昨夜行われたラグビーW杯予選、米州からの2カ国目の枠を争うH&Aの第1戦。米代表がアウェイで南米チリと対戦した試合は終始接戦のままで22−21で米代表が勝ち。次戦は7月16日に米代表のホームで。2試合合計得点で競う方式ですので1点差での第2戦突入は、ほぼ次週の第2戦での一発勝負で勝者を決めるのに近い形になりました。
試合の様子からすると米代表が優勢、次戦でのホームでの突破は有望と思えました。大雨とぐちゃぐちゃの地面という戦術が限られる状況下で体格の差を利しての戦いになってます。
ところで特筆すべきこととしてこの第1戦、チリで19,000人の観衆を集めていることです。ラグビーでW杯に出場したことのないチリでそんなに観客が入るのかというのは驚きであります。それも土砂降りの観客にとっても悪コンディションの下でもキックオフ前から最後の時間切れまで熱く応援してくれる19,000人です。
米代表はW杯の常連。W杯に行くとほぼ全敗に近い成績ばかりですが。W杯常連だけれども米国内でのラグビー代表の集客力は弱い。第2戦の会場となるデンバー市近郊のInfinity Parkでは昨年2021年に対カナダ、対ウルグアイとのW杯予選が開催されていますが集客状況はいずれも2000人。適当に端折っているのでしょうから現実の動員は2000人以下だったのでしょう。昨日の@チリ戦に向けた前週の壮行試合があり、そちらは公式発表によれば3200人の動員。場所はテキサス州Houstonで。
来週の対チリ戦は崖っぷちの決戦なのでもう少し集まって欲しいかなと思ったりもしますが、チリが集めた19,000人には遠く及ばないことは確実です。会場となるInfinity Parkの席数上限は5,000席。
アメスポの集客数情報に慣れていると麻痺してしまうところがありますが、ラグビーで19,000人、それもラグビーの伝統のない国でのその数字は立派としか言いようがない。米国内でもAll Blacksなどを迎え撃てばそれ以上の動員の数字は出ますがそれはAll Blacksを生で見られるレアな機会だからだし、All Blacksと一緒に訪米する熱心な彼の地からの熱烈なファンも含めての数字です。ラグビー米代表を見たい応援したいという動機での動員は上にも示した通りで2-3000と少ないです。
アメスポ全体のスケジュールの都合上、夏の暑い時期にラグビーをやる羽目になるのもあって米代表のホームを高地のデンバーに定めたのは悪くないとは思いますが、これから2031年のラグビーW杯自国開催へ向けて米国内でのラグビーの露出を上げていかなくていけない。露出戦略としてはいつまでも高地に籠もっているわけにもいかなくなるという局面もありそうです。
今回のW杯予選のサイクルで米州からは既に南米ウルグアイが予選を突破してます。他に米州からはアルゼンチンは前大会成績でのシードで当選済み。過去米州予選からはカナダと米代表がほぼ常時W杯に進んでいたのが、今サイクルはカナダは敗退決定済み。米代表も初出場を目指すチリと互角の戦いを迫られている。これって南米でラグビーの人気と実力が高まっているのが今サイクルに一気に吹き出した結果ってことになりそうです。ラグビー新興国として世界のトップに食い込んだ隣国アルゼンチンからの影響なんでしょうが、それにしても一度に二カ国も実力がアップ、さらに人気の後押し付きというのは大変な勢いなのかなと感心します。南米大会の戦績を見るとウルグアイとチリが安定して強く、その次になるとブラジルのようです。
試合の様子からすると米代表が優勢、次戦でのホームでの突破は有望と思えました。大雨とぐちゃぐちゃの地面という戦術が限られる状況下で体格の差を利しての戦いになってます。
ところで特筆すべきこととしてこの第1戦、チリで19,000人の観衆を集めていることです。ラグビーでW杯に出場したことのないチリでそんなに観客が入るのかというのは驚きであります。それも土砂降りの観客にとっても悪コンディションの下でもキックオフ前から最後の時間切れまで熱く応援してくれる19,000人です。
米代表はW杯の常連。W杯に行くとほぼ全敗に近い成績ばかりですが。W杯常連だけれども米国内でのラグビー代表の集客力は弱い。第2戦の会場となるデンバー市近郊のInfinity Parkでは昨年2021年に対カナダ、対ウルグアイとのW杯予選が開催されていますが集客状況はいずれも2000人。適当に端折っているのでしょうから現実の動員は2000人以下だったのでしょう。昨日の@チリ戦に向けた前週の壮行試合があり、そちらは公式発表によれば3200人の動員。場所はテキサス州Houstonで。
来週の対チリ戦は崖っぷちの決戦なのでもう少し集まって欲しいかなと思ったりもしますが、チリが集めた19,000人には遠く及ばないことは確実です。会場となるInfinity Parkの席数上限は5,000席。
アメスポの集客数情報に慣れていると麻痺してしまうところがありますが、ラグビーで19,000人、それもラグビーの伝統のない国でのその数字は立派としか言いようがない。米国内でもAll Blacksなどを迎え撃てばそれ以上の動員の数字は出ますがそれはAll Blacksを生で見られるレアな機会だからだし、All Blacksと一緒に訪米する熱心な彼の地からの熱烈なファンも含めての数字です。ラグビー米代表を見たい応援したいという動機での動員は上にも示した通りで2-3000と少ないです。
アメスポ全体のスケジュールの都合上、夏の暑い時期にラグビーをやる羽目になるのもあって米代表のホームを高地のデンバーに定めたのは悪くないとは思いますが、これから2031年のラグビーW杯自国開催へ向けて米国内でのラグビーの露出を上げていかなくていけない。露出戦略としてはいつまでも高地に籠もっているわけにもいかなくなるという局面もありそうです。
今回のW杯予選のサイクルで米州からは既に南米ウルグアイが予選を突破してます。他に米州からはアルゼンチンは前大会成績でのシードで当選済み。過去米州予選からはカナダと米代表がほぼ常時W杯に進んでいたのが、今サイクルはカナダは敗退決定済み。米代表も初出場を目指すチリと互角の戦いを迫られている。これって南米でラグビーの人気と実力が高まっているのが今サイクルに一気に吹き出した結果ってことになりそうです。ラグビー新興国として世界のトップに食い込んだ隣国アルゼンチンからの影響なんでしょうが、それにしても一度に二カ国も実力がアップ、さらに人気の後押し付きというのは大変な勢いなのかなと感心します。南米大会の戦績を見るとウルグアイとチリが安定して強く、その次になるとブラジルのようです。