ソフトボールのWomen's College World Seriesが終了。Texas Longhornsが決着第3戦を制して優勝してます。WCWSは昨年まで大会開催地元のOklahomaが優勝。その常勝Oklahomaを破ってTexas Techが決勝に進出していました。出身校ということもあってNFL Kansas City ChiefsのQB Patrick Mahomesも現地応援に駆けつけてました。

結果はTexasが勝ったんですが、話題だったのがTexas Techの投手のNiJaree Canady。今季からTexas Techに加入したのですが、昨季まで在籍していたStanfordから$1 millionのNILで転校してきた選手です。競技として利益が出ていないはずのカレッジソフトボールで$1 millionという金額が1選手に出るんだというのがすごい。この決勝シリーズ登場とその話題性も相まってWCWS終了後に来季も$1 million超えの契約を新たに結んだと報じられています。
確かにTexas Techのような知名度が一枚二枚落ちる学校だと今回の決勝進出での露出を宣伝活動のコストと考えれば割が合ってる面もあるのでしょうが。

ちょうど数日前に新しい裁判所の判断が出てこれまでは選手に報酬=NILを支払うのはスポンサーからで、学校から選手には直接お金を払っていなかったのが、来季分からは直接の支払いが可能になります。Canadyの新契約はその新制度下での契約のようです。

この新しい選手の報酬制度はある種のサラリーキャップのように働く面もあるはずなのですが、まだ本当のところどうなるのかわかりません。NIL制度が見切り発車したところがあったため報酬の高騰と混乱となんでも有り状態を招いたのは事実。そして今回の学校からの報酬の直接支払い制度も先週判断が示されそのまま秋からの新シーズンにそのまま適用というのですから今度もまた走りながら考える状態になります。

それにしてもソフトボールでも卓越した選手には$1 million出るとなると他の群小のスポーツでもカネを突っ込む学校が出てくるのかも。例えば五輪でメダルクラスの選手たちもカレッジ所属の方が安定していて良いという状況が出てくるかもしれないんですね。
カレッジスポーツって一体なんなの、プロじゃないのそれ、という思想的なところからいろいろ疑問も湧く状況なんですが、でもなんだか得体のしれないカネをいくらでも集めることのできるカレッジスポーツという特殊なしくみをフル回転させたら様々なことがもっと起こり得るんでしょう。