途中で試合を観るのをやめなくて良かったと心から思いました。No. 2 Georgia@No. 4 Alabamaの一戦。前半終了時点でAlabamaが30−7でリード。Georgiaは前の試合でランク外校Kentuckyを相手に13-12という苦戦をやってしまっており、それの印象もあったためAlabamaに大敗、じゃあGeorgiaが強いというのは幻かなとさえ思いました。

それが後半Georgiaがまくって大逆転。27点差の逆転は長いカレッジフットボールの歴史でトップ5校相手で初のケースだとか。最後2分半で34-33でGeorgiaがリード。Alabamaのホームスタジアムのファンは呆然の大崩壊です。

しかしまだ2分半ある。今季から採用された2分でのタイムアウトもありAlabamaの手持ちタイムアウトもあるので時間は十分。1点差を追うには十分という場面。
そこでAlabamaは攻撃の最初のプレーが75ヤードTDパスとなって一発で再逆転。2ポイントコンバージョンも決まって7点差、41−34。
しかしワンプレーで逆転してしまったのでGeorgiaは2分18秒残り。時間たっぷりです。いまどきのフットボールは7点差で同点になる場面でも2ポイントプレーで一発で仕留めに行くケースが増えているのでAlabamaも最悪同点などという想定はしてはいけない。

返しのGeorgiaのドライブも迫力十分でAlabamaエンドゾーンに迫りましたが最後はエンドゾーン内でのINTで決着。Alabamaが薄氷の勝利となってます。
あのまま大差で負けるのと一旦は逆転までしたGeorgiaでは印象点はまったく異なります。AlabamaとGeorgiaのランク順位はもちろん入れ替わるでしょうがGeorgiaが大きく転落はしなさそうです。

今季のSECは優勝戦進出を狙う有力校が多数でどこがどれだけ敗戦するのか想像できません。現時点では新加入のNo. 1 Texasがスケジュールも緩く有力にも見えますが、GerogiaはTexasとの直接対決を残してるのでどこがSEC優勝戦に行けるのかわからない。GeorgiaとAlabamaのSEC優勝戦での再戦だってありえなくないです。

昨夜のヘイルメリーTDの判定が覆った激戦もカレッジらしくて楽しかったですが、今夜のヘビー級同士の激戦もこういう試合展開はNFLではほぼ起こらない、カレッジフットボールだからこそ。だから私はカレッジフットボールファンなんだよなあという。