カレッジフットボール第2週は良い週となってます。各地でランク校がマイナー校に苦戦したりアップセットが発生したり。先週は個人的には現地観戦をしたため多画面でのカレッジフットボール観戦は今季初でちょっとした遅れた開幕週気分のところに各地で好試合が展開されていて楽しかったです。
いまも遅番の西海岸のゲームでNo. 7 OregonがBoise Stateにリードされてハーフを迎えたところ。このカードは過去3度対戦してBoise Stateが3戦3勝と西のマイナー校の雄らしい輝かしい履歴になってます。今夜もOregon苦戦中。

今シーズン最初の大型アップセットはNo. 5 Notre DameがマイナーカンファレンスMAC所属のNorthern Illionisに敗戦して発生、Northern Illinois 16-14 Notre Dame。MACのチームがトップ5校に勝ったのはカンファレンス史上初。Northern IllionisのHCは試合後涙ぼろぼろ流しての感動の大アップセットとなってます。試合前のオッズではNotre Dameの-28.5点と圧勝が予想されていた試合ですが、こういうのが心の隙になってしまうのが若い人がプレーするカレッジフットボールの魅力でもあります。Notre Dame側が余裕で準備している間にNorthern Illionisでは一生に一度の機会と気合を入れまくってきたらこうなるという。

Notre Dameは第1週に最強カンファレンスSEC所属の@No. 20(当時)Texas A&Mに快勝したことで第1週終了時点でNo. 5に付けていたわけです。今季から採用の新プレーオフ形式ではNotre Dameがプレーオフ一回戦を回避できる絶好の位置。
それがここでこの敗戦は痛い。一回戦回避が消えただけでない。マイナーカンファレンス側で全勝校が出た場合に比較されるときにMACのNorthern Illionisに負けたのが蒸し返されるのは確実だからです。

もちろんNotre Dameが残りをすべて勝って1敗でシーズンを終えればat-largeでSECやBig Tenの2敗校を押しのけてプレーオフ枠を獲得できる可能性は十分ありますから極端に悲観する必要はないですが、2敗したら今日の対マイナー校の1敗はただの1敗以上の重みになってNotre Dameにのしかかってくるのも想像できます。

他ではNo. 4 AlabamaがSouthern Florida相手に大苦戦。第4Qまで14-13と1点差リード。このままでは勝ってもランキングを下げそうだなあという試合。それが第4Qに本気出して4TDを追加、最終スコアを42-16として中身の苦戦を覆い隠しました。来週の全国放送試合@Wisconsinに意識が行っていたか。

同じくSECではNo. 18 LSUがさらにまずい試合。下位ディビジョンFCSのNichollsに苦戦。相手が相手だけに試合の放送はほとんどの人の目に触れていないはず。第3QにNichollsがTDで加点して LSU 23-21 Nicholls。いわゆるマイナー校よりさらにその下のFCSの学校にこれはまずい。ただしその後LSUが3TDを追加して最終スコアはLSU 44-21 Nichollsとして苦戦が目立たない程度にはできました。Alabamaともども最強SECの上位常連校とは言え、準備段階から集中を欠くとこういうことが起こるのがカレッジフットボールの(見る側にとっては)楽しみです。