Copa America3位決定戦 ウルグアイ対カナダ戦がありました。準決勝から6人を入れ替えたカナダが生きの良い試合を展開して何度もウルグアイゴールに迫って健闘したことで締まった試合になりました。前半の終盤10分強はカナダが強豪チームに見間違えるぐらいボールはつながるし運動量は多いし。これなら後半に敗戦したとしても良くやったと言われること必定。
大会前にも書きましたがこれが大会前に米代表がやりたかったことそのものなんですよね。ノックアウトラウンドの初戦を勝って、南米の強豪チームと互角かそれに近い試合を3試合(グループリーグと合わせて6試合)をやってのければ2026年のW杯自国開催へ向けて手応えをチームにも既存のサッカーファンにも、そしてより重要な非サッカーファンのスポーツファンに向けてアピールできるというそういう目論見で突入したCopa America北米大会。
しかし米代表はグループリーグ敗退。隣国の(いつも無意識に微妙に見下している、そしてサッカーが弱いはずの)カナダ代表が米代表のやりたかったことを見事にやってのけている。
米代表はグループリーグ敗退後約1週間後に代表監督のGregg Berhalterを解任。その2日後に最大の後継者候補であったJurgen Kloppに米代表監督就任へのお断りを受けたとFOX発で報道になりました。Klopp獲得の可能性を想像して興奮していたサッカーファンが多かったので、受けてくれるにせよ断られるにせよKloppの可能性をまず追求・決着をつけないと他の名前があがっても全然話にならなかったので早めにKloppに断られてたことを米サッカー協会はFOXにリークしたということでしょう。
断られたというニュースが出たあとですら、まだ2年あるから半年とか暫定監督で流してしばらく休んだKloppに再び依頼の可能性もあるとかそういう期待が残るぐらい期待していた人はいたようです。
米代表監督は諸々の事情(過去に当ブログで詳述してます)で暫定監督の下で半年・1年と過ごしたことがここ数年複数回重なっていたので確かに今すぐ次期代表監督が決まるかどうかわからないという見方はあっても不自然ではないです。
そういう見方があると他の監督に依頼するにしても就任後代わり映えのしない中身の親善試合をやっていたらまらぞろKloppを呼べ、2026年はアメリカサッカーの史上最大の機会なんだ!みたいなネットや識者の圧力が残る可能性があります。
Klopp以外で有力だと名前があがってるのは例えば元米代表のディフェンダーだったSteve Cherundolo(現MLS Los Angeles FC監督)とかでまた身内。2026年がサッカー飛躍の年になるとか散々2022年頃から煽っていたせいもあっていまになってCopa America惨敗、BerhalterをCherundoloに切り替えてそれで期待が盛り上がるとは思いにくい。Cherundoloは長年代表でプレーしてきた選手なので米代表をずっと追っているものとしてはおなじみの名前ですが特にスターだったわけでもなく、おなじみだけにそれでさんざ煽った「米サッカー史上最大の重要年」の次期監督ですと言われても期待が上がる名前ではないです。
3位決定戦の方は熱戦で楽しかったです。ウルグアイは37歳Luis Suarezが出場。カナダの年齢が半分以下の選手とボール競り合いで激しく戦ったり、勝てそうとなったカナダがエースのAlphonso Daviesを投入したり。
2−1とリードしてロスタイムに入ったカナダは時間消費策に入らず最後まで走りきって3ゴール目を目指す。その結果Suarezにヒーロー同点ゴールを献上することになったんですけど、これも3位決定戦らしくて良いかも。決勝戦だったらいくらプレスの意識をチームに植え付けているカナダ代表監督のJesse Marschでも引きに行ったと思いますが。
PKは4−3でウルグアイ。カナダ側が2本外し。エースのDaviesがクロスバーに当ててしまい敗戦確定。
カナダは3位を逃したけれどこの試合の内容、大会全体を最後まで走りきったことで未来への期待感は十分に膨らんだと思います。この形での敗戦もこれからの難敵を相手に勝ち切るためのエンドゲーム戦術やPK戦への意識付けにもなるでしょう。あの弱かったカナダが自国開催を前にここまで進歩したのだと。
そしてこれが米代表がやりたかったことであり、それをカナダにやられてしまったと。
ちなみにこの試合の時間帯の裏で地上波FOXでMLB Atlanta Braves@San Diego Padresが放映予定だったのでそっちも見ようかと思っていたらトランプ遊説中の銃撃事件でFOXはニュース特番に差し替えになってしまいMLBの試合中継はなくなりました。
大会前にも書きましたがこれが大会前に米代表がやりたかったことそのものなんですよね。ノックアウトラウンドの初戦を勝って、南米の強豪チームと互角かそれに近い試合を3試合(グループリーグと合わせて6試合)をやってのければ2026年のW杯自国開催へ向けて手応えをチームにも既存のサッカーファンにも、そしてより重要な非サッカーファンのスポーツファンに向けてアピールできるというそういう目論見で突入したCopa America北米大会。
しかし米代表はグループリーグ敗退。隣国の(いつも無意識に微妙に見下している、そしてサッカーが弱いはずの)カナダ代表が米代表のやりたかったことを見事にやってのけている。
米代表はグループリーグ敗退後約1週間後に代表監督のGregg Berhalterを解任。その2日後に最大の後継者候補であったJurgen Kloppに米代表監督就任へのお断りを受けたとFOX発で報道になりました。Klopp獲得の可能性を想像して興奮していたサッカーファンが多かったので、受けてくれるにせよ断られるにせよKloppの可能性をまず追求・決着をつけないと他の名前があがっても全然話にならなかったので早めにKloppに断られてたことを米サッカー協会はFOXにリークしたということでしょう。
断られたというニュースが出たあとですら、まだ2年あるから半年とか暫定監督で流してしばらく休んだKloppに再び依頼の可能性もあるとかそういう期待が残るぐらい期待していた人はいたようです。
米代表監督は諸々の事情(過去に当ブログで詳述してます)で暫定監督の下で半年・1年と過ごしたことがここ数年複数回重なっていたので確かに今すぐ次期代表監督が決まるかどうかわからないという見方はあっても不自然ではないです。
そういう見方があると他の監督に依頼するにしても就任後代わり映えのしない中身の親善試合をやっていたらまらぞろKloppを呼べ、2026年はアメリカサッカーの史上最大の機会なんだ!みたいなネットや識者の圧力が残る可能性があります。
Klopp以外で有力だと名前があがってるのは例えば元米代表のディフェンダーだったSteve Cherundolo(現MLS Los Angeles FC監督)とかでまた身内。2026年がサッカー飛躍の年になるとか散々2022年頃から煽っていたせいもあっていまになってCopa America惨敗、BerhalterをCherundoloに切り替えてそれで期待が盛り上がるとは思いにくい。Cherundoloは長年代表でプレーしてきた選手なので米代表をずっと追っているものとしてはおなじみの名前ですが特にスターだったわけでもなく、おなじみだけにそれでさんざ煽った「米サッカー史上最大の重要年」の次期監督ですと言われても期待が上がる名前ではないです。
3位決定戦の方は熱戦で楽しかったです。ウルグアイは37歳Luis Suarezが出場。カナダの年齢が半分以下の選手とボール競り合いで激しく戦ったり、勝てそうとなったカナダがエースのAlphonso Daviesを投入したり。
2−1とリードしてロスタイムに入ったカナダは時間消費策に入らず最後まで走りきって3ゴール目を目指す。その結果Suarezにヒーロー同点ゴールを献上することになったんですけど、これも3位決定戦らしくて良いかも。決勝戦だったらいくらプレスの意識をチームに植え付けているカナダ代表監督のJesse Marschでも引きに行ったと思いますが。
PKは4−3でウルグアイ。カナダ側が2本外し。エースのDaviesがクロスバーに当ててしまい敗戦確定。
カナダは3位を逃したけれどこの試合の内容、大会全体を最後まで走りきったことで未来への期待感は十分に膨らんだと思います。この形での敗戦もこれからの難敵を相手に勝ち切るためのエンドゲーム戦術やPK戦への意識付けにもなるでしょう。あの弱かったカナダが自国開催を前にここまで進歩したのだと。
そしてこれが米代表がやりたかったことであり、それをカナダにやられてしまったと。
ちなみにこの試合の時間帯の裏で地上波FOXでMLB Atlanta Braves@San Diego Padresが放映予定だったのでそっちも見ようかと思っていたらトランプ遊説中の銃撃事件でFOXはニュース特番に差し替えになってしまいMLBの試合中継はなくなりました。
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