今季を限りにOaklandから転出すると目されているMLB Oakland Athletics。アメスポメジャーで現存最悪とされるスタジアム環境やMLB最少を独走する平均1万人の観客動員、そしてフィールド上での成績でも34勝90敗でMLB最下位を突っ走っている。なかなかこれより下は望めないほどのダメ球団です。NFL Cleveland Brownsの全敗シーズンなどと競うメジャー史上最悪シーズン候補か。
A'sの移転先であるLas Vegasへの受入計画の危うさについては以前に書きました。そこで語られているのは苦しい数字の辻褄を合わせで計画通りに行くと本気で信じてる人がどれほどいるのかからして怪しい。それでもLas Vegas市議会はこの計画案を修正後最終的には承認して受け入れ側の態度は確定。あとはMLBのオーナー会議での議決を待つことになっています。
Athleticsに次ぐ40勝86敗の悪成績を引っ提げてKansas City Royalsが@Oaklandで3連戦。どちらも今季のチーム成績はもはやどうでも良い段階と言えますが、MLB最弱決定シリーズともいうべき対決で実は意外にも好試合が展開されていました。観客数は3000人、4000人と発表されておりMLB最少の数字をさらに下げる動員となっています。
MLB最弱決定シリーズに訪れた3000人の観客はしかしながら素晴らしい観客だったということを書いてみたいです。こんな最弱チームの平日の試合。ビジターも準最弱。しかしOaklandが3連勝すれば一気にゲーム差が縮まって残り1ヶ月で最弱脱出の可能性が出てきます。
当ブログを長年ご覧の方はご承知の方もあるかもしれませんが実は私は弱いチームが嫌いではないです。リーグ最弱チームとは言え良い選手はいるもの。そしてそういったチームでは活きの良い若手選手に機会が多く与えられるものです。なのでNBAでもMLBでもEPLでもリーグ下位のチームの試合でも割と見ちゃったりしてます。かと言って特筆して書くべきことがないのでブログにはあまり書いてませんが。
MLBの今年だと特に意図して見たわけではないですがなぜかKansas City Royalsの試合は今年何度も見てます。一昨年のホームラン王Salvador Perezが唯一の2015年のRoyals優勝シーズンからの生き残り。あんな顔をしてるので意外ですがまだ33歳。現在のRoyalsトップ選手はBobby Witt Jr. 23歳。昨年メジャーに昇格、昨年20本今年も既に25本塁打と長打力もあるバットスピードが冴える好選手です。日本目線だと7三塁打でALトップタイでShohei Ohtaniに並んでいるのが知られている選手かもしれません。たぶん知名度で言うとZack GreinkeがRoyalsで最も高い。39歳で今季1勝12敗で防御率5.34。今季後に契約も切れるので224勝の名投手でしたがさすがに来季は拾ってくれるところはないか。Royalsでデビューして各地を放浪後にRoyalsに復帰してます。良いキャリアだったんじゃないでしょうか。Oaklandとの第2戦に2番手として登板して4イニングを無失点で切り抜け、Royalsが1点差を追いGreinkeに225勝目がつきそうな展開でしたがOakland救援陣が後半無失点で逃げ切ったのでGreinkeには勝ち負けつかず。Greinkeの投球をライブで見るのはこれが最後になる可能性は高いです。
そういう最弱2番手Royalsを迎え撃つ最弱Athleticsは目をそらしたくなるような空っぽに近いスタジアムでしたがしかしそんな試合でもガラガラのスタジアムであると承知の上でやってきてくれる観客は熱い。MLBの試合に限りませんが観客は入っていても手元の携帯ばっかり眺めている客ばっかりだったりお隣とのお喋りしかしていない最前列の客がTVに映ることはしばしばあります。試合開始にやって来ず試合終了前に去る客の多いチームもある。しかしAthleticsの3000人はそうではない。スタジアムの収容に対して6%しか入っていないのに応援に声をはり上げ相手チームや審判への容赦ないブーイングを怠らぬ。「Sell the team」のチャントも熱い。
さらに言えばビジターRoyalsファンも素晴らしい。3000人のうちたぶん200人ぐらいはRoyalsファンではなかったでしょうか。このシーズンの戦況でも元の地元のチームがやってくるなら家族を連れて応援に来ちゃう。確かに3000人の動員はあまりにも少なくメジャースポーツの採算を考えればまったくダメです。しかし空のスタジアムでも厭わずチケットを買ってやってきてくれるファンの存在は素晴らしいです。
「Sell the team」について注釈します。最後まで残ったA'sファンたちがすがるA'sのOakland残留のシナリオがチームの売却での新オーナー登場です。現オーナーはLas Vegas移転で以前から前のめりだしそれ以前から地元ファンとの関係は最悪。現オーナーから見ればどんなにカネを積まれてもこんなところに残るものかと思うだろうなあというぐらい嫌われている。
一方地元Oakland市はA'sの残留に向けて臨海地区へ最新鋭のスタジアムを建設する案を提示するなど遅まきながらも巻き返しをはかっていました。特に新スタジアム建設の資金として連邦からの予算引き出しにも成功していて、この予算はもし現オーナーがA'sを移転した場合でもOakland市にとって有効のカネ。つまりA'sが移転後に将来別のMLB球団がOaklandに参入する場合のスタジアム建設に使えるカネということだと説明されています。それも含めてOakland市側が様々な提案をしても現オーナーは話だけ聞くが塩対応。Oakland市の提案をLas Vegas側にちらつかせてLas Vegas側からより良い招致条件を引き出す道具にしているという批判がOakland市長から出たりとOakland地元と現オーナーでは関係は修復できないところまで行っているようでもあります。
ただ前述した通りLas Vegasの移転計画はかなり無理の多い危うい計画です。現オーナーはOakland残留が嫌で嫌でしかなさそうなので残留の可能性はほぼ無いに見えますが、合理的な思考をすれば決して新スタジアムを建設してのA'sのOakland残留は非現実的なオプションではないとも思えます。つまりA'sが別のオーナーの手に移ってその新オーナーが感情抜きで検討すればOakland残留を決意する可能性があるのではないかというのが「Sell the team」のチャントの意味するところです。オーナーへの嫌悪とチームへの愛を同時に叫ぶチャント。こんなに愛してくれる人たちがいるって素晴らしいなと思います。
多少赤字でもテリトリ拡大になるなら構わないと考える可能性が高そうなMLBオーナー会議がLas Vegas移転を阻止する可能性は低いように思います。来季まで球場のリース契約は残っていますが来季分の契約のキャンセル料を支払ってでも今季を最後にAthleticsがOaklandをホームにするのをやめる可能性は高い。でもLas Vegasに移って今のAthleticsファンのような熱いファンを獲得するまでには幾多の時を経る必要があるのであろうと思います。
A'sの移転先であるLas Vegasへの受入計画の危うさについては以前に書きました。そこで語られているのは苦しい数字の辻褄を合わせで計画通りに行くと本気で信じてる人がどれほどいるのかからして怪しい。それでもLas Vegas市議会はこの計画案を修正後最終的には承認して受け入れ側の態度は確定。あとはMLBのオーナー会議での議決を待つことになっています。
Athleticsに次ぐ40勝86敗の悪成績を引っ提げてKansas City Royalsが@Oaklandで3連戦。どちらも今季のチーム成績はもはやどうでも良い段階と言えますが、MLB最弱決定シリーズともいうべき対決で実は意外にも好試合が展開されていました。観客数は3000人、4000人と発表されておりMLB最少の数字をさらに下げる動員となっています。
MLB最弱決定シリーズに訪れた3000人の観客はしかしながら素晴らしい観客だったということを書いてみたいです。こんな最弱チームの平日の試合。ビジターも準最弱。しかしOaklandが3連勝すれば一気にゲーム差が縮まって残り1ヶ月で最弱脱出の可能性が出てきます。
当ブログを長年ご覧の方はご承知の方もあるかもしれませんが実は私は弱いチームが嫌いではないです。リーグ最弱チームとは言え良い選手はいるもの。そしてそういったチームでは活きの良い若手選手に機会が多く与えられるものです。なのでNBAでもMLBでもEPLでもリーグ下位のチームの試合でも割と見ちゃったりしてます。かと言って特筆して書くべきことがないのでブログにはあまり書いてませんが。
MLBの今年だと特に意図して見たわけではないですがなぜかKansas City Royalsの試合は今年何度も見てます。一昨年のホームラン王Salvador Perezが唯一の2015年のRoyals優勝シーズンからの生き残り。あんな顔をしてるので意外ですがまだ33歳。現在のRoyalsトップ選手はBobby Witt Jr. 23歳。昨年メジャーに昇格、昨年20本今年も既に25本塁打と長打力もあるバットスピードが冴える好選手です。日本目線だと7三塁打でALトップタイでShohei Ohtaniに並んでいるのが知られている選手かもしれません。たぶん知名度で言うとZack GreinkeがRoyalsで最も高い。39歳で今季1勝12敗で防御率5.34。今季後に契約も切れるので224勝の名投手でしたがさすがに来季は拾ってくれるところはないか。Royalsでデビューして各地を放浪後にRoyalsに復帰してます。良いキャリアだったんじゃないでしょうか。Oaklandとの第2戦に2番手として登板して4イニングを無失点で切り抜け、Royalsが1点差を追いGreinkeに225勝目がつきそうな展開でしたがOakland救援陣が後半無失点で逃げ切ったのでGreinkeには勝ち負けつかず。Greinkeの投球をライブで見るのはこれが最後になる可能性は高いです。
そういう最弱2番手Royalsを迎え撃つ最弱Athleticsは目をそらしたくなるような空っぽに近いスタジアムでしたがしかしそんな試合でもガラガラのスタジアムであると承知の上でやってきてくれる観客は熱い。MLBの試合に限りませんが観客は入っていても手元の携帯ばっかり眺めている客ばっかりだったりお隣とのお喋りしかしていない最前列の客がTVに映ることはしばしばあります。試合開始にやって来ず試合終了前に去る客の多いチームもある。しかしAthleticsの3000人はそうではない。スタジアムの収容に対して6%しか入っていないのに応援に声をはり上げ相手チームや審判への容赦ないブーイングを怠らぬ。「Sell the team」のチャントも熱い。
さらに言えばビジターRoyalsファンも素晴らしい。3000人のうちたぶん200人ぐらいはRoyalsファンではなかったでしょうか。このシーズンの戦況でも元の地元のチームがやってくるなら家族を連れて応援に来ちゃう。確かに3000人の動員はあまりにも少なくメジャースポーツの採算を考えればまったくダメです。しかし空のスタジアムでも厭わずチケットを買ってやってきてくれるファンの存在は素晴らしいです。
「Sell the team」について注釈します。最後まで残ったA'sファンたちがすがるA'sのOakland残留のシナリオがチームの売却での新オーナー登場です。現オーナーはLas Vegas移転で以前から前のめりだしそれ以前から地元ファンとの関係は最悪。現オーナーから見ればどんなにカネを積まれてもこんなところに残るものかと思うだろうなあというぐらい嫌われている。
一方地元Oakland市はA'sの残留に向けて臨海地区へ最新鋭のスタジアムを建設する案を提示するなど遅まきながらも巻き返しをはかっていました。特に新スタジアム建設の資金として連邦からの予算引き出しにも成功していて、この予算はもし現オーナーがA'sを移転した場合でもOakland市にとって有効のカネ。つまりA'sが移転後に将来別のMLB球団がOaklandに参入する場合のスタジアム建設に使えるカネということだと説明されています。それも含めてOakland市側が様々な提案をしても現オーナーは話だけ聞くが塩対応。Oakland市の提案をLas Vegas側にちらつかせてLas Vegas側からより良い招致条件を引き出す道具にしているという批判がOakland市長から出たりとOakland地元と現オーナーでは関係は修復できないところまで行っているようでもあります。
ただ前述した通りLas Vegasの移転計画はかなり無理の多い危うい計画です。現オーナーはOakland残留が嫌で嫌でしかなさそうなので残留の可能性はほぼ無いに見えますが、合理的な思考をすれば決して新スタジアムを建設してのA'sのOakland残留は非現実的なオプションではないとも思えます。つまりA'sが別のオーナーの手に移ってその新オーナーが感情抜きで検討すればOakland残留を決意する可能性があるのではないかというのが「Sell the team」のチャントの意味するところです。オーナーへの嫌悪とチームへの愛を同時に叫ぶチャント。こんなに愛してくれる人たちがいるって素晴らしいなと思います。
多少赤字でもテリトリ拡大になるなら構わないと考える可能性が高そうなMLBオーナー会議がLas Vegas移転を阻止する可能性は低いように思います。来季まで球場のリース契約は残っていますが来季分の契約のキャンセル料を支払ってでも今季を最後にAthleticsがOaklandをホームにするのをやめる可能性は高い。でもLas Vegasに移って今のAthleticsファンのような熱いファンを獲得するまでには幾多の時を経る必要があるのであろうと思います。