ひどいことになりました。最大26点差のリードを付けて完勝モードだったPhiladelphia 76ersがホームで第3Q終盤から崩壊。Atlanta Hawksの猛反撃を受けて防戦一方、策もないままの大逆転負けでプレーオフ二回戦の第5戦を落としています。これでAtlanta Hawksの3勝2敗でAtlantaのホームでの第6戦へ。これは負け方がひどい。

76ersはエースJoel Embiidがケガで本調子ではないにしても、20点差以上があれよという間に消えてなくなるのはまずい。流れがHawksに傾きかかってからのオフェンス面でもディフェンス面でもストッパーがいないまま。12点差ぐらいで第4Qの途中まではなんとかリードを保っていたのが、一桁差になったらあとはもうその流れのまま逆転を食いました。その時間帯にEmbiidやSimmonsがフリースローを続けざまに外しまくるなど、なんともならない状態。

最後25秒ほど残りでHawks3点リードのポゼションも、いったいどんなデザインプレーを最後のタイムアウトを使ってしようとしていたのかさっぱりわからない無意味なボール回しの末、2点ショットを打ってハズレ→Embiidのフリースロー→2本ともハズレとか、ここまで転落一方の終盤戦はただの1試合の負けにとどまらない激弱なエンドゲーム力と言えそうです。

3点ビハインドのタイムアウト明けは、前戦に続いてまたSimmons抜きで3ポイントシューターを揃えるしかないだろうな、SimmonsはこれじゃMaxサラリーの選手として成り立たないってことになっちゃうなあと思っていたら、なぜかSimmonsが出場している。3点差で追っているのに3ポインターが打てないSimmonsを入れてどうするんだ、速攻でもデザインプレーでやるのかなと思ったら、何も策がないように3ポイントラインの外でボールを回すだけ。何がしたいのかさっぱりわからない。時間は無駄に消費するし3ポインターも打たないし、何を相談していたのか。


それにしても今年のプレーオフは序盤や前半に片方が大量リードして、それをひっくり返されたりする試合が例年より多くないですか。