日本ではMLB Los Angeles Dodgersの試合はほぼ全試合放送と聞いてます。アメリカではそうはいかない。昨夜のPhiladelphia Phillies@Los Angeles Dodgers戦は全国放送。その上Shohei Ohtaniの投手での先発試合ということで、NL MVPのトップ2名のサシの勝負になる。だったら見ようかと見ました。東部時間で午後10時過ぎの試合開始なので眠くなるまで見ようという心づもりで観戦開始。

なかなかおもしろかったので見て良かったなと。日本のファンは当然ながらOhtaniびいきでしょうからMVPもOhtaniが取ると思ってる方が多いのではないかと思いますが、昨今のアメリカの国粋主義回帰傾向からしたらOhtaniが確実に取るというような状況には私には見えていませんでした。特に先月のKyle Schwarberの1試合4ホームランという豪打が大きなニュースになっていたのも記憶に新しいです。

それに対してOhtaniの成績はMVPクラスの活躍であるのは動かし難くとも、打者としては昨季よりは数字はさほど、Schwarberのようなその日のスポーツニュースの表紙全取りのような華々しい日があった記憶がない。
またSchwarberの所属するPhilliesの成績もDodgersを上回っており、Philliesがプレーオフ一回戦を回避する可能性は高い。MLBのMVP投票は所属先のチームの成績が加味される面が強いのは歴史的事実です。

またどのスポーツでもそうでしょうがMVPを何年も連続で取る選手が出ると他の人に一回ぐらいまわしてあげても的な心理が働くのもまた歴史が証明しており、一部のスポーツマスコミが言うほど今季のOhtaniのMVP獲得は盤石には思えなかった。

そういう中で9月中旬というレギュラーシーズンの終盤に東地区と西地区の首位チームが対戦、MVP候補同士が直接、同じ試合に出場するだけでなくMVP候補が投げてそれを打つというサシの勝負なんて、まずMLBの常識上起こり得ない状況だと、そう思ったので無理して見ることにしたわけです。

見て良かったです。Ohtaniが5イニングノーヒットで降板するところまで見ました。一打席目見逃し三振、二打席目は深く飛ばされましたがレフトフライでOhtaniの勝ち。初回に100マイル以上をバンバン投げていて気合入ってるなあという投球が見られて満足度の高い観戦でした。

そのまま寝ちゃったのでDodgersの二番手投手が炎上したのとか、Ohtaniの今季50号ホームランとかは翌日知りました。
翌朝のスポーツトークショーはこの試合に触れているものも触れていないものもあったようでした。触れたものでも「我々はOhtaniの快挙に感覚が麻痺してしまっているのではないか」というような切り口のものもあり、あーそーだよねー、という感じでした。先発して5イニングノーヒットノーラン、でホームラン打って、今季50奪三振と今季50本目のホームランを同日達成とか、でもそんなに興奮しないというのは異常な状態が常態になってしまっているということです。