前項でInside the NBAが来季からESPNのNBA放送のプレ・ポストショーに移籍すると書きました。それでたぶんクビとなる現行のESPNは黒人女性のMalika AndrewsとKendrick Perkinsが今夜出演。地味ですよねえ。地味なだけでなくMalikaは採用されるときにひと揉めあったのが思い出されます。
彼女が採用されるときに交代したのは白人女性で長年ESPNのNBA情報ショーに出演してきていたRachel Nicholsでした。交代が決定したときにRachelから「私が仕事を失ったのは人種だけが理由だ」とESPNの判断を批判して議論を呼びました。
Rachelは長年NBA取材を続けていて選手たちとのつながりでも定評があったし、知識も熱意も視聴者から見ても感じられました。平日のNBA情報番組でも積極的な取材のあとが感じられる放送を続けていました。
それが新人に近いMalika Andrewsに置き換えられてしまった。入れ替わりになった当初はMalikaはトレーニーかと思うぐらいデキも悪かったし急でもあった。あれから4年ですか。MalikaもこなれてきてはいるもののRachelのときのような情報の深みは私には感じられない。それと軌を一にしてNBAが休養を取る選手ばっかりになってレギュラーシーズンの魅力が落ちていった。それはMalikaの非ではないですがあまり魅力ある番組にはなっていかなかったのも事実でしょう。
Kendrick Parkinsの方はTNT側のCharles Barkelyから「NBAでろくに成績も残せなかったやつは偉そうなこと言ってないで黙ってろ」と口汚く批判されたりもしてます。試合に出たことのない名解説者や名監督もいるのでBarleyの言い分が正しいとも思いませんがParkinsの語り口が視聴者に魅力があったかというと、まあない。
そんなこんながあるので前項で書いたESPNの判断でTNTの人気出演者で構成する「Inside the NBA」をESPNの放送にそのままライセンス導入するのはありなのでしょう。
そしてMalikaとParkinsはNBA放送からカット。Parkinsは露骨にBarkleyにその地位を奪われるということにもなりました。
Parkinsの方はESPN内の他のスポーツショーにも頻繁に顔を出しているので全面クビではないかもしれませんがサラリーカットは必至。Malikaに至っては今後居所があるかどうかすらわかりません。
それで表題の件につなげます。急に入れ替わりになったときにRachel Nicholsが批判していたようにMalika Andrewsの起用は白人司会者から黒人司会者にへというDEIの動きで、Rachelはその犠牲になったという主張がありました。これはこの特定のケースに限らない現在アメリカ社会の重大な問題でもあります。
DEIというのはDiversity, equity, and inclusion(多様性、公平性、抱合性)の略称。私はその手のことに疎いのでDEIという略称がなにを意味するのか昨年の大統領選挙戦の途中まで知りませんでした。当時トランプ候補もDEIという言葉をよく使うしそれを報ずるマスコミもDEIと略称だけで話すのでその筋では説明不要な略語なのかというところまでは了解したのですが意味がわからずグーグルするはめに。トランプ陣営の主張にはそういうトランプ用語みたいなのがしばしばあるので驚きはしませんでしたが、あーその話をDEIと今は称して一般化しているのかと了解した次第。
でDEIというのは黒人など人種マイノリティの積極採用、女性の積極採用、さらには性の多様性の容認というなどの概念を含みます。そしてそのDEI政策が近年行き過ぎになったという反発があり、トランプ政権、特にいまの第2次政権では積極的にDEIの廃止政策を矢継ぎ早に打ち出しています。良いにつけ悪いにつけ政権のスピード感はすごい。
DEI政策を大学入試なので使うのは人種差別を禁止する憲法違反だというのが基本的な価値観と根拠。白人学生が憲法違反状態で差別されているという主張です。大統領はDEIを廃止して「メリットベース」日本語に意訳すれば能力基準で採用はされるべきだということを折に触れて発言しています。それぞれの立場で意見は様々あるでしょうが、とにかく選挙で選ばれた現政権が推進する方針が憲法を盾にしてるのもあって表立っては強い反対は出てないようにも見えます。
そういうアメリカ社会の流れのあるこの時期にMalika AndrewsのNBA中継からの排除(正式発表にはなってませんが)が急に決まった。Inside The NBAの外注化で実現するのは偶然と読むべきなんでしょうか。それと同時に気になるのはDEIの被害者(自称)だったRachel Nicholsの復権はあるのか。私はRachelの情報番組は好きだったので復帰できるならそれはそれで楽しみです。
彼女が採用されるときに交代したのは白人女性で長年ESPNのNBA情報ショーに出演してきていたRachel Nicholsでした。交代が決定したときにRachelから「私が仕事を失ったのは人種だけが理由だ」とESPNの判断を批判して議論を呼びました。
Rachelは長年NBA取材を続けていて選手たちとのつながりでも定評があったし、知識も熱意も視聴者から見ても感じられました。平日のNBA情報番組でも積極的な取材のあとが感じられる放送を続けていました。
それが新人に近いMalika Andrewsに置き換えられてしまった。入れ替わりになった当初はMalikaはトレーニーかと思うぐらいデキも悪かったし急でもあった。あれから4年ですか。MalikaもこなれてきてはいるもののRachelのときのような情報の深みは私には感じられない。それと軌を一にしてNBAが休養を取る選手ばっかりになってレギュラーシーズンの魅力が落ちていった。それはMalikaの非ではないですがあまり魅力ある番組にはなっていかなかったのも事実でしょう。
Kendrick Parkinsの方はTNT側のCharles Barkelyから「NBAでろくに成績も残せなかったやつは偉そうなこと言ってないで黙ってろ」と口汚く批判されたりもしてます。試合に出たことのない名解説者や名監督もいるのでBarleyの言い分が正しいとも思いませんがParkinsの語り口が視聴者に魅力があったかというと、まあない。
そんなこんながあるので前項で書いたESPNの判断でTNTの人気出演者で構成する「Inside the NBA」をESPNの放送にそのままライセンス導入するのはありなのでしょう。
そしてMalikaとParkinsはNBA放送からカット。Parkinsは露骨にBarkleyにその地位を奪われるということにもなりました。
Parkinsの方はESPN内の他のスポーツショーにも頻繁に顔を出しているので全面クビではないかもしれませんがサラリーカットは必至。Malikaに至っては今後居所があるかどうかすらわかりません。
それで表題の件につなげます。急に入れ替わりになったときにRachel Nicholsが批判していたようにMalika Andrewsの起用は白人司会者から黒人司会者にへというDEIの動きで、Rachelはその犠牲になったという主張がありました。これはこの特定のケースに限らない現在アメリカ社会の重大な問題でもあります。
DEIというのはDiversity, equity, and inclusion(多様性、公平性、抱合性)の略称。私はその手のことに疎いのでDEIという略称がなにを意味するのか昨年の大統領選挙戦の途中まで知りませんでした。当時トランプ候補もDEIという言葉をよく使うしそれを報ずるマスコミもDEIと略称だけで話すのでその筋では説明不要な略語なのかというところまでは了解したのですが意味がわからずグーグルするはめに。トランプ陣営の主張にはそういうトランプ用語みたいなのがしばしばあるので驚きはしませんでしたが、あーその話をDEIと今は称して一般化しているのかと了解した次第。
でDEIというのは黒人など人種マイノリティの積極採用、女性の積極採用、さらには性の多様性の容認というなどの概念を含みます。そしてそのDEI政策が近年行き過ぎになったという反発があり、トランプ政権、特にいまの第2次政権では積極的にDEIの廃止政策を矢継ぎ早に打ち出しています。良いにつけ悪いにつけ政権のスピード感はすごい。
DEI政策を大学入試なので使うのは人種差別を禁止する憲法違反だというのが基本的な価値観と根拠。白人学生が憲法違反状態で差別されているという主張です。大統領はDEIを廃止して「メリットベース」日本語に意訳すれば能力基準で採用はされるべきだということを折に触れて発言しています。それぞれの立場で意見は様々あるでしょうが、とにかく選挙で選ばれた現政権が推進する方針が憲法を盾にしてるのもあって表立っては強い反対は出てないようにも見えます。
そういうアメリカ社会の流れのあるこの時期にMalika AndrewsのNBA中継からの排除(正式発表にはなってませんが)が急に決まった。Inside The NBAの外注化で実現するのは偶然と読むべきなんでしょうか。それと同時に気になるのはDEIの被害者(自称)だったRachel Nicholsの復権はあるのか。私はRachelの情報番組は好きだったので復帰できるならそれはそれで楽しみです。