NASCARの次期放映権契約がまとまったようです。2025年シーズンから2031年までの7年間を総額$7.7 Billionの契約だとか。額もかなり高額でまとまったのに加えて放映権を持つステークホルダーの幅が広がったのが目立ちます。この契約をまとめたNASCARの経営陣は勲章ものなのでは。
先行して下位カテゴリのXfinityシリーズは地上波The CWで放映されることが発表になっていましたが、今回は最上位のCup戦の放映権がまとまってます。全38戦の冒頭の14戦をFOX系列が放送。続く5戦をAmazon Prime Videoが放映。その後5戦をケーブル大手TNTが放送。その後のプレーオフ全レースを含む14戦はNBC系列がシーズン末まで放映するという4系列にまたがる放映スケジュールになるそうです。
現行はシーズンの前半がFOX、後半がNBCの2系列で分け合っていたのにAmazon PrimeとTNTが夏の時期にそれぞれほぼ1ヶ月間の短期間放映するってことです。Xfinityシリーズが新たにThe CWに移行するのも含めれば現行2系列態勢だったのが5系列になるという表現もできる。これだけ味方が増えるというのはNASCARの経営にとってはおいしそうです。どこかに独占放送・寡占放送態勢よりもこういう味方の態勢の方が強いのではないでしょうか。
収入の側の放映権契約が固まったことでここからはNASCARの内部闘争=NASCAR本部対各チームのお金の分配についての闘争が加速するという運びになります。
わずか1ヶ月の放送でも割って入りたいとTNTやAmazon Primeが考えたというのはなかなか興味深いです。
TNTにとってはNBAやNHLが主たる手持ちのスポーツコンテンツ。いずれもシーズンが秋10月から春5月頃にかけてでNBAとNHLがともにオフシーズンとなる夏場にNASCARの放送を持つことで補完、年間を通してスポーツ放映ができるという風にと目論んでるってことでしょうか。たぶんTNTでの放映は7月から8月頃になりそう。
Amazon Primeの方は意外。ストリーミング専業ですからNASCAR側から見ればその1ヶ月はCup戦のTV放送がなくなるってことでもあります。15戦目から5レースというと今年2023年のスケジュールに準ずるなら6月から7月の頃になります。2025年のスケジュールはまだわかりませんが今年だと例の話題になったNASCAR初のChicagoでのストリートレースがその時期でした。きっとAmazonが1ヶ月だけでも放映するというのですからなんらかの目玉レースがその5戦のうちに含まれているのでしょう。それがストリートレース@Chicagoになるのか。それがTVで放送されないっていうのはどうなるんですかね。
Amazon PrimeはNFLのThursday Night Fooballという看板スポーツ番組はあれども正直スポーツ番組は得意ではない。遅ればせながらNFLのオフシーズンのスポーツ番組としてNASCARに手を出しておくってことで、そういう意味ではTNTと似た意味合いもありそうです。TNTの手持ちのNBAやNHLは10月11月開幕で7−8月にNASCAR。Prime VideoのNFLは9月開幕で、6-7月にNASCAR。それぞれわずか1ヶ月ですが意味はわかる感じです。アメスポメジャーの少ない夏場に短く切り売りして価値を創出した形です。そこに価値があると気づいたNASCAR経営者は鋭いですね。
先行して下位カテゴリのXfinityシリーズは地上波The CWで放映されることが発表になっていましたが、今回は最上位のCup戦の放映権がまとまってます。全38戦の冒頭の14戦をFOX系列が放送。続く5戦をAmazon Prime Videoが放映。その後5戦をケーブル大手TNTが放送。その後のプレーオフ全レースを含む14戦はNBC系列がシーズン末まで放映するという4系列にまたがる放映スケジュールになるそうです。
現行はシーズンの前半がFOX、後半がNBCの2系列で分け合っていたのにAmazon PrimeとTNTが夏の時期にそれぞれほぼ1ヶ月間の短期間放映するってことです。Xfinityシリーズが新たにThe CWに移行するのも含めれば現行2系列態勢だったのが5系列になるという表現もできる。これだけ味方が増えるというのはNASCARの経営にとってはおいしそうです。どこかに独占放送・寡占放送態勢よりもこういう味方の態勢の方が強いのではないでしょうか。
収入の側の放映権契約が固まったことでここからはNASCARの内部闘争=NASCAR本部対各チームのお金の分配についての闘争が加速するという運びになります。
わずか1ヶ月の放送でも割って入りたいとTNTやAmazon Primeが考えたというのはなかなか興味深いです。
TNTにとってはNBAやNHLが主たる手持ちのスポーツコンテンツ。いずれもシーズンが秋10月から春5月頃にかけてでNBAとNHLがともにオフシーズンとなる夏場にNASCARの放送を持つことで補完、年間を通してスポーツ放映ができるという風にと目論んでるってことでしょうか。たぶんTNTでの放映は7月から8月頃になりそう。
Amazon Primeの方は意外。ストリーミング専業ですからNASCAR側から見ればその1ヶ月はCup戦のTV放送がなくなるってことでもあります。15戦目から5レースというと今年2023年のスケジュールに準ずるなら6月から7月の頃になります。2025年のスケジュールはまだわかりませんが今年だと例の話題になったNASCAR初のChicagoでのストリートレースがその時期でした。きっとAmazonが1ヶ月だけでも放映するというのですからなんらかの目玉レースがその5戦のうちに含まれているのでしょう。それがストリートレース@Chicagoになるのか。それがTVで放送されないっていうのはどうなるんですかね。
Amazon PrimeはNFLのThursday Night Fooballという看板スポーツ番組はあれども正直スポーツ番組は得意ではない。遅ればせながらNFLのオフシーズンのスポーツ番組としてNASCARに手を出しておくってことで、そういう意味ではTNTと似た意味合いもありそうです。TNTの手持ちのNBAやNHLは10月11月開幕で7−8月にNASCAR。Prime VideoのNFLは9月開幕で、6-7月にNASCAR。それぞれわずか1ヶ月ですが意味はわかる感じです。アメスポメジャーの少ない夏場に短く切り売りして価値を創出した形です。そこに価値があると気づいたNASCAR経営者は鋭いですね。