NFL Week12。唯一の1敗チームだったPhiladelphia Eaglesが最後に延長戦で逆転勝ちで1敗維持。前週の@Kansas City Chiefs戦での激戦に続いての満足度の高い観戦となりました。現時点で2敗チームはおらず、次週はNFC全体の2位につけるSan Francisco 49ersをホームに迎えての一戦が待っています。もしその試合に勝つと49ersとのゲーム差は3に広がるとともに直接対決での勝利となるので残り5試合で実質4ゲーム差となりNFCの一回戦回避が濃厚になります。

一方敗れたBuffalo Billsは6勝6敗に後退。試合の中身が良いだけにこの成績は不本意なはず。Billsは次週がByeで、Bye明けのWeek14は@Kansas City Chiefs戦。そこで負けると12月上旬時点で負け越しとなりプレーオフ進出がかなり苦しくなってきます。
それもあったので昨日のEagles戦は勝っておきたかった試合でしたが取逃しています。

雨が降り続けるコンディションでの長距離FGが決まってEaglesがやっと追いついて延長戦へ。先攻となったBillsがFGを決めたあとにEaglesが堂々の進行で、最後はJalen Hurtsが自らエンドゾーンへ駆け込んで逆転勝利。
試合の多くの時間帯で10点差を付けられて苦しい展開ながら踏みとどまってなんとか同点、延長戦、逆転勝利で1敗キープとなりました。かなり苦しい試合ぶりながらしぶとい。

終盤にCのJason Kelceが2度もfalse startの反則を犯して、その直後ロッカーに下がったときはなにか異常事態かとはらはらしました。その後すぐ戻ってきてプレーしていたので大事ではないようですが、あの反則の起こり具合からするとKelceに疲労が蓄積してきてスナップ前の静止状態を体が維持できなかったため起きたように見えます。シーズンも半ばを過ぎると各選手のケガ疲労の蓄積は避けられない。それはどこのチームも同じですが昨年のSuper Bowlでの敗戦から今季でのリベンジに驀進するEaglesをど真ん中で支えるKelceを失うのは大きな痛手となりえます。

ちなみに前シーズンにSuper Bowlに敗戦したすぐ翌シーズンに10勝1敗以上の好成績を挙げたのは1990年代のBuffalo Bills以来とか。あのSuper Bowl4連敗を食ったあのBillsの話です。あの頃のBillsも試合はいつもおもしろかったです。対Cowboys戦以外は。