期待のカードの多かった今週末のカレッジフットボール。土曜日のナイトゲームとなったNo. 17 Alabama@No. 5 Georgia戦と、No. 6 Oregon@No. 3 Penn State戦がピークに。AlabamaはGeorgiaの追撃を抑えきって快勝です。

Oregon@Penn Stateの方。
Oregonを迎え撃つWhite Out(観客全員が白装束でスタンドが真っ白にするビッグゲーム仕様の日)のPenn Stateの試合は戦前の予想から大きく外れるロースコアの試合となりました。ハーフタイム時点で3-3。第3Qの終盤にやっとOregonがTDして10-3。その昔はBig Tenの試合はロースコアリングになることがBig Tenらしい、と表現される時代もあったのですが、今年のこのカードがそうなるとは。

そのOregonの第3Qの終盤のTDのドライブは一度はファンブルロストと判定。
膠着した試合がやっと動きそうになりOregonオフェンスがレッドゾーンに達するタイミングでのランをファンブル。これをPenn Stateがすくい上げてリターン。OregonのQB Dante Mooreが唯一リターンTDを阻止できるポジションでなんとか止めたものの、これで3−3の膠着状態がまだ続くのかという場面。

そのままTVコマーシャルに入ったのですが、ライブに戻ったらいきなりそのファンブルがビデオ判定でなしになったという審判がアナウンスしている場面でした。CMに入る前にはそんな様子はなかったので驚き。ランナーがファンブル前に粘っていたときに膝が芝をかすったのがビデオにはっきり残っていたため、ファンブルもロングリターンも消滅。プレーbyブレーの記録上は存在しないプレーに。そして次のOregonのオフェンスプレーがTDにという流れでした。これで10−3。

その後最終第4Q序盤にOregonが追加TDを加えて17-3。まだ残り時間はあるもののWhite Outの観衆の声は小さくなり空気が抜けた状態に。
そこからは後がなくなったPenn Stateがリスクをとったパスプレーをねじ込み同点、延長戦へ。最後はダブルOTの後攻のPenn Stateの最初のプレーがINTとなって30-24でOregonが勝利。
3-3ですっきりできるところのない試合が延々続いて観戦がつらかったのが最後には点の取り合いでエンタメ面でもなんとか取り返して終わってみれば好試合だったかのような後味になりました。
Oregonは遠距離移動での不利もWhite Outもものともせずの勝利。

同じ日、No. 1 Ohio Stateは西海岸に飛んでランク外ながら無敗だったWashingtonを相手に思い通りの試合ができませんでしたが終盤に突き放して快勝スコア、24-6で遠征を終えてます。

その試合と、この記事で書いた@Penn StateのWhite Outの試合を見てるとやっぱり西海岸の元Pac-12勢はBig Tenのファン層とは違って厚みが足りないなあと思えました。Ohio State@Washingtonの試合ではフィールドに近い良い席がOhio Stateカラーのファンで多く占められていて遠征応援組が多い。そもそもWashingtonのファンがその手の良い席を手放していることが一目でわかりました。
一方White Outの方はOregonのグリーンを着たファンは上部席の隅の極僅かでPenn Stateのファンが好席はまったく転売市場で譲らず入場しているのがわかる。カレッジフットボール熱の差がそれだけで見えちゃうのは残酷ではあるなと思いました。もう元の形のPac-12は崩壊してしまってるのですからOregonもWashingtonもこの環境で生き残っていくしかないのですが。