昨年のドラフト全体2位指名でOklahoma City Thunderに加入したChet Holmgrenが好調です。昨季はケガと称して全休。指名から1年遅れで今季公式戦デビュー。カレッジGonzaga所属当時とは見違えるような動きを見せていて1年準備期間を置いた効果と考えて良いんでしょう。

Holmgrenの進化は良いのですが同じタイプのVictor Wembanyamaが今年のドラフト全体1位でNBA入り。スポーツファンの注目がWembanyamaの方に集まってるのでHolmgrenを見てもWembanyamaみたいという感想になっていそうです。注目度や話題性は圧倒的にWembanyama。

Holmgrenのデビューを1年遅れにすることでThunderは再建ための駒を蓄えようという戦略だったはず。今季の試合を見ていると2021年の1巡目指名のJosh Giddey、今年2023年の1巡目指名のCarson Walleceも先発メンバーとして名を連ねてプレー中。
この夏カナダ代表で一気にその存在感を増したエース格のShai Gilgeous-Alexanderもまだ25歳。他にもディフェンスのスペシャリストだったはずのLuguentz Dort24歳もオフェンスでもコンスタントに貢献してきています。HolmgrenやGiddeyのプレーぶりを見ていよいよThunderも駒が揃ってきて今年はプレーオフを荒らしてくれたらいいなというところまできているように感じます。

Wembanyamaを当ブログで紹介したときに「Chet Holmgrenの上位互換のようなすごい選手です。ボールの扱いがやたらうまいのがHolmgrenとの巨大な差です」と表現しました。事実そうなのですがデビュー後のHolmgrenを見ると明らかにボール運びを買って出ていたりパス出しも意欲的でこの1年の準備期間内にその方面で研鑽を積んだんだろうなと思えます。
Holmgrenがボールを運ぶところを意図的に狙ってみようというチームもここから出てくるはずですからその辺の圧力をどうかわしていけるかはまだまだ未知。でもドラフト前段階の比較だとWembanyamaの方がはっきりボールハンドリングで上だったのがその差は詰まっている。

シーズン冒頭の7試合の2人を比較すると
Wembanyama: 136得点 59リバウンド 18ブロック 9スティール FG46% 3ポインター32% 
Holmgren: 119得点 56リバウンド 17ブロック 7スティール FG56% 3ポインター54%

WembanyamaがNBA初の連戦の試合で最低のシュート率を記録したりして数字を落としたのが上記の数字には含まれているのでちょっと比較のタイミングとしてはアレですがほぼ拮抗。爆発力ではWembanyamaでしょうがHolmgrenのコンスタントな数字は褒められて良い。

WembanyamaもHolmgrenもそうですがこのサイズでこの動きでフルシーズンをどうこなしていけるのかはやってみないとわからないですが、2人ともNBAの新しいスーパースターのプロトタイプとして育っていって欲しいです。
欧州でのスケジュールがどういうものだったか存じませんがWembanyamaのNBAのスケジュールへの慣れというのもひとつ課題のうちでしょうね。