MLB Tampa Bay Raysのエース投手であるTyler Glasnowが現在MLBで問題になっている投手の禁止されている粘着物質の取締強化のせいでケガをしたと発言。過去50年に渡ってどんな投手だって何か使っていたはずで今になって我々を悪者に仕立てて非難して罰則を与えるというMLBのやり方はおかしいと反論告発しています。
いよいよ議論が核心に迫ってきたというところでしょう。Glasnowの言い分によればMLBの供給するボールの質はばらつきが大きく、投手はなんらかの対策をとらないと安定した投球ができないのだとも主張しています。
この問題が浮上して以来、一番目立つところではLos Angeles DodgersのTrevor Bauerの直近2度の先発試合でのボールのスピン速度がガタ落ちになっているそうです。近年このボールのスピン速度は速球の伸びや変化球の曲がり方に直結する重要な観察ポイントとなっています。これはStatcastが導入されて以降の傾向です。
スピン速度をアップさせようとより性能の高い粘着物質を投手が(チームが?)求めるようになり成績を伸ばす投手が続出。三振続出、投高打低傾向に歯止めが効かなくなってきている、というのがMLB機構側の問題意識のようで、シーズン途中の今の段階で検査の強化、罰則適用の明言というMLB側の施策となってきていたわけです。
それに遂に選手側から真正面からの反論が出たという意味で今回のTyler Glasnow発言には意味があります。彼が肘内側側副靱帯に負傷を負ったのもボールの品質のばらつきを長年放置してきたMLBと、シーズン中に急に使用禁止の取締強化に乗り出した施策のデタラメさのせいだ、なぜ我々を悪者にするのだ、問題があるのはMLBの方だろうというわけです。
投高打低の是正というのはいろいろな側面がありますが、粘着物質問題が噴出したここ1ヶ月以前も打ってる打者はかなり好ペースでホームランを打ってると言える。本当に投高打低なのかは、単にバランスの問題で、それが排除すべき悪という一方的な批判は違うだろうなあとも思えます。
同時に肘を痛めるMLB投手は常に多く、毎年何人もがケガをするのは織り込み済みとすら言える。これは本当に投高打低なのか。投手は被害者なのか、それとも打者を実力以上に抑え込めてしまえるという意味で加害者なのか。どうとでも表現できる状態な気もします。
いよいよ議論が核心に迫ってきたというところでしょう。Glasnowの言い分によればMLBの供給するボールの質はばらつきが大きく、投手はなんらかの対策をとらないと安定した投球ができないのだとも主張しています。
この問題が浮上して以来、一番目立つところではLos Angeles DodgersのTrevor Bauerの直近2度の先発試合でのボールのスピン速度がガタ落ちになっているそうです。近年このボールのスピン速度は速球の伸びや変化球の曲がり方に直結する重要な観察ポイントとなっています。これはStatcastが導入されて以降の傾向です。
スピン速度をアップさせようとより性能の高い粘着物質を投手が(チームが?)求めるようになり成績を伸ばす投手が続出。三振続出、投高打低傾向に歯止めが効かなくなってきている、というのがMLB機構側の問題意識のようで、シーズン途中の今の段階で検査の強化、罰則適用の明言というMLB側の施策となってきていたわけです。
それに遂に選手側から真正面からの反論が出たという意味で今回のTyler Glasnow発言には意味があります。彼が肘内側側副靱帯に負傷を負ったのもボールの品質のばらつきを長年放置してきたMLBと、シーズン中に急に使用禁止の取締強化に乗り出した施策のデタラメさのせいだ、なぜ我々を悪者にするのだ、問題があるのはMLBの方だろうというわけです。
投高打低の是正というのはいろいろな側面がありますが、粘着物質問題が噴出したここ1ヶ月以前も打ってる打者はかなり好ペースでホームランを打ってると言える。本当に投高打低なのかは、単にバランスの問題で、それが排除すべき悪という一方的な批判は違うだろうなあとも思えます。
同時に肘を痛めるMLB投手は常に多く、毎年何人もがケガをするのは織り込み済みとすら言える。これは本当に投高打低なのか。投手は被害者なのか、それとも打者を実力以上に抑え込めてしまえるという意味で加害者なのか。どうとでも表現できる状態な気もします。
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