この週末はNFLをあまり見てないです。理由ははっきりしていてラグビーW杯の方を見ていたからです。日曜日のNFL放送の真裏の時間帯にラグビーW杯のグループリーグのオーストラリア対フィジー戦、日本対イングランド戦が重なっていたのでそちらを優先。それでもNFL New York Jets@Dallas Cowboysは見ましたし数試合は横目で見てはいましたが。
アメリカでラグビーW杯は見ている人はかなり少なそうです。私の事前の予想をさらに下回っていそう。NBC系列のPeacockで全試合がストリーミングされているんですけど、そもそもPeacockは他系列のストリーミングサービスと比較して加入者が少ない。
そのPeacockの中でもぱっと見て見えるところにはラグビーW杯は配置されていません。「Sports」のタブをクリックしても目立つところに出てくるのはNFLのトーク番組とサッカーEPLと自転車ロードレース。さらに深く掘っていかないとラグビーW杯の試合に辿り着けません。前もってラグビーW杯をやっていると知らずたまたま見てしまうようなところには出てこない。これは相当にマイナーな状況だなと感心。自転車ロードレース(スペイン開催のLa Vuelta)より扱いが下というのはマイナーが過ぎる。アメリカで自転車ロードレースの観戦ファンは相当にマイナーかと思いますがさらにその下とは。
日本代表が出場していますから日本では報道もそこそこあるでしょう。もともと日本ではラグビーが人気だった時代の方もまだ多く生き残っていらっしゃるかと思うし近年の復興と自国開催もあった。ラグビーが普及したことが一度もないアメリカとは意味が違う。今回は米代表もカナダ代表もW杯出場に失敗してますから放映する側も力の入れようもないのはわかります。
Peacockではスペイン語放送の放映権もあるのでスペイン語話者にそれなりに加入者があるやもしれませんが、それでもスペイン語国最大勢力のメキシコもキューバもラグビーには縁がない。今回のラグビーW杯でスペイン語国というとアルゼンチンとウルグアイとチリが出場してます。3カ国は1999年以来(アルゼンチン・スペイン・ウルグアイ)。
個別の試合ではA組ウルグアイの対フランス戦は惜しかった。ウルグアイが後半に1点差に迫った直後のポゼッションでウルグアイ側のパントミス、蹴った選手の前にいた自軍の選手に当たって跳ね返りそれがフランスのトライに直結して勢いが消滅。アップセットの期待が膨らんだ直後だったので残念。
D組の開幕戦ではアルゼンチンがイングランドに前半健闘したものの失速。
そういうアップセットの香りのある試合がいくつかあった上で最激戦のC組でフィジーが69年ぶりの対オーストラリアの勝利。それに続いた日本もイングランドを相手に前半健闘。
一昔前のラグビーW杯と違って優勝候補国がメンバーを落としてもボーナスポイントまで楽に取れた時代は完全に終わったようです。フルメンバーでというだけでなくパフォーマンスが落ちた先発はごっそり入れ替えるのは当たり前、パフォーマンスが落ちる前にサブを投入するタイミングのさじ加減が勝敗に直結する。私なんかは古いですからラグビーと言えば負傷以外の選手交代が許されない時代を知ってるので今大会での選手の戦術交代のベンチワークという新しい概念は新鮮に感じます。
ベンチの選手の戦術的交代投入が当然となってくると今弱いアメリカやカナダは追いつけるんでしょうか。15人揃えるだけではまったく足りないということでもあります。Tier Iの強豪国の背中は遠いままでその次のレベルがどんどん上がって行ってしまってないか。アメリカが世界最終予選で直接対決で引き分けたポルトガルがウェールズ戦で拙いながら食らいついて28-8。ウェールズ側がボーナスポイントに照準を合わせてそれ以上深追いしなかったという面はあったもののこの試合のポルトガルは及第点でしょう。
一方米州予選で米代表が敗退した相手・拮抗した実力であるチリは日本とサモアに大敗連敗。見ているのがしんどい試合でした。ポルトガルとチリを観察基準とすると米代表が出場できていたとしても期待しづらかったのでしょう。チリってキックが戦術的にまったく使えない。米代表もそうです。(これが外国人選手がかなり混じる国内プロリーグだと気の利いたキック技も代表よりずっと出るので差が目立つ)
大会に出れば全敗覚悟だった時代は日本にもありました。そこから日本は脱出に成功。今大会のフィジーの対豪勝利がノックアウトラウンドへの進出につながるならフィジーも日本に続いてTier Iから警戒されるチームになっていくのか。そこへ米代表はいつか食い込めるのか。いつかじゃない、2031年までにか。
1勝が遠いW杯。米代表は2031のW杯自国開催に向けて2027年のオーストラリア大会では何とか浮上の足がかりを掴まないといけないわけなんですけど今大会のグループの戦いを見て何を思っていることか。
アメリカでラグビーW杯は見ている人はかなり少なそうです。私の事前の予想をさらに下回っていそう。NBC系列のPeacockで全試合がストリーミングされているんですけど、そもそもPeacockは他系列のストリーミングサービスと比較して加入者が少ない。
そのPeacockの中でもぱっと見て見えるところにはラグビーW杯は配置されていません。「Sports」のタブをクリックしても目立つところに出てくるのはNFLのトーク番組とサッカーEPLと自転車ロードレース。さらに深く掘っていかないとラグビーW杯の試合に辿り着けません。前もってラグビーW杯をやっていると知らずたまたま見てしまうようなところには出てこない。これは相当にマイナーな状況だなと感心。自転車ロードレース(スペイン開催のLa Vuelta)より扱いが下というのはマイナーが過ぎる。アメリカで自転車ロードレースの観戦ファンは相当にマイナーかと思いますがさらにその下とは。
日本代表が出場していますから日本では報道もそこそこあるでしょう。もともと日本ではラグビーが人気だった時代の方もまだ多く生き残っていらっしゃるかと思うし近年の復興と自国開催もあった。ラグビーが普及したことが一度もないアメリカとは意味が違う。今回は米代表もカナダ代表もW杯出場に失敗してますから放映する側も力の入れようもないのはわかります。
Peacockではスペイン語放送の放映権もあるのでスペイン語話者にそれなりに加入者があるやもしれませんが、それでもスペイン語国最大勢力のメキシコもキューバもラグビーには縁がない。今回のラグビーW杯でスペイン語国というとアルゼンチンとウルグアイとチリが出場してます。3カ国は1999年以来(アルゼンチン・スペイン・ウルグアイ)。
個別の試合ではA組ウルグアイの対フランス戦は惜しかった。ウルグアイが後半に1点差に迫った直後のポゼッションでウルグアイ側のパントミス、蹴った選手の前にいた自軍の選手に当たって跳ね返りそれがフランスのトライに直結して勢いが消滅。アップセットの期待が膨らんだ直後だったので残念。
D組の開幕戦ではアルゼンチンがイングランドに前半健闘したものの失速。
そういうアップセットの香りのある試合がいくつかあった上で最激戦のC組でフィジーが69年ぶりの対オーストラリアの勝利。それに続いた日本もイングランドを相手に前半健闘。
一昔前のラグビーW杯と違って優勝候補国がメンバーを落としてもボーナスポイントまで楽に取れた時代は完全に終わったようです。フルメンバーでというだけでなくパフォーマンスが落ちた先発はごっそり入れ替えるのは当たり前、パフォーマンスが落ちる前にサブを投入するタイミングのさじ加減が勝敗に直結する。私なんかは古いですからラグビーと言えば負傷以外の選手交代が許されない時代を知ってるので今大会での選手の戦術交代のベンチワークという新しい概念は新鮮に感じます。
ベンチの選手の戦術的交代投入が当然となってくると今弱いアメリカやカナダは追いつけるんでしょうか。15人揃えるだけではまったく足りないということでもあります。Tier Iの強豪国の背中は遠いままでその次のレベルがどんどん上がって行ってしまってないか。アメリカが世界最終予選で直接対決で引き分けたポルトガルがウェールズ戦で拙いながら食らいついて28-8。ウェールズ側がボーナスポイントに照準を合わせてそれ以上深追いしなかったという面はあったもののこの試合のポルトガルは及第点でしょう。
一方米州予選で米代表が敗退した相手・拮抗した実力であるチリは日本とサモアに大敗連敗。見ているのがしんどい試合でした。ポルトガルとチリを観察基準とすると米代表が出場できていたとしても期待しづらかったのでしょう。チリってキックが戦術的にまったく使えない。米代表もそうです。(これが外国人選手がかなり混じる国内プロリーグだと気の利いたキック技も代表よりずっと出るので差が目立つ)
大会に出れば全敗覚悟だった時代は日本にもありました。そこから日本は脱出に成功。今大会のフィジーの対豪勝利がノックアウトラウンドへの進出につながるならフィジーも日本に続いてTier Iから警戒されるチームになっていくのか。そこへ米代表はいつか食い込めるのか。いつかじゃない、2031年までにか。
1勝が遠いW杯。米代表は2031のW杯自国開催に向けて2027年のオーストラリア大会では何とか浮上の足がかりを掴まないといけないわけなんですけど今大会のグループの戦いを見て何を思っていることか。
NZや豪州でお役御免になったベテラン有力選手を呼び戻して戦力アップにつながっているとか。
ただ、自身・父母・祖父母の誰かが変更後の国で出生していなければならないのでアメリカはこのルールの恩恵は受けられなさそうですね。
日本戦は夜勤の仕事中にスマホで見ていましたが、「ヘディングってありなのかよ・・・」と意気消沈でした。
drbcs
が
しました