NBA選手会が、労使協定で決まっている賞取りの出場最低試合数である65試合出場の解除を求めています。これはなかなか微妙な交渉になりそうな気がします。
直接的なきっかけは今季のMVPの有力候補のCade Cunningham(Detroit Pistons)の負傷欠場です。現時点でCunninghamの出場は61試合。
左の肺の気胸と診断が出てます。3月17日の対Washington Wizards戦での接触プレーで発症。近く再診断が下される予定になっていますが、あと4試合を出場するかできるかは現時点では見通せません。Pistonsの残り試合は10試合。
ルール通りならCunninghamがあと4試合に出場しなければMVPもAll-NBAへの選出も不可となります。
選手会の言い分ではこういう紛れもない疾病・ケガでMVPクラスの活躍をして今季のNBAを支えたCunninghamは特例での救済に値すると言ってます。65試合という足切りの試合数は強い根拠もないとも言ってます。
もともとこの賞取りの65試合の出場義務ルールはロードマネジメントと称して体調優先・休養優先でスター選手がロクに出場しない悪習が近年はびこったためでした。チケット価格もアップ、放映権料もアップしたのにスター選手たちがごっそり休む試合が続出。当ブログでも過去に何度もその件は書いてます。昔なら強豪同士の好カードなら期待して観戦したのが、近年は誰が出場するのかその時間になってみないとわからず、レギュラーシーズンの勝ち負けがフルメンバーじゃないのでプレーオフのプレビューにすらならなくなって、観戦意欲を大いに削ぎました。
NBA本体は最初は休ませるならホームで休ませろと通達を出した(アウェイでは1シーズンに1度しか来ないチームもある)りしたのですが解決にならず、結局労使協定改定時に賞取りには65試合の出場を義務付けるという条項が入ることになったのでした。労使協定で決まってるんですから選手会側も同意したということ。
でも65試合と数字が決まったらそれを目標にして計画休養をとる。昔のMichael Jordan時代のように82試合全試合出場するのなんていうのは今の選手たちはまったく興味がない。またもう65試合はムリだとなればそっから先は休み放題でもあります。
65試合の足切りがあるため例えばLeBron Jamesの21年連続All-NBAは今季は不可、途切れることが既に確定してます。LeBronの例で言えばMiami Heat時代を始め65試合以下の出場だったシーズンは何度かありますが、ルール上の足切りでAll-NBAを逃すのは今季が初。
他にもGiannis AntetokounmpoやStephen Curryが賞は取れない。MVP候補ではNikola Jokicはもう1試合も休めないはず(私の手計算)。Victor WembanyamaはSan Antonio Spursの残り10試合のうち7試合に出場で良いはずなのでこちらはたぶんOK。他ではLuka DoncicやShai Gilgeous-Alexander はまだ余裕あり。
でもこれでもしJokicがケガで1試合でも欠場したり、Cunninghamが復帰できないとなったらMVP争いは争いにもならず半自動でWembanyamaってことになってそれで良いのかなあという気持ちもわかる。他の既にスーパースターの地位にあったり、スーパールーキーとして入ってきた選手ではなく、どん底だったPistonsを再生したキャリアの出だしは地味だったCunninghamをこういう形でMVPレースから脱落させるのはしのびないという気持ちは私にもあります。
MVPだけではなくAll-NBAからも除外されてしまうのはお金の面でも意味がある。All-NBAに含まれるとスーパーMaxと呼ばれる最高額サラリーの対象選手にもなれる。それからもCunninghamは除外されてしまうのです。
NBAコミッショナーのAdam Silverは選手からの信頼も厚い。選手側のセンチメントを汲む人間的な信頼感もあるコミッショナーだと思ってるんですけど、ただこの件は取り扱いが難しいです。シーズン末のこの時期になって急に特定個人を救済する特例を行使して良いのか。
そんな特例がアリなら俺はこんなに休まなかったと言いたい他の選手だって出るでしょう。そうなると収拾がつかない。昨季足切りに引っかかってAll-NBAを逃した選手だって不満に思うかもしれない。よしんばCunninghamを61試合でも良いとシーズンが終わる前にするなら、Jokicだってじゃあ、とあと1試合休んじゃうかもしれない。カオスになっちゃうんですよね。
直接的なきっかけは今季のMVPの有力候補のCade Cunningham(Detroit Pistons)の負傷欠場です。現時点でCunninghamの出場は61試合。
左の肺の気胸と診断が出てます。3月17日の対Washington Wizards戦での接触プレーで発症。近く再診断が下される予定になっていますが、あと4試合を出場するかできるかは現時点では見通せません。Pistonsの残り試合は10試合。
ルール通りならCunninghamがあと4試合に出場しなければMVPもAll-NBAへの選出も不可となります。
選手会の言い分ではこういう紛れもない疾病・ケガでMVPクラスの活躍をして今季のNBAを支えたCunninghamは特例での救済に値すると言ってます。65試合という足切りの試合数は強い根拠もないとも言ってます。
もともとこの賞取りの65試合の出場義務ルールはロードマネジメントと称して体調優先・休養優先でスター選手がロクに出場しない悪習が近年はびこったためでした。チケット価格もアップ、放映権料もアップしたのにスター選手たちがごっそり休む試合が続出。当ブログでも過去に何度もその件は書いてます。昔なら強豪同士の好カードなら期待して観戦したのが、近年は誰が出場するのかその時間になってみないとわからず、レギュラーシーズンの勝ち負けがフルメンバーじゃないのでプレーオフのプレビューにすらならなくなって、観戦意欲を大いに削ぎました。
NBA本体は最初は休ませるならホームで休ませろと通達を出した(アウェイでは1シーズンに1度しか来ないチームもある)りしたのですが解決にならず、結局労使協定改定時に賞取りには65試合の出場を義務付けるという条項が入ることになったのでした。労使協定で決まってるんですから選手会側も同意したということ。
でも65試合と数字が決まったらそれを目標にして計画休養をとる。昔のMichael Jordan時代のように82試合全試合出場するのなんていうのは今の選手たちはまったく興味がない。またもう65試合はムリだとなればそっから先は休み放題でもあります。
65試合の足切りがあるため例えばLeBron Jamesの21年連続All-NBAは今季は不可、途切れることが既に確定してます。LeBronの例で言えばMiami Heat時代を始め65試合以下の出場だったシーズンは何度かありますが、ルール上の足切りでAll-NBAを逃すのは今季が初。
他にもGiannis AntetokounmpoやStephen Curryが賞は取れない。MVP候補ではNikola Jokicはもう1試合も休めないはず(私の手計算)。Victor WembanyamaはSan Antonio Spursの残り10試合のうち7試合に出場で良いはずなのでこちらはたぶんOK。他ではLuka DoncicやShai Gilgeous-Alexander はまだ余裕あり。
でもこれでもしJokicがケガで1試合でも欠場したり、Cunninghamが復帰できないとなったらMVP争いは争いにもならず半自動でWembanyamaってことになってそれで良いのかなあという気持ちもわかる。他の既にスーパースターの地位にあったり、スーパールーキーとして入ってきた選手ではなく、どん底だったPistonsを再生したキャリアの出だしは地味だったCunninghamをこういう形でMVPレースから脱落させるのはしのびないという気持ちは私にもあります。
MVPだけではなくAll-NBAからも除外されてしまうのはお金の面でも意味がある。All-NBAに含まれるとスーパーMaxと呼ばれる最高額サラリーの対象選手にもなれる。それからもCunninghamは除外されてしまうのです。
NBAコミッショナーのAdam Silverは選手からの信頼も厚い。選手側のセンチメントを汲む人間的な信頼感もあるコミッショナーだと思ってるんですけど、ただこの件は取り扱いが難しいです。シーズン末のこの時期になって急に特定個人を救済する特例を行使して良いのか。
そんな特例がアリなら俺はこんなに休まなかったと言いたい他の選手だって出るでしょう。そうなると収拾がつかない。昨季足切りに引っかかってAll-NBAを逃した選手だって不満に思うかもしれない。よしんばCunninghamを61試合でも良いとシーズンが終わる前にするなら、Jokicだってじゃあ、とあと1試合休んじゃうかもしれない。カオスになっちゃうんですよね。
Doncicの出場試合数は確か64試合ですので、このまま出場できなければあらゆる賞から脱落してしまいますが、さてどうなるか。
drbcs
が
しました