男子ラクロス世界選手権が終了。決勝戦では米代表がカナダを終盤に突き放して快勝10−7。二大会連続の優勝。米代表は1人を除いてPLLなどプロの選手で構成されていましたが唯一のカレッジ選手のBrennan O'Neillが5ゴールの活躍でなぜ21歳の彼がプロの大人たちに混じって選出されたかを証明した試合となってます。大会MVPにも選ばれてます。
O'Neillはまだ1年カレッジの資格が残っているのでたぶん来季もDukeでプレーするのだと思いますが、野外プロリーグPLL(や以前のMLL)のドラフトを見ていても知ってる選手がいたことはめったにないのですが来季のそれは微弱注目なのでしょう。
試合放送中に言っていたのですがまだ今でも2026年のロス五輪にラクロスが含まれる可能性が残っているんですね。この秋に決着すると話していました。五輪の種目決定はそんな時期まで引っ張られるものだったでしょうか。
どうですかね。どなたが決定権者か存じませんが今大会を見てラクロスを五輪でやろうってなるんですかね。大会は米代表が全勝で優勝。対カナダ戦2試合と対Haudenosaunee戦以外は圧勝の連続。カナダは対米戦2敗(5-7, 7-10)で5勝2敗で準優勝。3位はHaudenosauneeですがこれはIOCに認証されたNOCを持っていないのでHaudenosauneeのままでは五輪への参加資格がない。Haudenosauneeの地域は米加にまたがる地域でIOC視点のパスポートだとカナダがアメリカまたは二重国籍のはず。よって個人は米加の代表に加われば出場可でしょう。ただそれを潔しとしない個人もいるかも。いずれにせよ今大会3位チームのHaudenosauneeチームは五輪出場はムリ。4位となったオーストラリアは上の3チームに完敗してます。5位の日本は今大会では米加と対戦なし。6位イングランドは英国として五輪参加可能。実力は米加が他の想定参加国から飛び抜けています。
地球上の配置で言えば北米x2、オセアニア、アジア、ヨーロッパと特定の大陸に偏っていないという意味では五輪採用に有利な上位の顔ぶれとは言えるのかもです。
その下の7位以下も中東イスラエル、カリブ海ジャマイカ、欧州イタリアとなかなかうまくばらけています。10位のプエルトリコはアメリカの統治領ですが五輪には独立で選手を送っているのでこれも出場資格あり。もしラクロスが五輪採用されたとしてもあまり大所帯にはならないと想像できるのでこの辺までが出場資格を得るってことでしょうか。
余談になりますが私は個人的な知り合いで(あとから思えば)Haudenosauneeの地方の出身の女性の友人がいました。彼女の話だと彼女の育った家の裏に小さな石垣があってその北はカナダ、こちら側はアメリカだったそうです。子供の頃は毎日のようにその石垣を超えて遊んでいたとのこと。その話を聞いた当時は私の側にHaudenosauneeイロコイ族についての知識がなかったので彼女の所属部族などの情報は聞いてません。米加の国境の管理がそんな風になっているところがあるのかと驚いたものです。
Haudenosauneeについて簡単に説明すると北米先住民の6つの部族の連合(当事者の言い方では連邦)でアメリカとカナダの両国から独立性を保って居住を認められている自治特別地区ということになります。Haudenosauneeは訳をすると「長い家を建てた人」の意。経済的にはたぶん米加の支援保護に頼っていることが想像されますが精神的には独立性を維持しているようです。
それが行き過ぎてラクロスでは2010年の英国開催の世界選手権にイロコイ代表(当時の呼称)の選手たちがイロコイ自治政府発行のパスポートで英国に入国しようとして英国政府に拒否をされて不参加になるという騒ぎを起こしています。
Haudenosauneeが国家から独立して世界選手権に参加が認められているのはラクロスという競技自体が北米先住民のスポーツから発達したという点に由来します。2大会前まではイロコイの名で大会参加。
O'Neillはまだ1年カレッジの資格が残っているのでたぶん来季もDukeでプレーするのだと思いますが、野外プロリーグPLL(や以前のMLL)のドラフトを見ていても知ってる選手がいたことはめったにないのですが来季のそれは微弱注目なのでしょう。
試合放送中に言っていたのですがまだ今でも2026年のロス五輪にラクロスが含まれる可能性が残っているんですね。この秋に決着すると話していました。五輪の種目決定はそんな時期まで引っ張られるものだったでしょうか。
どうですかね。どなたが決定権者か存じませんが今大会を見てラクロスを五輪でやろうってなるんですかね。大会は米代表が全勝で優勝。対カナダ戦2試合と対Haudenosaunee戦以外は圧勝の連続。カナダは対米戦2敗(5-7, 7-10)で5勝2敗で準優勝。3位はHaudenosauneeですがこれはIOCに認証されたNOCを持っていないのでHaudenosauneeのままでは五輪への参加資格がない。Haudenosauneeの地域は米加にまたがる地域でIOC視点のパスポートだとカナダがアメリカまたは二重国籍のはず。よって個人は米加の代表に加われば出場可でしょう。ただそれを潔しとしない個人もいるかも。いずれにせよ今大会3位チームのHaudenosauneeチームは五輪出場はムリ。4位となったオーストラリアは上の3チームに完敗してます。5位の日本は今大会では米加と対戦なし。6位イングランドは英国として五輪参加可能。実力は米加が他の想定参加国から飛び抜けています。
地球上の配置で言えば北米x2、オセアニア、アジア、ヨーロッパと特定の大陸に偏っていないという意味では五輪採用に有利な上位の顔ぶれとは言えるのかもです。
その下の7位以下も中東イスラエル、カリブ海ジャマイカ、欧州イタリアとなかなかうまくばらけています。10位のプエルトリコはアメリカの統治領ですが五輪には独立で選手を送っているのでこれも出場資格あり。もしラクロスが五輪採用されたとしてもあまり大所帯にはならないと想像できるのでこの辺までが出場資格を得るってことでしょうか。
余談になりますが私は個人的な知り合いで(あとから思えば)Haudenosauneeの地方の出身の女性の友人がいました。彼女の話だと彼女の育った家の裏に小さな石垣があってその北はカナダ、こちら側はアメリカだったそうです。子供の頃は毎日のようにその石垣を超えて遊んでいたとのこと。その話を聞いた当時は私の側にHaudenosauneeイロコイ族についての知識がなかったので彼女の所属部族などの情報は聞いてません。米加の国境の管理がそんな風になっているところがあるのかと驚いたものです。
Haudenosauneeについて簡単に説明すると北米先住民の6つの部族の連合(当事者の言い方では連邦)でアメリカとカナダの両国から独立性を保って居住を認められている自治特別地区ということになります。Haudenosauneeは訳をすると「長い家を建てた人」の意。経済的にはたぶん米加の支援保護に頼っていることが想像されますが精神的には独立性を維持しているようです。
それが行き過ぎてラクロスでは2010年の英国開催の世界選手権にイロコイ代表(当時の呼称)の選手たちがイロコイ自治政府発行のパスポートで英国に入国しようとして英国政府に拒否をされて不参加になるという騒ぎを起こしています。
Haudenosauneeが国家から独立して世界選手権に参加が認められているのはラクロスという競技自体が北米先住民のスポーツから発達したという点に由来します。2大会前まではイロコイの名で大会参加。