Diego Lunaがサッカー米代表のGold Cup準決勝で素晴らしいプレーぶりだったことは書きました。その翌日にスポーツ報道最大手のESPNの平日のスポーツトークショーであるThe Pat McAfee ShowにLunaはリモートで出演。なかなか喋りがうまいのでこれは米代表サッカーの一方の顔としては良いのかもと思えました。
主演のPat McAfeeは元NFLのパンターで、かつプロレスオタクが高じてWWEのレギュラーTV解説をやったりたまには本人もリングに登場するなど、NFLとプロレスが本人の専門。かつNFLではIndianapolis Colts所属だったのを活かしてNBA Indiana Pacersや女子WNBA Indiana Feverにも絡んでます。Feverは例のCaitalin Clarkの所属先、Pacersはつい先日NBA Finalsに25年ぶりに進出などMcAfeeにはおいしい展開で専門ジャンル以外にもあちこち絡めて番組自体はかなり繁盛してます。
McAfee自身がそういう意図がなくても、ESPNの場合もう一つの朝の毎日のショーがStepen A Smithが幅を利かせていて、Stepen Aは好き嫌いが分かれる人なのでそっちが嫌な方はThe Pat McAfee Showを好むかもなとも思います。出演スタッフもほぼ全員白人。
そこへDiego Lunaが出演して、The Pat McAfee Showは普段サッカーの話なんてしないし、この日の途中でも言ってましたがスタッフの何人かはサッカーを嫌いと言って憚らない人たち。でもそういうところが(番組ではなくESPNの上層部の判断もあるでしょうが)Lunaを歓迎してゲストに、試合内容についても(たぶん後付でダイジェストを見ただけでしょうが)絶賛してました。
Diego Lunaは親がメキシコ国籍で米国生まれ。なので親の入国時の合法性いかんではDiegoの米国籍も揺らぐ可能性がある。それが今トランプ政権が推し進めている政策なので。
表題の件です。そのLunaの出演部分でMcAfeeが言い出したのですが、今のサッカー米代表はフロップをしない。これは意図して避けてるのか?ということを言い出しました。さらにはサッカーがアメリカ国内でサッカーの露出が上がった頃はスポーツファンは皆フロップばっかりでうんざりした、それがNBAに伝染してからNBAの人気が落ちた、ということを言ってました。
サッカー由来のフロップがNBAに伝染したというのは当ブログでもかなり昔に書いたことがあります。タイミングは確かにそのとおりでしたし、私も同じ感想を持ちました。サッカーが米国内でよく見られるようになった時期のフロップは目に余るひどさだったし、それが徐々にNBAに伝染していったのはその後でした。当時初めてサッカーをまともに見た人が一番拒否反応を示したのもそれでした。
その頃だとLandon Donovanが米代表の顔だったんですが、彼が全国放送の非スポーツのトークショーに出るとよく司会者から「なぜサッカー選手はあんなにバレバレでも派手に倒れるの?」と身振りを交えて振って観客の笑いを取るのが見られました。当時のアメリカ人にとってのサッカーの特色とはフロップであり、失笑の対象だった。
フロップがNBAに伝染したのはタイミング的にはまさにその時期を経てからのこと。最初は手が顔にあたったかのようなリアクション、その後倒れ方も大げさになっていきました。昨今のNBAの人気の停滞がフロップが原因かというとその点には異議がありますが、フロップなんてしたら爪弾きにされるであろう文化のNFLの出身者のMcAfee視点だとそういう感想もあるのかなという感じです。男らしさを強調するNHLでもフロップには強い拒否反応があったのも書いたことがあります。
この日のMcAfeeの言い方からするとサッカーをあまり見ないスポーツファンからするとサッカー=フロップという固定観念はいまもかなり強くこびりついているのかもなということを思わせられました。以前から何度も書いてますがアメリカにおけるサッカー人気というのは裾野が狭い。見てる人と見ていない人との間の意識の乖離が大きい。それゆえ今の米代表の試合を急に観ることになって、お、今の米代表はコロコロころがらないじゃないかという意外さになるってことなんでしょう。
実際Lunaは球際に強い。そう簡単に倒されないしその意図が見える。無理な態勢からも立て直して次のプレーにつなげている。他でもMalik Tillman(PSV)も特にCONCACAFの国相手の試合だとフィジカルの優位が目立ちます。
それに加えて今のサッカー界でのトレンドであるハイプレスはテクニックは劣ってもコンディションが良く走行距離には自信のあるアメリカのようなチームには向いてる面があります。この日のThe Pat McAfee Showでの出演でLunaは代表監督のMauricio Pochettinoの戦術(ハイプレスには特には触れず)のチームへの浸透と信頼感について語っていたりもしました。このGold Cupの5試合、その直前の親善試合2試合を含めて同じメンバーで7試合をこなしたことでPochettinoのやりたかったことが形になってきたという評価も可能なのでしょう。
夏場のクソ暑い中、ノックアウトラウンドでの連戦でハイプレスなんて息が続かないのも事実でしょう。準決勝のときも書きましたが90分もたずに運動量がはっきり落ちる選手が続出した。90分以内でこれでは延長戦を戦わされたら無惨な結果もありうる。
がそんな先のことではなく今のメンバーでとにかくこういうサッカーをやるんだというのが形になって勝てたことや、その中からLunaやTillmanやPatrick Agyemang(Charlotte FC)が底上げとして出てきたし、今ケガで欠場になってますがJohnny Cardosoもフル代表で使えそうな手応えをPochettinoは感じてるんじゃないか。やりたかったプレースタイルを机上ではなく現場で出せた、それを体現・体験した選手が手元に残ったのはGold Cupでの収穫になりそう。
他方キャプテンだったTyler Adamsは戸惑ってるんでしょうか。それともGold Cup前に欠場していたケガがまだ癒えてないということか、出場後もあまり良いところでの起点の役割が発揮できてないようにも見えます。
Gold Cupの決勝は明日、対メキシコ戦です。
主演のPat McAfeeは元NFLのパンターで、かつプロレスオタクが高じてWWEのレギュラーTV解説をやったりたまには本人もリングに登場するなど、NFLとプロレスが本人の専門。かつNFLではIndianapolis Colts所属だったのを活かしてNBA Indiana Pacersや女子WNBA Indiana Feverにも絡んでます。Feverは例のCaitalin Clarkの所属先、Pacersはつい先日NBA Finalsに25年ぶりに進出などMcAfeeにはおいしい展開で専門ジャンル以外にもあちこち絡めて番組自体はかなり繁盛してます。
McAfee自身がそういう意図がなくても、ESPNの場合もう一つの朝の毎日のショーがStepen A Smithが幅を利かせていて、Stepen Aは好き嫌いが分かれる人なのでそっちが嫌な方はThe Pat McAfee Showを好むかもなとも思います。出演スタッフもほぼ全員白人。
そこへDiego Lunaが出演して、The Pat McAfee Showは普段サッカーの話なんてしないし、この日の途中でも言ってましたがスタッフの何人かはサッカーを嫌いと言って憚らない人たち。でもそういうところが(番組ではなくESPNの上層部の判断もあるでしょうが)Lunaを歓迎してゲストに、試合内容についても(たぶん後付でダイジェストを見ただけでしょうが)絶賛してました。
Diego Lunaは親がメキシコ国籍で米国生まれ。なので親の入国時の合法性いかんではDiegoの米国籍も揺らぐ可能性がある。それが今トランプ政権が推し進めている政策なので。
表題の件です。そのLunaの出演部分でMcAfeeが言い出したのですが、今のサッカー米代表はフロップをしない。これは意図して避けてるのか?ということを言い出しました。さらにはサッカーがアメリカ国内でサッカーの露出が上がった頃はスポーツファンは皆フロップばっかりでうんざりした、それがNBAに伝染してからNBAの人気が落ちた、ということを言ってました。
サッカー由来のフロップがNBAに伝染したというのは当ブログでもかなり昔に書いたことがあります。タイミングは確かにそのとおりでしたし、私も同じ感想を持ちました。サッカーが米国内でよく見られるようになった時期のフロップは目に余るひどさだったし、それが徐々にNBAに伝染していったのはその後でした。当時初めてサッカーをまともに見た人が一番拒否反応を示したのもそれでした。
その頃だとLandon Donovanが米代表の顔だったんですが、彼が全国放送の非スポーツのトークショーに出るとよく司会者から「なぜサッカー選手はあんなにバレバレでも派手に倒れるの?」と身振りを交えて振って観客の笑いを取るのが見られました。当時のアメリカ人にとってのサッカーの特色とはフロップであり、失笑の対象だった。
フロップがNBAに伝染したのはタイミング的にはまさにその時期を経てからのこと。最初は手が顔にあたったかのようなリアクション、その後倒れ方も大げさになっていきました。昨今のNBAの人気の停滞がフロップが原因かというとその点には異議がありますが、フロップなんてしたら爪弾きにされるであろう文化のNFLの出身者のMcAfee視点だとそういう感想もあるのかなという感じです。男らしさを強調するNHLでもフロップには強い拒否反応があったのも書いたことがあります。
この日のMcAfeeの言い方からするとサッカーをあまり見ないスポーツファンからするとサッカー=フロップという固定観念はいまもかなり強くこびりついているのかもなということを思わせられました。以前から何度も書いてますがアメリカにおけるサッカー人気というのは裾野が狭い。見てる人と見ていない人との間の意識の乖離が大きい。それゆえ今の米代表の試合を急に観ることになって、お、今の米代表はコロコロころがらないじゃないかという意外さになるってことなんでしょう。
実際Lunaは球際に強い。そう簡単に倒されないしその意図が見える。無理な態勢からも立て直して次のプレーにつなげている。他でもMalik Tillman(PSV)も特にCONCACAFの国相手の試合だとフィジカルの優位が目立ちます。
それに加えて今のサッカー界でのトレンドであるハイプレスはテクニックは劣ってもコンディションが良く走行距離には自信のあるアメリカのようなチームには向いてる面があります。この日のThe Pat McAfee Showでの出演でLunaは代表監督のMauricio Pochettinoの戦術(ハイプレスには特には触れず)のチームへの浸透と信頼感について語っていたりもしました。このGold Cupの5試合、その直前の親善試合2試合を含めて同じメンバーで7試合をこなしたことでPochettinoのやりたかったことが形になってきたという評価も可能なのでしょう。
夏場のクソ暑い中、ノックアウトラウンドでの連戦でハイプレスなんて息が続かないのも事実でしょう。準決勝のときも書きましたが90分もたずに運動量がはっきり落ちる選手が続出した。90分以内でこれでは延長戦を戦わされたら無惨な結果もありうる。
がそんな先のことではなく今のメンバーでとにかくこういうサッカーをやるんだというのが形になって勝てたことや、その中からLunaやTillmanやPatrick Agyemang(Charlotte FC)が底上げとして出てきたし、今ケガで欠場になってますがJohnny Cardosoもフル代表で使えそうな手応えをPochettinoは感じてるんじゃないか。やりたかったプレースタイルを机上ではなく現場で出せた、それを体現・体験した選手が手元に残ったのはGold Cupでの収穫になりそう。
他方キャプテンだったTyler Adamsは戸惑ってるんでしょうか。それともGold Cup前に欠場していたケガがまだ癒えてないということか、出場後もあまり良いところでの起点の役割が発揮できてないようにも見えます。
Gold Cupの決勝は明日、対メキシコ戦です。
時間稼ぎはお互い様なので、ただの時間の無駄にしかなってません。
サッカー界は商売上手なのか、商売っ気無いのか分かりませんね。
drbcs
が
しました