男子サッカー代表のGold Cup準決勝がいま終わったところです。準々決勝でカナダをアップセットPK勝利で勝ち上がってきたグアテマラを抑えきって2−1で勝利。決勝に駒を進めてます。ガッツの感じられる勝ち方が良かった。

試合開始から米代表が素晴らしい飛び出しで15分までに2−0。いずれもDiego Lunaが決めて米代表がリード。客席の9割がグアテマラファンで埋められたスタジアムをこの時点で応援の声を完全に止めてます。痛快な状況に。Gold Cupではホームの米代表が客数では完全アウェイ状態になるのはいつものことです。これがアメリカサッカーのリアル。でもそれをこんなに黙らせる場面はめったにない。

Diego Lunaはメキシコの代表にもなれる可能性があったところ米代表を選んだ選手。見た目からしてヒスパニック丸出し、入れ墨だらけ。全体に小綺麗で良い子なタイプの多いアメリカのサッカー選手からは大いに異なる。背も低いんですけど体幹は強そうです。
それにやたらよく走る。サイドラインからサイドラインまで移動してグアテマラを翻弄。どこからLunaが起点になるか見えない。米代表がこんなに相手ディフェンスを惑わす姿は過去30年見てきましたけど初めてでしょう。ディフェンスにもしっかり戻って貢献。今大会で男を上げて来年のW杯の代表ロースター入りに大きなアピールとなったことに。

2−0とリードしたあとにSebastian Berhalterがノールックパスでド派手なターンオーバーをピッチ中央でやってカウンター食ってみたり拙いプレーもかなりありましたが、全体としては生きが良く若い選手たちが失敗を恐れずにプレーしてるのは気持ちいい。Berhalter辺りからするとLunaが目の前で一枠W杯ロースターをもぎ取ったのを見て自分も負けられないという気持ちでの積極プレーと好意的に解釈。

ノックアウトラウンドでの2-0で後がなくなったグアテマラが攻め立てる。それを咎めるような強いチームのようなわけにはいかず米代表はグアテマラの一方的な攻めに耐える展開。息を吹き返したグアテマラファンも賑やかになり。

今日は野外の試合で暑いのに前戦に続いて交代が遅い米代表。グアテマラが5人交代を使い切った70分までに米代表は1人のみ交代。準々決勝から中2日で11人全員前戦と同じ先発選手。2ゴール差あるし決勝に進むことを考えると決勝もこのメンバーで行くつもりなら早く代えてあげても良いのにという局面でしたが。
そう思っちゃうのは私も含めて米代表のファンは米代表が強かったり、層が厚かったりしたのを見たことがないから何かと弱気だからかもしれないですけどね。

この試合は90分で同点なら延長戦なしでそのままPK戦に行くルール。来年の本番はそうではない。真夏の90分でバテるようでは勝ち抜いていけないというのはそうなんでしょう。ただ準々決勝のときには同点でPK戦を想定してPKを蹴る選手を90分が近くなってから投入。その辺を、勝ちにこだわった交代、といいくるめてしまった手前、ここで来年の夏を想定して云々という言い訳はできない。夏の野外でも走り切る体力をつけてくれよということになるのでしょう。

最終スコアは2−1で米代表。決勝は中3日でメキシコまたはホンジュラス。決勝は延長戦ありです。