試合開始から圧倒して攻めまくった米代表がイランを1−0で下してW杯B組を突破。ノックアウトラウンドの初戦はA組1位のオランダと。米代表が勝利を挙げたのは6試合ぶり。

前半38分にゴールを決めたChristian Pulisicは前半だけで退いてます。ゴールした際に相手GKと接触、脇腹を痛めた様子でした。起き上がってくるまでも時間がかかり10人の時間が5分ぐらいあったでしょうか。その後も米代表は攻めながらゴール直前で自分で打たずに横パスにこだわるところなんてもったいない、実に米代表らしいシーンもありました。若いんだから果敢に行って欲しいです。

試合は米代表が一方的に攻めまくる前半。追うイランが後半はさすがにボールを持つ時間が増えていきましたが決定機は乏しく、イランの選手たちがコロコロころがるシーンが目立ちあれでは主審もファールを与えにくいのでは。どうしても点が欲しい割にはチーム全体が攻め上がれない。根本的にイランはほぼすべてで精度が低くてこれでどうやってイングランド戦で2ゴールを獲ったのかが知りたいぐらいですね（見てない）。

前半から運動量がすごかったSergiño DestにMOMはあげるべき。次戦のオランダ戦はDestにとってはもうひとつの母国相手となります。
試合開始時刻は土曜日の東部時間で9AMから。ノックアウトラウンドは延長戦がありうるので9AM試合開始じゃないとカレッジフットボールの放送の時間帯にかかってしまうのでFOX的には正しいのでしょう。

Pulisicが肋骨をやったとしてPulisic抜きで米代表に次戦で十分なオフェンス力が残っているのか。前述の通りGiovanni Reynaの欠場も続いていますし、今日の終盤に入ってからJosh Sargentも足首をひねって退場。

他ではキャプテンのTyler Adamsは序盤からなにやらずっと苛立っていて前半終盤にイエローカードも貰ってました。今大会初出場となったCBのCameron Carter-Vickersに向かって何度か吠えてましたからなにか位置取りか前へのフィードに不満だったのでしょう。あの様子だとCarter-Vickersは次戦は先発はないか。今日はほとんどバックラインが圧力を受ける場面がなかったのでほとんど顕在化した問題はありませんでしたが。

なにはともあれなんらの盤外戦などもなく終わったことで安堵ですね。イランの応援団が何度も抜かれていましたが女性はなんのかんのとヒジャブその他で頭を隠している方が多かったように見えました。まあ現地観戦できるような方は経済的に余裕のある方たちで、よって現体制側に近い信条立場の人が多めになるのは自然か。