試合前からNFLで1位と2位の反則の多いチームであるSeattle Seahawks（6-5）@Dallas Cowboys（8-3）の試合。実績通りで反則のやたら多い見にくい試合でしたが接戦熱戦であったのでまあ良しとしましょう。

前半の大半の部分でホームのCowboysが攻めまくりスナップ数で言うとほぼ倍のオフェンスを行ったのに肝心の得点が増えず。ハーフタイム直前に追いつかれてSeattleが21−20でリード。
後半の最初のドライブでSeattleが更に加点して28-20。前半終了前とセットで2ポゼションで2TDを献上したCowboys。今季の実績ではCowboysは人工芝の試合でオフェンスが好調。Dak PrescottのQBレイティングは自然芝の試合と比較して30ポイントも良いそうです。
その後も攻守に奮戦してゲーム自体はおもしろく、また第4Q後半にCowboysが逆転するなど悪いとは言いませんがいろいろ美しくないなあという。オペレーション的にはSeattleの方がスムーズな感が強い。
最終スコアは41-35でDallas。効率があまり良いとは言えなくても結局41点もとったのだからこれで良いのか。

TV解説の言い方を借りるとNFC東地区トップのPhiladelphia Eagles（10-1）との対戦を次週に控えるCowboysはEaglesに追従するためにも負けられない試合ということだったんですが、Eaglesを思い浮かべると今日勝って次週の直接対決で勝ったとして（その場合今季直接対決1勝1敗）もまだ1ゲーム差、かつ次のタイブレーカーの地区内成績はタイ、カンファレンス内成績はEaglesが無敗（Cowboysは3敗）で先行しているので単に現状2ゲーム差ではないと言って良い。どちらかというと今週がどうでも来週Cowboysが敗戦したらNFC東は決着する瀬戸際という表現の方が正しそうです。

試合の中身でもEaglesの影がちらつく場面が何度か。当然のことながらSeattleもDallasも試合中に3rd &ショート、4th &ショートの場面を迎えるわけです。なんとか1stダウンを更新したりできなかったりの場面が来るたびにあーEaglesだったら...と思わざるをえない。ギリギリの1stダウン更新で苦労しているのを見てるとアレはとてつもないアドバンテージなんだなと毎週のことながら感心してしまいます。

ところで今日の試合にはカレッジフットボールColoradoのHC Deion Sandersと息子でColoradoのQB Shedeur Sandersが現地観戦。DeionはCowboysのOBですから不思議ではないですが、来ていた理由はこの日の放送Amazon Primeでシーズン2が放映される「Coach Prime」の番宣理由でしょうね。Coloradoは先週で今季の全日程を終了してますからお暇でもあったのでしょう。今はNILがあるので選手であるShedeurにお金を払ってTV番組に出演するのもOK。今日のCowboy Stadiumでの好席を貰うのも数年前ならNCAA違反行為だったのが今は堂々来られます。