タイミング良く話題性のある状態でChicago Bearsが全国放送のSunday Night Footballに登場。正QBのJustin Fieldsが指の脱臼で2週前に離脱。先週の試合でDivision-II出身のルーキーのTyson Bagentが初先発初勝利。そのBagentが今日も先発。プレーぶりはなかなか良いところを見せた試合になってます。これがなければ2勝5敗でバックアップQBが先発のBears@Los Angeles Chargers戦なんてあまり見たいと思えるカードではなかったはずです。
カレッジフットボールをご存じでないとDiv-IIと聞いて2部だと思われるでしょうが実態は3部です。カレッジフットボールにはDiv-IがFBSとFCSという形で分割されていて実質的にはDiv-I FBSが1部、Div-I FCSが2部、Div-IIは3部というのが実態です。なぜそうなっているかは歴史的な理由です。細かい話になるのでその理由はこの項の末尾に付け加えておきます。
NCAAが管轄するフットボールにはDiv-IIIまでがあるのですがDiv-IIIは選手にスポーツ奨学金を出さない学校群で構成されているのでTyson BagentがプレーしていたDiv-IIはスポーツ奨学金の出るカレッジフットボールとしては最下層のレベルということになります。FBSが128校、FCS校は133校でDiv-Iの合計で261校。その下のDiv-IIには現在162校があるようです。昇格などがしばしば起こるので数は揺れます。
BagentがDiv-IIの最優秀選手に与えられる賞を3年次に受賞しておりDiv-IIでは好QBではあったのでしょうが一般には無名。実質2部のFCSの好選手でもほぼ無名な場合がほとんどですからDiv-IIの選手では知らないのが当たり前。そんなに良い選手なら今どきは転校して上位ディビジョンに移ったりするはずですがBagentは5年間(パンデミックで1年プレーできず)ずっとDiv-IIの小規模校Shepherd大で過ごしてます。ウェストバージニア州の公立大学のようです。
2023年のドラフトでも指名はなくドラフト外でBearsに加入。Div-IIからNFLにどういう形ででも加入できるのはめったにないことで、そこから開幕時のロースターに残るのはさらに狭い門。ドラフト下位で指名された選手たちでも開幕ロースターに残るのが最初の目標となる中、ドラフト外の選手が開幕ロースターに残れればそれ自体が大成功でしょう。それがBagentは主戦QBのケガという巡り合わせではあるもののDiv-II出身ルーキーが公式戦の先発QBとなり、そして勝利したのが先週。
昨季San Francisco 49ersのBrock Purdyがドラフト最後の指名で加入、QB2人が次々とケガで欠場した巡り合わせでプレーの機会を得て今季は堂々のスターターとなってますが、それに類似する例です。ただPurdyは1部FBS校のIowa State出身のQBです。FBS校の中でもさらにその内の上半分に位置するPower 5カンファレンスの学校であり、Iowa StateとShepherdでは観客動員も施設も立場も予算も全部まるで違う環境です。Purdy以上のサプライズ先発&勝利だったわけです。
今日の放送で紹介されていましたがBagentはPeytonとEliのMannig兄弟のQBキャンプに参加したことがあるそうです。有名人兄弟の関わるキャンプですからきっと参加費用はお高いのだと思いますがそれに参加していたってことはBagentの父親は大いに息子に期待して投資していたってことなんでしょう。でも上昇志向での転校はしなかったと。
今夜の試合はChargersの快勝。Tyson BagentからのワイドオープンのTDパスがドロップになった辺りが今夜の一番のハイライトでしょうか。
今ChargersのQB Justin Herbertが脇腹にハードヒットを食ってましたがNFLのQBはケガはつきもの。他にも今日はKirk Cousinsがアキレス腱をやって今季はもうプレー不可能。予想はできないもののバックアップQBにもプレーの機会が巡ってくることはままあるわけです。Bearsの場合はJustin Fieldsが復帰してきても期待しにくいのでBagentにはただの穴埋め以上のチャンスではあります。プレーぶりを見ているとカレッジで5年間先発を務めたそうで落ち着いているみたいに見えますね。パスラッシュに迫られてもあまりおたおたしていない。
ところでSunday Night Footballで毎週盛んに2028年のLos Angeles五輪にフラッグフットボールが競技採用されたことに触れます。これはSunday Night Footballを放送するNBCが五輪放送の独占放映権を持ってるからですね。NFL放送と五輪放送のシナジーを活かせる場はこのSunday Night Footballということです。メキシコ人女子選手のフラッグフットボールチームのプレーを映していたりでアメリカ一極状態ではないという感じを出そうとしていたのがなかなか涙ぐましいか。
Div-Iの名称問題について。
現在Div-IのFCSに所属になっているIvy LeagueのHarvardやYale、Penn、Princetonなどはカレッジフットボールが始まった頃からプレーしている歴史的に大事な学校です。しかしIvy Leagueには表向きスポーツ奨学金がないことになってます。人気が極大化した現在の商業化された上位のFBSの興行形態にはIvy Leagueのスポーツ奨学金のない状態では対抗しえずFBSの運営ルールにはついていけない。しかしかと言ってIvy League校を「Div-II」としてしまうとそれらの学校がカレッジフットボールが始まった時期から積み重ねた勝利数などの歴史的な数字の連続性が損なわれる。なので実質2部でも名称の上ではIvy LeagueもDiv-Iのうちとすることで「Div-I勝利記録」などでは現在FCSの学校が実質2部のFCSでの勝利もDiv-Iでの勝利をみなすことができるようになってます。これを可能にするために実質2部のFCSを「Div-I FCS」という呼び方にしているってことです。
それもあって通算勝利記録だと今でもIvy LeagueのYaleが7位です。通算勝利は上は1位からMichigan、Ohio State、Alabama、Notre Dame、Texas、OklahomaとFBSの強豪校の名前がずらり並ぶ中、Yaleが7位。Harvardも10位です。
カレッジフットボールをご存じでないとDiv-IIと聞いて2部だと思われるでしょうが実態は3部です。カレッジフットボールにはDiv-IがFBSとFCSという形で分割されていて実質的にはDiv-I FBSが1部、Div-I FCSが2部、Div-IIは3部というのが実態です。なぜそうなっているかは歴史的な理由です。細かい話になるのでその理由はこの項の末尾に付け加えておきます。
NCAAが管轄するフットボールにはDiv-IIIまでがあるのですがDiv-IIIは選手にスポーツ奨学金を出さない学校群で構成されているのでTyson BagentがプレーしていたDiv-IIはスポーツ奨学金の出るカレッジフットボールとしては最下層のレベルということになります。FBSが128校、FCS校は133校でDiv-Iの合計で261校。その下のDiv-IIには現在162校があるようです。昇格などがしばしば起こるので数は揺れます。
BagentがDiv-IIの最優秀選手に与えられる賞を3年次に受賞しておりDiv-IIでは好QBではあったのでしょうが一般には無名。実質2部のFCSの好選手でもほぼ無名な場合がほとんどですからDiv-IIの選手では知らないのが当たり前。そんなに良い選手なら今どきは転校して上位ディビジョンに移ったりするはずですがBagentは5年間(パンデミックで1年プレーできず)ずっとDiv-IIの小規模校Shepherd大で過ごしてます。ウェストバージニア州の公立大学のようです。
2023年のドラフトでも指名はなくドラフト外でBearsに加入。Div-IIからNFLにどういう形ででも加入できるのはめったにないことで、そこから開幕時のロースターに残るのはさらに狭い門。ドラフト下位で指名された選手たちでも開幕ロースターに残るのが最初の目標となる中、ドラフト外の選手が開幕ロースターに残れればそれ自体が大成功でしょう。それがBagentは主戦QBのケガという巡り合わせではあるもののDiv-II出身ルーキーが公式戦の先発QBとなり、そして勝利したのが先週。
昨季San Francisco 49ersのBrock Purdyがドラフト最後の指名で加入、QB2人が次々とケガで欠場した巡り合わせでプレーの機会を得て今季は堂々のスターターとなってますが、それに類似する例です。ただPurdyは1部FBS校のIowa State出身のQBです。FBS校の中でもさらにその内の上半分に位置するPower 5カンファレンスの学校であり、Iowa StateとShepherdでは観客動員も施設も立場も予算も全部まるで違う環境です。Purdy以上のサプライズ先発&勝利だったわけです。
今日の放送で紹介されていましたがBagentはPeytonとEliのMannig兄弟のQBキャンプに参加したことがあるそうです。有名人兄弟の関わるキャンプですからきっと参加費用はお高いのだと思いますがそれに参加していたってことはBagentの父親は大いに息子に期待して投資していたってことなんでしょう。でも上昇志向での転校はしなかったと。
今夜の試合はChargersの快勝。Tyson BagentからのワイドオープンのTDパスがドロップになった辺りが今夜の一番のハイライトでしょうか。
今ChargersのQB Justin Herbertが脇腹にハードヒットを食ってましたがNFLのQBはケガはつきもの。他にも今日はKirk Cousinsがアキレス腱をやって今季はもうプレー不可能。予想はできないもののバックアップQBにもプレーの機会が巡ってくることはままあるわけです。Bearsの場合はJustin Fieldsが復帰してきても期待しにくいのでBagentにはただの穴埋め以上のチャンスではあります。プレーぶりを見ているとカレッジで5年間先発を務めたそうで落ち着いているみたいに見えますね。パスラッシュに迫られてもあまりおたおたしていない。
ところでSunday Night Footballで毎週盛んに2028年のLos Angeles五輪にフラッグフットボールが競技採用されたことに触れます。これはSunday Night Footballを放送するNBCが五輪放送の独占放映権を持ってるからですね。NFL放送と五輪放送のシナジーを活かせる場はこのSunday Night Footballということです。メキシコ人女子選手のフラッグフットボールチームのプレーを映していたりでアメリカ一極状態ではないという感じを出そうとしていたのがなかなか涙ぐましいか。
Div-Iの名称問題について。
現在Div-IのFCSに所属になっているIvy LeagueのHarvardやYale、Penn、Princetonなどはカレッジフットボールが始まった頃からプレーしている歴史的に大事な学校です。しかしIvy Leagueには表向きスポーツ奨学金がないことになってます。人気が極大化した現在の商業化された上位のFBSの興行形態にはIvy Leagueのスポーツ奨学金のない状態では対抗しえずFBSの運営ルールにはついていけない。しかしかと言ってIvy League校を「Div-II」としてしまうとそれらの学校がカレッジフットボールが始まった時期から積み重ねた勝利数などの歴史的な数字の連続性が損なわれる。なので実質2部でも名称の上ではIvy LeagueもDiv-Iのうちとすることで「Div-I勝利記録」などでは現在FCSの学校が実質2部のFCSでの勝利もDiv-Iでの勝利をみなすことができるようになってます。これを可能にするために実質2部のFCSを「Div-I FCS」という呼び方にしているってことです。
それもあって通算勝利記録だと今でもIvy LeagueのYaleが7位です。通算勝利は上は1位からMichigan、Ohio State、Alabama、Notre Dame、Texas、OklahomaとFBSの強豪校の名前がずらり並ぶ中、Yaleが7位。Harvardも10位です。
一方で、BearsがJustin Fieldsに見切りをつけて放出とか、TitansがRyan Tannehillを放出してルーキーQBでチーム再建といった記事もあり、現先発QBが動く可能性もあります。
シーズンオフにFAになるCousinsにとっては、来年以降の契約においてかなり厳しい状況です。
drbcs
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