あとから教えていただいて気づきました。先日サッカーファンとおぼしき方がわざわざ当ブログにお越しいただいてご不満の様子。どうもMLSのEl Trafico戦がRose Bowlで独立記念日に開催されて82,110人の好動員を記録した試合を無視したと思われたのではないかということのようだと。ああなるほど。でもそれは大した話ではないので。
そもそもその試合に関しては元々予定されていた時期から開催が延期されていた試合で当ブログでも既に詳細を書いています。改めて付け加えて書くほどのことはなかったわけです。
リンク先の2月の記事で細かく指摘してありますがMLSの単独興行の試合としての動員記録を更新することが見込まれていた試合です。わざわざ「MLS単独の試合での最多動員記録とことわったのは、記録上はMLSには9万人以上を入れたことになっている試合が過去に複数ある」ということについても詳細を解説してあります。その記事を読んでいただければわかりますがそういう過去の黒歴史の粉飾動員記録に頼らなくても単独で大箱スタジアムで恥ずかしくない興行をやれることになったMLSの成長について肯定的に書いているわけです。以上の理由で教えていただいた日本のマスコミ記事でMLSの動員最高試合と呼んでいるのは正確ではありません。
延期しての開催時期が独立記念日に移動となったことで花火大会も追加されたし当初の7万人動員の期待を超えて8万人超の動員となったのも良かったと思います。試合は見てました。Rose Bowlは全米有数の大箱で92,000人収容が公称ですから札止めまではいってませんが立派な動員だったとは思います。
しかしながら8万人超の動員というのはMLSにとっては事件なのでしょうがアメスポ全体の特別試合の実績としてはしばしば起こることです。例えば4大プロスポーツの一角で第4位の経済規模を誇るホッケーNHLは10万人を超える動員の試合を2014年に開催したことがあります。より最近だと2020年にもNHLは85,630人動員札止めの試合をやってます。それらの大型動員試合は上位3ジャンル=NFL/MLB/NBAからかなり経済規模で離された第4位のNHLでもこれだけの動員が(特にカナダよりNHLの人気が劣るアメリカ国内で)できるという人気力量の証明になっていたしお祭り試合は楽しいなということになるわけです。
またラグビーだとAll Blacksを迎えてSoldier Fieldで61,500名動員sold outという試合が2014年にありました。
他でもすごいのがあります。Nebraska大の女子バレーボールチームが今年秋のレギュラーシーズンの試合をNebraska大の野外スタジアムで開催予定。これが発売48時間で82,900枚のチケットを売ったといいます。そのチケットの数字はフィールド上の観客席分は含んでいないとのことなので当日の動員はさらに増える可能性があります。
Nebraskaの女子バレー部はレギュラーシーズンの試合で試合平均8,200人と好動員を記録するアメリカのバレーボールチームとしては抜群の人気を誇るプログラムですが、そこがバレーボールの史上最多動員を目指して企画した特別試合に地元民が呼応するとこんな文字通り桁違いの動員数が実現してしまうんですね。バレーボールは観戦スポーツとしてはアメリカ国内での人気が低いだけにこの突出した数字のインパクトはすごいです。attendance=動員と言った場合は有料入場者数以外にスタッフなども含めるのが通例なので天候が良ければ85,000人はゆうに超えてくるはず。
しかしNebraska大の体育局のトップはそんな数字では満足していない。米女子スポーツ史上最大動員記録である1999年サッカー女子W杯決勝の90,185人@Rose Bowlの記録更新も狙えると言ってます。すごいことを考えてるバレーボールイベントがあるんですね。
しかしながらそういう試合をもってNHLファンが「NHLのアメリカでの人気が爆発中」であるとか上位ジャンルのNFL/MLB/NBAに迫っただの抜いただのと言い出すことはないわけです。差は歴然としてあるからです。どんな熱心なバレーボールファンでもこのお祭り企画の動員をもってバレーボールがメジャースポーツ入りしたとは言わない。それだけでそんな狂ったことを言う人はまったく存在しえないのです。
ところがサッカーだと頭のおかしい人が出てサッカーはアメリカで大人気だとか言い出してみたりするんですよね。なぜかそういう変なことを言い出すのはサッカー支持者ばかりが目立つのはなぜなんでしょうね。他のスポーツからはそんな話はでないのに。これは日本語だけの話ではなくて英語のやりとりでもサッカーだと外国人とおぼしき方がその手のことを書きたがる傾向があります。
想像すればNHLファンにせよバレーボールファンにせよ北米のスポーツ市場の事情を肌で知ってるので単発興行で大箱を埋める試合があったぐらいでアメスポ市場全体の序列が変わるなんていう妄想は抱かない。ところが海外のサッカーファンはどうもアメスポ市場にコンプレックスがあるのでしょうアメスポ市場全体の傾向や状況がまったく掴めていないのにアメスポ市場でサッカーがどう評価されているかを過剰に気にする面があるように思えます。その屈折した心理のせいでNHLファンやNebraskaバレーボールファンならしないような妙な独自解釈を付け加えてアメリカでもサッカーは人気が爆上げしてるはずだ、と現地で言えば頭がおかしいと思われてしまうようなことを言ってしまうんじゃないでしょうか。ひとことで言えば認知の歪みがひどい。
アメスポ市場におけるサッカーの人気の特殊性については当ブログでは過去に何度か詳述しているのでご案内しておきます。
サッカー人気の中身 ヒスパニック編
そもそもその試合に関しては元々予定されていた時期から開催が延期されていた試合で当ブログでも既に詳細を書いています。改めて付け加えて書くほどのことはなかったわけです。
リンク先の2月の記事で細かく指摘してありますがMLSの単独興行の試合としての動員記録を更新することが見込まれていた試合です。わざわざ「MLS単独の試合での最多動員記録とことわったのは、記録上はMLSには9万人以上を入れたことになっている試合が過去に複数ある」ということについても詳細を解説してあります。その記事を読んでいただければわかりますがそういう過去の黒歴史の粉飾動員記録に頼らなくても単独で大箱スタジアムで恥ずかしくない興行をやれることになったMLSの成長について肯定的に書いているわけです。以上の理由で教えていただいた日本のマスコミ記事でMLSの動員最高試合と呼んでいるのは正確ではありません。
延期しての開催時期が独立記念日に移動となったことで花火大会も追加されたし当初の7万人動員の期待を超えて8万人超の動員となったのも良かったと思います。試合は見てました。Rose Bowlは全米有数の大箱で92,000人収容が公称ですから札止めまではいってませんが立派な動員だったとは思います。
しかしながら8万人超の動員というのはMLSにとっては事件なのでしょうがアメスポ全体の特別試合の実績としてはしばしば起こることです。例えば4大プロスポーツの一角で第4位の経済規模を誇るホッケーNHLは10万人を超える動員の試合を2014年に開催したことがあります。より最近だと2020年にもNHLは85,630人動員札止めの試合をやってます。それらの大型動員試合は上位3ジャンル=NFL/MLB/NBAからかなり経済規模で離された第4位のNHLでもこれだけの動員が(特にカナダよりNHLの人気が劣るアメリカ国内で)できるという人気力量の証明になっていたしお祭り試合は楽しいなということになるわけです。
またラグビーだとAll Blacksを迎えてSoldier Fieldで61,500名動員sold outという試合が2014年にありました。
他でもすごいのがあります。Nebraska大の女子バレーボールチームが今年秋のレギュラーシーズンの試合をNebraska大の野外スタジアムで開催予定。これが発売48時間で82,900枚のチケットを売ったといいます。そのチケットの数字はフィールド上の観客席分は含んでいないとのことなので当日の動員はさらに増える可能性があります。
Nebraskaの女子バレー部はレギュラーシーズンの試合で試合平均8,200人と好動員を記録するアメリカのバレーボールチームとしては抜群の人気を誇るプログラムですが、そこがバレーボールの史上最多動員を目指して企画した特別試合に地元民が呼応するとこんな文字通り桁違いの動員数が実現してしまうんですね。バレーボールは観戦スポーツとしてはアメリカ国内での人気が低いだけにこの突出した数字のインパクトはすごいです。attendance=動員と言った場合は有料入場者数以外にスタッフなども含めるのが通例なので天候が良ければ85,000人はゆうに超えてくるはず。
しかしNebraska大の体育局のトップはそんな数字では満足していない。米女子スポーツ史上最大動員記録である1999年サッカー女子W杯決勝の90,185人@Rose Bowlの記録更新も狙えると言ってます。すごいことを考えてるバレーボールイベントがあるんですね。
しかしながらそういう試合をもってNHLファンが「NHLのアメリカでの人気が爆発中」であるとか上位ジャンルのNFL/MLB/NBAに迫っただの抜いただのと言い出すことはないわけです。差は歴然としてあるからです。どんな熱心なバレーボールファンでもこのお祭り企画の動員をもってバレーボールがメジャースポーツ入りしたとは言わない。それだけでそんな狂ったことを言う人はまったく存在しえないのです。
ところがサッカーだと頭のおかしい人が出てサッカーはアメリカで大人気だとか言い出してみたりするんですよね。なぜかそういう変なことを言い出すのはサッカー支持者ばかりが目立つのはなぜなんでしょうね。他のスポーツからはそんな話はでないのに。これは日本語だけの話ではなくて英語のやりとりでもサッカーだと外国人とおぼしき方がその手のことを書きたがる傾向があります。
想像すればNHLファンにせよバレーボールファンにせよ北米のスポーツ市場の事情を肌で知ってるので単発興行で大箱を埋める試合があったぐらいでアメスポ市場全体の序列が変わるなんていう妄想は抱かない。ところが海外のサッカーファンはどうもアメスポ市場にコンプレックスがあるのでしょうアメスポ市場全体の傾向や状況がまったく掴めていないのにアメスポ市場でサッカーがどう評価されているかを過剰に気にする面があるように思えます。その屈折した心理のせいでNHLファンやNebraskaバレーボールファンならしないような妙な独自解釈を付け加えてアメリカでもサッカーは人気が爆上げしてるはずだ、と現地で言えば頭がおかしいと思われてしまうようなことを言ってしまうんじゃないでしょうか。ひとことで言えば認知の歪みがひどい。
アメスポ市場におけるサッカーの人気の特殊性については当ブログでは過去に何度か詳述しているのでご案内しておきます。
サッカー人気の中身 ヒスパニック編
それが事実なら今ではNFLを超えているよな笑
drbcs
が
しました