表題はそのまま私が最近感じたことです。
私はこんなブログを長年やってますから基本的にはスポーツファンなわけです。各陣営のストリーミングサービスもなんのかんのと言って見る。その過程でしばしば大昔に見て以来忘れていたような映画がストリーミングにあるとああじゃあ見てみようかともなる。日本語で昔見て、今初めて英語で見るとそれはそれなりにまた味わいも違う。新しい映画でもちょっと気になっていたけど映画館に足を運ばなかったものがあったり。

でAppleTV+なんですけどスポーツコンテンツは弱い。昨年何度か紹介したサッカー国内リーグMLSのほぼ全戦視聴のMLS Season PassであるとかMLBのFriday Night Baseballが見られるのですが正直コンテンツとして強いとは思えない。どちらも冬がオフシーズンで補完関係になっていないため冬はスポーツコンテンツはゼロに近い。MLSは2月開幕12月終了なのでぼちぼちMLS放送が始まる時期ではあります。今週末はInter Miamiが香港で行った親善試合が見られました。

Messiはケガだとかで出場せず。会場は満員に見えましたが試合終了後には大きなブーイング。Messi見たさでチケットを購入した人が大半なんでしょうしブーイングは理解できる。その辺は日本でも報道になっているかと思います。試合の元の出場契約がどうでもケガなら出場は強制できないというのはスポーツですから当たり前ですがとはいえ出る気がなかったんだろバカにされたボッタクリだというのも真実の一部でしょう。Inter Miamiは国内での売上だけではMessiその他の投資の回収がおぼつかないですからこういうプレシーズンの集金も大事。特にInter Miamiはホームスタジアムが狭いし値上げするにも以前からのチケット購入者からの反発も怖くて新シーズンのチケットの値上げ幅も腰が引けていたし。

次週ももう1試合Inter Miamiのプレシーズンマッチが放送予定(相手が「VIS」と書いてあったので気づきませんでしたがこれ、日本の神戸相手なんですね)でそれを過ぎるとやっと開幕となります。香港では出場しなくても日本では出るんでしょうか。

2月というと北米大陸はまだ多くの都市が寒い時期です。昨季はMessi騒ぎで盛り上がり、今季は昨年は行かなかったMLS都市にもInter Miamiが行く試合が多数予定されています。長いシーズンですから一発だけの売興行であろう香港辺りに義理立てしてMessiを疲弊させるのは得策ではないのはわかりますが、ヤクザな商売ではあります。

ともかくロクに見るものがない。これがスポーツだけでなく映画も弱い。AppleTV+は自前作にこだわっていてオススメに出てくるのが大半AppleTV制作のオリジナル映画。オリジナルだから悪いということもないでしょうが見たいと思わせるだけの引きのあるタイトルは少ない。見ていくと意外にも大物俳優の出演している自前作も多数あるんですけど、ああそんな映画があるのねというぐらいタイトルを見たこともないとどうなのよと。

AppleTV制作の番組は囲い込みが激しく制作者側から見ると作品は完全に売り切りと承知しています。それ故に作家側からすると能力とアイデアを全力投入しづらい環境らしいですね。もともと売り切りのような形である出演俳優はこだわらないでしょうが。スポーツコンテンツは後日見るだけの価値のある試合ってそうそうあるものではなくAppleTV+の邪悪な囲い込みにもさほど影響を受けなさそうです。放映権であって試合ビデオをMLBなりMLSが放送する権利を失うわけではないでしょうし。