先週LSUとのSEC全勝対決を制したNo. 10 Texas A&Mが敵地South Carolinaを相手に後半轟沈、44−20。先週終了段階ではSEC優勝戦に最も近かったTexas A&Mが惨敗してSEC初黒星、かつ全体で2敗目となりSEC優勝戦進出最有力から12校制プレーオフへの出場すらピンチと一気に転落してます。ほぼ後半のみ観戦していたんですがSouth Carolinaの良いところばかりで一方的にな試合に。2週間前にこのA&M x South Carolinaが意外な今季のキーポイントになる試合になりそうと書いたのですが、その通りになってしまいました。
今季の内容を見ればSouth Carolinaは実力校でしょうが、成績面で言えば3敗校。そこに敗戦して2敗目はTexas A&Mのプレーオフ進出の望みという意味では大きな痛手です。A&Mはここから残り全勝ならSEC優勝戦に自力で進出可能なので悲観することはないとは言え、よしんばSEC優勝戦に進出してもそこで敗戦してトータル3敗目となったらそれもプレーオフ進出には苦しい。今季の他カンファレンスの好成績の学校、現在全勝のNo. 9 BYUであるとか、No. 1 Oregonに惜敗逆転負けとなったNo. 15 1敗Boise Stateとか、No. 8 1敗Notre Dame、Big Tenで全勝を維持しているNo. 13 Indiana（Ohio Stateに2度負けての2敗の可能性あり）などプレーオフによりふさわしいという議論が出そうな学校が多く残ってるので。つまりはA&MはSEC優勝戦も含めて全勝でないと昨夜の敗戦でプレーオフを逃した結果になりそうなのです。


他ではACCが変な展開となってます。カンファレンス内全勝がMiami-FLとSMUの2校に絞られています。両校の対戦は予定がなく、Miami-FLもSMUももう1敗校(Clemson, Pitts）との対戦予定もなくACC優勝戦がMiami-FL x SMUという魅力の低いカードにすんなりなってしまいそう。SMUとかどっから出てきたんだよという感じに。
Miami-FLは全勝ですが、SMUはnon-conferenceで1敗、その相手は全勝BYU。つまり間接的にBYUがプレーオフに滑り込むアシストになる可能性が残ります。
ざっとの話、今季もACCは冴えないので2校目がプレーオフ参加できるか確定的には言えずMiami-FLは全勝で通り抜けたいところ。スコアだけ見てるとMiami-FLは大勝が目立ちますが中身はミスも多い。そのミスを帳消しにする強力オフェンスはACC内だから通用しているのか、SECやBigTenの上位校相手にでも通用するのか。ハイズマン賞候補のQB Cam Wardがいる話題性も加味されてACC優勝戦で敗戦してもプレーオフ当選できるのか。

週明け火曜日（大統領選挙の日でもありますが）に今季初のCFPランクが発表予定。Big XIIでBYUは全勝優勝すればSMUのアシストは要りませんがそうでない場合にBoise Stateと最後の12枠目争いでBYUがACCチャンプに勝っているということになるのは要素になりえます。比較対象となりうるBoise Stateの方は1敗はNo. 1 Oregonと激戦の末の敗戦なのでなかなか手ごわいレジュメです。上で書いたMiami-FLと同じくハイズマン賞候補のRB Ashton Jeantyがいるという話題性がプレーオフ進出校選びで微妙にBoise Stateを有利にする可能性は否定できません。多くのスポーツファンはJeantyを見る機会はなかったでしょうから。なので初回ランクでBYUとBoise Stateとどちらが上にランクされているか、Notre Dameとの位置関係はなどが注目点となるはずです。