米代表FW Tim Weahが序盤に相手選手に肘打ちをかましたのがVARに捕まって一発レッドカード。18分頃なんですが、それ以前に既に別件でVARがあったのでほぼ残り80分もあるのに米代表は10人に。なにやってんですかね。プレーの流れの中での肘ではなく、誰も見てないだろ的なボールと全然関係ないところでの肘打ち。VARのあるこのご時世に時代錯誤な。

パナマに7割以上ポゼッションを維持されて苦しみ、終盤についにゴールを割られて2−1。そこからは捨て身で前掛かりになる米代表でしたが、パナマがカード上等の荒いディフェンスを繰り返しレッドカード・イエローカードを食いながら時間を消費して逃げ切り。
Copa Americaという大会に出て、身内の北中米CONCACAFのパナマに敗戦とは。

今日の会場はNFL Atlanta Falcons、MLS Atlanta UnitedのホームスタジアムであるMercedes-Benz Stadiumで。10人で80分以上走り回るにはインドアスタジアムで良かったねという。この時期野外でほぼ丸1試合10人とかチームがボロボロになるでしょう。第1戦もインドアでした。その利をいかして終盤まで引分目指して粘ったんですが。正GKのMatt Turnerが前半の接触プレーで脚を痛めて控えのEthan Horvathに交代していて、決勝ゴールは止められるボールにも見えましたんでTurner不在も効いた。

月曜日のグループリーグ最終戦は野外、NFL Kansas City ChiefsのホームGEHA Field at Arrowhead Stadium。相手はC組最強のウルグアイ。放送はケーブル局のFS1で。


今夜同組内のウルグアイ対ボリビア戦があります。ウルグアイが勝つと考えられています。その想定でC組の順位は

ウルグアイ 6 +2
米代表 3 +1
パナマ 3 -1
ボリビア 0 -2

ウルグアイとボリビアは1試合消化時点の得失点差。
米代表が最終戦でウルグアイに勝って勝点6した場合でも今夜の対ボリビア戦で得失点差を大きく伸ばすと米代表が直接対決でウルグアイに勝ってもウルグアイを抜けない可能性があります。それはパナマとの比較でも同じで、パナマが最終戦の対ボリビア戦で3ゴール差をつけてきたら米代表はウルグアイに1点差で勝ってもグループリーグ敗退の可能性があります。細かいことはともかくウルグアイと引分では敗退の可能性は高い。第1戦のときに「今大会のグループリーグはぬるいので得失点差は問題にならないはず、であるべき」と書いたんですがあの無意味なレッドカードと正GKの負傷退場で得失点差の争いになってしまいました。

スタジオ解説陣は「グループリーグ敗退なら代表監督のGregg Berhalterの首が飛ぶ」と当然のことのように言ってます。


試合開始が平日6PMと変則。理由は今夜大統領選挙向けの初の直接対決が同じAtlantaで午後9時からあるため。これを4大地上波およびCNNなどニュースチャンネルがすべて生放送する。どうもそれは公共放送の義務らしくて、でそれにかからないようにするためには米代表の試合は7PMキックオフではまずく、6PMキックオフ。
Copa Americaの元々の放送予定では夜の試合が押しのけられた形になってます。Atlanta市内は厳重な交通規制が行われており、ハイウェイも閉鎖とか。行かれたことのある方はご存知でしょうがAtlantaのダウンタウンのハイウェイは片側6車線ぐらいある全米有数の大動脈。それだけ車線があっても毎日のように渋滞となる。あれを全面閉鎖とか大変な警戒態勢と言えます。下道とかひどいことになってるのかも。

そのため試合開始は6PM(西海岸なら3PM)。そんなの9時5時の人が見られないだろという。大統領選挙ディベートの予定があとから来たのでサッカー側は避けようがない。