数年前にMLBのルール改正案として先発投手が5イニングを投げないと(条件あり)DHを剥奪のペナルティを課す(通称ダブルフック)というがありましたよね。オープナー起用を撲滅する目的なのだと思いました。現行はまだそのルールは採用されてないので問題はありませんがShohei Ohtaniが投手として今月になって復帰。オープナー起用で今日は今季3度目の先発をしてます。過去二度は1イニングのみ。今日は予定していたのか球数が少なく1イニングを切り抜けられたからなのか存じませんが2イニング投げて、1安打1四球1三振無失点、勝ち負けなし。

トミージョン手術からの復帰過程で、シーズン前に実戦登板していないので完全復活の前に試験登板は必要。ただし他の復活例と異なりOhtaniは打者戦力として貴重過ぎて一軍から外してマイナーに送ってリハビリ登板というのもなんだなということでオープナー登板なのでしょう。

この事態は数年前のダブルフック議論のときには想定できなかったはず。Ohtaniの場合はその存在自体が想定を超えているのでしばしばルール化の障害になるんですけど、もしあの案があっさり通っていて施行されていたらこの試験登板はできなかった。やってもいいですけど打者Ohtaniは1打席で終わりになってしまう。ブルペンデーの日に合わせてオープナー登板させるぐらいしかできないし、1打席だけの出場になりそうなら先発DHにせずに試合中盤のチャンスに代打に送ってそのままマウンドとかややこしいことを考える必要があったかもしれません。想像するとおもしろいですが、起用を考える監督その他には余計な悩みになったことでしょう。

当時の議論のときにも当ブログでは、オープナーってそんなにイケナイことなのか?という疑義を呈してます。昔からそうだからというのは思考停止ではないのか。
似て非なるものとして内野の守備シフト制限が近年採用されました。これも昔からそうだからという部分での採用の意図もあったですが、それよりも投手有利になっている現状を少しでも打者有利にルール微調整したという風に私は解釈してます。投手優位が強すぎると野球のエンタメ度が下がるというのがその基本にある認識でしょう。
ではオープナー起用への強い抑止となるダブルフックは投手有利を変えるルール調整になってるのかというと、一方のチームの好打者を1人強制退場にすることなのでそれは野球のエンタメ度に貢献しているのかというのがシフト禁止よりよくわからないように思えます。

今年2025年のMLBのTV視聴率は好調。シフト禁止やそれよりも大きかったピッチクロックの導入はジリ貧だったMLBの遅ればせながらの大きな改革だったわけですが、ピッチクロックで見やすくなったMLBが人気を盛り返している過程だとダブルフックのようなルール改正が求められるかどうかは疑問の余地があります。

他の話になりますがロボ審判はアリですかね。今日のFOXの全国放送を見ていたらストライクゾーンの画面上の枠を出してなかったです。