火曜日に出た今季初回のCFPランクでNo. 3となっていたGeorgiaとNo. 4 Miami-FLが敗戦。第2回ランクは大きく揺れ動くことが確定的です。

一方初回ランクでNo. 9に留められた全勝IndianaはMichiganを破って10戦全勝。100年以上の歴史の同校フットボール部史上初の2桁勝利だとか。2週間後の@No. 2 Ohio Stateとの一戦がシーズンの帰結を左右する大一番となることになりました。シーズン前に誰がこんなことを想像できたでしょうか。インディアナのHC Curt Cignettiは今季の最優秀コーチ賞最有力ではないでしょうか。

SECでランク最上位だったGeorgiaの敗戦で2敗目。No. 5と甘めの初回ランクだったTexasが今日は大勝したことからSECの優勝校推定枠にはTexasが繰り上がって一回戦回避対象になるのでしょう。
ACCの優勝校枠だったMiami-FLはどこまで落ちるか。独立校のNotre Dameが今日のナイトゲームを勝ったのでNotre Dameが一回戦回避のポジションへアップか。

初回ランクでNo. 12となっていたBoise StateはNevadaを相手に苦戦。ハイズマン賞候補のRB Ashton Jeantyが今季初のファンブル。先々週辺りから腕や手首を各種のサポーターでがちがちに固めていますからその辺にケガを持っているのは確実。それが今日のファンブルにつながったか。それでも出場は続けて彼のノルマとも言える200ヤード以上のラッシュはこの試合でも達成してます。ひょっとしたらハイズマン賞が視野になかったら休んだ方が良いぐらいのコンディションなのかも。

他ではNo. 11 AlabamaとNo. 15 LSUの2敗同士の一戦はAlabamaが勝ち残り。LSUは3敗となって完全脱落。Alabamaは初回ランキングでの優遇傾向も目立ちこのままSEC優勝戦線にからめなくてもプレーオフ進出が有望ということになります。その昔のコンピュータランクならGeorgiaの敗戦がAlabamaの成績計算で負に働いて順位を下げる局面ですが、いまはいろいろ思惑を持ったプレーオフ選抜委員会の面々が選ぶランクですから順位を下げることはないでしょう。場合によってはNo. 4から落ちてくる1敗Miami-FLに肉薄というのもありそうですし、Alabamaが直接対決で勝利しているGeorgiaが同じく2敗になったことでAlabamaがGeorgiaの上にランクされる可能性も否定できません。

Big TenとSECがスーパーリーグ化したことで名門校でも負けが込むシーズンが発生することは予想できました。その初年度からそれに該当することになったのが前年優勝のMichiganとOklahoma。ともに敗戦して5勝5敗となってます。Michiganの方は残りがNorthwesternとOhio State。6勝6敗フィニッシュで一応ボウル参加可となりそうですが、Oklahomaの方は残りの2試合がAlabama、 LSU。5勝7敗フィニッシュで負け越しの可能性が高い。プライドの高いOklahomaの地元ファンはこの現実をどう受け止められるものか。それとも最後のホームゲームとなるAlabama戦で一矢報いてプレーオフ選考に爪痕を残せるのか。