これは予想外の展開です。過去最大規模とされるハリケーンがTampa Bayエリアを直撃。被害は甚大。アメスポ関連では老朽化で建て替えまたは移転がずっと言われてきていたMLB Tampa Bay RaysのホームであるTropicana Fieldの屋根が全部吹っ飛んでます。ハリケーンの被害という意味では他の被害の方が大きいでしょうが当ブログはTropicana Fieldの件について考えていきたいと思います。

ハリケーンでの甚大被害ということで州はもちろん連邦政府から多額の救済を受けられることはまず確実です。2005年にルイジアナ州に直撃したハリケーンではNFL New Orleans SaintsのホームだったLouisiana Superdomeが大きなダメージを受けました。
被害は少ないにこしたことはないのですが、現実としてはSuperdomeはこのハリケーン被害救済のお金で老朽化していたスタジアム一気に改築、うまいこと連邦政府のカネで最速リノベーションに成功しています。

ことがことだけに誰も批判はしてなかったと記憶しますが(2005年というとまだSNSの広がりが狭い時代か)正直言ってSuperdomeにとってはラッキーでありました。私は改築前のSuperdomeには行ったことがありましたがその施設のひどさに驚いた記憶があります。まず人工芝が過去降り立ったことのあったフィールドで最悪のガチガチの固さで降り立った瞬間にびっくりしました。こんなガチガチの上でフットボールをやってるのかと。
他でも客席の頭上にぶら下がっているTVが旧式の本当のテレビ(チャンネル付!)でその付け焼き刃というかやる気のなさと醜さに驚愕させられたスタジアムでした。あれがハリケーン被害で一気に全部直してしまっています。

Tropicana Fieldが復旧可能なのかどうかにもよりますが既に予定していた同市内の新スタジアム計画が加速する可能性があります。来春開幕までの復旧がないとなればRaysは他都市に数年移動して放浪している間に新スタジアム建設を進める可能性もある。またはTropicana Fieldの跡地をどうするという話も突如持ち上がるわけで新スタジアムの計画に対抗して現Tropicana Fieldを同じ場所で再建という可能性もあるかないか。

もしRaysが急に放浪となればMLBとしては将来のMLBのリーグ拡張が予想される都市に拡張の尖兵として送り込む可能性もあります。NashvilleとかCharlotteとかですね。AL東地区の所属は変わらないのであまり西には飛ばされないはずで、最も西に行くとしてもテキサス州San Antonioぐらいか。New York YankeesやBoston Red Soxといった人気チームがビジターとして来てくれるわけですから数年間の暫定ホストでも喜んでホスト都市は受け入れてくれるのではないかと想像します。
他にも元Montreal Exposのスタジアムも現存してますよね。以前にExposがWashington Nationalsになる前にプレーしていたプエルトリコという可能性もあるなど、様々なシナリオが急遽浮上したことになります。全試合を同じ都市でホームとする必要もないです。