スポーツっていうのは結果知ってると見にくいものですね。ある種の義務感から見逃したNBA Finalsの決着戦第6戦を録画で通しで見ようと思ったのですが、我慢できず適当につまみ食いで見ました。なんでこんな大事なイベントのときに個人的事情が発生したかなと残念です。
試合当日に私が用事を済ませて帰ってきたときには既に表彰式も終わりStephen Curryが葉巻をくわえてフロアから去る少し前ぐらい。後から読んだらStephは表彰式で涙していたとか。ライブで見たかったです。録画を見る前に知りたくなかったかなという。
現代にあってこれほどライブで見ないと後悔するTVイベントってスポーツ以外ないように思います。
試合の方は皆さん既にご存知の通りで、Boston Celticsが諦めずに追いかけて1桁得点差まで迫った瞬間もありましたがGolden State Warriorsが第1Qに逆転リードをした後は終始リードを保って快勝。 Golden State Warriors 103-90 Boston Celtics。4勝2敗でGolden State Warriorsが復活優勝。
8年間で6度のFinals進出、4度目のNBA制覇。2年間の主力Klay Thompson、Stephen Curryの長期離脱と雌伏を経てコアの選手が同じままで勝ったこの優勝は格別のものであったようで、Stephenの涙、Klayの吠えっぷりは過去の3度の優勝とは意味合いの違いを感じました。前の優勝の頃の引退メンバーなどがフロアに出てきてDraymondと喜びをわかちあっている姿なども過去の優勝からの継続を感じさせるところ。Finals登場6度目にして初のFinals MVPを獲得したStephの姿はそれらの過去の優勝やFinals敗戦を経て遂にゴールにたどり着いた姿というようにも見えます。長編のWarriorsの物語の完結編かなと。(そしれそれを見逃してしまう私という運のなさに無口になってしまいそうです)
最初の優勝の頃と比較すると、純粋にシューターとしてだと当時の方が今のStephよりも良い選手でしたが、総合的には遥かに攻守で幅のある素晴らしいスーパースターに変貌したなと感心します。
4度目の優勝ということは優勝回数でLeBron JamesやShaquille O'Nealに並んだことに。コアメンバーがほぼ同じで4度目というと最強期を長く保ったTim Duncan/Manu Ginóbili/Tony ParkerのSan Antonio Spursにも並んだことに(Duncan個人は5度)。
Warriorsの選手の契約は主力は来季もほぼ全員戻ってきます。Finalsで活躍した選手で来季の契約がないのはサポメンであるKevon Looney、Gary Payton II、Otto Porter Jr。この3人だとPaytonジュニアが再契約の優先対象か。他ではAndrew WigginsとJordan Pooleが来季が契約最終年になりますから契約延長その他で動きは出るでしょうが彼らも含めて来季の主力根幹は揺るがない。ケガ明けで調子の上がらないままとなったKlay Thompsonが来季完全復調する可能性も否定できず、そうなると来季2022-23シーズンの方が今季より強い可能性があり、そうなると5度目の優勝も狙えるってことになるんですよね。勝ったばかりなので威勢のいい期待感も盛り上がっているようです。
もし優勝が同一コアで5度目というとこれは1980年代のMagic Johnson、Kareem Abul-JabberのLos Angeles Lakers以来。ファンの大半はLakersのショータイムバスケの全盛期をリアルタイムでは知らないわけですから人生で初のスーパー王朝チームを目撃することになるわけです。(Michael JordanとBullsの3+3の6度優勝は前後期Pippenだけが一緒でしたから該当かどうか微妙か)
個人でもっと最近に同一チームでリングを5個持っているというとKobe Bryantになります。(他にはWarriorsのHC Steve Kerrなんかも持ってますが=Bulls後期3連覇+Spursで2度、複数チームにまたがる)
Magic、Jordan、Kobeといった辺りとの比較になってくるとStephen CurryのNBA歴史上での評価も史上トップ10、史上トップ5などを伺うことになってくるのか。
敗戦したCelticsにも一言。Finalsの結果を見れば第1戦に圧勝したときの50%を超える3ポイントシュート成功率は再現できず、その後は1勝4敗。4敗ではいずれも100点に到達することもできず。外から入らないときのオフェンスのオプションが限られました。
東プレーオフで東の強豪を次々と苦しめてきた圧倒的なディフェンスでの冴えはFinalsでは見せられなかった。Steph以外のWarriorsの貢献者が試合ごとに変わってCelticsからすればディフェンスでの的は絞りにくい面はあったでしょうが。根本的にはRobert Williams IIIがいる時間帯以外のスモールラインナップ同士の戦いではWarriorsに及ばなかったって言う評価にもなりましょう。逆に言えばWilliams IIIのディフェンスは効いていたし、Al Horfordと2人揃うと高さでWarriorsの攻撃をかなりの面で嫌がらせることはできたんですが、それが勝ちにつながらず。
HorfordはCelticsに帰ってこれて良かったなあと。36歳にしてFinalsにも到達できたわけですし存在感もFinalsまでありました。良い選手なんですがもったいない最後になったようにも思います。一応来季の契約もありますが未保証。
レギュラーシーズン後半から継続してCelticsがディフェンスで猛威を奮ったプレーオフ。プレーオフ序盤には予想として「Boston Celtics x Phoenix SunsのFianlsでCeltics優勝」と書きました。Suns相手なら勝っていたんじゃないかなあ、相手が悪かったという気がします。
Jayson Tatumは今年のプレーオフの奮戦活躍で今後また一皮むけるのか。まだ24歳というところが恐ろしい。Celticsのチーム事情からするとTatumを中型契約で確保しているあと3シーズンのうちに優勝したい。今季の主力は全員来季も戻ってくるので大きな戦力ダウンはないものの、上述の通りFianlsで敵わなかったWarriorsもほぼ同じ戦力で戻ってくるのもわかっているため、なんらかのチームのテコ入れがしたいところ。どう動くか。キャップスペースも乏しいので未保証のHorfordを切ったり主力の誰かをトレードに出して補強に動くという可能性があるのかないのか。Wigginsに威力を封じられたTatumが再びFianlsで顔を合わせたときにどうなるのかを考えると強力なセカンドオプションは欲しいところですが、そんな都合の良い選手なんてなかなかいないですよね。
試合当日に私が用事を済ませて帰ってきたときには既に表彰式も終わりStephen Curryが葉巻をくわえてフロアから去る少し前ぐらい。後から読んだらStephは表彰式で涙していたとか。ライブで見たかったです。録画を見る前に知りたくなかったかなという。
現代にあってこれほどライブで見ないと後悔するTVイベントってスポーツ以外ないように思います。
試合の方は皆さん既にご存知の通りで、Boston Celticsが諦めずに追いかけて1桁得点差まで迫った瞬間もありましたがGolden State Warriorsが第1Qに逆転リードをした後は終始リードを保って快勝。 Golden State Warriors 103-90 Boston Celtics。4勝2敗でGolden State Warriorsが復活優勝。
8年間で6度のFinals進出、4度目のNBA制覇。2年間の主力Klay Thompson、Stephen Curryの長期離脱と雌伏を経てコアの選手が同じままで勝ったこの優勝は格別のものであったようで、Stephenの涙、Klayの吠えっぷりは過去の3度の優勝とは意味合いの違いを感じました。前の優勝の頃の引退メンバーなどがフロアに出てきてDraymondと喜びをわかちあっている姿なども過去の優勝からの継続を感じさせるところ。Finals登場6度目にして初のFinals MVPを獲得したStephの姿はそれらの過去の優勝やFinals敗戦を経て遂にゴールにたどり着いた姿というようにも見えます。長編のWarriorsの物語の完結編かなと。(そしれそれを見逃してしまう私という運のなさに無口になってしまいそうです)
最初の優勝の頃と比較すると、純粋にシューターとしてだと当時の方が今のStephよりも良い選手でしたが、総合的には遥かに攻守で幅のある素晴らしいスーパースターに変貌したなと感心します。
4度目の優勝ということは優勝回数でLeBron JamesやShaquille O'Nealに並んだことに。コアメンバーがほぼ同じで4度目というと最強期を長く保ったTim Duncan/Manu Ginóbili/Tony ParkerのSan Antonio Spursにも並んだことに(Duncan個人は5度)。
Warriorsの選手の契約は主力は来季もほぼ全員戻ってきます。Finalsで活躍した選手で来季の契約がないのはサポメンであるKevon Looney、Gary Payton II、Otto Porter Jr。この3人だとPaytonジュニアが再契約の優先対象か。他ではAndrew WigginsとJordan Pooleが来季が契約最終年になりますから契約延長その他で動きは出るでしょうが彼らも含めて来季の主力根幹は揺るがない。ケガ明けで調子の上がらないままとなったKlay Thompsonが来季完全復調する可能性も否定できず、そうなると来季2022-23シーズンの方が今季より強い可能性があり、そうなると5度目の優勝も狙えるってことになるんですよね。勝ったばかりなので威勢のいい期待感も盛り上がっているようです。
もし優勝が同一コアで5度目というとこれは1980年代のMagic Johnson、Kareem Abul-JabberのLos Angeles Lakers以来。ファンの大半はLakersのショータイムバスケの全盛期をリアルタイムでは知らないわけですから人生で初のスーパー王朝チームを目撃することになるわけです。(Michael JordanとBullsの3+3の6度優勝は前後期Pippenだけが一緒でしたから該当かどうか微妙か)
個人でもっと最近に同一チームでリングを5個持っているというとKobe Bryantになります。(他にはWarriorsのHC Steve Kerrなんかも持ってますが=Bulls後期3連覇+Spursで2度、複数チームにまたがる)
Magic、Jordan、Kobeといった辺りとの比較になってくるとStephen CurryのNBA歴史上での評価も史上トップ10、史上トップ5などを伺うことになってくるのか。
敗戦したCelticsにも一言。Finalsの結果を見れば第1戦に圧勝したときの50%を超える3ポイントシュート成功率は再現できず、その後は1勝4敗。4敗ではいずれも100点に到達することもできず。外から入らないときのオフェンスのオプションが限られました。
東プレーオフで東の強豪を次々と苦しめてきた圧倒的なディフェンスでの冴えはFinalsでは見せられなかった。Steph以外のWarriorsの貢献者が試合ごとに変わってCelticsからすればディフェンスでの的は絞りにくい面はあったでしょうが。根本的にはRobert Williams IIIがいる時間帯以外のスモールラインナップ同士の戦いではWarriorsに及ばなかったって言う評価にもなりましょう。逆に言えばWilliams IIIのディフェンスは効いていたし、Al Horfordと2人揃うと高さでWarriorsの攻撃をかなりの面で嫌がらせることはできたんですが、それが勝ちにつながらず。
HorfordはCelticsに帰ってこれて良かったなあと。36歳にしてFinalsにも到達できたわけですし存在感もFinalsまでありました。良い選手なんですがもったいない最後になったようにも思います。一応来季の契約もありますが未保証。
レギュラーシーズン後半から継続してCelticsがディフェンスで猛威を奮ったプレーオフ。プレーオフ序盤には予想として「Boston Celtics x Phoenix SunsのFianlsでCeltics優勝」と書きました。Suns相手なら勝っていたんじゃないかなあ、相手が悪かったという気がします。
Jayson Tatumは今年のプレーオフの奮戦活躍で今後また一皮むけるのか。まだ24歳というところが恐ろしい。Celticsのチーム事情からするとTatumを中型契約で確保しているあと3シーズンのうちに優勝したい。今季の主力は全員来季も戻ってくるので大きな戦力ダウンはないものの、上述の通りFianlsで敵わなかったWarriorsもほぼ同じ戦力で戻ってくるのもわかっているため、なんらかのチームのテコ入れがしたいところ。どう動くか。キャップスペースも乏しいので未保証のHorfordを切ったり主力の誰かをトレードに出して補強に動くという可能性があるのかないのか。Wigginsに威力を封じられたTatumが再びFianlsで顔を合わせたときにどうなるのかを考えると強力なセカンドオプションは欲しいところですが、そんな都合の良い選手なんてなかなかいないですよね。
私も本当は一日休みをとってじっくり観たかったんですが、どうしても午前しか休みを取れず、なんとか試合は観きれましたが、優勝の瞬間辺りはスーツに着替えながらでしたし、表彰式は当然カット。
その日の夜に表彰式は見返しましたが、不完全燃焼感ありますね。仰る通りでスポーツはやっぱりライブが一番です。
drbcs
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