すごい金額の放映権契約が発表になっています。WWEの月曜日の定時放送であるMonday Night RAWが2025年1月からストリーミング大手Netflixでの放送になるとのこと。その金額が総額$5 Billion。びっくりするような金額になってます。

昨年秋のUFCとWWEが合併したときに取りざたされた金額が$21 Billion近辺。それもすごいなと思いましたが、それは将来の転売価値やらも含めてのお値段です。単なる放映権契約で$5 Billionはすごい。UFCやらF1やらが身売りしたときの金額は$4 Billion近辺でした。
年間の放映権料が$500 Million。このレベルの金額では現RAW放映権者のケーブル局USA Networkでは対抗し得なかったのでしょう。ケーブルTVというビジネス形態の長期低落傾向もあり10年という長い期間のコミットも苦しかった可能性があります。
USAと同系列のNBC系のストリーミングのPeacockはWWEのPLE(プレミアムライブイベント=過去PPVと呼ばれたWrestleManiaを始めとする特別試合)の放映権を既に持っているので、さらにRAWを獲得しても新たな視聴者増につなげられないのでNetflixが張り込んだような金額は出せなかったと想像できます。

かと言ってNetflixにとってはスポーツ放映は初の試みとなるため不安がなくもなさそうです。Netflix側もなにやら変な言い訳をしていて、スポーツ放映に舵を切る気はない云々。
言い訳はそうとしてもライブ番組を持っているかどうかは生き残りに大事な条件だとNetflixも考えているからそこまでの金額を張り込んだわけでしょう。


今日は金曜日。先週の金曜夜のFOXで放送されている定時番組のSmackdownが私の知る限り驚くような中身の悪い放映でした。ほとんど出てくるのが半年前とかつい最近まで二軍のNXTに出ていた選手の試合ばかり。明日の土曜日が2024年最初のPLE Royal Rambleの特番で、その1週間前の放送がこれだけひどいとなると逆に何か画策しているんじゃないのかと勘ぐりたくなるぐらい出場メンバーがひどかった。
Royal Rambleは男女とも30名が参加する大掛かりなイベントなので出場メンバーにケガ人を出さないようにするために二軍メンバーでお茶を濁した感じかとも思えますがそれにしても思い切って二軍だらけにしたもんだなと。
その翌週にNetflixとの大型契約が発表になったのでなにかそれとの関係はあるのかなといぶかしくもありました。