さてBig XIIの二強を強奪、ACCからClemson+αを引き抜いてSECが唯一のスーパーカンファレンス化する未来について考えてきたわけです。さらにもうひとつのメジャーカンファレンスBig Tenの最強Ohio Stateと、Ohio Stateのライバル伝統校であるMichiganをもSECに引き抜くというすごいプランの可能性もささやかれているそうで、もしそれが実現したらSEC自体がカレッジフットボールのメジャーそのものになってしまうってことになります。
さてそこにBig Ten、Ohio State、そしてRose Bowlの共同体が乗るかのらないか、という図式になろうかと思います。
そこまで考えて私が思ったのは、その図式って1990年代にBowl CoalitionやBowl Allianceがカレッジフットボール界改革を目指していた頃の図式とそっくりじゃないか、ということです。
今となってはBowl AllianceもBowl Coalitionも語られることがなくなった過去の遺物なのですが、その後に2校制のカレッジフットボールプレーオフとして長年存続したBowl Championship Series(BCS)の前身、当時としては画期的なポストシーズンの仕組みでした。
Bowl Coalitionが成立したのは1992-93シーズン。それまでカレッジのポストシーズンは各種ボウルへどのカンファレンスからチームが派遣されるか固定の仕組みだったのを、改革したものです。当初の参加カンファレンスはSEC、ACC、SWC、Big East、Big 8。並んでいる名前からして前時代です。独立校のNotre Dameも参加。これがOrange Bowl、Sugar Bowl、Cotton Bowl、Fiesta Bowlの4ボウルで戦うというもの。
それがさらに改革されたのがBowl Allianceで1995-96シーズンから3年間にわたって存在しました。Bowl Coalitionとの違いはボウルとカンファレンスの繋がりをさらに弱めて、参加カンファレンスのうちの最強2校が対戦する全米優勝戦を開催する仕組みにしたことです。Bowl Coalitionのときはまだホスト校は伝統的にそのボウルに出場していたカンファレンスからでしたし、それまでは全米優勝戦というものは存在していなかった。
尚このときにCotton Bowlが施設の老朽化を理由に脱落させられて、Orange/Sugar/Fiestaの3ボウル態勢になったのでした。参加カンファレンスはBowl Coalitionと基本的に同じですが、SWCとBig 8が改変統合されてBig XIIとなっています。
Bowl Allianceの一応の成功があって、その後BCSへと時代は進むわけです。BCSとなる時点でBig TenとPac-10がやっとBowl Allianceと歩調を合わせて完全な形での全米優勝戦を実現することができるようになった、というのが歴史です。
なぜこの歴史を持ち出してきたかというと、もしSECがTexas/Oklahoma/Clemsonを吸収してしまった場合、いま議論しているカレッジフットボール界がSECとBig Ten+Pac-12という二極分化になる。その未来ってBowl CoalitionやBowl Allianceの頃と図式が同じじゃないか?ということに思い至ったからです。
違いは当時は「Big Ten+Pac-10/12+Rose Bowl」側が老舗メジャーで、Bowl Coalition/Bowl Alliance側が新興の改革側だったことがひとつ。そしてBowl Coalition/Bowl Alliance側が学校数の面では多数を形成していたことがもうひとつ。そしてもうひとつの違いはBowl Coalition/Bowl Allianceは多数の権利者がいたのに対して、今回はSECの下に強豪校が集結することで権利関係がSECに一本化されていて早く強い動きが可能という点が違ってくるはずです。NCAAも、Division I FBSという枠組みも押しのけた唯我独尊なスーパーカンファレンスが誕生するという点が違う。
そんな唯我独尊な存在に、同じく唯我独尊な行動基準を持つOhio Stateフットボールがどう対応するのかはかなりの見ものな気がします。肥大したエゴとエゴのぶつかり合いの中から、BCSが誕生したときのような協調は生まれうるのか。それともOhio State陣営が最後の砦として巨大戦力SECに立ち向かうのか。立ち向かうとしてどんな手があるのか。
前項ではTexasのBig Tenへの勧誘という手をひとつ提案したわけです。しかしもしここを突破された場合にどうなるか。Texas/OklahomaのSEC移籍が決まった後にOhio State側が打つ手はあるのか。
可能性としてはSECが肥大化するときに独占禁止法違反を持ち出してClemsonの吸収を阻止するというのが大技としてあるかもしれません。ものすごく大雑把に言うと、米国の連邦裁判所はある市場の50%以上のセールスを占めるような合併を認めない可能性があります。詳細な数字は知りませんが、拡張したSECの市場占有率が売上ベースで50%を超える可能性はありそうですから、この戦術は可能かも。
別の見方をするとTexas/Oklahoma/Clemson/Florida State/Ohio State/Michiganを加えた20校態勢のSECはほぼ確実にカレッジフットボールのモノポリーに該当しそうで、実現不可能かもしれないなあとも思います。数字を確かめないまま喋っているのでどれぐらい当たっているかはわからないですし、参照すべき前例がどれほどあるかわからないですが、その可能性は指摘しておいて良いと思います。
さてそこにBig Ten、Ohio State、そしてRose Bowlの共同体が乗るかのらないか、という図式になろうかと思います。
そこまで考えて私が思ったのは、その図式って1990年代にBowl CoalitionやBowl Allianceがカレッジフットボール界改革を目指していた頃の図式とそっくりじゃないか、ということです。
今となってはBowl AllianceもBowl Coalitionも語られることがなくなった過去の遺物なのですが、その後に2校制のカレッジフットボールプレーオフとして長年存続したBowl Championship Series(BCS)の前身、当時としては画期的なポストシーズンの仕組みでした。
Bowl Coalitionが成立したのは1992-93シーズン。それまでカレッジのポストシーズンは各種ボウルへどのカンファレンスからチームが派遣されるか固定の仕組みだったのを、改革したものです。当初の参加カンファレンスはSEC、ACC、SWC、Big East、Big 8。並んでいる名前からして前時代です。独立校のNotre Dameも参加。これがOrange Bowl、Sugar Bowl、Cotton Bowl、Fiesta Bowlの4ボウルで戦うというもの。
それがさらに改革されたのがBowl Allianceで1995-96シーズンから3年間にわたって存在しました。Bowl Coalitionとの違いはボウルとカンファレンスの繋がりをさらに弱めて、参加カンファレンスのうちの最強2校が対戦する全米優勝戦を開催する仕組みにしたことです。Bowl Coalitionのときはまだホスト校は伝統的にそのボウルに出場していたカンファレンスからでしたし、それまでは全米優勝戦というものは存在していなかった。
尚このときにCotton Bowlが施設の老朽化を理由に脱落させられて、Orange/Sugar/Fiestaの3ボウル態勢になったのでした。参加カンファレンスはBowl Coalitionと基本的に同じですが、SWCとBig 8が改変統合されてBig XIIとなっています。
Bowl Allianceの一応の成功があって、その後BCSへと時代は進むわけです。BCSとなる時点でBig TenとPac-10がやっとBowl Allianceと歩調を合わせて完全な形での全米優勝戦を実現することができるようになった、というのが歴史です。
なぜこの歴史を持ち出してきたかというと、もしSECがTexas/Oklahoma/Clemsonを吸収してしまった場合、いま議論しているカレッジフットボール界がSECとBig Ten+Pac-12という二極分化になる。その未来ってBowl CoalitionやBowl Allianceの頃と図式が同じじゃないか?ということに思い至ったからです。
違いは当時は「Big Ten+Pac-10/12+Rose Bowl」側が老舗メジャーで、Bowl Coalition/Bowl Alliance側が新興の改革側だったことがひとつ。そしてBowl Coalition/Bowl Alliance側が学校数の面では多数を形成していたことがもうひとつ。そしてもうひとつの違いはBowl Coalition/Bowl Allianceは多数の権利者がいたのに対して、今回はSECの下に強豪校が集結することで権利関係がSECに一本化されていて早く強い動きが可能という点が違ってくるはずです。NCAAも、Division I FBSという枠組みも押しのけた唯我独尊なスーパーカンファレンスが誕生するという点が違う。
そんな唯我独尊な存在に、同じく唯我独尊な行動基準を持つOhio Stateフットボールがどう対応するのかはかなりの見ものな気がします。肥大したエゴとエゴのぶつかり合いの中から、BCSが誕生したときのような協調は生まれうるのか。それともOhio State陣営が最後の砦として巨大戦力SECに立ち向かうのか。立ち向かうとしてどんな手があるのか。
前項ではTexasのBig Tenへの勧誘という手をひとつ提案したわけです。しかしもしここを突破された場合にどうなるか。Texas/OklahomaのSEC移籍が決まった後にOhio State側が打つ手はあるのか。
可能性としてはSECが肥大化するときに独占禁止法違反を持ち出してClemsonの吸収を阻止するというのが大技としてあるかもしれません。ものすごく大雑把に言うと、米国の連邦裁判所はある市場の50%以上のセールスを占めるような合併を認めない可能性があります。詳細な数字は知りませんが、拡張したSECの市場占有率が売上ベースで50%を超える可能性はありそうですから、この戦術は可能かも。
別の見方をするとTexas/Oklahoma/Clemson/Florida State/Ohio State/Michiganを加えた20校態勢のSECはほぼ確実にカレッジフットボールのモノポリーに該当しそうで、実現不可能かもしれないなあとも思います。数字を確かめないまま喋っているのでどれぐらい当たっているかはわからないですし、参照すべき前例がどれほどあるかわからないですが、その可能性は指摘しておいて良いと思います。