カレッジフットボールのプレーオフが12校制となって初のシーズンのCFPランキング初回分が今夜発表になってます。大統領選挙の投票日に重なっていますがランクの発表は東部時間7PMからの放送で発表。その時刻だと東部時間の各州でもまだ投票締め切りになったかならないかぐらいなのでそちらの開票速報とは重ならないということになります。

事前の予想では一回戦回避となる4位にBig XIIで全勝のBYUが入るという予想が多くその通りになってます。No. 1 Oregonは現時点では動かないのはそれとして、No. 2がSEC1敗のGeorgiaとなるかACCで全勝のMiami-FLになるかが予想しにくかった。記者投票のAPランクではNo. 2 Georgia, No. 3 Ohio State, No. 4 Miami-FLなんですが、CFP選抜委員会はAPランクに倣わない傾向が強い。全勝のMiami-FLを上にする可能性は事前に考えられました。
結果はMiami-FLはランクNo. 4でシード順3位。Ohio StateはランクNo. 2でGeorgiaを上回りました。

しかしOhio StateはBig Ten所属でNo. 1 Oregonと同じカンファレンス。同じカンファレンスからは2校は一回戦回避ができない仕組みなのでOhio Stateは不可。同じ理由でTexas, Tennessee, Indiana, Penn Stateなども一回戦回避はできない。それで非Big Ten、非SEC、非ACCで現状一番上位なのが全勝BYUというわけです。
Ohio Stateはトーナメント5位シードでマイナーの雄Boise Stateとの対戦。貧乏人の小娘とマイナー校をディスった過去が蘇ります。

独立校1敗Notre Dameという可能性もゼロではない(コーチ投票のランクだとNotre DameがBYUを上回っていたりもします)という話もありましたが、なにせNotre Dameの1敗はマイナー校Northern Illinoisに敗戦してのもの。Northern Illinioisに敗戦してプレーオフ一回戦回避は妥当なのかという議論は今週に限らずずっと残ると思います。つまりBYUがこの先どこかで敗戦してNotre Dameの下になったとしても、今度は1敗Boise State辺りとの比較でどうかという話ですね。Boise Stateの1敗は@No. 1 Oregonでの惜敗(Oregenのスペシャルチームのスコア分でひっくり返され)なので1敗の価値が高い。現時点でのBoise StateのNo. 12はなかなか厳しいポジションです。もう少しでも評価が上がる相手はOregon State戦しかない。

あとこれは変化球になりますが全勝Armyの扱いがどうなるかが実は問題になりえます。もしArmyが全勝でシーズンを終えた場合(ということはNotre Dameにも勝利しているということ)、プレーオフが開始する時期にArmyはNavyとの定期戦(12月14日)が残ってるんですよね。まさか伝統のArmy x Navy戦を中止してプレーオフに出場はしないと思うんですがどうなるのか。一番早いのはNotre DameにArmyが負けてしまえばそれで良いんですけど、混沌が楽しいというひねくれた見方からするとArmyの全勝でまだNavy戦が残ってる段階で、Armyがプレーオフ出場を辞退みたいなのも一度しか起きないパターンかもです。

Armyは初回ランクでNo. 25になりましたねー。選抜委員会が間違ってもArmyが上の方にこないように予防線を張った感じでしょうか。APランクではNo. 18なんですが思い切って下げてきました。Armyは現時点で今季一度も相手にリードされたことがない唯一のチームです。他の全勝校もリードされた時間帯があります。

今回の発表分のままだと一回戦はBoise State@Ohio State、Alabama@Texas、Notre Dame@Penn State、Indiana@Tennessee。うまく同じカンファレンス同士の対戦はない、と書こうと思ったんですがTexasとAlabamaは今季から同じカンファレンスですね。まだ馴れないです。但し両校は今季のレギュラーシーズンでは対戦はありません。