前項と関連するので以前から気になっていた件を書いてみようかと思います。MLB Arizona DiamondbacksのホームであるChase Field。1998年開場。ざっと30年でどんどん次の新スタジアムに移行することが多い昨今のアメスポでは既に耐用年数が取り沙汰される存在です。
30年前というとインターネット時代以前なのでその方面のインフラが開場時は未設置。後付でどこも対処しているわけですけど構造によってはあまり美しくない状態で設置されてます。Chase Fieldは地元自治体の所有。建て替えには同意してますがDiamondbacksに対して50年リース契約を持ちかけています。過去30年でも社会は大きく変わった。それをここから50年リース。その頃にはどんな老朽スタジアム化しているかわかったものではありません。
いまのChase Fieldは開閉式ドーム球場なのですが、実は試合中の開閉ができない。観客が入っている状態では開閉をできないという運用になっています。よって実際に急な天候不順となった試合でドーム球場なのに雨の中で試合続行ということが起こってます。なぜ観客が入ってるとダメなのかを球場側が明らかにしていないので理由は不明。なんらかの安全性に懸念があるとかでしょうか。
そもそもの話ですがMLBには開閉式のスタジアムは多数あれど、実際の運用で見るとほとんどがドームは閉めたままなんですよね。Chase Fieldもそうだし、Miami MarlinsのloanDepot Parkもそうです。そして開閉式ドームは建設コストも維持コストも高い。計画段階では開閉式はいいとこだらけのように思っても実際はそうなってないってことです。
野球は太陽の下でやるものという古い伝統があって、Chicago Cubsの元オーナーはナイトゲームの開催すら拒否。ホームのWrigley Fieldにはナイトゲーム用の照明すら設置していなかったという事例もあるほどです。その古い思い込みもMLBチームのスタジアム建設がコストが余計にかかっても開閉式にこだわる理由のうちでしょう。
昨日屋根が吹っ飛んだTampa Bay RaysのホームのTropicana Fieldのルーフはケブラー素材で昼間は日光が通るようになっている仕様でした。それも同じく野球は太陽の下でという因習が関係していたんじゃないでしょうか。
ちなみに設計段階の説明では今回のハリケーンの最大風速には耐えられるということだったそうですが実際には耐えられずにあの通りです。耐震性だの耐風性だの設計段階の説明なんてアテにならないってことです。地域の他の被害が大きいのでTropicana Fieldの復旧調査は後回しでしょうしまだ見通しが出るのは先のことになりそうです。
Tampaは亜熱帯ですから透過性を重視すれば太陽光でドーム内は暑くなって冷房コストも上がってたんじゃないですかね。開閉式ドームにせよ太陽光の透過にせよ野球は太陽の下でという呪縛でコストが増した例という気がします。もしTropicana Fieldの屋根をもう一度張る方向になった場合でもその呪縛からは逃れた方が使い勝手が良いんじゃないかな。
Arizonaの話に戻ります。同州はこのオフにNHL Coyotesを失ってます。簡単に言えば同州内で新しいホームアリーナの建設を目指していたですが各地でことごとく反対に合い公金の投入が住民投票などで否決されてホームアリーナがなくなり放浪、そのままSalt Lake Cityに転出となってます。Salt Lake CityではNBA Utah Jazzとアリーナを共有するのであっさり受け入れ完了。
なぜUtahだとNBAと共存ができてArizonaだとできないのかというところからして疑問なんですが今回はそれは追求しません。
興味深いのはSalt Lake Cityが急なNHL誘致だけに飽き足らずMLBの誘致にも積極的であるという点です。Chicago White SoxやArizona Diamondbacksの移転先候補として浮上してます。Las Vegas移転が本決まりになる前はAthleticsもターゲットだったとか。Las Vegasは新スタジアムの建設予定地の市内中心部の古いホテルがちょうど昨日だか爆破処分されたのが報道されたばかり。さすがにそちらはもう後戻りはないかと思うのでSalt Lake CityのターゲットはDiamondbacksとWhite Soxに絞られたはずです。
30年前というとインターネット時代以前なのでその方面のインフラが開場時は未設置。後付でどこも対処しているわけですけど構造によってはあまり美しくない状態で設置されてます。Chase Fieldは地元自治体の所有。建て替えには同意してますがDiamondbacksに対して50年リース契約を持ちかけています。過去30年でも社会は大きく変わった。それをここから50年リース。その頃にはどんな老朽スタジアム化しているかわかったものではありません。
いまのChase Fieldは開閉式ドーム球場なのですが、実は試合中の開閉ができない。観客が入っている状態では開閉をできないという運用になっています。よって実際に急な天候不順となった試合でドーム球場なのに雨の中で試合続行ということが起こってます。なぜ観客が入ってるとダメなのかを球場側が明らかにしていないので理由は不明。なんらかの安全性に懸念があるとかでしょうか。
そもそもの話ですがMLBには開閉式のスタジアムは多数あれど、実際の運用で見るとほとんどがドームは閉めたままなんですよね。Chase Fieldもそうだし、Miami MarlinsのloanDepot Parkもそうです。そして開閉式ドームは建設コストも維持コストも高い。計画段階では開閉式はいいとこだらけのように思っても実際はそうなってないってことです。
野球は太陽の下でやるものという古い伝統があって、Chicago Cubsの元オーナーはナイトゲームの開催すら拒否。ホームのWrigley Fieldにはナイトゲーム用の照明すら設置していなかったという事例もあるほどです。その古い思い込みもMLBチームのスタジアム建設がコストが余計にかかっても開閉式にこだわる理由のうちでしょう。
昨日屋根が吹っ飛んだTampa Bay RaysのホームのTropicana Fieldのルーフはケブラー素材で昼間は日光が通るようになっている仕様でした。それも同じく野球は太陽の下でという因習が関係していたんじゃないでしょうか。
ちなみに設計段階の説明では今回のハリケーンの最大風速には耐えられるということだったそうですが実際には耐えられずにあの通りです。耐震性だの耐風性だの設計段階の説明なんてアテにならないってことです。地域の他の被害が大きいのでTropicana Fieldの復旧調査は後回しでしょうしまだ見通しが出るのは先のことになりそうです。
Tampaは亜熱帯ですから透過性を重視すれば太陽光でドーム内は暑くなって冷房コストも上がってたんじゃないですかね。開閉式ドームにせよ太陽光の透過にせよ野球は太陽の下でという呪縛でコストが増した例という気がします。もしTropicana Fieldの屋根をもう一度張る方向になった場合でもその呪縛からは逃れた方が使い勝手が良いんじゃないかな。
Arizonaの話に戻ります。同州はこのオフにNHL Coyotesを失ってます。簡単に言えば同州内で新しいホームアリーナの建設を目指していたですが各地でことごとく反対に合い公金の投入が住民投票などで否決されてホームアリーナがなくなり放浪、そのままSalt Lake Cityに転出となってます。Salt Lake CityではNBA Utah Jazzとアリーナを共有するのであっさり受け入れ完了。
なぜUtahだとNBAと共存ができてArizonaだとできないのかというところからして疑問なんですが今回はそれは追求しません。
興味深いのはSalt Lake Cityが急なNHL誘致だけに飽き足らずMLBの誘致にも積極的であるという点です。Chicago White SoxやArizona Diamondbacksの移転先候補として浮上してます。Las Vegas移転が本決まりになる前はAthleticsもターゲットだったとか。Las Vegasは新スタジアムの建設予定地の市内中心部の古いホテルがちょうど昨日だか爆破処分されたのが報道されたばかり。さすがにそちらはもう後戻りはないかと思うのでSalt Lake CityのターゲットはDiamondbacksとWhite Soxに絞られたはずです。
出場したにもかかわらず移転の話も出ているんですか
ホワイトソックスはアスレチックスと同様にキャップが日本でも人気があるので、もし移転となってチーム名が変わってしまうことになったら寂しい気はします
アメリカのスポーツチームの本拠地移転は結構多いですけど市民はそういうものだと慣れている感じですか?アメリカはそういうところはシビアですよね
drbcs
が
しました