昨夜の女子カレッジバスケットボールの試合No. 3 Iowa@Maryland戦。IowaのCaitlin Clarkは今季最大のカレッジバスケのスター選手。今季は男子側に将来のスーパースター候補がいないため男女共通でもCaitlin Clarkが最大のスターと言って差し支えがない。
この日の@Marylandの試合は18,000人で会場のキャパシティ超の観客を集めて盛況。今季はIowa女子が行くところ満員の連続、各地の動員記録を更新しまくってます。この日はMarylandが第3Qに一気にIowaを抜き去るなど健闘したため最終盤まで好試合となり地元の客も応援ができて堪能できたはず。終盤に来てClarkの3ポインターで勝ち越し、そのままIowaが逃げ切りとなって遠路来場したIowaファンも満足の試合であったでしょう。Clarkは38得点。最後の最後にどフリーのレイアップを外して40得点を逃したのはご愛嬌。
この試合での得点を加えてキャリア通算3,462得点。NCAAの女子の記録では先週2位に浮上していて、最多記録の3,527点まで65点、新記録まで66点。今季の平均得点が33得点近辺なので平均を維持できると2試合後の最終盤に史上最多に達成可能という計算になります。
Iowaの試合予定は次戦がホームでPenn State(16勝6敗)、その次がアウェイ@Nebraska(14勝8敗)。@Nebraska戦はFOXが地上波で放送予定。この試合はまたアウェイでの動員記録を打ち立てそうです。
もしそこで記録更新を逃した場合次戦はホームでMichigan(15勝8敗)。記録更新がホームでもその前の@Nebraska戦でもこのMichigan戦では新記録達成のお祝いが準備されそうです。
@Nebraskaというと男子の方で今季好動員を記録した試合がありました。その試合のことはタイミングがズレて書き損なったんですけどNebraskaの日本人選手Keisei Tominagaが活躍して当時全米ランクNo. 1だったPurdueに完勝した試合。試合後は観客がフロアに流れ込んでお祝い。発表では14,106人動員(キャパ15,500)で大盛り上がり。でもClarkの史上最多記録を目指すことになる試合ではその数字を超えてくるかもしれません。
さらにCaitlin Clarkはそのさきで男子の方の通算記録も抜ける可能性があります。男子の記録保持者はPete Maravichで3,667得点。それとの差は205点。Iowa女子の今季の残り試合はレギュラーシーズンが7試合。その後Big TenトーナメントとNCAAトーナメントがあります。平均が33点近辺でそれをほぼキープするとレギュラーシーズンの最後の7試合でPete Maravichの記録に近いところに届くはずです。
女子のポストシーズントーナメントは下位チームとの力の差は男子より大きいので実力上位のIowaが初戦敗退する可能性は極小さくどんな少なくとも3試合ぐらいはポストシーズンをプレーするはずです。最大だとBig Tenトーナメントで3試合、NCAAトーナメントで決勝まで行くと6試合の計9試合のポストシーズン。Pete Maravichの記録も更新してNCAA記録を打ち立てる可能性はケガを除いては高いと考えて良いようです。
ちなみにPete Maravichという方は1960年代にLSUでプレー。この3,667点を3シーズンで叩き出した伝説の選手です。カレッジ在籍は4年ですが、当時の制度はカレッジの1年生は別枠のフレッシュマンのみ出場の試合でプレーしているためそのシーズンの記録はNCAA記録の3,667点に含まれていない。さらには当時は3ポイントシュートというルールも存在しないのでこの3,667点を2点シュートとフリースローで3年間、シーズンあたりの試合数もいまより少ない中で記録した隔絶した大記録です。
表題は先日もちょっと当ブログで触れたのですがプロのWNBAのルーキー契約の金額がとても安いのでCaitlin Clarkはカレッジの残った方が得なのではないのかという話。これだけ各地で満員の連続というのは大変なことです。
プロに行く場合既にWNBAのドラフト順は確定していてIndiana Feverが全体1位指名権を持ってます。このままプロ行きだとIowaからIndianaへ行くことになる。いっちゃなんですが田舎から田舎。WNBAのサラリーが一般人並に安い上にサラリー外での稼ぎも限られそうなIndianaに行くのはキャリア設計人生設計という面では周りにブレインがいたら止めてもおかしくないような。
現在Caitlin Clarkが行くところ各地でフルハウスの連続。女子バスケではBig Ten校でも入らない学校は2000人以下とマイナー。Big Ten14校(今季。来季から18校)の平均で5000人を超えるのは5校のみ。それがIowaが来る試合は軒並みフルハウスまたは動員記録更新なので、その動員増メリットだけでも楽々WNBAの安サラリー以上の経済効果があります。
Big Tenが女子スポーツの盛り上げのためにClarkの引き止めをしても勘定は楽に合っていそうです。このレベルの知名度のスター女子選手が次に登場するのはいつのことかは想像しがたく引き止めるのはアリでしょう。来季からBig Tenは拡張するのでClarkのIowa新加入の西海岸の学校に遠征するならそれはそちらでの女子スポーツのブーストにもなるという胸算用も可能です。
カレッジでは基本的に4年間のプレーが可能ですが、2020年のパンデミックがあってトーナメント部分がキャンセルになったこともあって当時在籍していた選手は当時のシーズンは可能年数にカウントされずもう1年プレーが可能です。Clarkも該当するので本人が望めば来季もカレッジでプレーすることはできます。
個人記録は今季ですべて塗り替えられそうなのでその点では残る理由はないですが、お金の面では来季のもカレッジでプレーした方が儲かりそうなんですよね。昨季はIowaはNCAAトーナメント決勝で敗退。今季もし優勝に届かなかった場合ならもう一年やる名分も立つ。
今季の彼女のインタビューを聞いていると明らかに昨季よりも喋りの技術が上がっていて女子バスケのプロモーションもあっさり風味で喋りに含めていて嫌味がない。Big Tenとしては立派にスポークスパーソンになれる。
WNBAの放映権契約は2025年まではESPNが保持。Big Ten校のカレッジバスケの方はFOXやPeacockが放映権を持っている。そちらの方が1年でもClarkを余計にキープできるならWNBAのサラリー分ぐらいは楽に支払ってくれるんじゃないですかね。
逆にWNBA側からすると慌てなくても1年遅れでは必ず加入してくるだろうし、放映権者のESPNにしてもあまりインセンティブがなさそう。WNBAのルーキーサラリーはCBAで決まっていますからいくらClarkが大物でも余分に払うということはルール上できない。よってカレッジ残留の可能性を残したままでシーズンを終えそうです。
この日の@Marylandの試合は18,000人で会場のキャパシティ超の観客を集めて盛況。今季はIowa女子が行くところ満員の連続、各地の動員記録を更新しまくってます。この日はMarylandが第3Qに一気にIowaを抜き去るなど健闘したため最終盤まで好試合となり地元の客も応援ができて堪能できたはず。終盤に来てClarkの3ポインターで勝ち越し、そのままIowaが逃げ切りとなって遠路来場したIowaファンも満足の試合であったでしょう。Clarkは38得点。最後の最後にどフリーのレイアップを外して40得点を逃したのはご愛嬌。
この試合での得点を加えてキャリア通算3,462得点。NCAAの女子の記録では先週2位に浮上していて、最多記録の3,527点まで65点、新記録まで66点。今季の平均得点が33得点近辺なので平均を維持できると2試合後の最終盤に史上最多に達成可能という計算になります。
Iowaの試合予定は次戦がホームでPenn State(16勝6敗)、その次がアウェイ@Nebraska(14勝8敗)。@Nebraska戦はFOXが地上波で放送予定。この試合はまたアウェイでの動員記録を打ち立てそうです。
もしそこで記録更新を逃した場合次戦はホームでMichigan(15勝8敗)。記録更新がホームでもその前の@Nebraska戦でもこのMichigan戦では新記録達成のお祝いが準備されそうです。
@Nebraskaというと男子の方で今季好動員を記録した試合がありました。その試合のことはタイミングがズレて書き損なったんですけどNebraskaの日本人選手Keisei Tominagaが活躍して当時全米ランクNo. 1だったPurdueに完勝した試合。試合後は観客がフロアに流れ込んでお祝い。発表では14,106人動員(キャパ15,500)で大盛り上がり。でもClarkの史上最多記録を目指すことになる試合ではその数字を超えてくるかもしれません。
さらにCaitlin Clarkはそのさきで男子の方の通算記録も抜ける可能性があります。男子の記録保持者はPete Maravichで3,667得点。それとの差は205点。Iowa女子の今季の残り試合はレギュラーシーズンが7試合。その後Big TenトーナメントとNCAAトーナメントがあります。平均が33点近辺でそれをほぼキープするとレギュラーシーズンの最後の7試合でPete Maravichの記録に近いところに届くはずです。
女子のポストシーズントーナメントは下位チームとの力の差は男子より大きいので実力上位のIowaが初戦敗退する可能性は極小さくどんな少なくとも3試合ぐらいはポストシーズンをプレーするはずです。最大だとBig Tenトーナメントで3試合、NCAAトーナメントで決勝まで行くと6試合の計9試合のポストシーズン。Pete Maravichの記録も更新してNCAA記録を打ち立てる可能性はケガを除いては高いと考えて良いようです。
ちなみにPete Maravichという方は1960年代にLSUでプレー。この3,667点を3シーズンで叩き出した伝説の選手です。カレッジ在籍は4年ですが、当時の制度はカレッジの1年生は別枠のフレッシュマンのみ出場の試合でプレーしているためそのシーズンの記録はNCAA記録の3,667点に含まれていない。さらには当時は3ポイントシュートというルールも存在しないのでこの3,667点を2点シュートとフリースローで3年間、シーズンあたりの試合数もいまより少ない中で記録した隔絶した大記録です。
表題は先日もちょっと当ブログで触れたのですがプロのWNBAのルーキー契約の金額がとても安いのでCaitlin Clarkはカレッジの残った方が得なのではないのかという話。これだけ各地で満員の連続というのは大変なことです。
プロに行く場合既にWNBAのドラフト順は確定していてIndiana Feverが全体1位指名権を持ってます。このままプロ行きだとIowaからIndianaへ行くことになる。いっちゃなんですが田舎から田舎。WNBAのサラリーが一般人並に安い上にサラリー外での稼ぎも限られそうなIndianaに行くのはキャリア設計人生設計という面では周りにブレインがいたら止めてもおかしくないような。
現在Caitlin Clarkが行くところ各地でフルハウスの連続。女子バスケではBig Ten校でも入らない学校は2000人以下とマイナー。Big Ten14校(今季。来季から18校)の平均で5000人を超えるのは5校のみ。それがIowaが来る試合は軒並みフルハウスまたは動員記録更新なので、その動員増メリットだけでも楽々WNBAの安サラリー以上の経済効果があります。
Big Tenが女子スポーツの盛り上げのためにClarkの引き止めをしても勘定は楽に合っていそうです。このレベルの知名度のスター女子選手が次に登場するのはいつのことかは想像しがたく引き止めるのはアリでしょう。来季からBig Tenは拡張するのでClarkのIowa新加入の西海岸の学校に遠征するならそれはそちらでの女子スポーツのブーストにもなるという胸算用も可能です。
カレッジでは基本的に4年間のプレーが可能ですが、2020年のパンデミックがあってトーナメント部分がキャンセルになったこともあって当時在籍していた選手は当時のシーズンは可能年数にカウントされずもう1年プレーが可能です。Clarkも該当するので本人が望めば来季もカレッジでプレーすることはできます。
個人記録は今季ですべて塗り替えられそうなのでその点では残る理由はないですが、お金の面では来季のもカレッジでプレーした方が儲かりそうなんですよね。昨季はIowaはNCAAトーナメント決勝で敗退。今季もし優勝に届かなかった場合ならもう一年やる名分も立つ。
今季の彼女のインタビューを聞いていると明らかに昨季よりも喋りの技術が上がっていて女子バスケのプロモーションもあっさり風味で喋りに含めていて嫌味がない。Big Tenとしては立派にスポークスパーソンになれる。
WNBAの放映権契約は2025年まではESPNが保持。Big Ten校のカレッジバスケの方はFOXやPeacockが放映権を持っている。そちらの方が1年でもClarkを余計にキープできるならWNBAのサラリー分ぐらいは楽に支払ってくれるんじゃないですかね。
逆にWNBA側からすると慌てなくても1年遅れでは必ず加入してくるだろうし、放映権者のESPNにしてもあまりインセンティブがなさそう。WNBAのルーキーサラリーはCBAで決まっていますからいくらClarkが大物でも余分に払うということはルール上できない。よってカレッジ残留の可能性を残したままでシーズンを終えそうです。