今日7月1日からカレッジアスリートが自身のname, image, and likeness (NIL) = 名前、映像、似姿を売って利益を受けることが合法的に可能になっています。なんでも7月1日の深夜0時になった瞬間にそのNILの契約を結んだ学生アスリートの双子の女性がいたそうで、早くも話題になってます。The Cavinder Twinsです。Fresno State大所属のバスケ選手です。いきなり宣伝写真にも登場。

彼女たちはもともとソーシャルメディアで多くのフォロワーを持っていた白人ブロンドの美形バスケ選手。合法となって1秒後にはかなりの額を稼いでしまった(契約額は未公表)ようです。おもしろいです。

彼女たちはアスリートだから、ではなく既にSNS上の有名人だったからが主な理由でこの契約を得てるわけでしょう。でももっと根本的にはカワイイから、ですよね。

NILが当初話題になったときはカレッジフットボールやバスケのスター選手たちがその恩恵を受けるものと想像されて議論されていたと思うんですけど、現実はこの子たちが第一号の受益者になったと。冷静に考えればこの事態は想像されるべきだったのかもしれませんが、事前に議論されていたとは言えないです。主にスポーツマスメディアがNILについては報じていたためアスリートがその受益者として想定されていて、こういう子たちが出てくるというのは盲点になっていたということなんでしょう。

これ、どうなんですかね。カレッジ女子バスケって人種で言うと大半は黒人選手なんですが、いきなりブロンドの美女選手が高額契約を勝ち取る。ここから先、黒人選手たちがどういう契約を得ていけるのか知りませんが、結局見た目かよ!という阿鼻叫喚の事態になっていく可能性があります。

人間見た目じゃない!という建前があるわけですけど、現実はそうじゃないというのを露骨に見せられて、どうなっていくんですかね。男子の方はスポーツ自体が露出力があるので成績や所属校のネームバリュー・ファンの熱さ厚さなどの要素がお金と比例する可能性が高い。ビデオゲームのパッケージとか、ジャージとか。
でも女子の方はそうならない可能性がまずドーンと示されてスタートです。