サッカー米男子代表が土曜日に隣国カナダと対戦しています。1−2で敗戦。カナダ男子は長くCONCACAF内でも弱く、最近まで最終予選にも出てこれなかった国。そのカナダにホームで1957年以来の敗戦を喫してます。その上内容は60分過ぎまで一方的にカナダ。米代表のGKに五輪代表側から抜擢された23歳Patrick Schulteの好セーブが何本もあり、2−1で済んでよかったぐらい。
この試合は土曜日の東海岸4PMにキックオフ(現地3PM)。会場はMLS Sporting Kansas CityのホームのChildren's Mercy Park。同会場はキャパが18,467人のところ公式発表で動員は10,523人。ざっと見ても半分も埋まっていないのは確実で1万人も本当に入っていたかどうかわからない。この小会場でこれはいただけない。
でも今のサッカー代表の選手たちは動員の悪さには危機感がなさそうです。プレーに熱が感じられない。
カナダの代表監督のJesse Marschは米国人で、今回の試合前にも不必要とも思える米サッカー協会を批判する口撃を加えていたりしたんですが、それも米代表の選手たちのハートに火を付けることにならず。試合序盤にカナダの選手が米代表のエース&キャプテンのChristian Pulisicを倒しに来たんですが誰も報復に行かない。報復するのが良いこととも思いませんが、アレをされても気合が乗っていかないのは問題ではないでしょうか。
動員不振も心にかからない。長く弱かった隣国の監督に挑発的な発言をされても、キャプテンが倒されてもプレーが積極的になっていかない。ではなにがあると今のメンバーたちのハートに火が付くのか。
ボールの保持時間では米代表が勝っていたはずですがそれがアドバンテージになっていない。すぐにバックパスで最終ラインまでボールが下がってしまうだけのボールキープでは。
意図はたぶん前任監督の時代からやりたがっていた最終ラインからのビルドアップで好形を作ってということなんでしょうが、現実には形になっていないし、後ろがボール回しをしているところに圧力をかけられてロスト→カナダのゴールチャンスという場面が何度も起こっている。
下からのビルドアップで云々というのは今の米代表の実力ではできないことでファンタジーだと見きった方が良いのではないか。たかだかカナダ相手にもできないならサッカーの強い国相手にそんなことができるわけもない。
20年ぐらい前の米代表は今のメンバーより確実に下手な選手ばかりでしたががむしゃらさだけはあった。良く走った。マイナースポーツからサッカーを引き上げなくてはいけないという悲壮な使命感みたいなものもあった。
この日の動員不振についてはいろいろ言い訳はできますが、FIFAのカレンダーは動かせないわけでその制約下では良い時間・良い日であったのに、です。この週末はNFLの開幕週ですが地元のKansas City Chiefsは既に木曜日に開幕戦を終えている。それでも最強NFLの日曜日は避けて土曜日開催。土曜日はカレッジフットボールの日ですが、今のカレッジフットボールはその日のベストカードは正午キックオフに変わっており(以前は3:30PMキックオフの試合がベストカード)、米代表の試合の4PM開始はたぶんこの週末では数少ない隙間を見つけたタイミングだと評価していたのですが、しかしながら動員ふるわず。
この夏のCopa America北米大会でのグループリーグ敗退の失敗があって、代表監督はクビ。後任はいまだ正式決定に至らず前任のアシスタントが暫定監督。後任は決まっていないにしても後任はMauricio Pochettinoでキマりで今週にも正式発表だという「内部情報源」発の情報がここ1ヶ月ほど毎週流れてます。それが本当ならPochettinoもこの試合を注視していることは選手たちも知ってるはずですが、それでこんな試合で良いんですかね。
本当にPochettinoにキマりなら前任の戦術に寄せた試合をここでやっても仕方ないのでは。
メンバー的にはケガでGiovanni Reyna(Borussia Dortmund 21歳)が離脱。他にもTyler Adams(Bournemouth 25)、Weston McKennie(Juventus 26)、Sergiño Dest(元Barcelona、今PSV Eindhoven 23)と常連メンバーがいないんですけど、昨年ぐらいまでは代表の若い選手の厚みは過去最高とか言っていたのはなんだったのか。Gioはまたケガでの離脱か、という。多過ぎるように感じます。
次戦は明日火曜日夜にニュージーランド相手に。その時間帯はスポーツの裏番組はあまりないんですけど大統領選挙の今サイクル唯一となりそうな候補者ディベートが予定されてます。動員には関係ないにしても露出はマニア以外は見てくれなさそう。
この試合は土曜日の東海岸4PMにキックオフ(現地3PM)。会場はMLS Sporting Kansas CityのホームのChildren's Mercy Park。同会場はキャパが18,467人のところ公式発表で動員は10,523人。ざっと見ても半分も埋まっていないのは確実で1万人も本当に入っていたかどうかわからない。この小会場でこれはいただけない。
でも今のサッカー代表の選手たちは動員の悪さには危機感がなさそうです。プレーに熱が感じられない。
カナダの代表監督のJesse Marschは米国人で、今回の試合前にも不必要とも思える米サッカー協会を批判する口撃を加えていたりしたんですが、それも米代表の選手たちのハートに火を付けることにならず。試合序盤にカナダの選手が米代表のエース&キャプテンのChristian Pulisicを倒しに来たんですが誰も報復に行かない。報復するのが良いこととも思いませんが、アレをされても気合が乗っていかないのは問題ではないでしょうか。
動員不振も心にかからない。長く弱かった隣国の監督に挑発的な発言をされても、キャプテンが倒されてもプレーが積極的になっていかない。ではなにがあると今のメンバーたちのハートに火が付くのか。
ボールの保持時間では米代表が勝っていたはずですがそれがアドバンテージになっていない。すぐにバックパスで最終ラインまでボールが下がってしまうだけのボールキープでは。
意図はたぶん前任監督の時代からやりたがっていた最終ラインからのビルドアップで好形を作ってということなんでしょうが、現実には形になっていないし、後ろがボール回しをしているところに圧力をかけられてロスト→カナダのゴールチャンスという場面が何度も起こっている。
下からのビルドアップで云々というのは今の米代表の実力ではできないことでファンタジーだと見きった方が良いのではないか。たかだかカナダ相手にもできないならサッカーの強い国相手にそんなことができるわけもない。
20年ぐらい前の米代表は今のメンバーより確実に下手な選手ばかりでしたががむしゃらさだけはあった。良く走った。マイナースポーツからサッカーを引き上げなくてはいけないという悲壮な使命感みたいなものもあった。
この日の動員不振についてはいろいろ言い訳はできますが、FIFAのカレンダーは動かせないわけでその制約下では良い時間・良い日であったのに、です。この週末はNFLの開幕週ですが地元のKansas City Chiefsは既に木曜日に開幕戦を終えている。それでも最強NFLの日曜日は避けて土曜日開催。土曜日はカレッジフットボールの日ですが、今のカレッジフットボールはその日のベストカードは正午キックオフに変わっており(以前は3:30PMキックオフの試合がベストカード)、米代表の試合の4PM開始はたぶんこの週末では数少ない隙間を見つけたタイミングだと評価していたのですが、しかしながら動員ふるわず。
この夏のCopa America北米大会でのグループリーグ敗退の失敗があって、代表監督はクビ。後任はいまだ正式決定に至らず前任のアシスタントが暫定監督。後任は決まっていないにしても後任はMauricio Pochettinoでキマりで今週にも正式発表だという「内部情報源」発の情報がここ1ヶ月ほど毎週流れてます。それが本当ならPochettinoもこの試合を注視していることは選手たちも知ってるはずですが、それでこんな試合で良いんですかね。
本当にPochettinoにキマりなら前任の戦術に寄せた試合をここでやっても仕方ないのでは。
メンバー的にはケガでGiovanni Reyna(Borussia Dortmund 21歳)が離脱。他にもTyler Adams(Bournemouth 25)、Weston McKennie(Juventus 26)、Sergiño Dest(元Barcelona、今PSV Eindhoven 23)と常連メンバーがいないんですけど、昨年ぐらいまでは代表の若い選手の厚みは過去最高とか言っていたのはなんだったのか。Gioはまたケガでの離脱か、という。多過ぎるように感じます。
次戦は明日火曜日夜にニュージーランド相手に。その時間帯はスポーツの裏番組はあまりないんですけど大統領選挙の今サイクル唯一となりそうな候補者ディベートが予定されてます。動員には関係ないにしても露出はマニア以外は見てくれなさそう。