先週末Labor Day Weekendのスポーツ放送でこんなことがありました。

アメリカNCAAではバレーボールは女子は秋シーズン、男子は春シーズンと決まっています。NCAAの秋シーズンはフットボールを中心に回るのですが、その裏でほそぼそと女子バレーボールもやっている。マイナースポーツ専門局で週中(主に水曜日)に女子バレーボールは放送されてきていました。昨今はcable cuttingが進んだせいもあってマイナースポーツ局という存在自体が淘汰の波に飲み込まれているせいもあってカレッジ女子バレーを見られる契約になっている家庭数はかなり落ちているのではないかと想像できます。

そういう中、大手保険会社のState Farmがイベントスポンサーとなって「State Farm Women's College Volleyball Showcase」と称される2日間のカレッジバレーシーズンの開幕イベントがありました。これが地上波FOXで放送になってます。FOXでの放映カードは全米ランクNo. 1のTexasがNo. 3 Wisconsinと9月1日日曜日に。イベント自体はTexas, Stanford, Wisconsin, Minnesotaの4校が登場。Texasは過去2シーズン連覇してます。場所がウィスコンシン州MilwaukeeなのでWisconsinが地元。ディフェンディングチャンピオンのTexas対地元のWisconsinということです。隣州のMinnesotaも車でファンが行ける範囲内。地上波では上記の1試合が、残りは同系列のFS1で放送されています。
Texasは翌9月2日祝日はMinnesotaと対戦。StanfordはMinnesotaとWisconsinの順で対戦。バレーボールは連戦が効くのでこういう形での2日連続興行が可能。

Texas x Wisconsin戦は前半のみですが視聴。激戦の第1セットを逆転で獲ったNo. 1 Texasが3−1で勝利。しかし翌日はNo. 18 Minnesotaが3-2フルセットでディフェンディングチャンピオンTexasを下すアップセットという結果だったようです。Minnesotaから遠来のファンにはたまらない結果だったでしょう。

どうなんでしょうか。カレッジ女子バレーが地上波放送というのは私は過去気付いたことがありません。初の試みなんでしょうか。バレーボール自体の観戦スポーツとしての人気は高いとは言えないアメリカですが、次のコンテンツとして女子バレーはアリなのかどうかの観測気球的な放送なのか。

昨今のアメスポはストリーミングサービスの間でのコンテンツの取り合いで従来一定以上の人気のあるジャンルはどこも契約で縛られている。一昔前ならスポーツ放送はケーブル局間での取り合いだったのですがそれに加えてストリーミングの大手が次々とスポーツコンテンツに手を出してきているため争奪戦の参加者が増えて需要が高い。さらに女子スポーツへの投資はある種の社会的要請があるという面も無視できない。それで女子バレーなのかなと。
私個人としては歓迎です。バレーボールおもしろいので。

昨年報告済みのバレーボールの動員最強のNebraska女子が9万人以上を集めた特別試合で注目を浴びたおかげかバレーボールのNCAAトーナメントの視聴率も過去最高だったというのも今回の開幕イベントにつながってるのであろうと思います。
元々高校レベルでの競技者数ではバレーボールは多いので諸々の環境が重なって遂にバレーボールをプッシュしようという機運が出てきたってことなのか。