぐらい影響力がアップしてるのがすごい。
今の時期は毎年当ブログでも書いてますがアメスポの夏枯れの時期で話題が薄い時期ではあります。アメスポメジャーでシーズン中なのはMLBだけで、MLBもトレード期限が無事過ぎてかつまだプレーオフの枠争いも煮詰まっていない通常運転時期。NFLのプレシーズンは始まってますが、ご存知の方はご存知の通りNFLのプレシーズンゲームはスターターはロクに出場しないのでおもしろいものではありません。そういう毎年のアメスポの夏枯れ期間にこれからはWNBAが上位ジャンルとして地位を築くんでしょうか。
ついでに付け加えると男子サッカーのMLSが夏場にシーズンを開催するのは今年が最後です。来年2027年から欧州に合わせて秋春制に移行するので夏場を明け渡すことになる。MLSとWNBAはファン層があまり重なるとも思いませんが、MLSもなくなれはさらに夏枯れ時期のメニューは減るわけで、そこへ勢いを増したWNBAが本格的にアメスポ第5位ジャンルとして根を張れる余地はより大きくなるのかもしれません。
傍から見ていると、降ってわいたようなクラーク人気にあやかって、エンジェルリースとのライバル関係を煽ることで、(かつてのマジックvsバードのように)リーグ全体の人気を何ランクも上げることが期待できる状況だったと思うのですが。
そんなに世の中単純ではないようですね。
drbcs
が
しました